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加齢臭はおやじだけではない!女性が臭うのは何歳から?効果的な対策ポイント5つ

加齢臭はどんな臭い?原因と消臭対策は?

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

今回は加齢臭(口臭と体臭)についてです。

加齢臭を心配している人はたくさんおられます。加齢臭は「おやじ臭」といわれるように男性特有の臭いのように思われています。しかし、加齢臭は男性だけではなく女性からも出る臭いなのです。

男性でも、加齢臭がするようになると周囲の反応が気になるのですから、女性の場合にはなおさら気になっているかもしれませんね。

加齢臭といえば、中年のおやじだけが対象に思われています。でも、食生活の習慣や体質的な問題から、最近では若い人でも加齢臭がしていることがあるようです。

それに、男性と女性では、加齢臭が強くなる年齢にも違いがありますし、人によって臭くなる体の部位が異なります。ですから、しっかりと加齢臭対策を行うには、加齢臭について理解することが重要です。

今回の記事は、加齢臭の原因と対策方法について詳しくご紹介します。ぜひご参考にしてください。

加齢臭はどんな臭い

「加齢臭はどんな臭いがする?」

でも、枕は臭いし、爪で首の後ろを掻いたあとニオイを嗅ぐと「懐かしいニオイ」がするし。
子供の頃に嗅いだオヤジの加齢臭のニオイと同じです。
だからといって、オヤジ臭かったら、、、妻からは蔑まれ、娘からも避けられます。

引用:加齢臭と口臭には似てる点がある? 

その前に、人は他人の臭いに敏感ですが、自身の臭いに鈍感な生き物です。どういうことかというと、嗅覚は慣れてしまうとニオイを判断できなくなるのです。

ですから、自分から加齢臭が出ているか分からないのが普通。そのため、周囲からは「あの人臭い!」と思われていても、当の本人は臭くないから、「自分は大丈夫。」と思っているかもしれません。

では、自分が加齢臭で臭いのかどうかを調べるには、どうすれば良いのでしょう?

臭いがしているかどうかを調べるのは簡単です。枕や着ているパジャマの襟に、鼻を付けてクンクンと嗅いでみれば一目(一嗅ぎ)瞭然です。加齢臭がしていれば臭いし、加齢臭がしていなければ臭くない。

加齢臭の臭いは…こんなニオイ

  • 古本のニオイ
  • ポマードのニオイ
  • ローソクのニオイ
  • チーズのようなニオイ
  • 腐った魚のニオイ

などのように表現されますが、要は「おじいちゃんのニオイ」です。少しイメージできたのではないでしょうか。

加齢臭はどこから臭う

加齢臭が特に目立つのは、頭の頂点と首筋です。これは、その人に近づくと分かる部位だからです。それに、枕や着ている洋服の襟を嗅げば分かるからでしょうね。

でも、加齢臭がするのは、その二つの部位からだけではありません。他の部位からも臭うので要注意です。

加齢臭がするのは…

  • 頭(頭頂部)
  • 首の後ろ
  • 顔のTゾーン
  • 胸元
  • 耳の後ろ周り
  • 背中
  • デリケートゾーン

お風呂で体を洗うときには、特にこの部位をていねいに洗うと良いでしょう。

口臭も加齢臭!?

加齢とともに口臭も強くなりやすい。臭い息を嗅いだ人からは、「オヤジ臭い」と思われているかもしれません。だから、口臭も加齢臭だと考えている人がいます。

でも、口臭は加齢臭ではありません。その理由は、口臭は若い人でも発生するからです。それに、50代、60代以上の人でも、口臭がしない人がいます。何故だと思いますか?

口臭の原因は、9割以上が虫歯や歯周病など口内疾患が原因だといわれています。ところが、歯科治療を受けられていても、舌苔(ぜったい)ができると口が苦くなり口臭がします。舌苔(ぜったい)について詳しくは、『舌苔がすぐにたまる!原因と対処について』をご参考にしてください。

また、喉に膿栓(のうせん)・膿汁(のうじゅう)ができると、喉に痰がからみ違和感を感じたり、鼻に臭いが抜けるようになるかもしれません。膿栓(臭い玉)については、『膿栓、臭い玉が簡単に取れるアルカリイオン水うがいとは?』をご参考にしてください。

そのニオイは、下水や残飯のような嫌な臭いなので、加齢臭と思ってしまうのかもしれません。

この舌苔や膿栓の原因は、唾液不足によるドライマウス(口腔乾燥)が大きく影響しているのですが、唾液不足は加齢とともになりやすいのです。ですから、口臭もまんざら加齢臭(加齢が原因の臭い)なのかもしれませんね。

