ブリッジが口臭を発生させる…原因と対策

歯冠ブリッジ

「ブリッジによる口臭」は他人事じゃないです!
虫歯や歯周病になると、治療をしていても最終的には抜歯することになりかねません。

歯が抜けた部位を補うためにブリッジを入れます。当初は義歯などと違い良く噛めるし、慣れると自分の歯のようでこれほど良いものはないと思うかも。

ところが、このブリッジも日にちが経つと、色んなトラブルが起きます。口臭がすることもその内の一つ。

今回の記事では、ブリッジを入れたことによって起きる「トラブル」と、「口臭を予防する方法」についてお伝えします。
ぜひご参考にしてください。

ブリッジが口臭原因になっているかも?

irasutokousyu

私のブリッジ体験をシェアします。

舌が白いわけではない。
膿栓(のうせん)が出ているわけではない。
鼻からの息がくさいわけでもない。
胃腸が悪いわけでもない。
もちろん、虫歯も全部治療している。

それなのに…口臭がしている。

これは、10年以上も前の私の話です。今となっては笑い話として話せますが、その当時は、真剣に悩んでいました。

さて、私の口臭の原因は何だったと思いますか?

この時の私の口臭は、前歯の4本ブリッジから出ていたのです。

前歯に差し歯(正確には支台歯の上部にポーセレン歯を被せている)のブリッジを入れていました。

4本ブリッジを入れることになったのは、昔、田舎の歯医者さんにかかっていたことから、前歯を抜歯されたのが発端です。といっても、私の口腔ケアが悪かったのが元々の原因ですが。

抜歯した後に、硬質レジンのブリッジを入れていたのですが、その5年後、ポーセレン歯(メタルボンド)に変えたのです。

ポーセレンの歯

写真は前歯の3本ブリッジですが、私の場合は前歯4本ともポーセレンのブリッジ。

1本13万×4本= 52万円

そんな高額な歯を入れたにも関わらず、いつのまにか前歯舌側の人工歯と歯ぐきの間に隙間ができたのです。
その隙間が気になり、いつも指の爪で詰まっている食べかすをほじくっていたのを覚えています。

爪を嗅ぐとくさ~い。けれど、癖になる臭いでした。

隙間を直すとこなく、そのまま放置していたら、段々と隙間も大きくなり、食べかす(プラークも)も良く詰まるようになり、、、

もっと酷い口臭に!

それどころか、歯ぐきの色までが変色して歯ぐきが紫色に!

それで、結局、前歯のブリッジを外して作り替えることになったのです。新しいブリッジはよく適合していて、隙間もなく快適でした。ですから、作り替えて少し立つと、歯ぐきの色もピンク色に。

もちろん、口臭の微塵もなくなっていました。
こんなに簡単に口臭も歯ぐきも治るんだったら、もっと早くブリッジを作り替えるんだった。と悔やんだものです。

ところが、ブリッジによる口臭は、それほど単純なものではありませんでした。それから、1年も経たないうちに以前と同じような症状に悩むことに。それも、前歯だけではなく奥歯のブリッジも悪化したのです。

前歯に差し歯を入れているケースが多いのですが、差し歯も口臭の原因になります。差し歯と歯ぐきの間には汚れがたまりやすく、腐敗臭がすることがあります。詳しくは『差し歯が臭い時の原因と対策』をご参考にしてください。

ブリッジを入れるケースについて

okubanurizzi

歯周病になると、歯ぐきの腫れを繰り返し歯槽骨も退縮します。その結果、歯が動揺し最終的に抜歯することになります。

歯が抜けた状態でそのままにしておくと、上手く食事ができないだけではなく、噛み合わせが悪くなるなど、別の問題を起こします。そのため、歯が抜けてなくなった所を補うために作るのが、ブリッジです。

歯冠ブリッジ

ブリッジのメリットは、義歯のような違和感がなく良く噛めることです。歯が抜けたところが復活するのですから、こんなに有難いことはありません。

ですが、ブリッジには3つの大きな問題があります。

このことをお知らせしたくてブログを書いています。というのは、私自身、10年以上も前にブリッジを入れたことによって歯周病や口臭というトラブルと戦うことになりました。その経験を生かすために書いています。

ブリッジはきれいに磨けない

歯磨き

ブリッジのダミー部分の底にプラークが着いても、歯ブラシが入らないので、食べかすなどの汚れがたまってしまいます。同じように、ブリッジの歯と歯の間もきれいに磨けません。

