歯を失う原因の一位は歯周病!予防と歯が抜けたときの処置

入れ歯(義歯)

歯周病菌(ジンジバリウス菌)が怖いのは、歯を失うことと、全身の病気

厚労省が呼びかけている8020運動というのをご存知でしょうか?

80歳になったときに自分の歯が20本以上残っていれば、健康である確率が高くなる。歯を失うと、自分の歯ではなく義歯などに頼ることになります。

義歯では十分に噛めないので胃腸への負担がかかるので健康上良くないのは当然です。だから、80歳まで歯が抜けないように努力しようということです。

そこで今回の記事では、歯を失わないようにするにはどうしたらよいか?歯を失ったときはどうしたらよいか?についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

歯周病菌(ジンジバリウス菌)

口内の細菌

口の中には健康な人でも300種以上、1000億個もの細菌が住んでいます。口の中の生態系を構築しているので、口内フローラと呼ばれたり、常在菌という人も。詳しくは『口内フローラ?腸内フローラなら知っているけれど?』をご参考にしてください。

この細菌群の9割は善玉菌で、残りの歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌があるものの、身体が健康で免疫力があるときは細菌バランスがとれています。また、唾液が十分に分泌されていれば歯周病菌(ジンジバリウス菌)や虫歯菌が活性化することはありません。

舌を磨く女の子

しかし、歯磨きが十分にできてなかったり、体調を崩したり、砂糖を過剰に摂取していると、歯にプラーク(歯垢)がくっつきます。プラーク(歯垢)は、白くネバネバした物質で歯の表面にべったりとくっつく特徴をもっています。

ですので、歯磨きが十分にできていない場合には、プラーク(歯垢)が歯面に残っていることがよくあります。試しに、歯磨きをしたあとに何もつけず、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の溝付近を再度ブラッシングしてみてください。白い泡がいっぱい出てきます。これがプラーク(歯垢)です。これで、いかにブラッシングできてないかが分かると思います。

このプラーク(歯垢)の中にある細菌たちは、糖分を栄養源にして増殖をつづけ、やがて成熟したバイオフィルムと呼ばれる細菌の住み家を作ります。

これは細菌の集団住宅のようなもので、歯と歯の間や歯周ポケットにくっつきやがて石灰化し、固い歯石となります。歯石は歯ブラシによるブラッシング程度では取れません。また、プラーク(歯垢)が付着しやすい形状のため、より細菌が増えるというように悪循環になります。

細菌のなかでも怖いのは歯周病菌(ジンジバリウス菌)です。歯ブラシが届かない歯と歯ぐきの間の歯周ポケットで増殖します。

健康な歯ぐきと歯周病の歯ぐき

歯周病菌(ジンジバリウス菌)が作るガスによって歯肉に炎症が起こり、表面がただれ、歯を支えている骨を溶かし、最終的には歯を失うことになるのです。

詳しくは『歯周病の口臭、出血、歯茎の腫れに効く歯磨き粉の選び方』をご参考にしてください。

歯周病菌(ジンジバリウス菌)がおこす全身病

心臓

歯周病菌(ジンジバリウス菌)が歯周ポケットで炎症を起こすと、細菌が血管内に侵入します。菌血症として血流に乗った細菌が、全身にまわり各臓器に定着。

そこで、歯周病菌(ジンジバリウス菌)は毒素を出し、血管を詰まらせ心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。歯周病菌(ジンジバリウス菌)が、これら血管梗塞すべての原因ではありませんが、一部要因となっています。

健康な場合には、免疫機能により悪玉菌は排除されますが、何らかの疾患をお持ちの方や高齢者は抵抗力が弱く、歯周病菌(ジンジバリウス菌)を排除できずに様々な疾患を発病することがあります。

歯周病と全身疾患

出典:日本臨床歯周病学会 歯周病が全身に及ぼす影響

歯を失うとどうなる?

