口の渇きに bye bye!ドライマウス改善の知恵袋

ドライマウス対策している50代女性

ドライマウス完治の鍵!知恵袋で見つけた唾液促進・乾燥対策とは?

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)上林登です。

多くの人々が経験する**ドライマウス(口腔乾燥症)**は、口内の不快な乾燥感に悩まされる状態です。この記事では、治った事例を元に、実際に効果のあった対処法をご紹介します。

唾液の分泌減少により起こるこの症状は、ただの不快感にとどまらず、食事や会話、そして全体的な生活の質に影響を及ぼすことがあります。Yahoo! 知恵袋などのフォーラムには、「ドライマウスをどうにかして改善したい」という切実な声が溢れています。

本記事では、ドライマウスに悩むあなたに向けて、症状の改善に役立つ情報を網羅的に提供します。実際にドライマウスを克服した人々の貴重なアドバイス、専門家からの推奨される対処法、そして日常生活で簡単に取り入れることができる実践的なヒントまで、幅広くカバーします。

唾液の生成を促進し、口の乾燥を解消するための多角的なアプローチを紹介し、あなたのドライマウスという煩わしい症状に対する新たな理解と対策を提供します。

関連記事:ドライマウス症状の全て: 原因、対策、予防法まで詳しく解説

ドライマウスの症状と原因

ドライマウス(口腔乾燥症)、または唾液減少症は、口内の潤いが不足する状態を指します。口が乾く感覚は、口腔乾燥とも呼ばれ、多くの不快感を引き起こす原因となります。

1. ドライマウスの原因

ドライマウスは、薬の副作用や加齢、ストレスといった多くの原因によって、唾液の分泌減少から引き起こされます。しかし、場合によっては特定の原因が分からないこともあります。

  1. 薬剤の副作用
  2. 自己免疫疾患
  3. 放射線療法や化学療法
  4. ホルモン異常や感染症
  5. 高齢

・出典:ドライマウス 厚生労働省e-ヘルスネット

口が乾く原因となる病気には、風邪による発熱のほか、以下のようなものがあります。

  1. シェーグレン症候群などの自己免疫疾患
  2. 頭頸部の癌に対する放射線治療や化学療法
  3. 終末期の患者
  4. 糖尿病など

2. 主な症状

ドライマウス、別名乾燥口腔は、日常生活において多くの不便をもたらします。軽度の主な症状は、口の中が粘っこい、口の中が膜の張ったような感覚、口臭が気になるなどです。寝ている時にいびきをかくと、口呼吸になり、朝起きると喉がカラカラに乾いているかもしれません。

その他の症状として、舌のひび割れ、食べ物の飲み込みにくさ、味覚の変化、話すのが難しくなるなどがあります。

3.水分補給の重要性

ドライマウスの基本的な対策として、水分補給は欠かせません。十分な水分を摂取することで、口内を潤し、乾燥感を軽減することが可能です。適切な水分摂取は、口腔の乾燥感を軽減するための鍵となります。

4.舌が乾く原因

舌だけが乾く原因は複数考えられますが、特に高齢者や介護が必要な人々に見られる症状です。ドライマウスを緩和する方法として、唾液刺激によって唾液の分泌を促すことが有効です。

  1. 経管栄養を受けている
  2. 身体の不自由さ
  3. 唾液の分泌量が少ない場合や、特定の薬剤の副作用
  4. 口呼吸、高い水分摂取、抗うつ薬や利尿薬の使用など

ドライマウスの治療

症状が改善しない場合は、専門家のアドバイスを求めることが重要です。歯科医や医師は、唾液腺を刺激する治療や、必要に応じて唾液代替品を推奨することがあります。

ドライマウス(口腔乾燥症)の主な原因は、唾液腺の機能障害、特定の薬剤の副作用、あるいは自己免疫疾患などです。治療方法には、原因に応じたものがあり、例えば唾液の代わりとなる人工唾液や唾液の分泌を促進する薬剤が使われることがあります。

治らないケースは対症療法

完全に治らない場合、それは慢性的な健康状態や治療が難しい根本的な原因(例えばシェーグレン症候群などの自己免疫疾患)によることが多いです。

これらの状態では、症状の管理と生活の質の改善に焦点を当てた治療が行われます。専門医との定期的な相談を通じて最善の管理方法を見つけることが重要です。

症状が悪化する前に、早めの治療や適切な対処が求められます。水分をこまめに摂取する、人工唾液の利用、湿度を適切に保つ、口腔ケアを徹底するなどの方法が挙げられます。

ドライマウスは単なる不快な症状に留まらず、全体的な健康にも影響を与える可能性があります。そのため、症状が気になる場合は、早めの対策や専門医への相談が推奨されます。

