臭い玉(膿栓)

喉に白い臭い玉(膿栓)ができたことで困っている人が多いのではないでしょうか。でも、臭い玉(膿栓)は取っても何度でもできるし、人によってできる原因が異なります。ですので、自分の臭い玉(膿栓)ができる原因をよく知って対策することが重要です。
こちらでご紹介している記事をお読みいただければ、臭い玉(膿栓)の悩みを解決できると思います。

臭い玉(膿栓)とは

膿栓(臭い玉)を指の上にのせる

膿栓(臭い玉)は、扁桃(へんとう)の穴に粘液(免疫)と細菌の死がいが集まってできた米粒大の固まりです。 ですから、膿栓が出来ると、喉がイガイガしたり、喉から鼻に抜ける口臭を感じるようになります。

引用:口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方

臭い玉(膿栓)が出来る場所

臭い玉(膿栓)ができると、喉に白い玉が見えることがありますが、一般的には扁桃(へんとう)の陰窩(いんか)という穴の中にかくれているために見えないことの方が多いのです。詳しくは『膿栓が見えない?膿栓のできる場所はここ!直接取るのは危険』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)ができた時の症状

えへん虫

臭い玉(膿栓)は見えていないのに、喉にイガイガなど違和感を感じたり喉から鼻にかけて下水臭がすることも。喉がイガイガしエヘン虫がよく出る場合は、『エヘン虫が暴れる原因とだまらす方法はコレ!』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)が口臭原因!?

臭い臭いと鼻をつまむ女

ところが、ある日くしゃみや咳をした時に、臭い玉(膿栓)が口に飛び出してくることがあります。初めて異様な形の臭い玉(膿栓)を見たり、ひどいニオイを嗅ぐことで、口臭が気になるきっかけになる人が多いです。

臭い玉(膿栓)が臭くなるのは…

細菌の死がいの固まりである膿栓(のうせん)に細菌が繁殖し腐敗を起こすからです。だから…膿栓(のうせん)は臭い!

引用:口臭原因!膿栓(のうせん)についての基礎知識

本当は膿汁(のうじゅう)が口臭原因になっている

粘液のイメージ

膿汁(のうじゅう)というのは聞きなれない名前かもしれませんが、膿汁は膿栓の元となる粘液です。

膿汁ができると、喉に痰がへばりつくような感じになり違和感を感じることがあります。また、膿汁は唾液に混じり、舌の奥に舌苔(ぜったい)をつくる原因になる。この二つのことによって、強い口臭を発生する原因になります。

口臭の元である膿汁(のうじゅう)は、扁桃(へんとう)から分泌される粘液(免疫物質)に細菌の死がいなどが混じり膿化したものをいいます。

膿汁(のうじゅう)は、だから臭い!それに、固まると臭い玉(膿栓)になる悪質な液体なのです。

引用:膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!

臭い玉(膿栓)や膿汁ができる原因

膿栓のできる仕組みの図

臭い玉(膿栓)や膿汁は、喉にばい菌が増えることで扁桃(へんとう)の陰窩という穴にできるのですが、次のようなことがあると、更にできやすくなります。

  1. 口呼吸で喉が乾燥する
  2. 唾液が少ないため、喉が洗浄できない
  3. 後鼻漏で喉に細菌が増える
  4. 蓄膿症
  5. 鼻炎
  6. 咽頭炎、喉頭炎
  7. 逆流性食道炎

引用:膿栓(臭い玉)は取ってもすぐできる!予防の仕方はコレ!

耳鼻科疾患があるときには、治療をうけて先ず病気を治すことが大事です。また、口呼吸などによって口腔乾燥を起こしているときには、それらを改善することも大切です。

臭い玉(膿栓)の取り方

膿栓を綿棒で取る

綿棒などを使用して、ご自分で臭い玉(膿栓)を取ろうとする人がいますが、喉を傷つけたりばい菌が感染するかもしれないので、おすすめできません。安全に臭い玉(膿栓)を取る方法は耳鼻科で除去してもらうのが良いと思います。しかし、耳鼻科では、高熱が出ているなど悪化しているケースを除いて取らない医師が多いようです。まずは耳鼻科で相談されてはいかがでしょう。

耳鼻科では、イソジンなどのうがい薬でうがいを行うように勧められることが多いです。イソジンのようなうがい薬には、喉のばい菌を殺菌する効果がありますが、臭い玉(膿栓)を取るのは難しいかもしれません。

