アルカリイオン水を用いた口臭対策と効果
口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。
口臭に悩む方に朗報です。アルカリイオン水が口臭対策に効果的であることが分かってきました。本記事では、アルカリイオン水の基本知識、口臭の原因との関係、自宅で簡単に作れる方法、そして口臭対策におけるアルカリイオン水の使用方法を解説します。
また、注意点やデメリットも触れ、安全かつ効果的な口臭対策をお試しいただけるようにします。アルカリイオン水を活用して、自信を持って笑顔でコミュニケーションができる日々を取り戻しましょう。
アルカリイオン水の基本知識
アルカリイオン水とは?
アルカリイオン水(アルカリ性電解水)とは、水に含まれるミネラルイオンが電気分解され、アルカリ性(pH7以上)の特性を持つ水のことを指します。このアルカリ性が、体内の酸性物質を中和し、健康に良い影響を与えるとされています。また、アルカリイオン水は抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去に効果があることが知られています。
飲用可能なものにはキリンアルカリイオン水が有名です。キリンアルカリイオン水はpH8.8~9.4で口当たりのまろやかな軟水です。
キリンアルカリイオン水の成分表示
ナトリウム 0.9mg、カリウム 0.12mg、カルシウム 2.2mg、マグネシウム 0.21mg、硬度 64mg/L、pH値 8.8~9.4
アルカリイオン水の効果
アルカリイオン水には、口臭対策に有効な効果がいくつかあります。
- 口内環境の改善: 口の中は、細菌が繁殖しやすい酸性環境になりがちですが、アルカリイオン水はアルカリ性のため、口内のpHバランスを整えることができます。これにより、虫歯や歯周病や口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。
- 抗菌作用: アルカリイオン水には、細菌の活動を抑える効果があります。これにより、口臭の原因となる細菌が減少し、口臭が改善されることが期待できます。
- 歯周病予防: アルカリイオン水は、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を分解しやすくする効果があります。これにより、歯周病が進行しにくくなり、口臭の原因となる歯周病を予防することができます。
これらの効果を活用し、アルカリイオン水を口臭対策に取り入れることで、口臭を改善し、清潔な口内環境を維持することができます。
口臭の原因とアルカリイオン水の関係
口臭の主な原因
口臭は、さまざまな要因によって引き起こされますが、主な原因は以下の通りです。
- 口内細菌: 口の中には、様々な細菌が存在し、これらが食べ物や歯垢を分解する際に悪臭物質を生成します。特に舌の付け根や歯間など、隅々まで歯ブラシが届かない部分に細菌が繁殖しやすいため、こまめなケアが重要です。
- 歯周病: 歯周病は、歯周ポケット内に細菌が繁殖し、歯肉が炎症を起こす病気です。歯周病が進行すると、歯周ポケット内の細菌が悪臭物質を生成し、口臭の原因となります。
- 唾液不足: 唾液には、口内を洗浄し細菌の繁殖を抑える働きがあります。唾液が不足すると、口内の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、口臭が発生しやすくなります。
アルカリイオン水が口臭に与える影響
アルカリイオン水は、口臭の原因となるいくつかの要因に対して効果的です。
- 口内環境の改善: アルカリイオン水はアルカリ性であるため、口内のpHバランスを整え、酸性環境で繁殖しやすい細菌の増殖を抑制します。これにより、口臭の原因となる細菌の発生を抑えることができます。
・出典:虫歯 日本歯科医師会 - 抗菌効果: アルカリイオン水には、細菌の活動を抑える効果があります。これにより、口臭の原因となる細菌が減少し、口臭が改善されることが期待できます。
- 歯周病予防: アルカリイオン水は、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を分解しやすくする効果があります。これにより、歯周病が進行しにくくなり、口臭の原因となる細菌の繁殖が抑制されるため、口臭の改善につながります。
アルカリイオン水をうがいや飲料として使うことで、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えることが期待できます。ただし、アルカリイオン水だけで口臭対策を行うのではなく、適切な歯磨きや歯間清掃、舌苔除去などの日常的な口腔ケアも継続して行うことが重要です。
アルカリイオン水の作り方
アルカリイオン水は市販品を購入することもできますが、自宅で簡単に作る方法もあります。ここでは、2つの作り方を紹介します。
自宅で簡単に作れる方法