これが、「ブリッジを入れてから、歯みがきをしても口臭がする。。。」という理由です。

歯医者さんに行くと、ブリッジを入れると歯ブラシだけではきれいに磨けないので、歯間ブラシを使うように指導されます。私も、ずっと歯間ブラシを使ってきました。

sikanburasi

でも、歯間ブラシを使っても、ダミーの底部分は十分には磨けないのが現実です。プラークが着いたままになると、そこから腐敗臭(口臭)がします。

ブリッジは歯周病を誘発する

ブリッジのダミーの底や歯肉部分にプラークが着いたまま放置しているので、歯ぐきを痛めてしまい歯肉炎を発症しやすくなります。

健康な歯ぐきと歯周病の歯ぐき

歯ぐきが腫れる

歯肉炎が発症すると、膿をともなう出血により口も苦く臭く感じます。歯周病菌による口臭は、自他ともに臭く感じる強さのニオイです。

歯周ポケットが深くなる

歯肉炎になると、ブリッジ部の歯周ポケットが深くなるのでプラークがたまりやすくなります。そして、歯周ポケットには歯肉炎による膿も溜まります。このことが、歯みがきをしてもすっきりしないという理由です。

これらのことから口臭もさらにひどくなります。

ブリッジは二次カリエス(虫歯)になりやすい

歯ぐきが腫れる

被さっている銀歯の中で虫歯が進行する。長年、ブリッジを入れていると、こんなトラブルも。
それは、被さっている銀歯の中で虫歯が進行しているかもしれないのです。

ブリッジの銀歯を外してみると、こんなに虫歯が進行していることも珍しくありません。虫歯になると、歯の内部が腐っているので強い腐敗臭(口臭)を発します。
虫歯をこのまま放っておくと、歯根の先まで病菌が食い尽くすことになってしまいます。こんなことにならないように、たまにレントゲンで検査してもらうことも大事です。

ブリッジを入れると歯根にヒビ割れが出来るかも

橋

ブリッジの支台歯にひび割れができる。ブリッジを被せている歯根にひび割れができるというようなケースもあります。私の場合は、歯根にヒビ割れが生じました。

ブリッジは、両端2本の歯で3本分の力を負担することになりますので、両端の歯には過度の疲労が積み重なっていきます。

そして、両端の歯には長年の疲労が重なった結果、ヒビが入ることに。

ヒビが入っても外見上は見えませんので、そのまま放置することが多いようです。私の場合もそうでした。

さらに悪いことに…

ヒビの割れ目から歯周病菌が入っていき、歯根の先に膿の袋ができます。

根尖歯周炎

歯根の尖端に膿の袋ができると、膿がたまり歯ぐきが腫れます。そして、歯ぐきを突き破って膿がでてきます。

歯ぐきが腫れる。くさい膿が出る。… 口が苦い。臭い。…

根尖性歯周病になると、この繰り返しです。この治療は、腕のいい歯科医でないとかなり難しいです。


中途半端に細菌が残ったまま治療していると、歯周病は何度でも再発します。
ですから、歯周病は難病といってもいいくらいの病気です。

これらが、「ブリッジをしてから口臭がする。」という理由だったのです。

ブリッジの口臭対策と予防

歯科医院

ブリッジを入れると、抜歯した後も良く噛めるようになるかもしれませんが、虫歯や歯周病、そのほか口臭が出るなどのリスクも高まります。

こんな最悪な結果にならないように、ブリッジを入れたら次のようにしてください。

ブリッジのケア

  • 定期的に歯科検診を受ける。
    3か月ごとに歯科で定期健診を受け、歯石除去をしてもらう、歯周病の治療を受けることが大事です。
  • より丁寧に歯磨きを行う
    ブリッジを入れると磨きにくい部分ができるために、今までよりも丁寧に歯磨きを行う必要があります。そのためには、通常の歯ブラシのほかに歯間ブラシやワンタフトブラシを使用することも必要です。
  • 泡の立たない歯磨きの使用
    市販の歯磨き粉には発泡剤が含まれるものが多く、ブラッシング時に泡が立ち狭い部分を観察しながら磨くことが困難かもしれません。その対策として、無添加の歯磨き粉を使用することも良いかもしれません。

このように、お家でも丁寧にブラッシングケアを行うことで、ブリッジを入れてもトラブルを予防できます。できれば、泡が立たない完全無添加の歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使用されることをお勧めします。美息美人(びいきびじん)はアルカリイオン水の歯磨きなので、口臭予防にもなります。

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二次カリエスなどの虫歯が原因で口臭をすることもありますが、その後、虫歯を治療してからも口臭が続くこともあります。「口臭原因が分からない。」と言う場合には、こちらの記事「口臭外来では常識の口臭対策!これで98%の口臭原因と予防方法がわかる!
」をご参考にしてはいかがでしょう。

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