歯周病は人からうつる!?完全に治せる?症状で違う治療法

リンゴをかじると血が出た

歯周病は症状によって治療法が違います!

「もしかしたら歯周病かもしれない?でも、治療が怖い!」そのように一人で悩んでいませんか?

歯周病は歯周病菌による感染症です。歯周病がうつると歯茎が腫れたり口臭がしたりといろんな症状がおきます。また、歯周病の治療をしても、歯ぐきが下がり歯が長く見えたりすることがある。それに、歯周病にかかるともっと嫌なことがあります。それは口臭がおきることです。歯周病になると膿の臭いがするので、口臭が生臭くなります。

それだけではありません。歯周病が悪化すると歯がグラグラと動揺し、最終的に抜歯することになるかもしれません。抜歯すると、その後の治療は、義歯で補うか保険外のインプラントにするかしか選択肢がなくなります。

このようなことにならないためにも、歯周病は初期の段階に治療することが大切です。口臭が気になったり歯茎が痛くなったらすぐに歯周病の対策をおこなってほしいです。今回の記事では、歯周病菌がうつる原因と症状別の治療法についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

歯周病は人から人へうつる感染症

歯周病は「25歳以上の人の85%が感染している」といわれています。しかし、そのすべての人たちが歯周病になっているわけではありません。どうしてだと思いますか?その理由をご説明します。

歯周病は歯周病菌の感染によって起こる炎症性の疾患です。感染経路はキスなどによって直接人から人へうつる場合と、同じ食器を使うなど間接的にうつる場合があります。

歯周病菌がキスでうつる場合には、恋人同士や母子のキスがあるかもしれませんが、この場合にうつるのは歯周病菌であって、歯周病になるわけではありません。同じように、同じ飲み物を回し飲みすると間接キスになり、歯周病菌がうつりますが、だからといって、すぐに歯周病になるわけではないのです。

たとえ歯周病菌が口に入っても、口腔環境がキレイであれば歯周病菌は増えないので、歯肉炎や歯周炎を引き起こすことはありません。ところが、疲労やストレス、加齢などが原因で免疫力が低下するとか、唾液が減少すると、歯周病菌が増えて歯茎に炎症を起こします。

このようにして、歯周病になるにはいろんな要因があります。これら要因を予防することで歯周病も予防できるのです。詳しくは『歯周病はマウスウォッシュや歯磨き粉では治らない!?テッパンのプラークコントロールはこれ!』をご参考にしてください。

しかし、歯周病初期の炎症であれば、痛みを感じることもないので歯周病を自覚することはほとんどないと思います。だから、うつっていても、気づかない。だから、歯周病は怖い。。。

引用:原澤歯科

歯周病は治る?

歯周病に一度なると治らないという人が多いのではないでしょうか。確かに、歯周病は感染症のため、歯肉炎などの症状が治っても歯周病菌を全滅させないかぎり、体調が悪くなると何度でも炎症を起こすことがあります。歯周病はそれほど厄介な病気です。

だからといって、あきらめる必要はありません。歯周病は治る病気です。「治る」というと誤解を招くかもしれませんが、コントロールできる病気です。

歯周病になると、歯茎が腫れるとか歯が痛くなります。しかし、これらの症状を治し予防できれば問題ないのではないでしょうか。「歯槽膿漏(しそうのうろう)」といわれる重度の歯周病でないかぎり、歯科で治療を受け正しい口腔ケアを行えば、症状は治まります。その後も、定期健診を受け歯石を取ってもらい、毎日ていねいにブラッシングすることで、歯周病にならないようにできます。

このようにプラークコントロールができていれば、もし噛み合わせや体調が悪くなり、歯茎が腫れたり痛くなったとしても、すぐに歯科で治療を受ければ治るのでご安心ください。

でも、歯周病が進行した重度歯周病の「歯槽膿漏(しそうのうろう)」の場合は、軽度の歯周病のようにはいきません。重度歯周病になると、歯肉だけではなく、歯を支えている歯周組織や歯槽骨まで退縮しているからです。

