歯石除去は必要?痛くない?自分で取れる?何か月おきが良い?費用は?

歯石除去

なぜ歯石取りが必要なのですか?

歯医者さんに行くと必ずといっていいほど歯石取り(定期健診)を勧められます。歯石を取ることはいいことは理解しているつもりですが、「毎日、歯磨きをしているのに、それほど小まめに歯石を取る必要があるの?」と疑問に思いませんか?

また、歯石を取ったあと、「歯がしみるようになった。」という話もよく聞くのでは。それに、歯医者さんによって、歯石取りの料金も様々。また、定期健診も3か月おきだったり、4か月おきだったり。

「本当に歯石取りが必要なのだろうか?」今回の記事では、歯石取り(定期健診)の疑問を解決するためにお伝えします。ぜひご参考にしてください。

歯石を取る理由は、「口臭」と「虫歯・歯周病」の予防

口内の細菌

歯科健診を受けると、必ずといっていいほど「定期的に歯石を取りましょう。」といわれるのではないでしょうか。でも、歯石を取らなければいけない理由についてご存知ですか?

ほとんどの人は、歯磨きをしていても歯石ができてしまいます。その理由は次のことからです。

衛生士さんからは、「歯周ポケットの中や歯と歯の間は歯磨きがしにくい箇所なので、どうしても磨き残しができます。それで歯石が着くのですよ。」
引用:歯磨きしても歯石がつく!取れない!その原因と対策法

このような理由から、ていねいに歯磨きをしているつもりでも歯石が付いてしまいます。そして、歯石が付くと、歯石には虫歯菌や歯周病菌が繁殖する。いわゆるプラークが付着するのです。

歯石ができるとプラークが増え虫歯や歯周病の原因になります。それだけでなく、プラークが増えると口臭も発生します。だから、歯石を取ることが重要なのです。

でも、口臭が発生するのは、歯石だけが原因ではありません。口臭がするのは人によって様々なので、口臭を解決するためには、ご自身の口臭原因をはっきりさせることが大切です。口臭原因について詳しくは、『口臭原因が分からない!その理由はこれ!その対策はこれ!』をご参考にしてください。

歯石除去は痛い?

歯周ポケットのチェック

一度も歯石除去をしたことがなければ、虫歯治療のように「痛いのでは?」と不安かもしれません。

ご安心ください。私の感想では歯石除去をしている間は気持ち良いものです。スケーラー(超音波スケーラー、ハンドスケーラー)という器具を使って歯石を除去するときに、部位によっては少しチクチクすることがありますが、我慢できない痛みではありません。痛い場合は、歯科衛生士さんに伝えれば作業をやめてもらえますのでご安心ください。

歯石を取ってもらっている間、気持ちよく寝ている患者さんも多いようです。じつは、私もその内の一人かもしれません。

歯石除去のときの痛みは、歯科衛生士さんによると、「歯と歯茎の境目の歯石を取るときに刺激があるからですよ。」とのことでした。歯石除去のときに痛みを感じるのは、私の場合には、超音波スケーラーを使うときに多いです。ハンドスケーラーの場合には、やさしく歯石を取っているため、ほとんど痛みが感じません。でも、この感じ方には個人差があるのでご参考にしてください。

人によっては、歯石除去後に歯茎がヒリヒリと痛む場合があります。

このケースは、歯茎に炎症が起きている場合に多いです。炎症がひどく歯茎が腫れていると、歯石取りのときにスケーラーが当たることが刺激となり、歯石を取ったあと、ヒリヒリと痛みが続くことがあります。

そのようなケースの患者さんには、歯石除去の前に歯科衛生士さんから「歯石除去のあとにヒリヒリするかもしれませんよ。」と教えてもらえると思います。もし、ヒリヒリ感が起きても、1週間程度で治りますが、治らないとかひどく痛む場合には、すぐに歯医者さんに行かれることをおすすめします。

歯石取りに歯医者さんに行ってきました

今日、3か月に1回の定期検診とスケーリング(歯石除去)をしてもらうために掛かりつけの歯科医院に行ってきました。

かかりつけの歯医者さんから、きちんと3か月ごとに定期健診のはがきが送られてきますので、私も律儀に、きちんと3か月に1回は、定期健診を受けて、スケーリング(歯石除去)と歯のクリーニングをしてもらうようにしています。

担当のかわいい歯科衛生士さんが私の口の状態を調べると…
歯科衛生士さん「きれいに磨けていますね!」私「そうですか?有難うございます。」とのやり取りから始まります。

ところが、歯石を削る作業に入ると、目をつむっていても、想像以上に削り取っている様子が、分かります。先ほど、きれいだと言っていたのに…。先ほどの歯科衛生士さんの言葉はビジネストーク?そんなに歯石が着いているの?

