歯ブラシの選び方!虫歯予防と歯周病予防では異なります

清潔な歯ブラシ

多すぎる種類の歯ブラシ…どれを選べば良いの?

歯ブラシを購入するとき、何を基準に選んでいますか?もしかして、値段で決めているのではないでしょうか?

歯を効果的にケアするためには、どの歯ブラシを使うかが重要です。一見すると、どれも同じように見える歯ブラシですが、実際使ってみると全く異なります。

もし、歯磨きを丁寧にしているのに、トラブルが起きているのでしたら、今回の記事をご参考にされ、歯ブラシを買い替えてはいかがでしょう?

多すぎる歯ブラシの種類

ドラッグストアの歯ブラシコーナーには、沢山の歯ブラシが陳列されていますので、その中から良い歯ブラシを選ぶのは至難の業になります。

迷ったあげく、結局はいつも使っている歯ブラシになったり、CMで良く見る歯ブラシを購入することに。

歯ブラシを選ぶときに多くの人がそのように行動されます。

でも、歯ブラシの選択を間違えると、同じように歯磨きをしても、虫歯や歯周病になるリスクが高くなることが分かっています。

反対に自分の口に合った歯ブラシを使用すると、虫歯や歯周病をより効果的に予防できます。

しかし、「あなたのお口にはこの歯ブラシが合っていますよ。」とアドバイスしてくれる人などいないのが現状です。

歯ブラシの選び方…基本編

この記事を読まれて、あなたのお口の状態に合った歯ブラシを選ぶ時のご参考にしていただければと思います。

「歯磨き」を行う目的は、虫歯と歯周病の予防のためです。虫歯を予防するためには、歯の表面に付く歯垢を除去しないといけません。でも、歯周病の場合は歯の表面だけブラッシングしてもダメです。

歯周病菌は、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)に増えます。だから、歯周ポケットの中をきれいにしないと、たとえ、治療を終えていてもすぐに再発します。詳しくは『歯周病の口臭、出血、歯茎の腫れに効く歯磨き粉の選び方』をご参考にしてください。

歯ブラシを選ぶときには、6つのポイントを考慮して決めることが大事です。

ポイント1、毛先の硬さ

歯ブラシの毛先は、「かため」、「ふつう」、「柔らか目」と別れています。毛先の硬さは歯肉が健康か炎症を起こしているかで決めます。

歯肉炎や歯周炎の場合には、「柔らか目」の歯ブラシを使用すると良いです。でも、歯茎が健康であれば、「ふつう」を使う方が良く磨けます。

「かため」の歯ブラシは、歯に着いた汚れを良く落とせますが、歯肉を傷つけやすいです。

ですので、歯の表面に着いた汚れを落とす時には「かため」、歯肉炎の予防のために歯周ポケットの中をブラッシングしたい場合には、「ふつう」というように使い分けると合理的です。

ポイント2、植毛部分の大きさと形

植毛部分も大きいものか小さなものまで様々です。植毛部分は大きいほうが速く磨けそうですが、狭い箇所をきれいにブラッシングすることができません。

特にお口が小さい女性では、奥歯がきれいに磨けないことにも。それでは、どうして植毛部分が大きい歯ブラシがあるのかという疑問も起きてきませんか?

それは、人によっては、歯磨き粉を多量に着ける習慣になっているからです。

歯磨きについての知識が行き届いていない数十年前には、歯磨き粉を多量に着けてブラッシングするのが一般的でしたので、年配の人に多いです。

そのような人には、小さな歯ブラシでは物足りないのかもしれませんね。その対策として、植毛部分の先端を細くしている歯ブラシも多く出ています。

ポイント3、ブラッシング方法で選ぶ

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歯科医院で衛生士さんからブラッシングの指導を受けられたことはありますか?

