「リアル口臭チェック」で実際の臭いを感じ、病気のサインを知ることができます
口腔ケアアンバサダーの上林登です。
口臭対策する時に、最初にやらなければならないのは口臭チェックです。口臭があるかどうか調べるにはタニタ製などの簡易口臭チェッカーがありますが、「リアル口臭チェック」を使うと、実際の口臭を感じることができます。
「リアル口臭チェック」で調べると、あなたの口臭の原因や病気の予兆も分かります。というのは、口臭は病気のサインだからです。そのためにも、自分の口臭がどんな臭いをしているかを感じる必要があります。
しかし、一般的な口臭チェックでは、口臭の度合いを調べることができても、どんな臭いなのかという「臭いの種類」まで調べることができません。
そのため、今回の記事は、あなたの実際の口臭が「どんな臭いなのか?」?、そして、「どれほど臭いのか?」を調べる方法をご紹介します。是非ご参考にしてください。
自分の口臭を知らない人が多い
自分の実際の口臭を知らない人が多いです。本当です。自分の口臭が気になっているのに、「口臭がしているかどうか分かりません。」と答える方が多いのです。
自分で口臭をチェックする方法は、『おすすめの口臭チェックは匂いを嗅ぐだけ!?』がご参考になります。
それでは口臭を解決するどころか、よけいに口臭で悩むことにもなりますよね。そのような事にならないようにしないといけません。
ところが、実際は次のように反応していませんか?
口臭チェッカーなんて信じられない
何かの拍子に自分の口臭って、「どのくらい臭いのだろうか?」と気になることがあります。 そのような口臭が不安になった時に、良く使われているのが口臭チェッカーではないでしょうか。
でも、その時に口臭を測っても、口臭チェッカーの値を素直に信じられましたか?
「口臭チェッカーなんて信じられない」と思ったことはありませんか?
もし、口臭レベルが0 だったら…
「そんなことない!」
「もっと臭いはず!」
「この口臭チェッカーこわれてない??」
と、思いませんでしたか。
もし、口臭レベルが4 だったら…
「それほど臭いわけない!」
「こんなに臭くないよ!」
「この口臭チェッカーこわれてない??」
と、思ってしまいますよね。
口臭チェッカーが信じられない場合は、こちらの記事『口臭チェッカーあてにならない!正しい使い方は?』をご参考にすると良いです。
結局、口臭チェッカーで測っても、口臭チェッカーの値は信じられないのです。
その証拠に、口臭外来でも最終の口臭チェックの時には、歯科 医師が患者の口に鼻を近づけて嗅ぐのが主流になっているのをご存知でしょうか。
口臭を嗅がせるのは恥ずかしいですよね。自分で口臭を確かめることができれば
一番良いと思いませんか。
そのような理由から、より「リアル」に口臭を感じることができる
口臭チェック法を考えました。
その方法をこれからご紹介しますので、
今までの口臭チェックに不満がある方は、ご参考にしてください。
口臭が発生する仕組み
リアル口臭チェックをご紹介する前に 、人の口のなかで実際に「口臭」が発生する仕組みについて知ってくださいね。
今からお伝えする口臭チェックは、この口臭発生の仕組みを再現する方法です。
- 口臭の元である「臭い物質」は、唾液中に溶け込んでいる
- 緊張などの理由から口腔が乾燥すると、唾液が気化する
- 口の中に、気化した口臭ガスが充満する
- そして、会話や呼吸した時に、口臭が放出される
- 周囲の人が臭いを感じる
- 自身の口臭を直接感じる人もいますが、周囲の反応によって「自分が口臭」だと感じる
口臭発生のプロセスについて詳しくは、『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。
リアル口臭チェック
今、説明した「口臭発生の仕組み」をリアルに再現するために、少し面倒かもしれませんが楽しんで行ってみてください。動画でもアップしていますのでご参考にしてくだされば幸いです。
準備するもの
- 食パンを
お口に入る大きさに切る。 - 梅干し1個。
- グラスまたはコップ。
- ドライヤー
- 扇風機。
食パンの切れ端を口に入れる
梅干しを目の前に置いて、
パンをお口に入れます。
梅干しは「唾液」を出すためのものです。
出てきた唾液がパンに浸み込みます。
これが「リアルその一」です。
パンをお口に入れたら口の中で転がします。
この時、決して噛んではダメです。
パンをグラスの中に吐き出す
口の中のパンを
グラスに吐き出します。すぐに、
ラップでグラスを密封します。
口腔内の状態を再現する
「リアルその二」です。
グラスを温める
グラスをドライヤーで温めます。(約20秒)
ドライヤーを使って
口内の乾燥状態を再現する「リアルその三」です。
距離をとり臭いを嗅ぐ
グラスとの距離を測ります。
会話する時の距離は、
大体、腕1本分です。
ニオイが来るように扇風機を置くと良いです。
扇風機を使って
会話している状態を再現する「リアルその四」です。
腕1本分離れて臭いを嗅ぐ
いよいよですね。
恐怖の瞬間が来ました。
グラスのラップを外します!腕1本分の距離では臭わないのが普通です。
でも、くさい場合は、周囲に迷惑をかけているかもしれないので要注意です。
グラスに鼻を近づけて嗅ぐ
次は、直接嗅いでみます。
相手の口に鼻をつけてニオイを嗅ぐことなんて日常生活ではありませんが、キスする時のことも考えて、においを確かめた方が良いと思いますよ。
また、
口臭は病気のサインだといわれています。
臭いの種類によって病気になりやすい体質もわかるので、
「どんなニオイがしているか?」も調べると良いです。
どんなニオイがしているのか確かめてください。
それほど臭いわけではないけれど、 「パンの酵素のような独特なニオイが少しありました。」程度であるなら問題ありません。
しかし、
口臭の種類によっては、病気が原因になっていることがあるので、注意が必要です。
口臭は病気のサイン
雑巾の臭い…虫歯や歯肉炎が原因
硫黄臭・温泉臭…胃腸が弱い、胃炎や十二指腸潰瘍などの可能性も
生乾きの服の臭い…むくみ体質で、肺炎や気管支炎など呼吸器系の病気になりやすい
甘い果実の臭い…糖尿病の危険性
アンモニアの臭い…関節痛、むち打ち
焦げた肉や魚の臭い…高血圧の危険性
下水の臭いがする… 膿栓や膿汁が原因の場合も。膿栓・膿汁について詳しくは、『膿栓、臭い玉が簡単に取れるアルカリイオン水うがいとは?』をご参考にしてください。
この口臭チェックはみなさんにも、是非おすすめします。
口臭が気になった場合は、「口臭がうんこくさい!?原因と治し方について」をご覧ください。
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