口臭対策

女性向け口臭ケア:ドラッグストアでのおすすめ商品と効果的な対策

お口のエチケットのため、ドラッグストアでケア用品を眺める女性

口臭ケア徹底ガイド – ドラッグストアで手に入るおすすめ商品と効果的な対策を紹介

口腔ケアアンバサダー(社団法人 口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭は、自分自身では気付きにくいが、他人には非常に気になるデリケートな問題です。特に女性にとっては、日々のコミュニケーションや人間関係において、自信を損なう要因となり得ます。

そこでこのガイドでは、口臭の本当の原因を詳しく調べるとともに、特に女性の生理的な体の変化や体内の物質の働きに焦点を当て、ドラッグストアで買える効果的な口臭ケア商品を紹介します。

歯磨きや舌磨き、マウスウォッシュ、サプリメントなど、日常的なケアから特別なケアまで、女性におすすめの方法で口臭を予防し、改善しましょう。更に、口臭がなかなか消えない場合や、特定の状況下での口臭に対しても、女性目線での具体的な対策法を提案します。

女性のデリケートなニーズに応える口臭ケアを、ぜひ日々のルーティンに取り入れて、清潔感あふれる毎日を実現しましょう。

・関連:2024年最新!『歯磨き粉 口臭 最強』の真実:おすすめランキング5選

口臭の原因とは?

口臭ケアの目的は、不快な臭いを排除し、悪臭のない清潔な息を保つことです。

口臭の主な原因としては、生理的、外因的、病的口臭があります。口臭はさまざまな原因が絡み合って発生するので、その原因に沿って口臭予防する必要があります。

鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり(後略)

・引用:口臭がひどい 口腔外科学会

以下では、口臭の主な原因や特定の状況における口臭の原因について説明し、その対策法を提案します。

口臭の主な原因

  1. 口腔内の細菌:口の中には数多くの細菌が存在し、食べ物の残りや死んだ細胞を分解する際に悪臭を発生させることがあります。
  2. 歯周病:歯周病が進行すると、歯肉から悪臭を発する細菌が繁殖し、口臭の原因となります。
    舌苔:舌の表面に付着する白っぽい舌苔は、細菌が繁殖するための温床となり、口臭を引き起こします。
  3. 口腔乾燥:唾液の分泌が減ると、口臭を抑える働きが低下し、口臭が悪化します。
  4. 胃腸のトラブル:胃や腸の不調が口臭の原因となることがあります。胃酸過多や胃腸炎などの症状がある場合、口臭が起こることがあります。

口がドブの匂いの原因と対策

口がドブのような臭いがする場合、その原因は以下のようなものが考えられます。

  1. 唾液の減少:唾液が不足すると口臭が悪化します。水分を十分摂取し、口腔内を湿らせることが重要です。
  2. タバコ:喫煙によって口臭が悪化することがあります。禁煙を検討しましょう。
  3. 歯周病:歯周病が進行している場合、口臭が悪化します。歯科医院での治療が必要です。

対策としては、口腔内を清潔に保ち、歯磨きや舌磨きを行うことが基本です。また、水分摂取や禁煙を心がけましょう。

女性特有の口臭の原因とケア

女性特有の口臭ケアには、口腔衛生の維持が欠かせません。定期的な歯磨きやデンタルフロスの使用が基本です。そして、定期的な歯科検診を受けることも、口臭予防において重要なステップです。

  1. 女性特有の口臭原因 : 女性特有の口臭の原因は、一般的な口臭の原因と似ている場合が多いです。口臭は主に口内、特に舌の裏側で発生することが多く、歯垢、歯周病、乾燥口、不適切な歯科治療、舌の細菌によるものです。
    また、全体的な健康状態、例えば妊娠中の女性は口腔内の変化によって口臭が生じることがあります 。出典元:Rosenberg, 1996

  2. 女性特有の口臭に効果的なケア : 女性特有の口臭に対するケアは、一般的な口臭の対策と似ています。日常的なデンタルケア(歯磨き粉、フロス、舌クリーナー、マウスウォッシュの使用)が基本です。
    また、定期的な歯科検診による歯石除去や歯周病治療も重要です。特に舌の清掃は口臭の軽減に有効です。さらに、妊娠中の女性は、口腔衛生の維持に加えて、必要に応じて歯科医師と相談することが重要です。出典元:Bollen & Beikler, 2012

女性特有の口臭ケアは、以下のように行うのがおすすめです。

  1. 口腔ケアの徹底:歯磨きや舌磨きを日常的に行い、口腔内を清潔に保ちましょう。また、フロスや歯間ブラシを使用して歯間の汚れも除去しましょう。
  2. 水分摂取:水分摂取は口腔内の状態を良好に保つために重要です。水や無糖のお茶などでこまめに口を潤わせましょう。
  3. 食生活の見直し:バランスの良い食事を心がけ、鉄分不足に注意しましょう。鉄分が豊富な食品やサプリメントを摂取することも考慮してください。

女性ユーザーの体験談と質問

ミユキさんの口臭ケア体験談

「私は30代の女性で、口臭に長い間悩まされてきました。特に朝起きたときや緊張する場面での口臭が気になっていました。ドラックストアでいくつかの口臭ケア商品を試した結果、ライオンのNONIOマウスウォッシュが私には最も効果的でした。

この製品を使い始めてから、口の中がずっとさっぱりしていて、自信を持って会話ができるようになりました。また、日常の水分摂取を増やし、定期的に歯科検診を受けるようになったことも、口臭対策に効果的だと感じています。」

