舌が白くなるのは薬が原因かも?

整腸薬

舌が白いことと、現在服用されている薬が関係しているかもしれません。

じつは、お薬の種類によっては唾液が減少するなどの副作用があるものが多くあります。唾液が減ると舌が白くなるので、どれだけ努力をされていても良くならない場合もあります。

白くなった舌を効果的に改善するために、今回の記事は、舌苔(ぜったい)を作ってしまう副作用のあるお薬についてご紹介します。ぜひご参考にしてください。

薬の副作用の症例

ご相談者から、努力しても白くなった舌が改善されないとのメールがありましたので、私とのやり取りをご紹介します。

美息美人を使ってから舌の白さもましになり、口臭もなくなったかな?と思っていたのですが、また、舌が真っ白になり、毎日うがいしてますが、取れずに悩んでいます。何が原因でしょうか?うがいした時だけ臭いもないのですが、直ぐに口の中が乾いてネバネバした状態が続くので、悩みも解消されずにいます。

気になったので、この方に、こんな質問をしてみました。「現在、お薬を服用されていませんか?」

すると、「最近になって胃の調子が悪く、抗コリン薬を飲んでいます。

「えっ?もしやと思ったので、お聞きしたのですが、それが原因かもしれません。」

こんなやり取りがあったのですが、

じつは、薬によっては、副作用で唾液の分泌が抑えられ、口が乾く種類があります。その薬とは…抗コリン薬です。

抗コリン薬は、いろんな薬に含まれています。たとえば、睡眠剤や抗うつ剤のほか、風邪薬や腹薬、降圧剤などにも入っていることもありますですから、もし、お医者さんにかかって薬を処方される際には、一度、ご相談されたほうがいいかもしれませんね。

ドライマウスを引き起こす薬の種類

日本は薬大国といわれています。病院に行かなくてもドラッグストアでも様々な薬が売られています。

ところが、薬は病気の症状を抑えるためには有効ですが、必ず副作用もあります。ですから、服用する前には、その薬の副作用も良く知っておく必要があります。

特に、舌が白くなって困っている場合には、唾液が出なくなったり、利尿作用があるものを避けたほうが良いです。

もし、現在服薬されている場合には、掛かり付けのお医者さんにご相談されると良いです。副作用の少ない漢方薬などに変えていただけるかもしれません。

それでは、ドライマウスを引き起こす副作用のあるお薬の種類をご紹介します。

抗コリン薬

抗コリン薬は主に、慢性胃炎、急性胃粘膜病変、胃潰瘍、十二支潰瘍、食道炎、食道潰瘍、胆のう結石、尿路結石症などに使用されます。

副作用:口が乾く、便秘、吐き気、頭痛、めまい、眼圧上昇、排尿障害など。

一般的な商品とその特徴

[ ブスコパン ]

  • 4級アンモニウム類に分類される抗コリン薬
  • 胆石症、尿路結石症、膀胱炎、月経困難症などによる疼痛緩和などにも使用する
  • 錠剤、注射剤があり用途などによって選択される

[ チアトン ]

  • 4級アンモニウム類に分類される抗コリン薬
  • 胆のう・胆道疾患、尿路結石症などによる疼痛緩和などにも使用する
  • 顆粒剤もあり、嚥下機能の低下した患者などへのメリットが考えられる

[ ロートエキス ]

  • 3級アミン類に分類される抗コリン薬
  • 本剤は市販薬(ストッパ下痢止めEX など)の成分としても使用されている

[ ガストロゼピン ]

  • ムスカリン拮抗薬に分類される抗コリン薬
    • アセチルコリンの作用するムスカリン受容体に作用し抗コリン作用をあらわす
    • 胃酸分泌作用などをあらわすホルモンであるガストリンを抑える作用もある

[ ダクチル ]

  • 3級アミン類に分類される抗コリン薬
  • 潰瘍や胃炎などでの痙攣性疼痛の改善の他、切迫流・早産における症状改善などにも使用する

降圧剤

血圧が高い人の場合、利尿薬を服薬します。これは、おしっこすることによって塩分に含まれるナトリウムを排出させ血圧を下げるのが目的です。

しかし、利尿によって体の水分も減少します。結果、唾液も減ることに。

副作用:利尿作用、便秘、嘔吐、動悸、息切れ、けいれん、めまいなど。

風邪薬

風邪薬の副作用といえば、「眠くなる」が有名です。でも、風邪薬を飲むと頻尿になることがあります。

頻尿になる原因は、風邪薬には「抗ヒスタミン剤」が含まれているからです。何回もオシッコをして水分が失われるとドライマウスになります。だから、舌が白くなりやすいのです。
副作用:眠気をもよおす、喉と口の乾き、だるさ、めまい、吐き気など。

花粉症の薬

花粉症の薬にも、風邪薬と同じ抗ヒスタミン剤が含まれています。だから、花粉症のお薬を服用していると舌が白くなりやすいです。

副作用:眠気をもよおす、喉と口の乾き、便秘、下痢、だるさ、めまい、吐き気、動悸、太る、生理不順など。

抗うつ剤、睡眠誘導剤など

「寝られない」という人が多くおられます。そんな時に睡眠誘導剤を服用するかもしれません。しかし、睡眠誘導剤にも「口が乾く」という副作用があります。

他に、抗うつ剤や精神安定剤を服薬した場合にも、ドライマウスになるかもしれません。これらの薬の副作用は以下のとおりです。

  • ふらつき・めまい・頭痛
  • 消化器系の働きが悪くなることによる、嘔吐・食欲不振・腹痛・下痢
  • 唾液の分泌が少なくなってのどが渇く
  • 呼吸が浅くなる
  • 疲れ・脱力感
  • 肌荒れなどの湿疹
  • 目の前がぼやけるなどの視覚障害
  • 味覚障害・のどの乾き
  • 性欲の低下
  • 免疫が低下して風邪などの病気にかかりやすくなる

これらの副作用は、飲んだ直後だけでなく、翌日にまでもちこすことがあります。眠れたからと言って、かならずしも体調が良くなるとは限りません。

まとめ

薬は病気を治すためのものですので、舌苔(ぜったい)を治すことよりも薬を服用するほうを優先しないといけません。たとえ、その薬によって、舌が白くなっていたとしても、病気が治り、薬を飲む必要がなくなれば、舌はきれいになるので、それほど神経質になることもないと思います。

もし、服用している薬の副作用で悩まれていましたら、今服用されている薬の成分を調べられてはいかがでしょう。

お薬を変えても舌が白いままの場合には、舌をケアすることが必要です。舌のケアというと舌磨きをイメージするかもしれませんが、舌を磨くのは良くありません。舌は磨かなくても取れる方法があります。詳しくは『美息美人(びいきびじん)で舌苔を除去する方法…白い舌がきれいに』をご参考にしてください。

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