歯周病による口臭!歯磨きで治す究極の方法

歯周病による口臭は、お家の歯磨きで治すことができる

歯周病になると口臭が発生します。ところが、歯周病は厄介な病気で、歯科治療を受けても容易には治りません。

たとえ、歯周病が治っていても口臭が治まることはありません。ですから、歯周病による口臭で困っている人が多くおられるのではないでしょうか。

歯周病の一般的な治療方法はというと…

  1. 歯周病治療
  2. 歯石除去
  3. 定期検診(歯石除去と歯のクリーニング)
  4. 毎日の歯磨き

どこの歯科にかかっても、歯周病を治すためには、基本はこの方法を行います。しかし、治療を受け、毎日歯磨きを行っていながらも、ほとんどの患者さんの歯周病は進行します。

当然ながら、その間も口臭は続いているのが現実です。ということは、この方法のどこかに何らかの問題があるということです。その問題点を改善すれば、口臭と歯周病は改善できます。

今回の記事は、「歯周病を歯磨きで治すための究極の方法」についてお伝えします。歯周病による口臭でお悩みでしたら、是非ご参考にしてください。

歯周病は進行する病気

「歯周病は進行する病気」という言葉をよく耳にすると思います。「歯周病は進行する」というのは本当でしょうか?

結論から言うと嘘です。実際、私の歯周病は、ある時を境に進行しなくなったからです。歯周病について理解をし、正しく対策すると、歯周病は進行しなくなります。その方法を知ってもらうために、順を追いながらご説明させていただきます。

歯周病の進行プロセスはこうです。

  1. 歯周病菌に感染
  2. 歯肉に炎症が起き、歯周ポケットができる(軽度歯肉炎)
  3. 歯石縁下に歯石ができる
  4. 歯周ポケットが深くなり、歯茎の腫れや出血が起きるようになる
  5. 歯周ポケットが5ミリ以上になり、歯周病菌が歯周組織に感染する
  6. 歯茎がぐらつく

歯周病の進行プロセスについて詳しくは、『歯周病はマウスウォッシュや歯磨き粉では治らない!?テッパンのプラークコントロールはこれ!』をご参考にしてください。

歯周病の治療費用は高くつく

財布と小銭

先ほど、歯周病の進行プロセスについてご説明しました。しかし、この進行している間、指をくわえ何も対策を行っていないわけではありません。

むしろ、歯科医院に何度も通い、ドラッグストアで歯周病のための「薬用歯磨き」を沢山買い込んだのではないでしょうか。そこまでしていても、歯周病は関係なく悪化して行きます。

このようにして歯周病は進行し、最終的に「抜歯」することになります。その抜歯部分を補うために、保険のブリッジや部分症義歯のほか、人によっては、100万円以上もする高額なインプラント治療をする患者さんもおられます。ところが、一度歯科治療を終えたからといっても、歯周病菌は隣りの歯に感染しているため、次から次へと歯周病が進行して行くのが普通です。

インプラントの場合でも、インプラントが植立されている骨と周囲の歯肉に歯周病菌が感染し、「インプラント歯周炎」になると、インプラントを外すこともあるので、普段からのケアが大切です。

このように、歯周病になると、歯科治療にかかる日数も多いだけではなく、次から次へと治療費もかなりかさむので、今のうちに知っておくと、本気で歯周病対策に取り組むことができます。

歯周病にかかる治療費について詳しくは、『歯周病で口臭が治らない!歯周病が治るまでの期間と費用は?』をご参考にしてください。

歯周病は口臭の元

歯周病になると、ほとんどの人が口臭を発生します。また、歯周病が進行すればするほど口臭もひどくなります。このように、歯周病が口臭原因だということは、歯科では常識になっています。

厚生労働省が行った調査結果では、成人の約8割が歯周病だそうですので、日本人のほとんどの人が口臭だと考えてもよさそうです。

これは、反対に考えると、歯周病を治すことが出来れば口臭もおさえることができるということになります。ところが、歯周病を治すことができない。

歯周病が原因の口臭について詳しくは、『歯周病は歯間ブラシを嗅ぐと分かる!?歯周病のチェック方法7つ』をご参考にしてください。

歯磨き不足が原因で歯周病が治らない

歯周病が治らない理由は、歯磨きが上手にできていなことから起きる歯磨き不足によるものなのです。このように言うと、毎日ていねいに歯磨きを行っているという方が多くおられます。

しかし、歯磨きが出来ているかどうかをチェックする「歯垢染色剤」を口に含むと、歯間や歯と歯ぐきの境目の溝、歯の裏が赤く染まります。歯垢染色剤は歯垢などに反応するので、赤く染まっている部分が「歯磨き不足」だということになります。

このように、毎日の歯磨きが上手く出来ていなければ、歯周病を予防することは難しいといえます。

より効果を出すための歯磨き方法について詳しくは、『正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは』をご参考にしてください。

効率よく歯磨きを行うには電動歯ブラシを使用する

手で歯磨きを上手に行うには、限界があります。歯科衛生士であれば、上手にプロのブラッシングが出来るでしょう。しかし、素人の患者さんに歯科衛生士の歯磨き方法を求めるのは、無理があると思います。

わたしがお勧めする歯磨きでは、「電動歯ブラシ」を使用します。電動歯ブラシの使用についての評価については歯科医師の間でも様々ですが、手動の歯ブラシよりも電動歯ブラシの方が確実に良く磨けます。

