舌苔(ぜったい)を除去しても8時間で元に戻る?

舌磨き

舌苔(ぜったい)が出来ると、舌が白くなるので気になって、舌磨きを行なう人が多いのではないでしょうか。でも、舌磨きをしても、夕方頃になるとまた元に戻ってしまいます。

それどころか、就寝前に歯磨きついでに舌を磨いたにもかかわらず、朝起きると、舌が真っ白!

そんな経験はありませんか?

すぐに舌が白くなる人の場合には、唾液が少ないなど舌が白くなる原因がありますが、白くなる速さをコントロールすることは可能です。

今回の記事では、「舌苔(ぜったい)が出来る速さをコントロールして元に戻らない方法」についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

舌苔(ぜったい)の正体は

saikin

口腔内には、細菌が700種類が存在しているといわれています。それらの細菌は、歯にくっついたり、唾液中を泳いでいます。そして、唾液が舌に着くと細菌が舌に感染します。

舌には糸状乳頭という猫の舌のようなざらざらがありますが、その乳頭の間に食べかすや口腔内細胞のはがれたタンパク質がたまります。そのタンパク質をエサとする細菌が舌で繁殖してプラークをつくります。これが、舌苔(ぜったい)です。

そして、細菌は、唾液をとおして口腔内を好き勝手に泳ぎ回ります。

一度、口腔内の細菌の状態をご覧ください。こんなに元気よく動いています。


出典:YouTube

凄い数の細菌が、口の中でこのように動いていると想像したら怖くないですか?

でも、これが、現実です。

細菌は生き物ですから、このように活動しています。条件がそろえば仲間を増やします。

次に、舌苔(ぜったい)を増えないようにコントロールするために重要なことなので、このことも知っておいてください。

それは、舌に着く細菌も、歯に着く細菌も、歯周ポケットの中の細菌もすべて同じ細菌だということ。

ですから、舌だけ磨いても無駄です。それは、細菌は他から移動して再び舌苔(ぜったい)をつくるからです。

舌苔(ぜったい)が元に戻る時間

時間

「朝に舌磨きをしても、すぐに舌が白くなる。」
このような経験があると思いますが、これは、細菌が生命活動によって増殖しているからです。

では、細菌が増えるスピードはどれくらいだと思いますか?

【歯磨き後2時間で、もとの細菌の量に戻る説】

口の中には常にたくさん細菌がいます。歯磨き、うがいをした直後、細菌はほとんど消えますが、2時間もすればもとの細菌の量に増殖します。

出典:大阪市立大学・大学院医学研究科 血液腫瘍制御学 医学部 臨床検査医学 医学部附属病院 血液内科・造血細胞移植科

【8時間で元の細菌量に戻る説】

口腔内細菌は睡眠後3時間すれば、爆発的にその数が増えていき、約8時間で、細菌数は飽和状態に達します。起床直後の唾液1ccの細菌数は、おおよそ糞便1グラムの10倍量と考えられるので、起床直後は「うんこ10グラム量の細菌がいる」と考えるとわかりやすいでしょう。したがって、起床直後の口の中は、ネバネバして臭いしとても不快です。
出典:Dr.HONDAの口臭バイブル

これは、就寝中のことですから、特別な条件といえます。というのは、人は寝ている間は、唾液がほとんど分泌されないからです。

寝ている間は、殺菌作用のある唾液が出ないので、細菌は増え放題。
だから、8時間後の朝には、口の中は細菌で満杯状態。起床後には舌苔(ぜったい)が元の状態に戻っています。口が苦く感じたり舌が白くなっているのは、このためです。

ところが、起きてからは唾液が分泌されるので、日中は細菌が増えることがない。だから、健康な口腔状態では舌が白くなることがないのです。

日中も舌が白くなるのは何故?

よだれ

健康な人の口の中で細菌が増えないのは、十分な量の唾液が分泌されているからです。

もし、唾液分泌が極端に少ないとか、口呼吸をしていて口腔内が乾いていると、睡眠時と同じように細菌が増えるかもしれません。

唾液が出ないと…

たとえ舌を磨いてきれいにしても、3時間後には細菌が爆発的に増え舌苔を形成します。そして、8時間後には、口腔内は細菌だらけ。

舌には厚い苔ができ、唾液は粘つき臭く、息をすると酷い口臭が!というようなことにもなりかねません。

細菌が増えるスピードをコントロールするには

siken

舌を磨いてもすぐに舌が白くなる場合に、どうすれば良いでしょう?

