古い銀歯は口臭を発生します!臭くなる5つの原因と対策

歯のレントゲン写真

銀歯から臭いにおいがするようになって困っていませんか?

何も問題がなければ、銀歯を入れてから何年も経っていることがあります。人によっては、10年以上も経っている場合も。

でも、銀歯は古くなると、外見はきれいでも銀歯の内部で虫歯になっていることがあります。銀歯の内部で腐敗すると口臭もひどくなるので要注意です。

ですので、銀歯を入れて5年以上経っている場合は、歯科でレントゲン撮影をして検査をしてもらうことが大事です。

今回の記事は、古くなった銀歯が口臭を起こす原因とその対策についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

古い銀歯は口臭の原因になる

奥歯に銀歯
見た目はきれいな銀歯ですが、この銀歯から口臭がしていることがあります。

銀歯を入れた時には、元の歯に良く適合しています。(日本の技工士さんの技術は世界的に高いです。)

ところが、いつまでもその状態は続きません。銀歯の縁が腐食し減ることもあるし、長い年月の間に銀歯と歯の境に虫歯ができ、プラークが付きやすくなっているかもしれません。

銀歯が古くなって合わなくなると、数年で2次カリエスになります。銀歯と歯の隙間から虫歯菌が入り込み、歯の内側が虫歯になります。

それが、これ!

虫歯

上が銀歯を外した状態ですが、黒くなっている部分が虫歯です。

くさ~い。口臭がしていても不思議ではありません。この状態になると、銀歯の内部でばい菌が腐敗を起こすので、腐ったにおいや酸っぱいにおいがします。

外した銀歯を嗅いでみると、すごい臭いがします。細菌が巣食っているのですから、強い口臭がして当然です。

削った歯の写真がこれ!

削った虫歯

これだけ削っても、まだ黒い部分があります。かなり深い所まで虫歯が進行しています。このように内部が2次カリエスになると、いくら銀歯の表面だけ歯磨きをしても口臭がします。じゃあ。どうすれば?口臭について詳しくは『口臭原因はコレ!12,000人が実践する対策と予防法を公開します』をご参考にしてください。

結論をあわてないでください。その前に、銀歯から口臭がする色んなケースについてご紹介します。

銀歯と元の歯が合っていない

レントゲン写真を見る歯科医

先ほどもご説明しましたが、銀歯と歯がきちんと適合していないと、その隙間からばい菌が感染します。ところが、銀歯が合っていないといっても、元から合っていない場合と、古くなって合わなくなるケースの2通りがあるのです。

銀歯と元の歯が合わなくなると、虫歯や歯周病になり口臭も強くなる。これは、銀歯だけではありません。

歯根の穴に差し歯を入れる

差し歯も同じ理由から口臭がしていることが多いのです。差し歯が古くなると、差し歯と歯根の間に隙間ができます。

歯と歯肉の間のプラーク

その隙間に汚れがたまりプラークが付きます。プラークが付くと歯肉炎になり歯周ポケットができる。ポケットができれば、さらに汚れがたまり臭くなるのです。詳しくは『差し歯が口臭の原因かも?』をご参考にしてください。

銀歯の製作技術が低い

歯型をとる

どれだけ技工士さんの技術が高くても、型取りが悪い(印象精度が悪い)と元の歯にきちんと適合しません。

反対に型取りが良くても、技工の段階で歯型が削れるなど変形があれば、やはり患者さんの歯にうまく合わないことになります。

銀歯が古くなる

外した銀歯

銀歯(被せ物や詰め物)の材料は、保険か保険適用外かで異なります。良い物であれば、金合金を使用しますが、保険の安い歯になると、銀合金を使います。

金は、どれだけ古くなっても腐食することはありません。しかし、銀合金は古くなれば腐食して黒くなります。この材料の差が後で銀歯が合わなくなる原因になります。

銀合金で作った被せ物や詰め物の縁の部分が腐食すると、被せている歯との間に隙間ができます。この隙間からばい菌が感染します。それだけではありません、銀歯が腐食した部分はざらつくのでプラークも付きやすくなるのです。だから、その部分が歯肉炎にもなりやすいのです。

ブリッジの一部が外れる

ブリッジ

食事の度に、ブリッジには強い圧がかかります。噛みあわせが合わなくなっていると、テコの作用で噛んだ歯の反対側の歯が浮きます。毎日食事をするので、この繰り返しでブリッジが古くなると、一部の歯が外れていることがあります。

しかし、ブリッジは一体化していますので、ブリッジの一部が歯(支台歯)から外れていても、取れないので分からないことが多いのです。そのため、外れている部分からばい菌が感染し2次カリエスにということも。

