食後すぐの歯磨きは〇?×?いつ歯磨きを行うのが効果的?

歯科衛生士によるブラッシング指導

食後すぐの歯磨きについて意見が分かれているが、本当の所は?

日本中に「食後の歯磨き」の習慣が定着したのはいつからなのでしょう?50年前、私が子供のころには、すでに、食後すぐに歯磨きを行うよう学校で指導されていました。

ところが、10年ほど前から食後すぐの歯磨きは、歯を溶かすので良くないといわれ出しました。これは、NHKの「ためしてガッテン」という番組の中で、「食後の歯磨きNG」が特集されたからのようです。

しかし、日本小児歯科学会が、この「食後の歯磨きNG」は間違いと発表。そして、歯科医の中にも賛同されている先生が多くおられます。

このようにして、「食後の歯磨き」は、日本中の歯医者さんも賛否が分かれています。でも、それでは私たちは何を信じて「いつ歯磨き」を行えば良いのでしょう?

今回の記事は、いつ歯磨きを行うと良いのかについてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

「食後すぐに歯磨きを行う」ことに賛成派の理由

私が子供の頃に当たり前になっていた「食後すぐに歯磨き」を行う理由は、実に簡単です。

食事をした後は、歯や歯間に食べかすが残り、それが虫歯の原因となる歯垢をつくるからです。だから、食後すぐに歯磨きをして食べかすを取り除き、口の中を清潔にする。

実にもっともなシンプルな理由です。そして、この歯磨き理論は現在も生きています。

口腔ケアの専門家である歯科衛生士さんまでが、昼食を終えると、我先にと洗面台を取り合い歯磨きをしています。本当です。これが、日本の歯磨き事情です。

もちろん、歯科衛生士さんだけではなくOLのみなさんも食事をとった後はすぐに歯磨きをしているのではないでしょうか。

「えっ? ふつうに私も食後には歯磨きをしていますが?」
「食後に歯磨きをしないと、口臭が気になりますから。」

でも歯磨きをしていても、歯石が付くことがあります。詳しくは『歯磨きしても歯石がつく!取れない!その原因と対策法』をご参考にしてください。

「食後すぐに歯磨きを行う」ことに反対派の理由

食後すぐの歯磨きは、エナメル質から脱灰したカルシウムを洗い流してしまうため、歯が弱くなり虫歯の原因になるといわれています。

もっというなら、90歳くらいまで生きた時には、歯のエナメル質がなくなって象牙質がむき出しになって茶色い(黒っぽい)歯になっているかもしれないと。

その理由は、歯の脱灰化です。食後すぐに歯磨きを行うと、歯から解け出したカルシウムやリンなどのミネラル成分が洗い流されてしまう。このことが、食後の歯磨きがNGの理由だそうです。

食後すぐは、脱灰化によって歯からカルシウムイオンが唾液中に溶け出す。ところが、食後すぐに歯磨きを行うと、溶けだしたカルシウムイオンまで洗い流してしまう。

「こんな無茶な行為を続けていたら、80歳、90歳になったときには、たとえ歯が残っていたとしてもボロボロになってしまうかもしれません。」と論説する歯医者さんもおられます。

このようにならないために、よく言われているのが、「食後は歯磨きをしないほうが良い」です。

でも、これも信頼性が低いです。歯磨きをしなければ、歯垢がつくので結局虫歯になるかもしれません。詳しくは『その虫歯予防方法は効果が出てますか?歯磨きのコツを教えます』をご参考にしてください。

酸蝕症(さんしょくしょう)

キウイを食べる

食事による脱灰化と、酸性の食べ物を食べた後におこる酸蝕(さんしょく)は異なります。一般的な食事程度でエナメル質が溶けることはない。エナメル質が溶けるのは虫歯が出す酸が影響していると断定していました。

このことについて、日本小児科学会がHPに掲載していましたので、ご紹介します。

最近になって、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道が新聞やテレビで伝えられたため、現場がやや混乱しているようです。
これらの報道のもととなったのは、実験的に酸性炭酸飲料に歯の象牙質の試験片を90秒間浸した後、口の中にもどしてその後の歯みがき開始時間の違いによる酸の浸透を調べた論文で、むし歯とは異なる「酸蝕症」の実験による見解なのです。
実際の人の口の中では、歯の表面は上記の実験で用いられた象牙質ではなく酸に対する抵抗性がより高いエナメル質によって被われています。したがって、このような酸性飲料を飲んだとしても、エナメル質への酸の浸透は象牙質よりずっと少なく、さらに唾液が潤っている歯の表面は酸を中和する働きがあり、酸性飲料の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。つまり、一般的な食事ではこのような酸蝕症は起こりにくいと考えられます。