それで、恐る恐る歯科衛生士さんに聞いてみました。私「やっぱり、歯肉の中には歯ブラシが届かないので磨けていないのでしょうね。」

歯科衛生士さん「どうしても、歯ブラシでは歯肉の間までは磨けませんので、誰でもこの部分には歯石が出来てしまいますね。」ということでした。このことが、歯石を取らないといけない大きな理由です。

もちろん、歯石が出来ると、プラークが着きやすくなり、細菌によって虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。そして、口臭も強くなります。

ですから、自分ではどれだけ口腔ケアが出来ていると思っていても、定期的に歯石除去(スケーリング)や歯のクリーニングをしてもらうことは、口臭予防には最も大切なことです。

子どもの頃から虫歯が多く、差し歯や被せ物が多い私ですが、中年になった今でも歯が白いだけではなく、歯茎もピンク色! 舌の色もピンク色!を保っています。現在、これが自慢になっています。

歯石除去の頻度は何か月に一度が適切か?

カレンダー

私が虫歯にもならず、口臭もしない理由は、ずっと以前から3か月ごとに定期健診と歯石取り・クリーニングをきちんとしていたからかもしれません。

これが、4か月や5か月おきだったら、どうなっていたか分かりません。それどころか、何年も歯石を取らないでいたら、凄いことになるかも。

一般的な歯石除去の頻度は、3か月に一度が良いといわれています。その理由は、一度歯石を取ってから歯石ができるまでに約3か月かかるからだそうです。

ところが、この期間は個人差があり、歯石が付きやすい人と付きにくい人がいます。ですから、歯石が付きやすい場合には、1~2か月に一度の頻度で歯石を取ってもらう方が良いでしょう。

siseki

何年も歯石を取っていないと、このように歯の裏面にびっしりと歯石が着いていることがあります。

この状態になると、歯周病で歯ぐきにも炎症が起きています。歯根部分まで見えています。この状態で歯石をはがすとどうなると思いますか?

歯根部分が、あらわに見えることに。歯根部分は歯(エナメル質)と違い、柔らかい象牙質でできています。ですから、「シミル!」ことに。知覚過敏症になります。

もちろん、歯科で知覚過敏症の治療をすれば、痛みはなくなるので大丈夫ですが、治療をしないで帰宅すると、「歯石を取ったら、歯がしみる。」ということになるかもしれません。知覚過敏について詳しくは、『虫歯じゃないのに歯が痛い!それ知覚過敏では?!しみる原因と対策』をご参考にしてください。

歯石除去の費用

歯科医院の受付

費用といっても、歯石除去だけ行うのと、歯周ポケットの深さを測ったり、歯をきれいにクリーニングするPMTCまで受けるのでは異なります。だから、「歯医者によって料金が違う。」と勘違いされていることが多いのかもしれません。

ちなみに、歯石除去する費用ですが、初心の場合には、初診料+検査+歯石除去(スケーリング)の合計が3,500円程度かかります。

患者さんの歯石の付き具合によって、歯石除去の回数が異なります。

歯石が少ない場合には、回数も少なく済みますが、歯石が沢山付いている場合は一度に歯石を取ることが難しく、何度かにわけて歯石を取ってもらうことになります。

一般的には、1~4回ほどかけてすべての歯をきれいにします。この場合、1回の歯石除去費用は、保険適用で2,000円~3,000円です。ただし、保険適用外で一度にきれいにする場合は、歯科医院によって方法も費用も様々です。

歯石除去のときに出血する

「歯石除去のときに出血がするから怖い!」と、歯医者さんに行かない方がおられます。しかし、歯石を放置すると虫歯や歯周病の原因になる。そのようなことにならないように、歯石除去で血が出る原因についてご理解いただこうと思います。

歯石除去は、歯科衛生士がスケーラー(手動または超音波)という器具を使って歯面にくっついている歯石を取る作業です。しかし、訓練されているプロの歯科衛生士が、誤って歯肉を傷つけることはあってはならないことです。もし、歯石除去を失敗して出血したとしたら大問題かもしれません。

歯石除去で出血する原因は、歯肉の炎症によって歯茎が腫れている部分の歯石を取るときに起きます。スケーラーで歯面から歯石をはがすと、歯石に触れている歯茎の腫れが破れ出血します。

でも、出血したからといって、それは悪いことではなく良いことですのでご安心ください。

というのは、歯茎の腫れは歯周病による炎症で起きたものです。腫れた歯茎の中には、歯周病菌や膿がたくさん入っているので、出血しないでそのままだと歯周病が進行するかもしれません。

ですから、出血によって膿を出すことは良いことなのです。

歯茎からの出血について詳しくは、『歯茎から出血の9割は歯周病!白血病、更年期障害、糖尿病が原因のことも』をご参考にしてください。

痛いから歯石を自分で取る?

歯ぐきが腫れる

歯石除去をしてもらうと、痛いことがありますよね。歯石を取ってもらっているときに痛みを経験したことはありませんか?