ドライマウスの解消法…知恵袋の回答者のヒント

ドライマウス(口腔乾燥症)について、Yahoo!知恵袋にはいくつかの対処法が提案されています。一部の人々は、自律神経の乱れが原因であると指摘し、規則正しい生活、定期的な運動、深呼吸の実践、アロマなどによるリラクゼーションを推奨しています​​。

また、別の回答では、医者に相談し、唾液の分泌を促すために物をよく噛む習慣をつけることや、舌先で上顎の歯茎の内側を舐めるという健康法が提案されています​​。

これらの情報は経験に基づいた個人的なアドバイスであり、ドライマウスの治療法は個人によって異なるため、効果があるかは個々の状況によります。専門医の診断と治療を受けることが最も確実な方法です。

知恵袋で多かった回答には「唾液腺マッサージ」や「保湿ジェルを舌に塗る」などがありました。他にも「昆布茶がよく効いた」というアドバイスがありました。回答者の教えてくれた「ドライマウスの治し方」は次のようなものです。

  • 唾液腺マッサージ(指で口の中(歯茎等)をマッサージする様にこする)
  • 薄い昆布茶を毎日飲む
  • ガムを噛む
  • たくさんの水を飲む
  • ポーポークリーム(オロナインみたいな軟膏クリーム)がよく効いた
  • 人工唾液(アマゾンで売っています。おすすめはアクアバランス)とか麦門冬湯(これもアマゾンで売っています)あたりで様子見でいいと思います。
  • ドライアイは、簡単に治らないケースが多いです。
  • 対処療法ですが、口の中にパッチを貼って唾液がでやすいようにするものや、フレーバーがついてるジェルでお口を潤わすものがあります。
  • マウスピース

回答者の結果には個人差があるので、それの効果があって治ったのか、自然に治ったのか、定かではありません。ヒントにしてくだされば幸いです。

唾液はカンタンに増やせる

ほんだ式ドライマウス対策

医療法人ほんだ歯科の本田俊一医師がお勧めしている「唾液の出し方」をご紹介します。

  • 口が粘つく時は、お茶よりも水を飲む
  • たくさん水分補給すると、唾液がサラサラになる
  • ガムを噛んだ後も、口の中でコロコロと転がすと唾液が増える
  • にっこり笑うと唾液が出る
  • だし昆布を噛むと唾液がよく出る
  • 太極拳で唾液を出す
  • 和食が唾液を出す
  • 目線を水平にすると唾液が流れ出る

出典:「長生きする人は唾液が多い」本田俊一著 フォレスト出版

私の実践方法(おすすめ)

ドライマウス、つまり口の中が乾燥してしまう状態は、ストレスや生活習慣、薬の副作用などさまざまな原因が考えられます。私自身もかつてこの問題に悩まされ、日常の中でいくつかの対処法を試みてきました。以下は、私の実践して効果を実感した方法を紹介します。

1.小まめに水を飲む
口の乾燥を和らげる最もシンプルな方法は、水分を摂取することです。私は常に水筒を持ち歩き、喉が渇く前に小まめに水を飲むよう心がけています。特に乾燥する季節や室内など、水分が奪われやすい環境では、一日当たり約1.2ℓ程度の水分を意識的に摂取することをおすすめします。

2.適切なオーラルケア

口内環境を改善するためには、オーラルケアが重要です。無糖の噛むガムや唾液の分泌を促すキャンディーなどを使用することで、自然な唾液の分泌を促し、ドライマウスの症状を和らげることができます。

3.軽い運動、よく噛む、よく喋る
実は、軽い運動や、食事時にしっかりと食べ物を噛むこと、また、会話を楽しむことも唾液の分泌を促進します。私は日常生活の中で、これらの行動を意識して取り入れることで、健康的な生活習慣を作るよう心がけています。

簡単な方法ばかりですが、これらを実践することでドライマウスの不快感を大きく軽減することができました。同じ悩みを抱える方に、ぜひ試していただきたい対策です。

ドライマウスの治療

ドライマウスの治療目標は、適切な唾液量を保ち、口内環境を正常に戻すことです。ドライマウス症の治療を受ける必要があるかどうかを判断するためには、原因となっている疾患の改善や影響を考慮する必要があります。