うがいを行うだけであれば、水によるうがいでも代用できます。

引用:うがいで膿栓(臭い玉)を効果的に取る5つのポイント

臭い玉(膿栓)の予防

息をはく女性

喉に細菌が感染しても、異常増殖しなければ、いずれ喉はきれいになります。それは、食事や飲み物、唾液が喉の細菌を洗い流すからです。そして、免疫作用によって喉が清潔になります。これが健康な人のからだ。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

臭い玉(膿栓)ができやすい人の特徴は、口呼吸や唾液が少ないこと。そして、喉にばい菌が増えやすい環境にあることです。

ですから、臭い玉(膿栓)ができないように予防するためには、口呼吸を鼻呼吸になおすことも大事ですが、毎日、のどうがいを行い清潔を保つようにしなければいけません。常に喉がきれいな状態であれば、臭い玉(膿栓)や膿汁は予防できます。

引用:のどの膿を予防する方法!これで膿栓(のうせん)と膿汁(のうじゅう)はなくなる

膿栓が自然に取れるタイミングと取り方のポイント

出勤中に咳をすると膿栓が出てきた若い会社員

口臭の原因となる臭い玉(膿栓)が取れるタイミングと取り方について

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

膿栓(膿栓)とは、扁桃腺の隙間に細菌の死骸や食べカス、唾液などが固まった白や黄色の塊のことです。臭い玉とも呼ばれ、口臭の原因になることがあります。

膿栓自体は無臭ですが、周りに細菌が繁殖することで悪臭を放つようになります。大きければ大きいほど、細菌が繁殖しやすくなるため、強い口臭を引き起こす可能性が高くなります。また、扁桃腺に炎症がある場合は、病巣そのものからも臭いが発生するリスクがあります。

膿栓は自然に取れる場合もありますが、取り残しがちならば自分で取り除く必要があります。綿棒やピンセット、うがい、シャワーなどで取り除く方法がありますが、無理な取り方をすると扁桃腺を傷つけたり出血するリスクがあるので注意が必要です。

予防するためには、こまめな歯みがきや口腔ケア、扁桃腺の状態観察が重要です。鼻呼吸の習慣化や、こまめな水分補給、睡眠環境の改善なども膿栓予防に役立ちます。自覚症状がなくても、定期的に医師の診察を受けることをおすすめします。

小さな異常があれば早期に対処することで、膿栓による口臭やトラブルを未然に防げます。適切な予防と対処を心がけましょう。

膿栓(臭い玉)とは

臭い玉(膿栓)は口蓋扁桃のくぼみにたまる

膿栓(臭い玉)とは、扁桃腺の隙間に溜まった細菌の死骸や食べカスなどが固まったもので、臭い玉とも呼ばれています。白や黄色の塊状になっており、扁桃の周りに付着していることが多いです。

膿栓ができる原因と症状

膿栓ができる原因は主に以下の3つが考えられます。

  1. 口腔内の細菌感染
  2. 扁桃腺の窪みが深く死角ができやすい
  3. 唾液の分泌が少なく、自浄作用が低下

症状としては、喉の違和感や臭いを感じることがあります。無症状の場合もありますが、放置すると膿栓が大きくなり、それ自体が原因で口臭が発生する可能性があります。

・関連記事:のど(扁桃腺)に白いできものがついている!原因から予防法まで徹底解説

膿栓と口臭の関係

膿栓自体は無臭ですが、その周りに細菌が繁殖すると悪臭を放つようになります。つまり膿栓は直接の原因ではありませんが、口臭発生の大きな要因になり得るのです。特に膿栓が大きければ大きいほど、周りに細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が強くなる傾向にあります。

定期的に膿栓を除去し、扁桃腺周りを清潔に保つことが、口臭予防には欠かせません。また、扁桃腺自体に炎症がある場合は、膿栓だけでなく病巣そのものからも口臭が発生する可能性がありますので、医師による治療が必要になってくる場合があります。

膿栓が自然に取れるタイミング

膿栓は自然に取れる場合もあれば、取り除く必要がある場合もあります。自然に取れるタイミングを知っておくことが大切です。

  1. 膿栓は通常自然に解決しますが、その期間は症例により異なります。一部の研究では膿栓が消失するケースが報告されています。 (Yamashita et al., 2021)

  2. Moura et al. (2007)は、無症状の膿栓のケースを報告し、無症状の場合は治療の必要がないと結論付けています (Moura et al., 2007)

  3. しかしながら、膿栓が症状を引き起こす場合(例えば、食物の違和感、嚥下困難、痛みなど)、外科的な除去や他の治療が必要になることもあります。 (Lo et al., 2011)

