胸焼け・呑酸を感じたら口臭がするかも?逆流性食道炎による口臭対策

口が粘つく

逆流性食道炎・腸炎が原因の口臭対策

胃腸の調子が悪いから口臭がしていると思われている方が多いようです。しかし、胃腸からの口臭がしているのは、口臭全体の1割もありません。

だからといって安心してはいけません。その理由は、逆流性食道炎になるとツンとしたきつい口臭がするようになるからです。逆流性食道炎という病名に聞きなれない場合は、「胸焼け」や「呑酸」という症状が特徴的な病気です。

逆流性食道炎による口臭の場合は、通常の口腔ケアだけでは改善することが困難です。また、胃腸が悪いからといっても、すべてが逆流性食道炎になっているとは限りません。

今回は、逆流性食道炎による口臭対策についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

逆流性食道炎の症状

  1. 胸やけ。胸が締め付けられるような痛みを生じる。
  2. 呑酸(どんさん)。酸っぱい液が逆流して口まで上がってくる。
  3. 口内炎が良くできる。
  4. 逆流した胃液で喉に炎症がおき、喉が痛くなる。
  5. 咳がよく出る。逆流した胃液が喉や気管支を刺激することで咳がよく出るようになる。
  6. 喉に違和感を生じる。
  7. 酸っぱい臭いや下水臭の口臭が出る。

逆流性食道炎の原因

健康な人の場合には、胃液が食道へ逆流しないように身体ができています。しかし、様々な原因から食べた物や胃液が胃から逆流することが起きます。逆流性食道炎の原因としては次のようなものがあります。

    1. 加齢
    2. 肥満
    3. 姿勢が悪い
    4. 不健康な食生活(暴飲暴食、早食い、食後すぐに横になるなど)
    5. ストレス

ストレスが原因

ストレスが逆流性食道炎の原因になっているといわれています。

一時的な逆流に伴う粘膜の炎症やストレスなどによって、食道の過敏性を異常に高めてしまうこと(知覚過敏)が、逆流性食道炎の症状発生に大きな役割を果たしているとの報告もあります。

引用:厚木胃腸科医院 逆流性食道炎の原因

  1. ストレスを受けることで胃に炎症が起き、胃酸の分泌が増える。
  2. ストレスによって自律神経が乱れるため、下部食道括約筋が緩み逆流しやすい状態になる。
  3. ストレスで胃腸の消化吸収の働きが悪くなる。

引用:創輝(そうき)鍼灸整骨院

逆流性食道炎とはどんな病気

逆流性食道炎

逆流性食道炎は胃酸の逆流によって引き起こされる病気です。

胃には酸性の強い胃酸と消化液が分泌されます。この胃液が食べ物のタンパク質を分解することで小腸の吸収を容易にしています。

ところが、何らかの原因で強い酸性の胃液が逆流し、食道の粘膜に触れると炎症がおきます。これが、逆流性食道炎です。これが続くと、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸焼けや呑酸という症状がおきます。

胸焼けや呑酸で不快な症状が続くことで、日常生活にも次のような悪影響を及ぼします。

  1. 夜、ぐっすり眠られない
  2. 食欲不振になり、好きなものが食べらない
  3. 気分が落ち込みさえない
  4. 仕事や日常生活に支障がでる

逆流性食道炎の治療方法

逆流性食道炎の治療方法は、3つあります。

  1. 生活習慣の改善
  2. 薬物による治療(胃酸分泌抑制剤、制酸剤、消化管運動機能改善剤)
  3. 手術(生活習慣の改善と薬物療法で良くならない場合には、手術をすることがある。)

生活習慣の改善

  1. 胸やけを起こしやすい食品の摂取を控える。
    脂肪の多い食物、チョコレートなどの甘いもの、柑橘類、コーヒー・紅茶、香辛料、アルコール類、タバコなどは胃酸の分泌を高める、あるいは、胃内での食物の停滞時間が長いため、逆流を起こし易いとされています。
  2. 食後すぐ横になると胃酸が逆流しやすいので、食後1-2時間は横にならないようにする。
    寝るときに胸やけが強い場合は、寝る前の食事は避け、夕食の量は少な目にして、上体を少し高くして(寝るときに頭部が10-20cm程度高くなるように、クッションやマットを折り曲げて布団の下に敷く等の工夫をするとよい)寝ると効果的です。横向きに寝る場合は、左を下にして寝るとよい。うつ伏せは避けた方がよい。
  3. 腹圧を上げないようにする(重いものを持たない、前屈みを避ける、ベルトを強く締めない、排便時に力まない)。
    腹圧が上がることによって逆流しやすい状態になります。
  4. 肥満解消に努める。
    食べ過ぎない。ゆっくり食べる。早食いを避ける。過食は胃酸の分泌や胃内の圧を上げるため、特に夕食は“あっさりとしたものをほどほどに”摂るように留意する。

引用:医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 逆流性食道炎

逆流性食道炎による口臭はどんな匂い

食いしばる

胸焼けをすると、胃液の酸っぱい匂いを感じるようになります。そして、口から鼻にかけて硫黄の「ツンとした匂い」を感じるかもしれません。また、胃から逆流した消化不良の食べ物などが喉に着くため細菌が増えます。そのため、膿汁(のうじゅう)や舌苔(ぜったい)ができやくなるのも、逆流性食道炎の特徴です。

膿汁や舌苔が出来ると、VSC(揮発性硫黄化合物)が発生するため、下水臭の口臭がすることもあります。

逆流性食道炎になり臭い玉(膿栓)ができると思われている方がいますが、口臭原因になっているのは、喉の粘液(膿汁、痰)と舌苔です。膿汁については、『膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!』をご参考にしてください。

舌苔については、『舌が白い人と白くない人5つの違い!舌苔ができる原因・取り方・予防』をご参考にしてください。

逆流性食道炎による口臭に効く薬はあるか?

