喉の奥がネバネバする!粘つく原因と対策方法はコレ!

喉がネバネバする

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

喉の奥がネバネバしてお困りではありませんか?
透明のネバネバした痰は、喉(奥歯の奥)から出ていますか?喉に痰のように粘液がべったりと付着して気持ち悪いのではないでしょうか。

喉のネバネバする原因は、大きく分けると3つあります。1つは鼻から落ちてくる鼻汁(後鼻漏)。2つ目は痰。3つ目は、扁桃から分泌される膿汁(のうじゅう)。それと、それらが混じってできる粘性の液体です。

喉のぬめぬめする液は、この内のどれかである可能性が高いのですが、違和感は慢性化することが多く、本人も粘ついていてもあきらめたり、お医者さんもあまり相手にしないことも。しかし、喉のネバネバを改善するためには、根本的な治療を受けることが大事です。

もし歯科・耳鼻科・内科で診てもらっても、「何も問題ない」といわれてお困りでしたら、ぜひ今回の記事をご参考にしてください。喉の奥の粘つきを予防できるかもしれません。

喉のネバネバした粘液症状

nebanebadaeki

口の中がネバネバする場合には、唾液の分泌が減少していることでも起きます。しかし、今回の記事でご紹介するのは、喉の奥からネバネバした唾液のような粘液が出る症状についてです。

唾液は少ないが出ている。口腔乾燥ではないのです。だから舌は白くなっていない。ところが、いつも口の中はネバネバした唾液で気持ち悪いという人がいます。

ネバネバした唾液が出ていると感じるのは、決まっていつも喉の両側付近。奥歯の奥のほうから出ていると感じるようです。

歯科で診てもらっても、虫歯や歯周病もなく異常なし。耳鼻咽喉科で診てもらっても、「喉が少し赤くなっている」だけで特に異常なし。どこも悪くないのに、粘液が出ていると心配になるものです。ふつう、この段階で内科や消化器科を受診されます。それでも、異常はない。

そのため、不安になっている人が多いです。

喉からの粘液が臭い

膿栓を綿棒で取る

このように原因が分からない「喉からの粘液」ですが、粘液がでると口臭が強くなります。

また、粘液が出ている時には、扁桃腺のところを指でなぜて嗅ぐと、下水臭がします。健康な人でも多少はニオイがしますが、粘液が出ている時には、異臭で強いニオイを感じるのが特徴です。

また、粘液が出ると、ネバネバした液が口に流れてくるため、苦く気持ち悪くなります。粘液の色は黄色や茶黄色ですが、唾液にまじると薄い茶黄色になります。詳しくは『膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!』をご参考にしてください。

喉から粘液が出る原因

nousen zengo

奥歯の奥のほうから粘液が出ているというようなケースの場合で、常に口の中がネバネバしているときの原因で多いのは。

それは、扁桃(へんとう)から分泌される粘液。

会話や口呼吸をしたときに、外からは塵だけではなく細菌やウィルスも口の中に入ってきます。そして、喉を通る前に身体の防御反応として、扁桃(へんとう)から免疫物質が分泌されます。

その免疫物質がネバネバした粘液です。
細菌が増えると、多量に免疫物質も分泌されるようになっています。じつは、そのことが口の中が粘つく問題なのです。

口の菌

免疫物質のおかげで、風邪やインフルエンザも防御されているのですが、免疫で死んだ細菌や塵が粘液に交じると、悪臭もするようになります。舌が白くなったり、口臭が発生する原因にもなります。粘液が出ていると、舌の奥の方が白くなるという特徴があります。

もし、舌の奥のほうだけ白くなっている場合には、喉に細菌が増えているかもしれません。

喉の粘液が膿栓になる

膿栓

喉から出る粘液は、免疫物質だということはご説明しましたが、この免疫物質と細菌の死がいが混じったのが膿汁で、それらが固まって膿栓ができます。

ですから、喉に細菌が増え粘液がでる人は、膿栓がよくできます。また、こういうことも言えます。それは、よく膿栓ができる人は、膿汁もよく出ます。詳しくは『口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方』をご参考にしてください。

後鼻漏(こうびろう)で喉が粘つく

アレルギーや風邪にかかると、鼻炎を起こし鼻汁が出ます。ふつう鼻汁は鼻の穴のほうに出ていくので鼻をかむことで解決します。ところが、鼻の穴のほうへ流れずに喉に垂れることがあります。この症状を後鼻漏(こうびろう)といいます。

後鼻漏は、喉の壁にべったりと張り付きますが、鼻をかんでも取れないので、「ふん、ふん、」と鼻を鳴らす人がいます。後鼻漏は、風邪やアレルギー性鼻炎が治ると自然と治まります。後鼻漏について詳しくは、『後鼻漏(こうびろう)が原因の口臭には…市販薬と対策はこれ!』をご参考にしてください。

風邪にかかると後鼻漏だけではなく、痰も出るようになります。後鼻漏と痰が混じるため、ばい菌が増殖し、さらにネバネバした粘液になります。ばい菌が増えると免疫作用によって扁桃からネバネバした免疫物質(白血球、リンパ球など)が分泌されます。

ばい菌と免疫が戦うと膿のような粘液ができます。臭い膿の汁なので、膿汁(のうじゅう)ともいいます。アレルギー性鼻炎や風邪から膿汁ができることがあるので、普段から抵抗力をつけておくことが大切です。

喉から粘液を出ないようにする対策方法

hanamizu

粘液が出る理由は、喉に細菌が増えているからです。喉に細菌が増える理由はいろいろですが、多いのは次のようなことからです。

  1. 副鼻腔炎(蓄膿症)
  2. アレルギー性鼻炎
  3. 鼻炎などによる後鼻漏(こうびろう)
  4. 喉の炎症
  5. 風邪

などがあると、喉に細菌が増えるため、粘液も多量に分泌されるようになります。

ですから、粘液が出ないようにするには、それらの根本原因となっている疾患を治すことが大切です。

ところが、喉の病気は慢性的になっていることがよくあります。治療をしても中々治らない、そのような時に大事なのは、喉に細菌が増えないように清潔にすること。

うがいする

手軽にできる方法としては、喉を立てて清掃するガラガラうがいがあります。

おすすめなのは、美息美人(びいきびじん)のアルカリイオン水を使ってのうがいです。これだけでも、喉を清潔にできるかもしれませんが、実は喉から粘液が出やすい人に多いのは、唾液の分泌が少ないことがあります。

唾液の成分は、ほとんどが水分です。その水分によって口や喉の汚れや細菌も洗い流されるのですが、唾液が少ないと、その大事なことができません。

そのことが、喉に細菌を増やすことになっています。ですから、唾液の役割を補うためにも、「小まめに水を飲む」ことをお勧めします。

今ご紹介した2つの方法を是非お試しください。

もちろん、それでも粘液が出て止まらない場合は、以前かかったところとじは違うお医者さんに診てもらうことが必要かもしれません。お医者さんからは「問題ないです。」と言われたが、喉の違和感が気になる場合は、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」をお試しになられてはいかがでしょう。↓↓

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