くしゃみや咳のときに取れる可能性

くしゃみや強い咳を した際に、喉の奥に付着していた膿栓が飛び出すことがあります。これは喉の筋肉の動きによって膿栓が押し出されるためです。くしゃみや咳が出る時は自然に膿栓が取れるチャンスなのです。

ただし、すべての膿栓がこの時に取れるわけではありません。大きな膿栓や強く付着している膿栓は、この程度の刺激では取れない可能性が高いです。

食事中に取れることも

噛んだり飲み込んだりする動作で、喉の筋肉が動くため、食事中に膿栓が取れることもよくあります。特に唾液の分泌が増えるため、膿栓が柔らかくなり取れやすくなります。

ただし、気づかずに飲み込んでしまう可能性もあるため、食後に口を確認するなどして、取れ残りがないか確認することをおすすめします。

自然に膿栓が取れるタイミングを見逃さず、こまめに確認することが大切です。ただし、取れ残りや大きな膿栓は自分で取り除く必要が出てくるかもしれません。

膿栓の取り方と注意点

綿棒で膿栓取りをする人

自然に取れなかった膿栓は、自分で取り除く必要があります。しかし、無理な取り方をすると危険な場合もあるので、注意が必要です。

綿棒やピンセットで取り除く方法

細く柔らかい綿棒の先端や、ピンセットを使って膿栓をつまむのが一般的な取り方ですが、危険なのでおすすめできません。除去方法は、口を大きく開け、鏡を見ながら膿栓の位置を確認し、綿棒やピンセットで丁寧に取り除きます。

ただし、あまり奥まで入れすぎると扁桃腺を傷つける可能性があります。力を入れすぎて粘膜を痛めないよう、軽い力加減が重要です。無理に取ろうとせず、取れ残しがあれば耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。

うがいやシャワーでの取り方

シャワー洗浄による膿栓の取り方(予防)は、毎日私が行っている安全なやり方なのでおすすめします。

強めに扁桃めがけてうがいをしたり、シャワーヘッドで洗浄するのも有効な膿栓除去法の一つです。水の圧力や洗浄力で膿栓を外から剥がすイメージです。

ただし、水圧が強すぎると扁桃腺を傷つける恐れがあります。また、シャワー洗浄でうまく取れない場合は無理に続けず、耳鼻咽喉科受診を検討しましょう。

無理に取ると危険な可能性

無理に膿栓を取ろうとすると、扁桃腺を傷つけて出血する可能性や、局所の炎症を引き起こすリスクがあります。耳鼻咽喉科の医師に相談し、安全な除去方法をアドバイスしてもらうことが大切です。

自分で取れない大きな膿栓は無理に取ろうとせず、医療機関で適切な処置を受けましょう。膿栓を取る際は、細心の注意を払う必要があります。

膿栓の予防法

膿栓ができやすい人は何度でも出来るので、予防することが重要です。

膿栓ができるのを予防するには、日頃からの口腔ケアと扁桃腺へのこまめな注意が必要です。予防次第では膿栓のリスクを大幅に下げられます。

こまめな口腔ケアが重要

口腔内を清潔に保つことが、何よりも大切な膿栓予防法です。歯みがきやうがい(特に喉のうがい)をしっかりと行い、細菌の繁殖を防ぎましょう。

特に歯周病や口臭がある場合は、細菌が多く存在する可能性が高いです。定期的な歯科検診や専門的な口腔ケアで、口内環境を改善することをおすすめします。

扁桃腺への注意と対策

扁桃腺の構造上、死角ができやすく、そこに細菌やカスが溜まりがちです。扁桃腺の状態を常に観察し、異常がないか確認しましょう。 扁桃周りの衛生が保てない場合は、扁桃摘出手術を検討するのも一つの対策です。ただし、手術には一定のリスクがあるため、医師と良く相談することが必要です。

耳鼻咽喉科や歯科での受診

自分では気づかない膿栓や、扁桃腺の異常を見逃さないためにも、定期的な医療機関の受診をおすすめします。 口呼吸がひどかったり、扁桃腺の腫れや痛みなどの症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

歯科検診でも口腔内の状態をチェックしてもらえます。 膿栓に気づいたら放置せず、専門家に相談することが賢明です。早期発見・早期対策が、膿栓を予防するカギとなります。