ブラッシングではじめに指導されるのは、歯ブラシの持ち方です。ペンを持つようにします。

棒を握るように持つとどうしていけないのかというと、「力が入り過ぎてしまい歯を削ってしまうから。」だそうです。

この考え方は、研磨剤の入った歯磨き粉を使うことを前提としています。

ですので、「柔らか目」の毛先の歯ブラシを使うとか、研磨剤が入っていない無添加の歯磨き粉を使えば問題ありません。

でも、細かい箇所をブラッシングするには、ペングリップ式で磨く方が効果的に磨けることが分かっています。

ですから、ペングリップ式でブラッシングするかどうかで、歯ブラシの柄の形を選ぶ必要があります。

ポイント4、歯ブラシの毛の材料

毛先に使われているのは、ナイロン製か動物の毛です。歯ブラシは使うと細菌が付着し増殖します。

ナイロン製、動物毛のどちらも細菌が増えますが、動物の毛はタンパク質であるために細菌が増える温床になります。

衛生上からも、たとえ毛先が開いていなくても1か月に1回は歯ブラシを変える方が良いです。

ポイント5、歯ブラシの柄の形

歯ブラシの柄がまっすぐなストレート形のものと、奥歯が磨きやすいように柄の部分が曲がっているものに分かれます。

確かに、柄が曲がっていると奥歯などが磨きやすくなるかもしれませんが、前歯などがかえって磨きにくくなるという欠点も起きます。

ですので、歯ブラシの柄がまっすぐか曲がっているかというのは個人の好みになります。

ちなみに歯科医院で販売している歯ブラシの多くはまっすぐなストレート形の歯ブラシです。

ポイント6、植毛方法

現在、歯ブラシがこぞって技術競争しているのが、植毛部分かもしれません。

昔と違って毛先の形状も歯ぐきが痛くないよう丸くしているのは常識で、更に進化して歯周ポケットの中を磨きやすいように毛の先端をテーパー状にしたものまであります。

そして、植毛方法も歯ブラシの先、中央部分、左右側と分けて毛の硬さや長さを変えて植毛しているものもあります。

良く考えられているのですが、この考え方も歯ブラシは1本だけでブラッシングするものという思考から生まれています。

どれだけ工夫しても、1本の歯ブラシですべてに対応するには限界がありますし、歯ブラシの毛先が平面でないと、逆に磨きにくい部分もあります。

できれば、最低でも奥歯用、前歯用と2本の歯ブラシを用意することによって、予防効果をアップできます。

電動歯ブラシの方が良く磨けるのだろうか?

電動ハブラシの種類も沢山あります。横揺れ、縦揺れ、円に動く、振動、と毛先の動きも様々です。また、価格に関しても1,000円を切るものから、1万円以上の歯ブラシまで。

だから、迷ってしまうのでしょう。「価格によって磨き方に差があるのでは?」とか、「手磨きよりも、やっぱり電動歯ブラシの方が良く磨けるのでは?」と考えてしまうかもしれませんね。

実際、メーカーや種類によって、使いやすさや歯磨き効果には多少の差があります。

そして、ブラッシングの仕方が上手に出来ているかどうかで、個人差も大きくでます。ですが、使い方によっては、明らかに手磨きよりも速くきれいに出来ます。

何を言いたいのかというと、誤解しないでほしいのですが、たとえ電動歯ブラシを使っても、ブラッシング方法が下手だと磨き残しができます。

大切なのは、歯ブラシよりも「ブラッシング方法」だということを理解してほしいのです。でないと、宝の持ち腐れになってしまいます。

個人的には、極細毛の振動式歯ブラシが好きです。歯間や歯周ポケットの中を振動によってきれいにします。

ただし、振動式は毛先自体が動かないので手磨きと同じようにブラッシングしないと磨けません。電動歯ブラシだから歯に当てるだけで磨けると勘違いしていたら汚れが着いたままになるかもしれませんのでご注意ください。

歯間ブラシやフロスは必要だろうか?

どれだけ丁寧にブラッシングしても、狭い歯間部分の歯に着いたプラークは落としにくいものです。

歯石が着きやすいのもこの部分です。だから、歯間部分の歯面が黒くなったり、虫歯になったり、その部分の歯ぐきが歯肉炎になったりします。

それらを予防するには、歯ブラシのほかに、歯間ブラシやフロスで汚れを取ることも必要です。

ところが、朝の大事な時間に、歯間ブラシやフロスを使うと時間が掛かるため、余程余裕がないと困難です。

ですので、朝は歯肉炎が気になる箇所だけ歯間ブラシを使うとか、仕事から帰ってからゆっくりとフロスをするなどすることをお勧めします。これを行わないと口臭の原因になることもあります。

歯周病予防には、ワンタフトブラシは必須!

ワンタフトブラシ

ふつうの歯ブラシでは、歯周ポケットの中の汚れを取ることは困難です。たとえ電動歯ブラシでも、難しいです。

その理由は、植毛の形状にあります。歯周ポケットの形は溝状ですから、並行に植毛されている歯ブラシの毛では奥まで入っていけません。

そのために開発されたのが、ワンタフトブラシです。

この歯ブラシで歯周ポケットの中をなぞるだけで、歯周病予防にはかなりの効果を上げることができます。

軽度の歯肉炎であれば、歯石を取ったあと毎日、ワンタフトブラシで歯周ポケットの中をなぞるだけで良くなっていきます。

中程度以上の歯肉炎・歯周炎になれば、歯ぐきが元に戻ることはありませんが、歯ぐきが引き締まり健康的なピンク色の歯ぐきになることも可能です。

歯周病になると口臭も強くなりますので、口臭を予防するためにも歯周病を悪化させないことが大切です。

ですので、歯周病が気になる場合には、是非ともお使いください。(※口臭予防歯磨き粉「美息美人」を購入すると特典としてワンタフトブラシがついています。)

本日の記事が、あなたにとって「一番合った歯ブラシを購入する」ためのご参考になったでしょうか?

効果的に口腔ケアを行うためには、歯ブラシ選びが重要ですが、もう一つ重要なものがあります。

それは、「どの歯磨き粉を使うか?」です。歯磨き粉は歯ブラシ以上に種類も多く、選ぶことが大変かもしれません。

そんな時には、こちらの記事「歯医者が推奨する歯磨き粉ランキング 」を参考にされてはいかがでしょう。

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