また、状態が安定していないときは専門医の診断が必要です。不安となる場合は、専門医との面談を受けることで、最も効果的な治療法選択のための判断が下せます。

ドライマウス外来

大学病院などに「ドライマウス外来」を設置しているところがありますが、ドライマウスの治療は歯科でも受けられます。でも、ドライマウスは症状であり根本的な原因を取り除かないかぎり完治できません。一般的には、ドライマウスから起きる症状への対処療法になります。

治療法:保湿剤、含嗽剤、唾液分泌促進剤、モイスチャープレート

引用:大阪歯科大学附属病院 ドライマウス外来

唾液分泌量の検査法

ドライマウス外来や口臭外来を受診すると、まず、唾液がどれだけ分泌されるかを検査して確認します。

安静状態で自然に出てくる唾液をコップなどに吐きだしてその量を測定する「吐唾法」(0.1ml/分以下を唾液低下と判断)、ガムを10分間咀嚼して出てくる唾液の量を測定する「ガム法」(1ml/分以下を唾液低下と判断)、乾燥したガーゼを2分間咀嚼して、吸湿した唾液重量を測定する「サクソン法」(2g 以下を唾液低下と判断)などがあります。

出典:Quint Dental Gate

人工唾液

治療で処方される人工唾液には、「サリベート」というものがあります。サリベートは、口腔乾燥がひどく義歯を入れているのがつらいケースや、口の乾きから嚥下困難な患者さんに処方されます。

しかし、サリベートは長時間にわたり効果が続かなく不快感をもつ人もおられます。通販でも購入できるスプレータイプの人工唾液もありますが、効果は定かではありません

ドライマウス(口腔乾燥症)の治療

口呼吸の場合は、マウスピースによる矯正や、口唇の筋肉が弱い場合は口唇筋肉のトレーニングを行ない、鼻呼吸を習慣化します。

糖尿病、高血圧など生活習慣病がドライマウスの原因になっている場合は、抗酸化サプリメントなどで体質改善をはかったり、その治療薬に副作用がある場合は、処方薬の見直しをします。

ドライマウスの治療薬

ドライマウスの治療薬としては、シェーグレン症候群では主に唾液分泌促進薬として塩酸セべメリンあるいはアネトールトリチオンが用いられます。また、漢方薬(麦門冬湯、白虎加人参湯)が用いられることもあります。

傷ついた粘膜に対しては軟膏や含嗽薬、カンジダ症に対しては抗真菌薬が用いられます。乾燥した粘膜の保護には保湿剤や人工唾液が処方されます。

ドライマウス(口腔乾燥)の改善方法の指導

ドライマウスは、ストレス、食生活、生活習慣が影響してなっているので、自律神経を整える方法や食生活の改善などを指導します。

関連記事:口が乾くのはストレスが原因!?ストレス性ドライマウスについて

唾液を分泌させるための改善方法としては、唾液腺のマッサージや、口の筋肉や舌の運動の指導・練習などがあります。

ドライマウスに悪い食べ物・良い食べ物、

ドライマウスによくない食べ物

ドライマウスになると口が乾くのでカレーなど辛い食べ物は避けた方がいいです。舌がぱさぱさの場合は、炭酸水など刺激のある飲料を口にしても舌がぴりぴりするかもしれません。

また、ドライマウスは唾液の分泌が少なくなるため、クッキーやパンなどを飲み込むのが困難です。食事を容易にするためには、水分量の多い食べ物がいいです。

ドライマウス症は舌が乾き、舌痛症の原因になることがあります。歯磨き後に舌がピリピリする場合は、歯磨き剤に含まれる合成界面活性剤やアルコールなどの刺激成分がしみるからです。舌が痛む場合は、刺激の少ない歯磨き粉を使用するようにしましょう。

・関連:歯磨き粉使用時に舌が痛む?原因解明と効果的な対策法

ドライマウスに有効な食べ物

レモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物を食べると、唾液の分泌が促進されるので、ドライマウスを改善するためには良いです。

NHK「ためしてガッテン」では、昆布の「うまみドリンク」を飲むと、唾液が良く出ると紹介されていました。その理由は、舌の味覚でうまみを感じると唾液が出るからです。「おいしい」と感じる食べ物や飲み物にはリラックス効果があり、副交感神経が優位になるからですが、昆布でなくても、お菓子でも同じ効果があります。

他にも、繊維の多い野菜やガムでも沢山噛む必要があるので、ドライマウスには有効です。

また、ドライマウスの高齢者の場合は、口が乾くと食事が飲み込めないので喉に食べ物が詰まる危険があります。そのようなケースでは、ドラッグストアに置いてある「トロミ」を食べ物に混ぜると飲み込みやすくなります。