膿栓ができにくい生活習慣

膿栓予防には、日々の生活習慣も大きく関係しています。鼻呼吸を心がけることや、こまめな水分補給、適切な睡眠環境作りなど、些細な習慣の改善が重要になります。

鼻呼吸と口呼吸の違い

口呼吸をしていると、口から直接空気が通るため、扁桃腺が乾燥しやすくなります。一方、鼻呼吸なら空気が加湿され、扁桃腺が乾燥するリスクが低くなります。

鼻呼吸を習慣づけることで、扁桃腺の過乾燥を防げるだけでなく、細菌の侵入経路も減らせます。無意識に口を開けがちならマウスピースなどで口呼吸を防ぐ対策も有効です。

乾燥しないよう水分補給を

唾液が十分に出ることで、扁桃腺の清浄が保たれ、膿栓できにくくなります。そのため、こまめな水分補給を心がけましょう。 喉が渇いた時はすぐに水分を取るよう意識し、夜間も枕元に水を置くなどの工夫をするとよいでしょう。喉の渇きを感じなくても、適度な水分補給が大切です。

睡眠時の環境にも気をつける

睡眠中はのどが乾燥しがちです。加湿器を使ったり、エアコンの温度設定を見直したりと、睡眠環境の改善にも注目しましょう。

また、寝返りを打つ機会が少なく、同じ体勢が続くと、唾液が口腔内にうまく行き渡らなくなります。適度に寝返り体勢を変えることで、口腔内の唾液分泌を促せます。

生活習慣の見直しは膿栓予防に大きく役立ちます。些細な習慣改善の積み重ねが、予防につながる大切なポイントなのです。

膿栓除去に関する体験談から学ぶポイント

知恵袋などネット上にある膿栓除去の体験談を見ると、自力での取り方には様々なリスクが伴うことがわかります。

ウォーターピックでは扁桃腺を傷つけたり、綿棒では吐き気や出血を伴うケースもあったようです。無理な取り方をすると、かえって膿栓が悪化する可能性もあります。

一方で、耳鼻咽喉科での専門的な処置を受けた人の中には、痛みもなく費用も思ったより安かった、と感じた人が多数いました。しかし、一度治療で除去しても、その後何度もできたという人もいます。

体験談が示すように、膿栓の自力除去には十分な注意が必要不可欠です。大きな膿栓や取れ残りがある場合は、無理せず専門医に相談することが賢明な選択と言えるでしょう。 適切な方法で安全に膿栓を除去することで、口臭などのトラブルを防げます。自分に合った最良の処置方法を見つけましょう。

膿栓まとめ:自然に取れるタイミングと取り方

膿栓は自然に取れる場合と、自分で取り除く必要がある場合があります。 自然に取れる可能性があるのは、くしゃみや咳をした時、食事中などです。喉の筋肉の動きにより膿栓が押し出されるためです。

しかし、大きな膿栓は取れにくい場合もあります。 自分で取り除く方法としては、うがいやシャワーで吹き飛ばす方法がおすすめできます。ただし、無理な取り方をすると扁桃腺を傷つけるリスクがあるので注意が必要です。

取れ残りがある場合や、自分で取るのが難しい大きな膿栓は、無理せず耳鼻咽喉科を受診し、安全な除去方法を相談しましょう。 自然に取れるタイミングを見逃さず、定期的に口腔内を確認する習慣を持つことが大切です。取り残しがあれば適切に対処し、膿栓による口臭などのトラブルを防ぎましょう。

膿栓(臭い玉)の予防には「うがい」がおすすめです。うがい時に口臭予防歯磨き粉「美息美人」のアルカリイオン水を使うと、膿栓(タンパク質)が溶けて取れやすくなります。


うがいで膿栓を予防する

・関連記事:『ためしてガッテン』で学ぶ!膿栓(臭い玉)の効果的な取り方と自宅でできる予防法

参考文献・参考資料

臭い玉びっしりの原因と撃退法!効果的な取り方と予防法を徹底解説

湯呑でうがいを行っている若者

臭い玉びっしりの原因とその対策

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

「臭い玉びっしり」という言葉は、口の中の不快な実態を指し示しています。多くの人が経験するこの問題は、日常生活において不安や恥ずかしさを感じさせ、人とのコミュニケーションに影響を及ぼすことさえあります。

この記事では、なぜ臭い玉が「びっしり」と口腔内に形成されるのか、そのメカニズムから対処法、さらには繰り返し発生を防ぐための予防策まで、幅広く掘り下げていきます。扁桃腺の健康を守り、口臭を防ぐための最新の研究成果と、実践的なアドバイスを組み合わせ、誰もが日常生活で簡単に取り組める解決策を提案します。

私たちの目的は、読者が臭い玉の問題に立ち向かい、清潔で健康的な口腔環境を維持することを助けることです。この記事を読むことで、臭い玉に関する深い理解を得られるだけでなく、自信を持って人と接することができるようになります。