アルカリイオン水を自宅で作る簡単な方法は、マグネシウムを利用する方法です。用意するものは以下の通りです。
- マグネシウムスティック
- 飲料水(浄水された水が望ましい)
手順は以下のとおりです。
- マグネシウムスティックを容器に入れます。
- 飲料水を注ぎ、マグネシウムスティックが完全に浸かるようにします。
- 容器を密閉し、数時間待ちます。その間、マグネシウムが水に反応し、アルカリイオン水ができあがります。
電気分解を利用した作り方
アルカリイオン水を電気分解で作る方法は、アルカリイオン水生成器を使用することです。市販のアルカリイオン水生成器を利用すれば、高濃度のアルカリイオン水を作ることが可能です。生成器によっては、イオン濃度やpHを調整できる機能もあります。
手順は以下のとおりです。
- アルカリイオン水生成器に浄水した水を注ぎます。
- 生成器を起動し、指定のボタンやダイヤルでイオン濃度やpHを調整します。
- アルカリイオン水が生成されたら、取り出して使用します。
いずれの方法でも、できたアルカリイオン水は冷暗所で保存し、早めに使い切ることが望ましいです。
口臭対策におけるアルカリイオン水の使用方法
口臭対策にアルカリイオン水を活用する方法は主に2つあります。歯磨きやうがいに使う方法と、摂取する方法です。それぞれの使用法について詳しく見ていきましょう。
歯磨きやうがいでの使用法
アルカリイオン水を使った歯磨きやうがいは、口内環境を改善し、口臭を抑える効果があります。使用方法は以下のとおりです。
- 歯磨き: 歯ブラシに歯磨き粉をつけた後、アルカリイオン水を少量含ませます。通常通り歯を磨いた後、口をすすぎます。
- うがい: アルカリイオン水を口に含み、30秒程度口の中でかみかみしながらうがいをします。その後、水を吐き出します。
これらの方法を毎日の歯磨きやうがいの際に行うことで、口臭の改善に効果的です。
アルカリイオン水の摂取方法
アルカリイオン水を飲むことで、体の内側から口臭対策ができます。アルカリイオン水は、適度な量を摂取することで健康効果が期待できますが、過剰摂取は避けるようにしましょう。
摂取方法は以下の通りです。
- 1日に500ml程度のアルカリイオン水を目安に飲みます。
- 食事と一緒に飲むことで、胃酸の中和や栄養吸収の助けとなります。
これらの方法を継続して行うことで、体内環境が整い、口臭の原因となる雑菌の繁殖を抑えることができます。ただし、アルカリイオン水はあくまで口臭対策の一環であり、根本的な改善には生活習慣の見直しも必要です。
注意点とデメリット
アルカリイオン水は口臭対策に効果的ですが、過剰摂取や特定の人が飲用する際には注意が必要です。ここでは、アルカリイオン水の過剰摂取によるリスクと、飲用に適さない人の注意点を解説します。
アルカリイオン水の過剰摂取によるリスク
適度な量のアルカリイオン水を摂取することで、健康効果が期待できますが、過剰摂取は逆に健康に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、アルカリイオン水の過剰摂取により、血液中の酸素濃度が低下したり、胃酸の過剰中和が起こり、消化不良や栄養素の吸収不足が生じることがあります。適度な量を摂取し、健康を維持することが大切です。
飲用に適さない人の注意点
アルカリイオン水は基本的に健康的な飲み物ですが、以下のような人は飲用を避けるか、医師に相談した方が良いでしょう。
- 腎臓病や透析を受けている人: アルカリイオン水は、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを含んでいます。腎臓病や透析患者は、これらのミネラルの排出が困難であるため、過剰摂取によるリスクが高まります。
- 胃酸過多症の人: アルカリイオン水は胃酸を中和する効果があるため、胃酸過多症の人が飲むと、症状の悪化や消化不良を引き起こすことがあります。
アルカリイオン水を飲む際には、自分の健康状態を考慮し、適切な摂取量や飲用方法を選ぶことが重要です。
まとめ: 口臭対策に効果的なアルカリイオン水の活用法
本記事では、アルカリイオン水を用いた口臭対策とその効果について解説しました。アルカリイオン水は、口腔内の酸性環境を中和し、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑制する効果があります。これにより、口臭の改善が期待できます。
また、自宅で手軽に作れる方法や電気分解を利用した方法を紹介しました。口臭対策として、歯磨きやうがいにアルカリイオン水を使用することや、適度な量を飲むことが効果的です。
ただし、過剰摂取や特定の健康状態の人が飲用する際には注意が必要です。適切な摂取量や飲用方法を選ぶことで、アルカリイオン水を安全かつ効果的に口臭対策に活用することができます。
口臭に悩む方は、ぜひアルカリイオン水の口臭予防歯磨き粉『美息美人(びいきびじん)』を試して、改善策を見つけてみてください。