その場合は、歯肉や歯槽骨の移植手術など必要になることがあります。

歯周病に対する外科手術には、腫れが引かない歯肉を除去するもの、歯の周囲にあるポケットを除去するもの、歯を支えている骨を移植するもの、歯を磨きやすいように歯肉や粘膜の形を変えるものなどがあります。
外科手術に必要な時間は治療対象となる歯の本数にもよりますが約1~2時間かかります。治療の後は、縫合して、包帯しますので、1週間後に縫合と包帯を除去し、経過を1~数ヶ月経過を追います。

引用:日本歯周病学会 歯周病の治療

歯周病の治療法について詳しくは『歯周病を治したい!治療にかかる期間と費用は?』をご参考にしてください。

歯周病の症状

歯周病の進行イラスト

歯周病は歯周病菌による感染症です。歯周病菌がタンパク質を分解するときに毒ガスができる。このガスが歯茎に炎症をおこし、やがて歯を支える骨まで溶かすため、最終的には歯が脱落する怖い病気です。

歯周病になる原因は人によって様々です。原因については、こちらの記事『歯周病の原因は…糖尿病、喫煙、歯磨き不足、降圧剤、口呼吸』をご参考にしてください。

歯周病の進行程度によって、歯茎が腫れたり歯が動揺するなどいろんな症状がおきるのが特徴的です。ですので、症状を知ることで、歯周病の進行具合も分かってきます。

歯周病は進行することで、歯周ポケットが徐々に深くなります。これは、歯周病菌が歯茎の奥へ奥へと侵入するからです。

ですから、歯科では、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の深さを測ることで歯周病の程度を決定します。

  1. 歯肉炎:歯周ポケットの深さが3ミリ程度
  2. 軽度歯周炎:歯周ポケットの深さが4ミリ程度
  3. 中等度歯周炎:歯周ポケットの深さが6ミリ程度
  4. 重度歯周炎:歯周ポケットの深さが8ミリ程度

ちなみに、健康な歯茎は歯周ポケットの深さが2ミリ以下です。ご参考にしてください。

歯周病の初期は歯茎が腫れる

歯肉炎(歯ぐきの腫れ)

歯茎に炎症が起きると歯茎が腫れることがあります。歯周病の初期では、いつも腫れがあるわけではなく、疲労や病気によって免疫力の低下があった時に、突然腫れることがあります。

歯茎が腫れると痛みも感じ、食事が困難になります。このように歯茎の腫れと痛みは、歯周病が進行してもおきる症状です。

歯肉炎が慢性化すると、常に歯茎がぶよぶよとした状態になります。この状態になると、歯茎に炎症がおきているので、ブラッシング時に出血しやすくなります。

リンゴのような固いものを噛んでも出血しますが、人によっては、柔らかいパンをかじってもパンに血が付くことも。

歯茎の腫れや出血について、詳しくは『歯周病の口臭、出血、歯茎の腫れに効く歯磨き粉の選び方』をご参考にしてください。

歯茎が下がる

歯周ポケット

「最近、歯茎が下がり歯が長くなった!」と感じていませんか?もし、そうであれば、次のことが原因になっています。

  1. 歯周病が原因
    歯周病で歯を支える骨と歯ぐきが退縮したため、歯が長く見えるようになった。
  2. 強いブラッシングが原因
    歯に痛みを感じ、ていねいに歯みがきをしようと、硬い歯ブラシで力を入れゴシゴシとブラッシングをする人がいます。でも、そのことによって、歯ぐきが下がり歯が長く見えるようになります。
  3. 歯ぎしりが原因
    歯ぎしりをすると過剰に圧がかかります。そのことで、歯ぐきが下がることがあります。
  4. 歯並びが悪いのが原因
  5. 歯周病の治療によって歯茎が引きしまり、歯茎が下がってしまった。

このどれも、歯が長くなる原因になるのですが、でも、どれも歯周病になったことから起きているのです。たとえ歯周病を治療して治ったとしても、歯茎が下がることがあるので怖い病気です。

健康な歯ぐきであれば、たとえ歯ぐきを強くブラッシングしても、歯ぐきが下がるようなことはありません。でも、歯肉炎(歯周病)になっていて、歯ぐきがブヨブヨしていたら、強くブラッシングを行なうと歯ぐきが痛みます。それに、歯ぐきが引き締まっても、歯が長くなってしまうのです。詳しくは『歯周病予防のために歯ぐきブラッシングをしたら、歯ぐきが下がった!?』をご参考にしてください。