さあ、この記事を通じて、快適な口腔環境と自信を取り戻す旅を始めましょう。

・参考画像:臭い玉びっしりの画像

この記事は、上林が監修してChat GPT-4で書いています。

・関連:膿栓が大量に出る原因と対処法:口臭不安を解消するために知っておくべきこと

臭い玉がびっしり!- 症状

のどの奥の白いのは膿栓

1. 咳をした際の白い塊り
これは扁桃腺にできる膿栓というもので、咳やくしゃみをした時に、白いまたは黄色い小さな塊りがのどの奥から出てくることがあります。これらの塊は食べ物の残りや細菌、死んだ細胞が混じり合ってできるもので、時には臭いがきついことも。

2. のどに白い膿や白いもの
のどに見られる白い膿や物質は、扁桃腺の炎症や感染が原因となっています。これは扁桃炎や扁桃腺の感染、膿栓の一部として見られることがあり、喉の痛みや発熱といった他の症状と一緒に現れることが多いです。

3. 口臭の増加
臭い玉(膿栓)は、口臭の主要な原因の一つです。これらの塊には細菌がたくさん存在しており、それらの細菌が放つガスが臭いの原因となります。特に、膿栓が長くのどの奥に存在すると、その臭いは強くなることがあります。

4. 喉の違和感
臭い玉(膿栓)や白いものがのどに付着していると、それが原因でのどに違和感や異物感を覚えることがあります。この違和感は、食事時や話す時に特に気になることが多いです。

多くの人は上記の症状に困惑することがありますが、適切なケアや治療を受けることでこれらの症状は緩和されます。特に症状が強い場合や、自己対処での改善が見られない場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。

臭い玉の確認方法

臭い玉を確認するには、次の手順をお勧めします:

  1. 明るい場所で、清潔な手鏡を使用して口内を観察します。
  2. 口を大きく開け、扁桃腺周辺に白っぽい小さな塊がないか注意深くチェックします。
  3. 綿棒を軽く当て、臭い玉があれば柔らかい触感を感じるはずです。ただし、無理に取ろうとせず、炎症を避けるため優しく行うことが重要です。

「臭い玉」とは?

「臭い玉」と聞いて、ピンとこない方も多いかと思いますが、これは「膿栓」とも呼ばれるものです。日常生活で気になる口臭の一因とされるこの「臭い玉」、特に扁桃にびっしり付いているケースについて詳しく解説いたします。

(口臭の原因は)口腔で一番考えられるのは歯周病です。

引用:日本臨床歯周病学会

臭い玉の正体

「臭い玉」の正式な名称は「膿栓」(のうせん)です。膿栓は、口の中にある扁桃腺のくぼみや溝に溜まった、食べ物の残りかす、細菌、死んだ細胞などが固まったものです。これが硬化して、小さな白や黄色の塊となります。膿栓自体は無害ですが、細菌の働きにより、特有の悪臭を放つことから、口臭の原因となります。

臭い玉と扁桃腺との関係

扁桃腺は、のどの両側に位置するリンパ組織から成る器官で、体を侵入しようとする細菌やウイルスから守る重要な役割を果たします。

しかし、この扁桃腺の構造上、多くのくぼみや溝があり、ここに食べ物の残りかす、死んだ細胞、細菌などが溜まりやすくなります。これらが混ざり合い、固まることで臭い玉(膿栓)が形成されますが、急性扁桃炎になると白い膿(臭い玉)がびっしりと粘膜に付きます。

臭い玉びっしりの原因

臭い玉が密集している状態、すなわち「びっしり」という表現は、口腔内の特定の状況を指します。この現象は、扁桃の溝やくぼみに食べ物の残骸、死んだ細胞、細菌などが蓄積し、硬化して形成される膿栓(臭い玉)が多数発生している状態を表します。臭い玉が「びっしり」と存在する主な原因は、以下の通りです。

  1. 不十分な口腔衛生:定期的な歯磨きやフロス使用、舌のクリーニングを怠ることで、細菌が繁殖しやすい環境ができあがります。
  2. 扁桃の構造:扁桃が多くの溝やくぼみを持つ人は、そこに物質が溜まりやすく、臭い玉が形成されやすくなります。
  3. 慢性的な扁桃炎:扁桃が頻繁に炎症を起こすことで、臭い玉が形成されやすい環境が作られます。
  4. 乾燥した口:唾液は口腔内の自然なクリーナーです。口が乾燥していると、細菌の除去がうまく行われず、臭い玉が発生しやすくなります。
  5. 食生活:特定の食品(例えば、乳製品)を多く摂取することで、扁桃に物質が溜まりやすくなることがあります。