口臭原因は人によって様々です。口臭原因と対策については、『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。

加齢臭の原因

加齢臭の元になっているのは、「ノネナール」というニオイ成分です。加齢臭「ノネナール」は、皮脂腺から分泌される脂肪酸「9-ヘキサデセン酸」が、過酸化脂質や皮膚常在菌によって酸化したり分解されることで発生します。

汗をかきそのままにしておくと、ばい菌が臭い成分を作ります。ですから、汗をかいたらそのままにしないで、キレイにふき取ることが大事です。

また、加齢臭「ノネナール」を作っている「パルミトオレイン酸」という脂肪酸は、加齢とともに増加するので、このことが、年齢とともに加齢臭が出る原因のようです。

引用:資生堂 加齢臭って、どんなニオイのこと?

女性の加齢臭

女性も男性と同じように加齢臭がするようになります。その理由は、「ノネナール」が出来れば加齢臭が発生するからです。でも、男性のように臭くないのは、女性はエチケットに厳しいから常に体をキレイにされているからでしょうね。

また、女性と男性では、加齢臭が強くなる年齢が異なります。早い方であれば、30代後半から加齢臭がすることもありますが、一般的には更年期を過ぎた頃から加齢臭が出やすくなります。

加齢臭の対策方法

加齢臭対策で重要なことは、汗や皮脂が分泌される場所を清潔にすることです。対策のポイントをご紹介します。

  1. シャワーや入浴で臭いがする部分を特にていねいに洗い清潔にする。
  2. 加齢臭対策のデオドラント製品を使う。
  3. 汗をかいたら、小まめに汗・油をふき取る。
  4. 小まめに下着や服を洗濯する。
  5. 毎日の食事など生活習慣を見直す。

加齢臭対策の食べ物

日頃の食べ物が加齢臭に悪影響していることをご存知でしょうか。動物性脂肪やリノール酸は体臭を強くします。ですから、加齢臭を予防するために次の食事は控えるようにしましょう。

  • 肉類
  • マヨネーズ
  • 揚げ物
  • マーガリン
  • 毎日の飲酒
  • 喫煙

反対に加齢臭予防に良い食べ物は…

  • 野菜(トマト、レンコン、にんじん、ナス、きゅうりなど)
  • 果物
  • 緑茶
  • 大豆食品(納豆、豆腐など)

臭くならないようにするためには、ビタミンCやビタミンEを積極的に摂り活性酸素を減らすことです。

加齢臭対策の石鹸

加齢臭対策で大事なのは、食べ物を選ぶこともあります。しかし、大きく効果を発揮するのは加齢臭ノネラールを洗い落とすことです。そのためには、どんな石鹸を使うかがポイントになるかと思います。

消臭効果を出すためには、普通の石鹸よりも、殺菌効果がある医薬部外品の石鹸を使う方が良いでしょう。普通の石鹸を使用するときには注意が必要です。特に、石油系の合成界面活性剤を含む洗浄力の強い石鹸を使うと、必要な皮脂まで洗いすぎてしまうかもしれません。皮脂を取り過ぎると肌が乾燥するので、かえって臭うことになるのでご注意ください。

ですから、石鹸選びでおすすめなのは、皮膚科を受診してご相談されることです。お医者さんから、あなたの肌に合った石鹸を紹介してもらえます。

加齢臭対策の香水

加齢臭は、香水で消臭することはできません。しかし、香水には嫌な臭いを和らげる効果があるのでおすすめします。でも、香水といっても、いろんな種類の香水があるので、どのニオイの香水が良いのか分からないのではないでしょうか。

香水には相性があります。加齢臭や体臭に相性が良いニオイは柑橘系の香水です。他にも、次のような香水が加齢臭に相性が良いでしょう。

  1. シトラス系香水(柑橘系)
  2. ラベンダー、ローズマリー
  3. 緑茶エキス配合
  4. ヒノキ、杉などのウッディエキス配合(森林の香り)
  5. 加齢臭専用トニック

加齢臭対策のサプリ

加齢臭は、皮脂腺から分泌された脂肪酸がばい菌などによって酸化分解されて発生します。

加齢臭「ノネナール」は、皮脂腺から分泌される脂肪酸「9-ヘキサデセン酸」が、過酸化脂質や皮膚常在菌によって酸化したり分解されることで発生します。

ですから、サプリメントを飲んでも、ニオイの元「ノネナール」を無くすことはできません。でも、サプリメントの種類によっては、ビタミンCやEの不足を補い、抗酸化作用が期待できるものもあります。