歯ぎしりをしていると、歯を支える歯根膜などの歯周組織を痛めます。そのことで、歯周病が悪化します。

また、歯並びが悪いと、他の歯よりもブラッシングが難しく歯周病になりやすい。結局、歯周病によって「歯が長くなった」のです。

歯周病の口臭はひどい

臭い臭いと鼻をつまむ女

軽度歯周炎になると、あごの骨が溶けはじめます。歯茎が腫れ、ブラッシングのときに出血があるだけでなく、口臭が出ます。歯周病の口臭は、膿くさいとか生臭いのが特徴です。

歯周病(または歯肉炎)になると、口から腐敗臭がします。これは、食べかすが溜まっているから臭いのではなく、口腔細菌が食べかすや細胞のはがれや血液を分解するときに発生するガスが原因です。

口臭原因で一番多いのは、歯周病だといわれています。歯周病以外の口臭原因については、こちらの記事『適切な口臭対策をおこなっていますか?そのためには口臭原因を知ることが重要!』をご参考にしてください。

歯周病菌はタンパク質を分解したときにVSC(揮発性硫黄化合物)を発生します。このVSCが口臭になります。

また、歯周病菌は、歯周ポケットの内だけではなく舌の上で繁殖し舌苔を作ります。ですから、歯周病になると舌苔もできていることが多く、口臭も強くなります。

膿が出るのは重度歯周病

健康な歯ぐきと歯周病の歯ぐき

重度歯周病になると、歯茎が下がり歯が長く見えたり、歯と歯茎の境目から膿が出て口臭がきつくなることがあります。膿が出ていると歯茎の間を舌で吸うと膿の生臭いニオイがします。

このような状態をそのまま放置すると、歯周病は更に進行し歯が抜け落ちることになります。詳しくは『歯を失う原因の一位は歯周病!予防と歯が抜けたときの処置』をご参考にしてください。

重度歯周病(重度歯周炎)になると歯槽骨の吸収も激しく、そのままにしておくと、後から義歯やインプラントを入れるときの障害になることがあります。そのため、状態によっては歯科で抜歯することがあるので、ご相談されることをおすすめします。

歯周病でよくある症状

「仕事で疲れると、歯が痛み食事ができない。おまけに、友達からも口が匂うといわれる始末です。…どうすれば良いでしょう?」口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のお客様から上のようなご質問をいただきました。

私からの回答をご紹介します。

お悩みを教えて頂き有難うございます。ところで、「歯周病で歯がぐらぐらしていて、 疲れると歯が痛みます。 臭いも気になっています。」ということについてですが、歯周病になるとよくある症状です。

歯周病に感染していても、健康なときは痛みもないので分からないのが普通です。ところが、仕事で疲れたとかストレスが重なると、急に炎症が進み痛みを感じることになります。

歯周病といっても段階があり、初期段階では、歯肉炎といって普段は痛くありません。歯茎の部分を指で押さえると、少し痛みを感じる程度です。

歯肉炎がもう少し進むと、歯ブラシ時に、軽い出血を伴います。この状態をほっておくと、歯肉炎が進み、歯茎がぶよぶよに腫れた状態になります。この状態になってもそのままにしておくと、歯槽骨が溶けてしまい歯が動揺することに。一般に歯槽膿漏といわれる病気です。

そして、歯槽膿漏が進行すると、最終的には歯が抜けることにも。このようにして、知らず知らず病気が進行するのが、一般的な歯周病です。

 歯槽膿漏になり歯がぐらつくのは、歯を支えている歯槽骨が溶かされて歯を支えられなくなっているからで、元に戻すには、歯槽骨再生手術をするしか方法がありません。

歯根膜炎

ところで、歯周病のなかでも、歯根膜炎といって歯根の下部に細菌が存在しているケースは、かなりやっかいです。

歯磨きを丁寧にして健康状態もよければ、この歯根膜の細菌はおとなしくしていて、歯茎の痛みもなく腫れもなく正常を保つことができます。

ところが、健康状態が悪くなり免疫が下がったときや、忙しくて歯を丁寧に磨かないなど、悪条件が重なれば、この歯根膜の細菌が急に活発になります。歯茎が腫れて食事の時には、思い切り噛めないことにもなります。