臭い玉びっしりの健康への影響

臭い玉が多く発生する状態は、口腔内だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。臭い玉自体は無害なケースが多いですが、その背後にある原因や伴う症状が健康上の問題を引き起こすことがあります。

  1. 口臭:臭い玉は硫黄化合物を含むため、口臭の主な原因の一つになります。これは社会生活において不快感や自己意識の問題を引き起こすことがあります。

  2. 扁桃炎:臭い玉が頻繁に発生する人は、慢性的な扁桃炎を持っていることがあります。これにより、喉の痛みや腫れ、さらには発熱などの症状が起こることがあります。

  3. 耳鼻科的な問題:扁桃と密接に関連している耳や鼻の健康問題も、臭い玉の多発と関連することがあります。中耳炎や副鼻腔炎などの症状が見られることがあります。

  4. 睡眠の質の低下:大きな臭い玉や扁桃の腫れは、睡眠時の呼吸を妨げ、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となることがあります。

  5. 全身の健康への影響:口腔内の細菌が血液に入り込むことで、心臓病や他の全身的な健康問題のリスクが高まることが示唆されています。

繰り返しの扁桃炎や感染は、扁桃腺の機能を低下させることがあり、これが口臭やその他の口腔問題の原因となることもあります。定期的な口腔ケアと、必要に応じて医師の診察を受けることで、扁桃腺の健康を保ち、膿栓のリスクを減らすことができます。

臭い玉が良くできる原因

膿栓が頻繁に形成される主な原因は、扁桃腺のクリプト内に細菌や細胞の残骸が蓄積し、石灰化して膿栓を形成すること、および扁桃腺の自己浄化機能の障害にあります。これらの蓄積は特に慢性的な扁桃炎や反復する喉の痛みの歴史がある人に多く見られます。

臭い玉(膿栓)が頻繁に形成される原因について、以下に詳しく説明します。

  1. 扁桃腺のクリプト内の細菌と細胞の蓄積 : 扁桃腺のクリプト内に細菌や細胞の残骸が蓄積し、これらが石灰化して膿栓を形成します。これは特に慢性的な扁桃炎や反復する喉の痛みの歴史がある人に多く見られます【Alfayez, Albesher, & Alqabasani, 2018】【Giudice, Cristofaro, Fava, & Giudice, 2005】。

  2. 扁桃腺の自己浄化機能の障害 : 膿栓の形成は、扁桃腺の自己浄化機能の障害によっても引き起こされる可能性があります。この機能障害により、食物の残骸などが扁桃腺のクリプトに蓄積し、やがて膿栓になることがあります【Tretiakow & Skorek, 2019】。

臭い玉ができやすい人の特徴と対策

臭い玉ができやすい人には、特定の体質や習慣が関連していることが多く見られます。以下では、その特徴と対策について解説します。

臭い玉ができやすい人の特徴

  1. 口腔内の乾燥: 口の中が乾燥していると、細菌が繁殖しやすくなり、臭い玉の形成を促進します。特に、睡眠中に口呼吸をする人や、脱水状態になりやすい人は要注意です。
  2. 扁桃腺の凹凸が多い: 扁桃腺に深い溝や隙間が多い人は、食べかすや細菌がたまりやすく、臭い玉が形成されやすい環境になります。
  3. 慢性的な扁桃炎: 扁桃腺が炎症を繰り返していると、その周辺に臭い玉ができやすくなります。
  4. 不規則な食生活や偏った食事: 栄養バランスが偏っていると、体内のバランスが崩れ、臭い玉ができやすくなることがあります。
  5. 喫煙やアルコールの摂取: 喫煙や過度のアルコールの摂取も、口腔内の環境を悪化させ、臭い玉の形成を促す可能性があります。

この逆に、臭い玉のない人の特徴は、口呼吸をしていない(口腔が乾燥していない)、アレルギー性鼻炎など耳鼻科がない、そして、健康的生活習慣を送っている人が多いです。

臭い玉を防ぐ対策

  1. 適切な水分補給: 一日を通して十分な水分を摂ることで、口腔内の乾燥を防ぎます。特に就寝前後の水分補給は重要です。
  2. 口腔ケアの徹底: 歯磨きはもちろん、舌のクリーニングや歯間ブラシ、フロスを使用して、口腔内を清潔に保ちます。
  3. 扁桃腺の健康維持: 慢性的な扁桃炎がある場合は、耳鼻咽喉科での診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。
  4. バランスの良い食生活: 栄養バランスを考えた食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを豊富に含む食品を取り入れます。
  5. 喫煙や過度のアルコール摂取の控えめ: 喫煙は口腔内の乾燥や細菌の繁殖を促進するため、禁煙を検討します。また、アルコールの摂取も適量に抑えましょう。