関連記事:舌苔を溶かす食べ物・予防できる食べ物について教えます

自宅でできるドライマウス対策

保湿ジェル

舌がパサパサするなどの口腔乾燥を防ぐ方法で、かんたんなものは、保湿ジェルです。保湿ジェルは、歯科医院だけではなく市販のものもあります。
保湿剤配合のマウスウォッシュもありますが、アルコールが含まれている場合には、かえって口腔乾燥を起こすことがあるのでご注意ください。

保湿ジェルは、舌や頬粘膜の乾燥がひどい場合に粘膜に塗って使用します。舌苔(ぜったい)ができている場合に有効です。しかし、日中は食事や唾液によって塗布したジェルが取れていくので長時間は保てません。

ですから、就寝前に舌に保湿ジェルを塗ることをおすすめします。寝ているときに口呼吸になっている人が多いですが、保湿ジェルを塗ることで防ぐ効果があります。詳しくは『舌が白いなら保湿ジェルをつけるのがおススメ。なぜおススメなのか・・・』をご参考にしてください。

うがい薬

うがい薬としては、イソジンうがい薬を処方されることが多いのではないでしょうか。イソジンは、口腔乾燥によって増えた細菌を消毒するためのものです。ですから、直接ドライマウスを改善することではありません。

他のうがい薬として、アズレンがあります。アズレンは、口腔乾燥によっておきた頬や舌粘膜の炎症を取り除くために使います。

トローチ・口腔用軟膏

トローチもうがい薬と同じように、殺菌作用が目的で使われます。口腔用軟膏は炎症を抑える目的で処方されますが、抗生剤が含まれるので長期にわたり使用するとカンジダ症になることがあるので使用には注意が必要です。

セルフケアの方法

ドライマウスを治すことは困難かもしれません。しかし、毎日の生活の中でセルフケアを心掛けることでドライマウスは改善できます。今からご紹介する方法をご参考に実践してみてください。

1、 水を飲む。ドライマウス対策で一番重要なことは水分補給です。でも、砂糖入りのジュースは良くありません。
2、 お部屋の加湿。乾燥しないようにすることが大切です。
3、 冬場は、口内が乾燥しないようにマスクを着用する。
4、 口呼吸の人は、鼻呼吸にする。(唇に医療用テープを貼る、マウスピースをはめて寝る)
5、 シュガーレスガムを噛み、唾液を出す。
6、 適度に運動し、自律神経を整える。
7、 禁煙する。
8、 飲酒は少なめに。
9、 人と楽しく会話する、笑うことで、表情筋ガムを動き唾液腺が刺激される。
10、カラオケで歌をうたうと唾液がよく出る。
11、 歯磨き粉やマウスウォッシュを刺激の少ない無添加のものに変えて使う。
12、 よく噛んで唾液を出すようにする。

一瞬で唾液を出す方法

ドライマウス症なのに、「何が一瞬で唾液が噴きだすだ。笑わせるな!」とお叱りを受けそうですが、あえて、このような表現を取らせていただきましたことお許しください。

それでは、「唾液を一瞬で出すことができる」ことの種明かしをします。唾液が一瞬で出る時ってどんな時だと思いますか?

答えA「梅干しをほおばった時。

答えB「切ったレモンを口に入れて吸った時。

答えC「きゅうりの酢の物の酢を一気に飲んだ時。

どれも、唾液が一気に噴き出します。というよりも、この質問を書いてる時から、私の口のなかには唾液が噴き出ています。

あなたはいかがでしょうか?酸っぱいことをイメージしただけで、唾液が出てきたのではないでしょうか?不思議な話です。酸っぱいものを食べてもいないのに、唾液が出てきます。

ドライマウス対策には、『唾液が臭い!ネバネバ唾液とサラサラ唾液の違い』をご参考にしてください。

唾液腺マッサージ

唾液腺マッサージのやり方はこちら

舌を動かすと唾液が出るようになります。舌で唇をなめると舌筋の運動になりますが、舌の刺激で唾液がよく出ます。

周囲の人にわからないようにこっそりと唇をなめてください。梅干しを想像したことで少し唾液が出ているため、濡れた舌で唇をなめると唾液腺が刺激され、一瞬で唾液が出てくると思います。おすすめな方法ですので、異常に口が乾いたときには、ぜひお試しください。

砂糖をなめる

砂糖をなめると、唾液が分泌されます。舌で甘さを感じると、唾液を出すように脳が指令を出します。

風邪のひき始めにのどが痛くなった時にのど飴をなめるのは、唾液の分泌を良くしてのどを潤すのがねらいなのです。

だからといって、糖分の多いお菓子や飴ばかり食べていると、口内環境が悪くなり虫歯や歯周病になります。その結果、かえって口臭がひどくなるなんてこともあるのでご注意ください。砂糖で唾液を出す方法について詳しくは、『あっという間に口臭を消す方法 !?砂糖は口臭を悪化させるのでご注意』をご参考にしてください。