加齢臭が染みついた洗濯物を落とす方法

加齢臭「ノネナール」は衣服の繊維に染み込むと、簡単には落とせなくなります。また、繊維に付いた皮脂にばい菌が増え、衣服が黄色くなるなんてことも。それに、加齢臭「ノネラール」の臭いは空気中に広がるのでお部屋中が臭くなるかもしれません。

ですから、加齢臭対策で重要なことは、いかに洗濯物についた臭いを落とすかになります。それでは、加齢臭対策としての洗濯のポイントをご紹介します。

【洗濯のポイント】

  1. 一度着用した衣服はすぐに洗う(同じ服を何日も着ない)
  2. 複数の枕カバーを用意して、毎日洗う。
  3. パジャマもできるだけ毎日洗う。
  4. 加齢臭対策用の洗剤を使う
  5. 洗濯槽をキレイにする(洗濯槽が汚れていると、洗濯物にばい菌が付き臭くなる)
  6. 加齢臭が気になる衣服には、酸素系漂白剤で浸け置き洗いをする。

加齢臭予防まとめ

加齢臭を予防するために大切なことをまとめたのでご参考にしてください。

  1. 毎日、頭と体を洗う。特に頭髪や首筋や脇など臭いが気になる部分をていねいに洗う。
  2. 食事に気を付ける(肉類、マヨネーズ、マーガリンなどを控え、野菜や果物を多く摂る)
  3. 小まめに水を飲み、水分摂取を心掛ける。
  4. 飲酒、喫煙を控える。
  5. ていねいな口腔ケアを心掛ける。効果的な口腔ケアをするには、こちらの記事『正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは』をご参考にしてください。
  6. 毎日、適度に運動する。
  7. 香水をつける。

加齢臭を予防するには、体を健康にして酸化させないこと。そのためには、肉類やマーガリン、マヨネーズを控え、ビタミンを多く含む野菜や果物を多く食べる食生活に変えることが大切ですが、毎日運動する習慣をつけて身体を老化させないことも大事なことです。

そして、もう一つ重要なのは体を清潔にすることです。加齢臭を効果的に消臭するには、殺菌効果のある石鹸(ボディーソープ)を使うことが大事です。その上で香水も使うと良いです。

ですが、もっと効果をあげるためには、皮膚科でご相談されることをおすすめします。診察されることで、あなたに合った方法や石鹸を処方してもらえますよ。

正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

本日のブログは、わたしの口臭体験です。(2014年の記事を訂正)
以前、口臭で悩んでいた当時では決してなかったことが、今日、定期健診で歯医者さんに行って起きました。

それは、歯科衛生士さんからブラッシングをほめられたことです。

歯科衛生士「上林さん、その後お変わりはありませか?」

わたし「調子良いですよ。」

歯科衛生士「それでは、お口の中を見させていただきますね。」

歯周ポケットを中心に、一とおり口の中のチェックを終えると、驚いた声で、、、

歯科衛生士「きれいですね。良く歯みがきができていますね。

歯科衛生士の心の声(今まで汚い歯だったのにキレイになってる?何をしたのだろう?)

わたしの心の声(やった~!

(謙遜して)
わたし「いや、疲れて寝る前に歯磨きが出来ない時には、朝、奥歯の奥の歯茎がぷ~んと臭うこともあるんですよ。」

歯科衛生士「これだけ歯茎もきれいだったら、大丈夫ですよ。」

わたし「はい。臭うときには、いつもより丁寧に歯磨きをするんですが、すぐに治ってしまいます。」

歯科衛生士「今、口臭もありませんし、歯茎もきれいなので、この調子で歯みがきを続けてくださいね。

歯科衛生士さんから口臭もないと誉められてことで、つい嬉しくなって、

わたし「分かりました!」と大きな声で返事をしてしまいました。私が口臭で悩んでいた当時のことを知らない人ならこの話を聞いても、歯科衛生士さんと患者さんのよくある話なのですが、わたしにとっては奇跡の話ような出来事でした。まさか、ここまで良くなるとは想像できなかったからです。