唾液の分泌量が少ない、または、口呼吸の場合に、細菌が増えないようにできるのでしょうか?

そのような心配をされているかもしれませんね。でも、ご安心ください。

細菌は分裂増殖するので、2→4→8→16→32→64→128→256→512というように2乗計算で増えていきます。

細菌は、ある程度まで増えるまでは時間がかかります。ところが、ある程度まで増えると2乗ずつ爆発的に増えます。

何を言いたいか分かったのではないでしょうか?

想像しているとおりです。

口腔内細菌の数を出来る限り少なくしておくことで、細菌はゆっくりとしか増えることができないのです。

これは、本当のことです。そして、このことが理解できると、細菌の増えるスピードをコントロールできます。

これが何を意味するかというと、元の状態に戻らず、「舌が白くなりにくい」ということになるのです。

でも、今までお伝えしたことが本当でしょうか?

従来の口腔ケアは間違っているかも?

今までお伝えしたことは嘘ではありません。事実です。しかし、口腔ケアの方法が良くなかったかもしれません。

間違いだらけの歯磨き

歯磨き

たとえば、歯磨き。

歯磨きは、歯の表面に付着した細菌のかたまりであるプラークを除去するのが目的です。このことについては誰も異論はないと思います。

しかし、実際に行っている歯磨き方法といえば、歯ブラシで歯の表面を磨くだけ。プラークが沢山付いて細菌が多い部位は、歯と歯ぐきの間の溝(または歯周ポケット)です。

この歯と歯ぐきの間の溝を重点的にブラッシングしないことには、歯磨きの目的は果たせません。

間違いだらけの舌ケア

sitamigaki

舌が白くなると舌ブラシなどを使って舌磨きを行う人がいます。しかし、舌磨きを行っても、細菌は取れません。

どうしてかというと、舌にはヒダヒダ状の糸状乳頭が覆っていますので、細菌や汚れは糸状乳頭の隙間にたまります。

舌ブラシなどの舌ケア用グッズを使用しても、この隙間の汚れを取ることは不可能です。もし、キレイに除去しようとすると、糸状乳頭を削り取ることになります。

そこまで無茶をしていないかもしれませんが、糸状乳頭はデリケートな組織なので、舌磨きを行うと簡単に傷つきます。傷に細菌が繁殖し舌苔(ぜったい)を形成します。

だから、舌磨きでは舌苔(ぜったい)が悪化することが多いのです。

細菌が増えないようにする方法

歯肉

では、細菌が増えないようにするには、具体的にどのようにすれば良いでしょう?

  1. 起床時と就寝前に、時間をかけて丁寧に歯磨きを行なう
    丁寧に歯を磨いても、3割は磨き残しができるといわれます。ですので、できるだけ丁寧にブラッシングする必要があります。限りなくきれいにするには、通常の歯ブラシのほかに、歯間ブラシやワンタフトブラシを使用することも必要です。できれば、フロスの使用もお勧めします。
  2. 舌の苔を除去する
    過剰に舌磨きをするのは逆効果ですが、舌苔(ぜったい)の上面を濡らしたコットンで優しく拭き取ることは細菌を減らすために必要です。
    コットンで拭くと、汚れが付くのでわかりやすく、磨きすぎがなくなります。
  3. 喉の清潔を保つ
    どれだけ口腔内をきれいにしても、喉に細菌が増えていることがあります。喉に細菌が増えると、舌に感染します。そうならないためにも、喉のうがいを行い喉と口腔を清潔に保つことが大切です。

この3つのことを行なうことによって、口腔内の細菌が増えるスピードを遅くできます。その結果、白い舌に戻らないようにできます。

でも、加齢や薬の副作用などが原因で唾液が少なくなることがあります。その場合には、次のことも実行すると良いかもしれません。

唾液を出す7つの方法…ドライマウス対策

また、今回ご紹介した方法で歯磨きやうがいに使用するには、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がおすすめです。

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