よく噛む

あまり知られていないようですが、食事をすると唾液が分泌されます。食事をすると、顎や舌を動かし脳に伝わり唾液腺を刺激します。食事をすると唾液が出る。そのように、動物の脳はプログラムされているのです。

これは、唾液が分泌されることによって、噛みやすくなる、味覚できる、食べ物が混ざる、嚥下しやすくなる、などが容易にできるようになるからです。

じつは、一番簡単に唾液を出すようにできるのは、食事のときに「よく噛む」ことなのです。現在の咀嚼回数を2倍から3倍に増やすことで唾液の分泌量も増やすことができます。「よく噛む」を習慣にすると、唾液腺が刺激され、普段から唾液がよく出るようになります。ですので、今日から「よく噛む」を習慣づけられることをおすすめします。

水を飲む

口渇を改善するために、定期的な水分補給が必要です。しかし、水分過多はドライマウスの対処法とは逆であり、適切な水分摂取量を見極めることが重要です。

少量の水を頻回に飲みましょう。一日の水分補給としては1日あたり1.2リットル以上のお水を飲むことをオススメします。

引用:厚生労働省 「健康のため水を飲もう」推進運動

水を口に含むと、それだけで口中を潤しますが、水を飲むことによって唾液腺を刺激できます。一度に多量に飲む必要はありませんが、少量ずつ口に含むことをおすすめします。

水を飲むのは良いことなのですが、ジュースや緑茶、コーヒーなどを飲むのは逆効果になります。

厚生労働省が勧めている水の飲み方は、「目覚めの一杯、寝る前の一杯」です。これは、血液中の水分が不足しないようにするためです。しかし、睡眠中は唾液がほとんど出なくなるので、寝る前に水を飲むのは良いことです。ドライマウスで朝、口が乾く場合には是非お試しください。

口腔ケア

ドライマウス対策で「口腔ケア」というと意外かもしれませんが、口内が汚れているとストレスから唾液が出なくなります。反対に口内の汚れが取れスッキリすると唾液がよく出るのです。

歯科で歯石除去やクリーニングをしてもらうと、唾液がよく出るのはそういう理由からです。

歯磨きはドライマウス対策には大切なのですが、それだけでは口内環境をきれいにスッキリさせることはできません。というのは、ドライマウスの場合には舌が汚れているからです。

舌苔を取り除くことで唾液がよく出るようになるので、舌苔のケアもおすすめします。

関連記事:舌苔と口臭の全て:効果的な除去・予防ガイドとプロの秘訣

ドライマウスの予防方法

ドライマウスは、症状が出てから治すことよりも、普段からの予防が大切です。以下に自分でできる予防方法をご紹介します。

ドライマウスの予防方法:

  • 水分摂取:一日を通して十分な水分を摂取し、口の乾燥を防ぎます。
  • 口の中の刺激物を避ける:アルコール、カフェイン、辛い食品は口の乾燥を引き起こすことがあるため、これらの摂取を控えめにします。
  • 口腔衛生:定期的な歯磨きとフロス使用で、口腔内を清潔に保ちます。
  • 喫煙の禁止:タバコは口腔の乾燥を引き起こしやすいため、喫煙を避けます。
  • 加湿器の利用:室内の湿度を適切に保つことも、ドライマウス対策として効果的です。加湿器を使用することで、空気を潤し、口内乾燥を防ぐことにつながります。
  • 食生活の見直し:食生活の見直しも、ドライマウスの改善に寄与します。特に、刺激物の少ない食品を選び、乾燥を促進させるカフェインやアルコールの摂取を控えることが推奨されます。
  • 定期的な歯科検診:定期的な歯科検診で、口腔の健康状態をチェックし、必要に応じて専門家のアドバイスを受けます。

これらの予防策を日常生活に取り入れることで、ドライマウスのリスクを低減し、口腔内の健康を維持することができます。

まとめ

ドライマウスは多くの人が経験する一般的な状態ですが、上記のような対策を講じることで、症状を軽減し、日常生活の質を向上させることが可能です。治った事例や知恵袋でのアドバイスを参考にしながら、自分に合った方法を見つけてください。

口が乾いて口臭が気になる場合は、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がおすすめです。

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

参考文:埼玉医科大学公衆衛生学教室「舌診の研究」

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