引用:日本小児科学会 食後すぐの歯磨きについて

食後すぐに歯磨きをした方が良いケース

歯ぐきをブラッシング

「食後30分は、脱灰化によって歯からイオンが溶け出ているので、できるだけ歯磨きをしないほうが良いでしょう。できれば、食事をしたら30分以降に歯磨きをするのがベストかもしれない。」といわれる歯医者さんがいます。

しかし、その言葉に続けて、「小さな子供の場合には、歯磨きで口腔内を清潔にすることが大切。難しく考えて何もしないよりも、歯磨きをする方が良い。」

この言葉には、説得力がありました。子供だけでなく大人でも、磨かないよりも磨いた方が良いに決まっていますよね。

食後すぐの歯磨きが口臭発生の原因になる

うんこ臭いと鼻をつまむ女性

どうして、昼食後、歯磨きをしたら口臭がひどくなるのでしょう?その答えは、「歯磨き粉,危険」で検索すると、その理由がたくさんでてくるので驚きます。

ほんだ歯科のサイトより抜粋したものをご紹介します。

歯磨き粉の界面活性剤についてのHONDA説http://www.honda.or.jp/breath/detail/02-6.html

多くの歯磨き材に含まれる合成界面活性剤(合成石鹸)。その界面活性剤を取り除こうとして、うがいすればするほど食後の唾液は喪失して、口腔内の乾燥を進めると同時に、舌表面には、歯磨きでは取り除くことのできなかった食べカスが大量に残っているので、口腔内は酸性化して虫歯になりやすくなるとともに、口臭が起こりやすくなるといえます。

唾液が出ていると口臭は発生しにくくなります。その唾液が最も出る時間帯は食事中。だから、食後も口臭がしないのが普通です。

昼食後の歯磨きは、口臭を起こりやすくします。その理由は、歯磨きとうがいによって、沢山出ていた唾液を洗い流してしまうからです。そのことによって、口腔乾燥になる。

このように、ほんだ歯科の先生は仰られています。

また、舌表面に残った食べかすは、ふつうは唾液で洗浄されていくのですが、合成界面活性剤の使用により、口中が酸性化し細菌が異常増殖をします。

その結果…舌が白くなる。

鏡で白い舌を見ると、ついつい舌磨きをしてしまい、舌乳頭を傷つけてしまいます。

舌磨きをすると、傷ついた舌乳頭が逆立っています。傷ついた舌乳頭の間には、今まで以上に食べかすがたまり細菌が増殖します。その結果…だんだんと舌苔(ぜったい)が厚くなり、口臭もひどくなる。詳しくは『正しい舌磨きの方法』をご参考にしてください。

それだけではありません。日本口臭学会で発表されていた論文のなかには、舌苔が出来ている人が歯磨きを行うと、舌苔がはがれて口中に散乱し口臭が発生するといわれていました。

これが、食後の歯磨きの危険性です。口臭原因については『口が臭くなる人、ならない人、その違いは?』をご参考にしてください。

ホタテ貝の美息美人ならいつ歯磨きをしても良い?

じゃあ、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」の場合はどうなんですか? 同じでは?

良い質問です。

ご存じのように、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」の成分は、100%ホタテ貝殻からできています。成分の98.9%が、「貝殻焼成カルシウム」です。貝殻の成分は、歯のアパタイト成分とよく似ています。

そのため、美息美人でうがいや歯磨きを行っている間、歯の再石灰化を促すことが期待できます。

だから、ふだんはもちろん、食後にも「美息美人(びいきびじん)」で歯磨きをすると歯を強くできるのです。

どうしても食後すぐに歯磨きをしたいのでしたら、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」をお使いになられてはいかがでしょう。

まとめ

「食後すぐに歯磨きをしてはいけない。」と言われると、理論上はそうかもしれませんが、歯磨きがおろそかになってしまうかもしれません。それよりも、歯磨きを行うことの方が虫歯予防には重要かもしれません。

だからといって、食後すぐに歯磨きを行うことにはリスクがあります。それは、唾液を洗い流してしまうこと。せっかく食事をしたことで沢山分泌された唾液が歯磨きとうがいによって洗い流され口腔乾燥を引き起こす可能性があります。

唾液には、歯や歯肉を守る成分も含まれているので、唾液は洗い流さないでおきたいものです。

それだけではありません。歯ブラシで歯磨きをすると、舌についている汚れが浮遊し口臭が発生することも分かっています。折角の歯磨き行為が、予想に反して口臭を生み出していたのです。

このように、口臭が起きないようにするには、舌苔(ぜったい)をなくすことから始める必要があります。詳しくは『舌磨きをしないで舌苔(ぜったい)を取る方法!舌を磨くと逆効果になるのでご注意ください』をご参考にしてください。

口臭予防歯磨き粉「美息美人」

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