歯周病が進行し歯周ポケットが深くなると、歯根の深い部分に歯石が付きます。その部分をハンドスケーラーや超音波スケーラーといった歯石除去器具で取るときに器具が歯肉に当たることで痛みを感じることがあります。

でも、痛いからといって、決して歯科衛生士さんの技術が悪いわけではありません。

歯周ポケットが浅いと目で確認できるのですが、歯根の深い部分は手探りと勘だけがたよりなのです。でも、痛いのは嫌ですよね。だから、歯医者に行くのは嫌だという人がおられるのかもしれません。

そのような人のために、自分で歯石を取ることができれば良いと思いませんか?歯磨きでゴシゴシと磨くだけで歯石除去できれば、歯医者さんに行かなくて済みますよね。

でも、残念ですが、歯石はどれだけ歯磨きをしても除去することはできません。その理由は、歯石はヌメヌメとした歯垢が石のように硬く固まり、しっかりと歯の表面に付着しているからです。

だから、どれだけ丁寧に磨いても、どれだけ研磨剤が入っている歯磨き粉を使用しても、歯石を取ることは不可能なのです。歯石を取る方法は、今のところは、歯科で専用のスケーラーという器具を使い除去してもらう以外に方法がないのです。

市販でスケーラーが購入できるので、自分で歯石を取ろうと考える人がおられるかもしれません。しかし、やめたほうがいいです。

素人が自分で歯石を取ろうとすると、器具で歯肉を傷付けてしまい、ばい菌に感染するかもしれないからです。それに、見えない歯周ポケットの中の歯石を取ることなどできないので、取れたとしても歯の表面に付いている歯石だけです。というよりも、歯石が付くのは歯周ポケットの中や歯間部分など狭い部位。

自分で歯石を取ろうと考えるより、できるだけ歯石が付かないように予防することの方が賢明な考え方です。

歯石を取る必要があるのだろうか?

歯肉

よくネットなどで、「歯石は取る必要がない!」などという記事も目にします。本当のところはどうなのでしょう?

「歯石を取ってはいけない」という人達の意見は、歯石は無駄なものではなく歯を支えているので、すべての歯石を取ると歯や歯ぐきが弱り、脱落するかもしれないという理由です。その他にも、知覚過敏になることもあるようです。

これは、高齢の人が何十年も歯石を取っていないケースで、いきなり歯石を取ったら歯周病で歯根があらわになってしまい、脱落したというようなこともあったということが書かれていましたが、それは例外であり、大切なことはそこまで歯石を取っていなかったことにあります。

歯石があると、どうしていけないのかというと、歯石には無数の穴があいているために、細菌の温床となるからです。ご存じのように細菌が増えると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。そして、口臭の原因にもなります。口臭原因については、こちらの記事『日本口臭学会から学んだ最先端の「口臭の治し方」は意外とカンタン!?』をご参考にしてください。

そのようなことにならないように、定期的に歯石除去を行なうことは賢い方法です。もちろん、それだけで安心してはいけません。大切なのは、その後のブラッシングケアです。正しいブラッシングについては、『正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは』をご参考にしてください。

歯石の予防方法

虫歯や歯周病の予防のためには、歯石を除去することが重要です。それでは、どのようにすれば、効果的に歯石が付かないようにできるでしょう?

歯石予防の基本は二つ

  1. 定期的な歯石除去
  2. ブラッシングケア

歯石は、歯科で定期的に除去してもらうことが大切ですが、その期間は人によって異なります。歯石が付きやすい人の場合は、2~3か月おきに行く必要がありますが、ブラッシングが良くできている場合には、6か月おきでも良いかもしれません。

歯石が付きやすくなる原因

  1. ブラッシング不足
  2. 歯質が弱く、歯面がザラザラしている、傷ついている
  3. 歯並びが悪くブラッシングが困難
  4. 唾液不足などでドライマウス症になっている

歯石の予防には、ブラッシングを丁寧に行うことが基本ですが、歯並びが悪いとかドライマウス症の場合にはより丁寧なブラッシングが必要です。歯石予防に効果的な歯磨き方法は、『歯磨きしても歯石がつく!取れない!その原因と対策法』をご参考にしてください。

歯石が付きやすい部位

歯石がつきやすい部位

  1. 下の前歯の裏
  2. 奥歯の舌側

歯石予防は、歯石が付きやすい部位を知ると要領よくできます。歯石の一番付きやすい部位は、下の前歯の裏側です。この部位は、唾液線(舌下線)があり石灰化しやすいことと、ブラッシングが難しい部位だからです。同じ理由から、奥歯の舌側にも顎下腺から唾液が分泌されるため、歯石ができやすいです。

ですので、この二つの部位は、他の部位よりも丁寧にブラッシングを行うことが必要です。効果的にブラッシングするためには、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がお勧めです。アルカリイオン水の美息美人は、歯垢や細菌のエサとなるたんぱく質の汚れを落としやすい。だから、毎日美息美人で歯磨きを行うことで、歯石を予防することができます。

12,000人が実践する"口臭対策"ネット

  • このエントリをはてなブックマークに追加する