
喉(のど)の奥が臭い場合の原因
最近はスマホやPCの普及によって、分からないことや困ったことがあると直ぐに検索して調べるのが定着しています。
そのためでしょうか。少しでも口臭が気になると、「膿栓(のうせん)かもしれない。」というように言われる人が多いことに驚いています。少し前だったら、かなり専門的な膿栓(のうせん)という言葉自体、知っている人は少なかったものです。
ところが、近頃は口臭といえば、その原因は膿栓(のうせん)だと決めつけてしまうことも。そのために、本当の原因を見落としてしまい、いつまで経っても良くならないということも。
今回の記事では、膿栓(のうせん)と誤ってしまう口臭の原因についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。
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膿栓(のうせん)と違う場合の症状
「喉(のど)の方から鼻にかけて臭います。多分、膿栓(のうせん)が出来ているのだとおもいます。」お客さまによっては、このように口臭の原因は膿栓(のうせん)だと決めつけられている方がおられます。
お口や喉(のど)の状態をよくよくお聞きすると、
「歯周ポケットの深さが、6ミリのところがある。」
「たまにブラッシングをすると出血をする。」
「歯茎が腫れるときがある。」
「奥歯が浮いた状態だ。」
「硬いものを噛むと歯が痛い。」
などなど…。
じつは、これらはすべて歯周病の症状です。歯周病になると、必らずといっていいほど口臭がします。
歯周病の程度(歯周ポケットの深さの程度)によっては、離れている人には分からないレベルの臭いかもしれません。でも、自分では分かる臭いです。歯周病菌が出すニオイは独特ですから、容易に判別できます。
分かりにく場合には、次のようにしてみてください。
意識的に一番奥の歯のさらに奥を舌でなぜながら息を鼻から出します。「むわっ」と、かすかにニオイがします。
奥歯の奥が歯周病の場合には、喉(のど)の奥のほうから臭いがしますので、よく膿栓(のうせんと勘違いされる方が多いようです。
歯周病かもしれない
口臭が気になったら、歯医者さんで歯周ポケットの深さを調べてもらうと、歯周病だったということが分かるので、調べてもらうことが大切です。
歯周ポケットの深さ
- 健康なハグキでは1~2ミリ。
- 中程度の歯周炎があると3~5ミリ。
- 歯周病が進行した場合は6ミリ以上に。
歯周ポケットの深さが3ミリ以上あれば、歯周ポケットの中で歯周病菌が活動します。歯周病菌が繁殖すると、腐敗臭を発生します。これが口臭です。
さらに、中程度以上の歯周病になると、出血や膿も出て口臭もかなり強くなり、重度の歯周病になると、治療も困難になり、最悪、抜歯ということにも。
このようにならない内に、勝手に決めつけないで、臭いを感じるようであれば、歯周病の診断を受けることをお勧めします。
そして、口臭を感じた時には、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」で口臭予防をしてください。もちろん、きちんと口腔ケアをすることで歯周病の予防にもなります。