6年ほど前(2008年)の私の口は、歯周病で前歯がグラグラと動揺し始めていました。
両側の奥歯付近の歯茎は、幾度となく腫れて出血までありました。

もちろん丁寧に歯磨きをしても、口臭がしていたらしく、わたしと話すと、相手が鼻を手で覆うしぐさで気づきました。人の態度を見る度に落ち込んでいったものです。

歯周病と口臭の悪い状態が続いてたので、歯医者さんに行っても、必ずブラッシング指導をされ、やっぱり、臭いんだ。。。」とかってに解釈し落ち込んだものです。

だから、口臭がある時は、歯医者さんに行くのが本当におっくうでした。

それが、口臭予防歯磨き粉「美息美人」に出会ってからは、歯医者さんに行くのが楽しみになったのですから不思議なものです。少し前の口臭で悩んでいた時からは、自分でも信じられないことです。そして、歯がキレイになる、口臭がしなくなる、ことがこれほどうれしいこととは思いませんでした。

ですから、あなたにも私と同じ体験をしてほしいので、私の行った方法で特に良かった点についてご紹介させていただきます。ぜひ、ご参考にしてください。

関連記事>> 現役歯科衛生士が教える「正しい歯磨き」の仕方

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どの歯ブラシが良い?

いろんな種類の歯ブラシ
効果的にブラッシングするためには、どのような形、どのような毛先、毛の材料などを考慮しないといけません。それほど、歯ブラシの種類によって、ブラッシング効果が違います。

歯磨きのプロである歯科衛生士さんであれば、歯ブラシを選ばないかもしれません。しかし、私たち一般人は、プロのように上手く歯磨きができません。だから問題なのです。

一般的な歯科医師や歯科衛生士がすすめる歯ブラシは、「植毛部分が細く小さい」ものです。この理由は、歯ブラシが、奥歯や歯の裏側など狭い部分にも容易に入るからです。しかし、小さな歯ブラシではブラッシングに時間がかかり面倒です。このことが問題です。

そして、仕上げには、「フロス」という糸ようじで歯の間の歯垢を取るように言います。

しかし、歯科衛生士さんが患者にフロスで磨くことは簡単かもしれませんが、患者が自分の口の中にフロスを入れて前後に動かすのは困難です。フロスを難しく感じるのは私だけでしょうか?そんなことはないはずです。

それに、フロスの効果にも疑問があります。フロスを使うと歯間の歯垢を取ることができるかもしれません。しかし、歯垢が多く付いているのは、歯と歯茎の境目の溝部分です。ここに付いた歯垢によって虫歯や歯周病になります。だから、歯と歯茎の境目にフロスを当てないといけないのですが、難しいだけではなく、無理にしたら歯肉に傷がつくかもしれません。このことが、フロスの欠点なのです。

それでは、どうしたら良いと思いますか?

忙しくブラッシングに時間をさくことができない。そういう方の場合には、小さな歯ブラシではなく大きな歯ブラシのほうが良いです。でも、大きな歯ブラシでは、狭い部分や歯と歯茎の境目はキレイに磨けないのでは?

その通りです。大きな歯ブラシは簡単ですが、隅々までキレイに磨けません。ですから、仕上げは、ブラシ部分が小さく極細毛の歯ブラシを使ってください。できれば、超音波歯ブラシが良いです。そのほうが、短時間できれいに磨けます。このように、2本の歯ブラシを使い分けることが、短時間にキレイに歯磨きを行うためのポイントです。

そして、使いずらいフロスではなく、歯間ブラシを使われることをおすすめします。歯間ブラシであれば、だれでも使えます。歯の間に歯間ブラシを入れて2~3回前後するだけで良いです。これ以上こすると、歯肉を痛めるかもしれないし、何もしないよりもずっと歯垢を取る効果があります。

このように、2本の歯ブラシと歯間ブラシを使い分けるのがコツです。

しかし、ブラウンの電動歯ブラシを使用すると、もっと効果的です。

どの歯磨き粉が良い?

歯磨き粉

歯磨き粉の種類はたくさんあるため、どれを使うのが良いのか迷ってしまいませんか?ここでは、効果的に歯磨きを行うための歯磨き粉を選んでいただくための基準についてお伝えします。

歯磨きが上手にできない人におすすめの歯磨き粉

歯磨きが上手にできないと、すぐに虫歯や歯周病になります。口が汚れると口臭もします。この理由は、歯磨きをしても常に磨き残しができるからですが、このような人の場合には、歯垢がつき歯が黄ばむのも特徴的です。