私の経験では、歯根膜炎で困っていた頃には、直ぐに歯周病の専門医にかかりました。その時、歯科医院で処方された薬は、「ロキソニン」と「フロッモクス」という薬でした。

どちらの薬も病原菌を殺し炎症を抑える作用があります。 これを服用するだけで、腫れや痛みは直ぐに治りました。(でも、これは私の場合であって誰にでも効果があるとは言えません。)

もちろん、その時には、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使って、いつもより歯磨き回数を多くしました。(しかし、歯茎の腫れや痛みがある場合は、過剰に歯磨きを行うのはよくないのでご注意ください。)

歯茎が腫れる原因には、他にも歯髄炎といって、虫歯が原因で歯の歯髄にばい菌が入り化膿することで炎症を起こすことがあります。治療が終わっていても、クラウンやインレーが歯に適合していなくて、わずかな隙間ができることがあります。そのわずかな隙間から、歯髄に細菌が入り込み炎症を起こすのです。

腫れや痛みがある場合には、必ず歯科にかかることが大切です。レントゲン撮影をすれば炎症が起きているかどうかすぐに分かります。

もし、歯髄炎になっていたら、クラウンやインレーを外してから、歯髄をきれいにする治療を受けることになります。この場合でも、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のご使用をお勧めします。

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を効果的に使用する方法は、アルカリイオン水を口に含む時間を長くするほうが効果があがります。10秒ずつ2~3回うがいを行なうようにすると良いかもしれません。

歯周病を予防するための方法

歯科衛生士によるブラッシング指導

歯周病予防の基本は、歯科での定期健診と毎日のブラッシングケアです。

  1. 定期健診:毎日ていねいに歯磨きをしていても、歯垢が残り歯石が付くようになります。ですから、2~3か月に一度は定期健診を受けて歯石除去をしてもらうことが大切です。歯科検診では、歯をクリーニングするので歯垢が付きにくくなります。
  2. 噛み合わせの調整:ブラッシングケアができていても噛み合わせが悪いと、一部の歯に過剰な咬合圧がかかり、歯周組織に炎症を起こす原因になります。噛み合わせが悪い場合は、咬合調整をしてもらうことが大事です。
  3. ブラッシングケア:歯科検診を受けて歯石を取ってもらっていても、毎日のブラッシングケアがおろそかだと口内が不衛生になり歯周病になります。そうならないためにも、毎日のていねいなブラッシングケアを行うことが重要です。

歯肉炎の初期段階では、ていねいなブラッシングを心がければ、歯周病が進むのを防ぐことができるし、腫れていた歯茎も引きしまります。歯ブラシで歯周ポケットの中の膿をかき出すようにするのがコツです。ですので、普通の歯ブラシだけではなく、ワンタフトブラシや歯間ブラシを使用すると良いです。

普通の歯ブラシでは丁寧に磨いているつもりでも、歯周ポケットの中まではきれいに磨けていないことが多いです。

歯茎が痛むとかブヨブヨに腫れた状態になると、歯周病菌が歯肉の奥深く入ってしまうので、歯肉の表面だけ磨いていては効果はないのです。ブラッシング法について詳しくは『歯周病を治すには?歯医者が本気で教える治療法&歯科衛生士によるブラッシング指導』をご参考にしてください。

歯周病菌が残ると、硫化水素などの悪臭ガスを発生し続けます。ガスが歯肉を傷つけるために、さらに歯周病を悪化させる原因にもなります。

このようにならないためにも、早めに歯科治療を受けることが大事です。歯科治療をしながらも「美息美人(びいきびじん)」を使われることをおすすめします。美息美人のアルカリイオン水は、口中のばい菌の繁殖を防ぐので、治癒を助けることになります。また、他の健康な歯ぐきを守ることにもなります。

こちらの記事『美息美人(びいきびじん)が歯周病菌を退治している写真』をご参考にしてください。

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