ブリッジの歯根が破折する

rentogen2

ブリッジを入れる患者さんの場合は、虫歯になりやすい体質。そのため、ブリッジを入れている反対側の歯も抜歯していたり、歯肉炎で噛みにくいこともしばしば。

そのような場合、噛みやすい側の歯だけを使うようになりがちです。片側だけで食事をするようになると、咬合負担も倍以上かかります。

奥歯のブリッジを外したところ

その結果、ブリッジを入れている歯根にヒビ(又は破折)が入ることがあります。ヒビ割れからばい菌が感染すると虫歯や歯周炎になります。そのため、ブリッジを入れてから口臭が発生することが多いです。詳しくは『ブリッジが口臭を発生させる…原因と対策』をご参考にしてください。

副鼻腔炎になる

副鼻腔炎

歯の根管部分が虫歯菌に感染すると、歯根の先に膿の袋が出来る場合があります。上顎の奥歯は、副鼻腔と距離が近いためこの膿の袋からばい菌が感染し副鼻腔炎をなることも。

副鼻腔炎になると、膿臭い口臭がするのが特徴です。そして、鼻の両側(副鼻腔)を押さえたときに痛みを感じたら副鼻腔炎になっているかもしれません。その場合は、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

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古い銀歯からの臭いの症状

銀歯が古くなると、虫歯になりやすく、また食べ物カスなどもたまりやすくなります。そのため、腐敗臭や酸っぱい臭いを発生します。

銀歯の縁と歯ぐきの間に汚れがたまると、歯肉炎も起こしやすく歯周病独特の血生臭い口臭を発するようになります。

銀歯から口臭がする場合の対応策は…

歯科衛生士による歯石除去

歯医者へ行って銀歯を外してもらい、虫歯になっているところをきれいにしてもらい、きちんと適合した銀歯を再度被せてもらうしかありません。

銀歯から口臭がしていると思ったら、悩む前に歯医者へ行かれることをお勧めします。でないと、見えない銀歯の内部でどんどんと虫歯が進行します。それどころか、歯根の先までばい菌が感染し膿の袋を作ります。根尖性歯周炎といって、治療がむずかしく長期間の治療を要することになるのでご注意ください。

根尖性歯周炎で膿の袋ができている

痛くないからと放置していると、抜歯することになるかもしれませんのでご注意ください。また、虫歯を放置すると細菌が他にも感染して虫歯の歯を多くすることにもなります。

ですから、古くなった銀歯は早めに作り替えることをお勧めします。保険で出来ますし、歯医者さんによっては3~4回で新しい銀歯に作り替えてもらえる所もあります。

新しい銀歯をいつまでも良い状態に保つには

鏡の前で歯磨き

銀歯を作り替えると、見た目もきれいです。

それだけではなく、口臭の心配もなくなる。そして、噛み合わせも良くなります。噛み合わせが悪いと色んな不具合が出ます。

噛み合わせが悪いと起こる不具合

  • 歯周病の悪化
  • 他の歯への負担がかかる
  • 顎関節症
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 顔が歪む
  • 自律神経失調症にも

銀歯を作り替えることでこれらが改善されます。

銀歯を長く維持するには

歯肉

新しい銀歯を入れても、手入れが悪いと長持ちしません。手入れとは口腔ケアのことです。

実は、普通にブラッシングをしていても、銀歯は歯肉炎や虫歯になりやすいです。自然の歯のように清潔であることは難しいのです。一度歯磨きの手を抜いただけでもプラークが残り歯石となります。

このことが、二次カリエスの大きな原因です。

ですから、今までのブラッシング方法を変える必要があります。特に銀歯と歯との境は、段差があるのでより丁寧に磨かないといけません。

そのためにお勧めするのは、ワンタフトブラシで仕上げに銀歯と歯ぐきの間を磨く方法です。

ワンタフトブラシで歯ぐきの間を磨く

ワンタフトブラシを使うと、歯ブラシでは磨けない汚れ(プラーク)が取れて白い泡となって出てくるので効果が目に見えて分かるはずです。

それと、できれば、ブラッシング効果を上げるためには歯磨き粉も「美息美人(びいきびじん)」に変えることをお勧めします。
虫歯予防だけではなく、口臭も予防出来るからです。

まとめ

歯科医院の受付

虫歯治療を終え銀歯を被せたからといって安心している人が多いのですが、銀歯は古くなると合わなくなっていることが多いのです。銀歯が合わないと虫歯や歯周病になるので、口臭の原因になります。

また、ブリッジの場合は銀歯よりも合わなくなりやすい(ブリッジが外れているとか、歯根破折などもある)ので、注意が必要です。

対策とすれば、口臭を感じたらすぐに歯医者さんに行くのはもちろんなのですが、何も問題がなくても定期的に検診を受けることが大切です。

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