歯磨き指導を受けても、どうしても上手に磨けない人の場合には、研磨剤が入っている歯磨き粉が必要かもしれません。

私としてはおすすめではありませんが、上手に磨けない場合には、研磨剤入りの歯磨き粉で歯磨きを行うほうが良いでしょう。でないと、歯垢・歯石がつきすぐに歯が黄ばむ、虫歯、歯周病になるかもしれないからです。

舌苔が気になる人におすすめの歯磨き粉

キウイを食べる

舌苔ができる人の特徴は、唾液が少ない、口が乾くことです。舌が乾くと舌苔ができやすくなります。

ところが、市販の歯磨き粉には合成界面活性剤などの添加物が含まれています。これら刺激性の添加物が舌に付着すると、舌粘膜の角化がすすみ舌苔の原因となります。

ですから、舌苔ができている人が市販の歯磨き粉を使うのはおすすめできません。でも、市販の歯磨き粉を使っても舌苔ができない人がいます。不思議ではありませんか?その理由をいいます。

舌がキレイな人の場合には、常に多量の唾液が口の中を洗浄します。だから、たとえ、歯磨き粉の添加物が付いても唾液が洗浄してしまうから大丈夫なのです。

もし、あなたが舌苔が気になっているのでしたら、無添加の歯磨き粉が良いです。

関連記事:舌苔がすぐにたまる!原因と対処について

効果的な歯磨きは、食後・食前?回数は?

歯磨きで困っている女性

効果的に歯磨きを行うには、いつ磨くのが良いと思いますか?

「食後30分以内に歯磨きを行うと脱灰化の影響で歯が弱くなる」、「食後は食べかすを取るために必ず歯磨きをしないといけない」、「歯磨きのし過ぎは良くない」など、歯医者さんによっても意見が分かれます。

どれも、一理あるのですべてが間違いではありません。しかし、理想だけではなく現実的なことを考慮すると、一つの答えが出てきます。

起床時と就寝前に歯磨きを行う。

起床時は、一日の内で最も口腔内に細菌が増えて汚れている時間帯です。だから、朝起きたときは、口がネバネバする、口臭がします。

このまま、朝食をとる人がいますが、汚い口で食事をしても美味しいはずがありません。ばい菌も一緒に飲み込むことになるのですよ。この二つの理由からも、効率的に口の汚れをとるのなら、起床すぐに歯磨きを行うのが良いでしょう。

口の中のばい菌は、寝ている間に増えます。だから、朝起きた時に口に不快感を感じたり口臭がします。これらを予防するためには、寝る前にしっかり歯磨きを行い、出来る限りばい菌を減らすことが大切です。

歯磨きの回数については、しっかりと磨けば、起床時と就寝前の2回で十分です。たとえ、回数を増やしても、細部が磨けていなければ歯垢が残るので、虫歯や歯周病になります。

効果的に歯磨きを行うポイントは、回数ではなく丁寧に磨くことです。

正しい歯磨きの仕方

正しい歯磨きというよりも、効果的な歯磨きの仕方というほうが良いかもしれません。どういうことかというと、歯科衛生士さんがすすめるような正しい歯磨きの仕方を学んでも、教えられたとおりにできなかったら、意味がありません。

私たちが望むのは、歯磨きの仕方ではなく、簡単な方法なのに虫歯や歯周病、口臭にならないことです。できるだけ簡単にできて、より効果が出る歯磨き方法が必要なのですよね。
口臭原因については⇒⇒『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・

それでは、私が行った効果的な歯磨きの仕方をご紹介します。

  1. 無添加歯磨き粉を使用
  2. 硬い毛先の歯ブラシと極細毛の歯ブラシの2本。そして、歯間ブラシとワンタフトブラシを使い分けする。
  3. 硬い毛先の歯ブラシを使い、上下・表裏・咬合面の歯面をブラッシングする。一部分のブラッシング回数は10~15回必要。
  4. 極細毛の歯ブラシ(音波振動歯ブラシ)を使い、歯と歯ぐきの境目と、歯間の磨きにくい部分を磨く。
  5. 歯間ブラシを使い、歯間の気になる部位を3回程度こする。
  6. ワンタフトブラシを使い、歯と歯ぐきの境目、歯間をなぜる。
  7. 歯磨きの途中、終了した後は、水でうがいしキレイに洗浄する。
  8. 舌苔がついている場合は、舌ブラシなどを使い舌の奥から2回だけなぜる。それ以上磨くと、舌を傷付けかえって舌苔の原因になるのでご注意ください。

たった、これだけですが、もう一つ付け加えると、歯磨き粉は「美息美人(びいきびじん)」を使ったことが効果的だったのかもしれません。