歯磨きしても口が臭い理由:厄介な口臭の対策方法はコレ!

歯磨きだけでは口臭は消せない!?

「口臭が気になる25歳女性です。歯磨きしても何をしても口が臭いです。口臭で・・・13年間も悩んでいます。どうしようもないです。」

ご相談のお客さまのように歯磨きをしているのに口臭がしていると悩まれている方がたくさんおらえます。どうしてだと思いますか?それは、歯磨きをしたからといって口臭が治るわけではないからです。

歯に付いたプラークは、口臭の原因になるので歯磨きを行なうことは大切なこと。でも、口臭はプラークからだけの臭いではありません。だから、歯磨きだけで解決しないことが多いのです。

それに、プラークは細菌が集まってできたもの。少し歯磨きを怠るだけで増殖して口臭ガスを大量に発することになることもあります。この2つのことを理解することで、今まで改善できなかった口臭でも、無くすことができるかもしれません。

今回の記事では、「歯磨きだけでは口臭が消せなかった理由」についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

歯磨きで取れるのはプラークだけ

当然ですが、歯磨きは歯の表面しか磨きません。歯面に付着しているプラーク(歯垢)を取るのが歯磨きの目的です。

プラークを取ることで、虫歯や歯周病の予防になるからです。だから、毎日の歯磨きは大切です。

ところが、歯磨きをしても口臭がするのは何故でしょう?

それは、歯磨きをしても歯面に付いているプラークが取れるだけだからです。

歯磨きをしても口臭菌はとれない

口臭原因の8割以上が、口腔内の細菌が原因であることが分かっています。だれもが知っているように、細菌は歯磨きをしたからといって無くすことはできません。

たとえば、水虫がそうです。水虫を治したいからといって、いくら石鹸で洗っても水虫は治りません。もちろん、汚い足よりもきれいにしたほうが少しは改善できるでしょうが、治すことはできません。

(爪の内部に水虫菌が入り込む)「爪水虫」になると、まったくといっていいほど足を洗っても良くならないのが普通です。爪水虫は、足を清潔にして水虫菌が住みにくい環境になると、余計に爪の中に水虫菌が隠れてしまうので悪質です。水虫菌は足が蒸れる季節までじっくり待っているのです。そして、足が蒸れると一気に指の皮を食べます。これが、菌の性質です。

水虫だと、皆さんもその通りだと知っているのですが、口臭になると、別のように思っているのです。でも、「菌」が原因だということは同じ。
それに、口臭の場合も、元になっている口腔内細菌は水虫と同じ性質の嫌気性細菌です。(くさいのも同じですね。)

歯磨きをすれば、細菌は歯肉縁下や虫歯の穴、舌の溝など、歯磨きでは取れないところに逃げ込みます。歯石が出来ていれば、歯石の細かい穴に入り棲息します。

このように、歯磨きをしても口臭菌は残ってしまうのです。

口臭の原因

細菌が歯肉縁下で繁殖すれば、歯肉炎を起こし出血をします。この時、ただの細菌ガスだけではなく血生臭い悪臭を出します。

また、虫歯になれば食べ物の残りかすの腐敗臭と細菌ガスが混じり残飯やどぶのような悪臭となります。

舌苔(ぜったい)も虫歯と同様なにおいですが、呼吸の通り道であるためよくにおいます。それと、舌の表面積が広いために、菌の量も多いというのが口臭を強くする理由です。口臭原因については『「口臭」を改善するコツとは!よくある口臭原因5つと対策方法』をご参考にしてください。

口臭対策方法

ですから、口臭の元となる細菌を除菌するには、除菌できる方法や除菌できる歯磨き粉を使用しないと効果はでないということになります。

口臭外来へかかることが近道ですが、先ほど説明しましたように水虫と同じですから、完全に除菌できることなどありえませんので、細菌を増やさないように上手に共生することが大事なことです。共生とは、口臭や歯肉炎や虫歯にならなければ、細菌があっても問題ないということです。そのような状態をキープするのが、良く聞く「プラークコントロール」です。

どれだけ歯医者さんで口臭治療をしても治るのは一時です。ほっておくと、また細菌が繁殖するのは時間の問題です。ですから治療後からの口腔ケアこそが重要なのです。

歯磨き以外の口腔ケアが必要

歯磨きしても口臭がする場合には、舌苔(ぜったい)が口臭の原因になっていることが多いです。

ですから、舌の苔を取ることで口臭も減少することは分かっています。だから、舌磨きをする人が多いのです。

しかし、舌ブラシで舌をゴシゴシと磨くと皮膚が削れてしまい傷が付き、細菌の餌になるので余計に口臭がしますので気をつける必要があります。舌のケアは『美息美人(びいきびじん)で舌苔を除去する方法…白い舌がきれいに』をご参考にしてください。

また、細菌を抑制するためには、唾液がよく出ていることが大事です。ですから、ガムを噛むことも良いことです。ところが、砂糖入りのガムや飴は、口腔内を酸性にしますから口臭予防にはならないばかりか、余計に悪化することがあります。噛むならシュガーレスガムがお勧めです。

歯磨きをしても口臭がするケース

歯磨きをしても、舌をきれいにしても口臭がする場合があります。それは…

  • 膿栓(のうせん)や粘液(膿汁のうじゅう)
    喉(のど)に菌が増えると、膿栓(のうせん)や粘液ができるため、それが口臭を発します。
  • 副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻炎などの耳鼻科疾患
  • 糖尿病や肝臓・腎臓などの内科疾患
  • 臭いに対する過敏症

これらの場合には、どれだけ丁寧に歯みがきをしたり、歯科で治療を受けたとしても、口臭が無くなることはありません。その場合には、耳鼻科や内科の治療が必要になります。
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