臭い玉の形成を予防するためには、日々の生活習慣や口腔ケアの習慣を見直し、改善することが重要です。また、早期に適切な対処を行うことで、臭い玉による不快感や口臭のリスクを減らすことができます。

臭い玉がびっしり見える場合の対策

喉に臭い玉が多量に付着している場合の対策について、以下に詳しく説明します。

急性扁桃炎などの原因 : 臭い玉の密集は、扁桃腺の炎症や感染症が原因であることが多いです。医師の診断を受けることで、症状の原因を特定し、適切な治療を受けることができます。

病院での治療 : 重症の場合や、臭い玉が再発する場合は、専門の耳鼻咽喉科医に相談することが重要です。医師は抗生物質を処方したり、必要に応じて臭い玉を除去する手術を勧めることがあります。

病院を受診治療しないリスク : 専門医に相談しないで臭い玉を無理に除去しようとすると、感染の拡大や、さらに重篤な症状を引き起こすリスクがあります。

家庭でのケア法 : 臭い玉がたまっている場合でも、毎日の口腔ケアは欠かせません。適切なブラッシングとフロッシング、そして口腔洗浄剤の使用で口腔内を清潔に保ちます。また、アズノールうがい液などでガラガラすることで、喉粘膜を清潔にし、細菌の増殖を抑制することができます。

いずれの場合も、臭い玉がびっしりと詰まっている状態は、医師の診断とアドバイスを受けることが重要です。自分での対処法だけではなく、専門の医療アドバイスを求めることで、状態の改善と再発の防止が期待できます。

耳鼻咽喉科での外科的治療

臭い玉(膿栓)がびっしりと付いていたり、頻繁に出てくる場合は自分での対処法だけではなく、専門の医療アドバイスを求めることで、状態の改善と再発の防止が期待できます。

臭い玉が多量に付いている場合の、耳鼻咽喉科での除去に関しては、以下のような治療方法があります。

  1. コブレーションクリプトリシス : コブレーション技術を用いた膿栓の治療方法です。この手法は大人の患者に対して局所麻酔のみで行うことができ、レーザークリプトリシスと同様、痛みは数日間で大半の大人が1週間以内に通常の食事や活動に戻ることができます。
    コブレーションはレーザーの使用に伴う空気道の火災、網膜損傷の可能性、組織の蒸散による煙、口腔/顔面の火傷、レーザー機器の購入と維持の高コストなどの重大な欠点を避けます。コブレーションクリプトリシスの1回のセッションで膿栓の減少や完全な除去が実現する可能性があります【Chang & Thrasher, 2012】。

  2. 外科的除去 : 特に大きな膿栓の場合、外科的な方法で膿栓を除去することがあります。これには、局所麻酔の下での手術的除去が含まれることがあります【Silvestre-Donat et al., 2005】【Alfayez et al., 2018】。

耳鼻咽喉科での臭い玉(膿栓)の治療方法としては、コブレーションクリプトリシスや外科的除去などの手法があります。これらの方法は、膿栓のサイズや患者の状況に応じて選択され、効果的に膿栓を除去することができます。

「臭い玉」の取り方

喉(扁桃)の炎症がおさまってからも臭い玉が多量に付いてると、違和感や口臭が気になるかもしれません。「臭い玉」、正式には膿栓ができてしまった時、自分で安全に取り除く方法はあるのでしょうか?

自分で臭い玉を除去する方法

臭い玉(膿栓)を取り除く方法としては、以下のものがあります。

  1. うがいアルカリイオン水を使ってガラガラと音を立ててうがいをすることで、喉が振動し自然と臭い玉が取れる場合があります。
  2. シャワー洗浄:シャワーから出る水を、臭い玉と膿が付着している口蓋扁桃と舌扁桃に2秒~3秒程度当てます。この方法は、臭い玉の予防にもなるのでおすすめです。
  3. ハンディ・クラウン:ハンディ・クラウン(丸型洗浄瓶)を使用して、臭い玉がついている陰窩に対してピンポイントに水圧をかけることができます。

臭い玉の正しい取り方

多量にある臭い玉(膿栓)を自分で取り除く際には、まずは口をよくゆすぐことから始めましょう。これにより、口内の細菌を減少させることができます。次に、鏡を使って扁桃腺の位置を確認し、そっと膿栓を取り除きます。無理に押し出そうとすると、扁桃腺を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。