頭部骨の人体模型

歯は上顎と下顎に14本ずつあり、合計28本あります。親知らずがあると、さらに4本増えます。

始めに言っていた8020運動では、80歳になったときに28本ある歯を20本残しましょうということです。

これらの歯は上下のあご(顎)の骨で支えられ、互いに噛み合い均等に保っています。もし、歯を失った後そのまま放置すると、歯が無く噛む力を受けなくなったあご(顎)の骨は、骨吸収がはじまり次第にあご(顎)の骨はやせていきます。

痩せた顔の老人

あご(顎)の骨がやせると、入れ歯を作っても適合が悪く歯ぐきから落ちやすくなる。それだけでなく、頬がやせ細り老け顔に見えるなんてことにも。

もし1本でも歯を失うと、その前後の歯が抜けてなくなった歯の方向へ傾斜します。そのため、対合する歯との噛み合わせが悪くなることになるので厄介な問題がおきてしまいます。

ですから、歯を失うと歯を補う治療が必要になります。治療法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどがあります。

入れ歯(部分床義歯と全部床義歯)

いろんな入れ歯

インプラント

インプラント

ブリッジ

差し歯と奥歯のブリッジ

しかし、どの治療法にも長所と短所があるので患者さんに合った方法を選ぶことが大事。そのためには、よく歯医者さんとよく検討し選択されることをおすすめします。

歯周病の予防

歯周病のレントゲン写真

歯周病は「不治の病」とまでいわれるほど治療が困難な病気でした。しかし、歯科医療の進歩によって最近では、「治療によって治癒できる」といわれています。

悪化した歯周病の治療法としては、やせた歯ぐきに歯肉を移植したり、骨吸収した骨を人工の骨で補う手術などがあります。どれも一般的な歯科治療とはことなる手術をともなうものです。

それに一度回復したからといって、歯周病菌(ジンジバリウス菌)がある限り、ブラッシングケアを怠ると再び歯周病が再発します。

このようにならないためにも、歯周病は悪化する前に予防することが重要です。歯周病は予防が可能ですので、毎日の口腔ケアをていねいに行うよう心がけましょう。

歯ぐきをブラッシング

歯周病予防の第一は、ていねいなブラッシングケアです。歯磨きで普段から歯の表面にプラーク(歯垢)が着いていない状態に保つことが大切です。

しかし、どれだけ歯磨きをていねいに行っていても、歯全体の7割程度しか磨けていません。その証拠に定期的に歯科検診を受けると必ずと言っていいほど「歯石」が着いています。

ですから、歯ブラシだけではなく、磨き残しができる部位は、歯間ブラシ、フロス、ワンタフトブラシなどを使い分けることも必要です。

奥歯の奥をワンタフトブラシで磨く

ワンタフトブラシで奥歯の奥部分を磨く

これだけでもかなり歯磨き効果が向上します。

正しい歯磨き方法については、こちらの記事『歯磨きしているのに、虫歯・歯周病・口臭になるのは何故?結果を出す歯磨きの仕方はコレ!』をご参考にしてください。

でも、ブラッシングケアだけに頼るのはよくありません。どれだけていねいに歯磨きをしても磨き残しができるからです。その部分とは、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに付着している歯石とプラークです。

歯石除去

歯周ポケットの中の歯石を取り除くのは、歯科でのメンテナンスです。歯石を取り除き歯の表面をなめらかにして炎症を引き起こす歯周病菌(ジンジバリウス菌)を徹底的に除去します。

また、痛んだ歯肉や骨を治療して健康にして歯周病が広がらないようにします。これを歯科では歯科衛生士さんがPMTCという施術で行います。2~3か月に1回は、歯科でメンテナンスを受けることで歯周病を予防することができます。

PMTCは、スケーラーなどの医療器具を使い歯石を取り除きますが、その他にもプラーク(歯垢)の再付着を防ぎ歯の質を強める目的でフッ素を塗布します。

このように歯周病を予防することは、ご自身によるブラッシングケアと、定期的な歯科でのメンテナンスを受けることで可能になります。

ブラッシングケアにおすすめなのは、口臭歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」です。

美息美人ボトル

でも、歯周病に効果があるだろうかとご心配なら、こちらの記事『歯肉炎は美息美人(びいきびじん)で治るか?』がご参考になります。

文中に歯周病菌(ジンジバリウス菌)が出てきましたが、美息美人(びいきびじん)で歯周病菌(ジンジバリウス菌)に対しての試験をおこなった結果があります。こちらの記事『美息美人(びいきびじん)が歯周病菌を退治している写真』です。ぜひご覧ください。

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