電動歯ブラシの種類は多くありますので、どれが良いのか迷ってしまうと思います。実際に私が使って良かったと実感しているのは、ブラウン オーラルB ジーニアス9000A という電動歯ブラシ です。

電動歯ブラシ オーラルB

歯周ポケットの清掃

歯周病の予防で重要なのは、歯周病菌が潜んでいる歯周ポケットの内をキレイに清掃することです。

しかし、歯周ポケットの中は狭いために、通常の歯ブラシでは磨くことが困難です。だから、歯磨きに時間をかけていても歯周病が治らないわけです。

実は、この歯周ポケットの中を清掃するために開発された歯ブラシがあります。それは、「ワンタフトブラシ」です。

ワンタフトブラシで歯ぐきの間を磨く

ワンタフトブラシの使い方は、上の画像のように歯と歯ぐきの境目の溝(歯周ポケット)を重点的に磨きます。電動歯ブラシで歯磨きを終えた後に、仕上げに使うと良いでしょう。

歯間に歯周ポケットがある場合には、ワンタフトブラシが入りません。そのようなケースでは、歯間ブラシも使うと良いです。

これらの歯ブラシを使うことで、歯周ポケットの内がキレイになるので、これだけでも口臭はかなり軽減されるので、是非実践してください。

特に、奥歯の奥や歯の裏面の歯周ポケットの清掃は困難です。そのような歯磨きが困難な部位にはワンタフトブラシのご使用をおすすめします。ワンタフトブラシについて詳しくは、『奥歯の奥が臭い!口臭原因は…歯周病、親知らず、膿栓、膿汁!その対策はこれ』をご参考にしてください。

歯磨き剤はアルカリイオン水がおすすめ

歯磨き効果を向上させるためには、どの歯磨き剤を選ぶかが大事です。当然ですが、より歯磨き効率が良い歯磨き剤を使用する方が、歯磨き効果が上がるからです。

市販の歯磨き粉を気にいっている人が多いですが、この方法にはおすすめできません。その理由は次のとおりです。

  1. 発泡剤や香料などが含有されているため、磨けた気になり歯磨きをやめてしまうから。
  2. 泡が多いために、細かな部分が磨けないから。
  3. 合成界面活性剤が含まれるため舌苔が出来やすくなり、歯周病菌が増えるから。
  4. 添加物が歯に付着することで、口内乾燥を起こしやすいから。

このような理由から、この方法でおすすめする歯磨き剤は、「アルカリイオン水」の美息美人です。

美息美人は、アルカリイオン水なので歯周病菌の集まりであるプラークを落としやすく、無添加であるため口内がスッキリとして舌苔の予防にもなります。また、そのことから唾液の分泌が期待できるので、歯周病の予防効果がアップします。

そのため、口臭予防につながります。

口臭予防歯磨き粉「美息美人」

毎月、歯石除去を行う

歯周ポケットのチェック

通常の定期検診は、3か月に1回です。しかし、この頻度の歯石除去では、歯周病が進行している患者さんの場合には、効果は期待できないでしょう。

保険の歯科検診は、健康な人が歯周病にならないために企画されたものです。健康な人というのは、現在、歯周病や虫歯になっていない人です。このような人は、たいてい唾液もよく出ているため、歯石が付きにくい体質です。

ところが、歯周病になる人は、たいていが唾液が出ない「ドライマウス」です。唾液が出ないので、すぐに歯石がつき歯周病も治癒しません。

ですから、誰が何と言おうと、当初6か月程度は、1か月おきに歯石除去を行ってもらうようにしてください。このペースの歯石除去は自費になるかもしれませんが、歯周病が悪化した方が経済面のリスクは高くなるので、リスクを天秤にかけて行動することが大事です。

歯石が無いと、歯周病菌の塊であるプラークも付きにくくなります。だから、同じように歯磨きをしていても、断然歯磨き効果が高くなります。その結果、口臭も軽減されていきます。

だからといって、歯石取りを自分で取ろうとする人がいますが、歯石を上手に取れないばかりか、歯肉を傷つけたり炎症を起こす元ですので、おやめになってください。

歯石除去について詳しくは、『歯石除去は必要?痛くない?自分で取れる?何か月おきが良い?費用は?』をご参考にしてください。

歯茎が引き締まる

歯石除去と歯磨き効果によって、歯から離れていた歯肉が歯にくっ付きます。歯茎が引き締まることで歯周ポケットが狭くなると、食べかすなど汚れがポケットにたまらなくなります。

汚れが減ると、歯周病菌も増えなくなり更に歯肉が健康になります。このようにして、歯周病が改善の方向へ向かうと良い循環を起こします。

循環は、口内だけではありません。口臭がなくなると人前で会話することへも自信が生まれ積極的になります。ストレスがなくなり心身が健康になれば、唾液分泌も期待できるので、口内がよりキレイになっていきます。

歯茎の腫れが引かない場合は、こちらの記事『歯茎が腫れてブヨブヨで色が悪い!でも痛くない?その対処はこうする!』をご参考にしてください。

まとめ

今回の記事は、歯周病が原因で口臭が起きている方へ向けての方法ですので、一般向きではないかもしれません。しかし、これだけのことを行うと、歯周病も口臭も改善できることが実証されています。(ただし、治療困難な中程度以上の歯周病では無理です。)

ですから、歯周病だからといって口臭をあきらめずに、努力されることを願います。

今回の記事は、YouTubeに分かりやすくアップしていますので、是非ご覧になってください。

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