出典:膿栓(臭い玉)の正しい取り方と予防法|口臭を撃退する究極のガイド

使用するツールと注意点

臭い玉(膿栓)を取り除く際のツールとしては、綿棒や専用の膿栓取り器具があります。どちらも使用する際には、滅菌して清潔なものを使用することが重要です。また、強く押し付けると扁桃腺を傷つける可能性があるため、やさしく、そして慎重に作業を行うことが大切です。

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綿棒を使用する時のポイント

綿棒を臭い玉の除去に使用する場合のコツは、先端を水で濡らしてやや柔らかくすることです。これにより、膿栓を取りやすくし、扁桃腺への刺激を減少させることができます。鏡を使って、扁桃腺の位置を確認しながら、膿栓が付いている部分を綿棒でやさしくこすり取るようにします。強く押し付けると痛みを感じることがあるので、注意深く行いましょう。

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臭い玉びっしり:口臭対策

臭い玉がびっしり詰まっていると、しばしば強い口臭を引き起こすことがあります。これに対する効果的な口臭対策は以下の通りです。

  • 定期的なオーラルケア:毎日のブラッシングとフロッシングに加えて、舌のクリーニングを行うことで、口臭の原因となる細菌の蓄積を減らすことができます。

  • 適切なうがい:抗菌作用のある口腔洗浄液を使用してうがいをすることで、臭い玉の原因となる細菌を減らし、口臭を抑制します。

  • 水分摂取の増加:十分な水分を摂取することで口の中を湿らせ、臭い玉の形成を防ぎます。

  • 健康的な食生活:バランスの取れた食事を心がけ、口臭の原因となる食品を避けます。

  • 医療専門家による相談:臭い玉が頻繁に発生する場合は、耳鼻咽喉科医や歯科医師に相談して専門的なアドバイスを受けることが重要です。
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臭い玉の予防

臭い玉(膿栓)が頻繁にできやすい、扁桃炎になりやすい場合は、扁桃腺に問題があるかもしれないので、生活スタイルを改善するなどして、臭い玉の予防を行うようにしましょう。

食生活やライフスタイルの改善

臭い玉を予防するには、次のように生活習慣を変えることが大事です。

  1. 水分摂取:十分な水分を摂取することで、口の中を湿らせ、細菌の繁殖を抑えることができます。
  2. 鼻呼吸をする:口呼吸は空気中の細菌やウイルスなどを直接口腔内に取り込んでしまうため、臭い玉ができやすくなってしまいます。
  3. タバコの減少:喫煙は口内の細菌の繁殖を助けるため、できるだけ避けるようにしましょう。

おすすめの口腔ケア商品

扁桃に臭い玉(または、膿)がびっしり溜まると、口臭の原因になります。以下のツールを用いて口中を清潔にすることで、臭い玉と口臭の予防が可能になります。

  1. 抗菌マウスウォッシュ:口の中の細菌を殺菌し、臭いの原因を取り除く効果が期待できます。
  2. 舌クリーナー:舌の上の白いものを取り除くための専用のツール。毎日のケアにおすすめです。
  3. シュガーレスガム:ガムを噛むことは、唾液の分泌を促進し、口の中を潤す効果があります。特に口の中が乾燥しやすい人におすすめです。

結論

「臭い玉」、医学的には膿栓と呼ばれるものは、多くの人が経験する不快な症状の一つです。この記事を通じて、その正体や発生メカニズム、取り方、予防法について詳しく解説しました。

・対策の大切さ

膿栓がびっしり詰まったまま放置すると口臭の原因となり、他者とのコミュニケーションに支障をきたすことがあります。また、口内環境の悪化が全身の健康に影響することも考えられるため、早期の対策と治療が必要です。

・日常生活での予防の重要性

毎日のオーラルケアは、膿栓の予防だけでなく、健康な口内環境を保つための基本です。食生活やライフスタイルの改善、適切なケア商品の選択も重要です。予防は、後からの対処よりもはるかに効果的であり、長期的な視点で見ると経済的でもあります。


この記事を読んだあなたには、臭い玉(膿栓)に対する理解が深まり、その予防や対策に有効な手段を選ぶ手助けとなったことを願っています。健康な口内環境は、自分自身の心地よさはもちろん、人との関わりにもプラスに作用します。毎日の口腔ケアを大切にし、綺麗な息を手に入れましょう。

うがいで膿栓を予防する

参考文献・資料