薬

逆流性食道炎になると口臭がおきます。しかし、口臭は一つの症状です。その原因である逆流性食道炎を治さないことには、根本的には解決できません。

口臭を消そうと薬やサプリを探す人がいますが、一時的に口臭を軽減したとしても、逆流性食道炎が治らない限りは、すぐに口臭がするでしょう。

逆流性食道炎による口臭対策

和食

ですから、胃腸科で治療を受けられることが大事です。しかし、それだけでは、中々逆流性食道炎は改善しにくいかもしれません。というのは、胃腸の病気は、食生活のほか生活習慣やストレスなどが影響しているからです。

お医者さん任せにするのではなく、食事を見直したり、規則正しい生活を送る、そして、ストレスをためないようにすることが大切になります。

口臭対策として、もう一つ行ってほしいことがあります。それは、喉と口のケアです。逆流性食道炎になると、喉に細菌が増えるため、臭い玉(膿栓)、膿汁、舌苔ができやすくなります。このことが、さらに口臭を悪化します。

そのようにならなくするためには、喉と口のケアをより丁寧に行うことが大切です。口臭予防について詳しくは、『本気で「口臭予防」する人のための10の方法』をご参考にしてください。

それでも、胃腸が弱い、ガスが良くたまる場合には、口臭(正確には呼気による口臭といいます。)がすることがあります。この後の記事では、胃腸が悪い場合にどうして口臭が出るのか?そして、そのような口臭がしないようにする予防と対策についてお伝えします。こちらも是非ご参考にしてください。

胃から臭いは逆流しない

体の構造

この際、ハッキリ!申し上げます。胃からはニオイが口に出ることはありません。ただし、逆流性食道炎とゲップは別です。

胃と口は食道でつながっています。ですから、胃の中のニオイが口に出てくるように考えてしまいます。でも、人間のからだは上手くできていて、胃からつながる食道との間には弁がついていて、食べたものが、口に戻ってこないようになっています。

でないと、毎回、食べたものを戻すことになってしまいます。ただし、逆流性食道炎の場合には、この弁が正常に働かないために胃液が逆流して臭くなります。

この弁があるため、胃ですごいニオイがしていても、そのガスが口にもれることはありません。ゲップは例外です。

胃腸から口臭が出る仕組み

昔から「胃腸が悪いと口臭がする。」みたいなことを良く言われます。

そのことに私も納得いかなかったので調べてみました。すると、胃の調子が悪くなると、血液中にガスが取り込まれて肺に入っていくようです。

そして、肺の中の空気(ガス)が鼻から出るときに臭うそうです。理屈としては、そうですよね。こちらの方が正しいです。

さらに、鼻と口は気管でつながっていますので、鼻からのニオイが口臭と混ざり、自身には臭いが良く分かるために余計に気になるようです。これが、胃腸が原因の口臭です。

実際は胃腸だけが原因でないケースが多い

実際は、胃腸だけが口臭原因でないことが多い。というのは、呼気口臭を嗅ぐときに喉からの口臭や口内からの口臭も交じることが多いからです。

この場合、いろんな口臭が混じるために臭いも強くなります。ですから、胃腸だけが原因だと思って対策をしても中々口臭を改善できないかもしれません。

胃腸が原因の場合の口臭予防と対策方法

胃腸の調子が悪くなる大きな原因はストレスです。ストレスが多いと、唾液も出なくなります。そのため、舌が白くなったり、歯周病にもなりやすくなります。

唾液が減るとそれだけではなく、喉にも細菌が増えるために、膿栓(のうせん)や膿汁(のうじゅう)が出来ます。

歯周病も膿栓(のうせん)や膿汁(のうじゅう)も、強い口臭を発します。ですから、口臭を対策するために最も重要なことは、ストレスを軽減すること。

このことにつきます。ストレスが減ると胃腸も健康になり、舌苔(ぜったい)も減り、喉からの口臭も減ります。
大切なことなので、もう一度申し上げます。ストレスをためない、ストレスを発散することが、胃腸からの口臭予防・対策では一番重要です。

胃腸を健康にするためには

  1. 胃腸科を受診する。
  2. 整腸薬を服用する。
  3. 寝不足をしないように十分睡眠をとる。
  4. 暴飲暴食しない。消化に良い食事を心がける。
  5. 運動をする。
  6. 趣味など楽しいことを増やし、副交感神経を活発にする。

これらを行なうことで胃腸が健康になれば、自然と口臭も軽減します。

胃腸が健康になっても、やっぱり舌が白いままだとか、喉から口臭がするということがあります。その場合には、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」をお勧めします。

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