質問へ専門家からの回答

20代後半の女性

質問: 「私は20代後半の女性ですが、特に朝起きたときの口臭が気になります。ドラックストアで手軽に購入できる効果的な口臭ケア商品はありますか?」

回答: 「朝の口臭は多くの人が経験することです。睡眠中は唾液の分泌が減少するため、口内環境が乾燥し、細菌が増殖しやすくなります。ドラックストアで購入できる効果的な対策としては、殺菌成分を含むマウスウォッシュの使用をおすすめします。また、水分を多く含む食品を摂取することや、就寝前と起床後に歯を磨く習慣を持つことも、口臭予防に有効です。」

30代の女性

質問: 「私は30代の女性で、仕事のストレスが多いです。ストレスが口臭に影響を与えることはありますか?また、その場合の対策は?」

回答: 「はい、ストレスは口臭に影響を及ぼすことがあります。ストレスが高いと唾液の分泌が減少し、口内が乾燥して細菌の増殖が促進されるためです。対策としては、まずストレス管理が重要です。リラクゼーションや適度な運動を取り入れることをお勧めします。また、水分を多く摂取し、適切な口内ケアを心掛けることも大切です。ドラックストアで購入可能なキシリトールガムやハーブティーも口臭予防に役立ちます。」

40代女性

質問: 「40代女性です。更年期に入り、口の渇きと口臭が気になり始めました。この年齢特有の口臭の原因と対策は何ですか?」

回答: 「更年期にはホルモンバランスの変化が口の乾燥を引き起こし、それが口臭の原因になることがあります。対策としては、十分な水分摂取と口内保湿が重要です。ドラックストアで販売されている口内保湿スプレーやサプリメントを試すのも良いでしょう。さらに、定期的な口内チェックと適切なオーラルケアが効果的です。」

口臭ケアグッズを選ぶ際の重要ポイント

ドラッグストアでは、女性向けのオーラルケア商品が多数取り扱われており、それぞれ特定の口臭の悩みに対応しています。

ところが、強力な殺菌成分が含まれた製品の過剰な使用は、時に有益な口内フローラを破壊し、結果として口臭の原因となることもあります。

以下では、ドラッグストアで「口臭ケアグッズを選ぶ際の重要なポイント」について、口腔ケア専門家の観点から説明いたします。

  1. 歯みがき粉とフロス(歯みがきでケアする方向け)

    • 重要性: 口臭の主な原因の一つは、歯垢や食べかすによるものです。これらは歯の表面や歯間、歯茎の周辺に蓄積し、バクテリアの繁殖を促進させます。これらのバクテリアが放出する硫化物が口臭の原因となります。
    • 選び方: 効果的な歯みがき粉は、フッ素を含み、プラークや歯垢を除去する成分が含まれているものを選ぶと良いです。また、フロスは歯間の清掃に不可欠で、ブラッシングだけでは届かない部分の清掃に役立ちます。
  2. 舌クリーナー(舌ケアでケアする方向け)

    • 重要性: 口臭のもう一つの大きな原因は舌の表面にあります。舌の上には細菌や死んだ細胞、食べ残しが溜まりやすく、これが口臭を引き起こすことがあります。
    • 選び方: 舌クリーナーを使うことで、舌の表面を優しく清掃し、これらの汚れを効果的に除去することができます。柔らかく、使いやすいデザインのものを選ぶと良いでしょう。
  3. 腸内環境サポートサプリ(サプリでケアする方向け)

    • 重要性: 口臭は消化系の問題からも生じることがあります。特に、腸内フローラの状態が悪いと、それが口臭の原因となる場合があります。
    • 選び方: 腸内環境を整えるサプリメントを選ぶ際には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌をサポートする成分が含まれているものが効果的です。また、食物繊維が豊富なサプリメントも腸内環境を整えるのに役立ちます。

これらのポイントを押さえることで、口臭ケアに必要な製品を適切に選ぶことができます。また、定期的な歯科検診も口臭の原因を特定し、効果的なケアを行う上で重要です。

口臭ケアの基本

口臭ケアではオーラルケア製品を適切に使用することが重要ですが、併用して、十分な水分摂取することは、口腔の乾燥を防ぎ、口臭のリスクを低減します。

歯磨き・舌磨き・マウスウォッシュ・サプリメントの効果と使い方

歯磨き、舌磨き、マウスウォッシュ、サプリメントは、口臭ケアの基本的な方法です。それぞれの効果と使い方を見ていきましょう。

  1. 歯磨き:歯磨きは、歯や歯周病を予防し、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑える効果があります。歯磨き粉を使用して、1日2~3回、約2分間丁寧に磨くことが推奨されます。
    ・関連:口臭を防ぐ歯磨きのコツ
  2. 舌磨き:舌磨きは、舌の表面に付着した細菌や食べカスを除去し、口臭を軽減します。舌ブラシや歯ブラシを使い、舌全体を優しくこすって磨きましょう。
  3. マウスウォッシュ:マウスウォッシュは、口臭の原因となる細菌を殺菌し、口腔内の清潔を保ちます。マウスウォッシュモンダミンは、塩化セチルピリジニウムが含まれており、強力な殺菌効果が期待できます。使用方法は、マウスウォッシュを口に含み、20~30秒程度ゆすいでから吐き出すことです。
  4. サプリメント:口臭対策サプリメントは、体内から口臭を改善する効果があります。配合成分によって効果が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

オクチレモンの汚れと効果的な使用方法

「オクチレモン」は、Bitatto japan(ビタットジャパン)が販売する液体ハミガキと口内洗浄液です。

お口の中の汚れ、磨き残しを除去し、口臭の原因の一つであるタンパク質を固めて洗い流す口内洗浄液です 。

・引用:Bitatto japan オクチレモン

オクチレモンは、消臭成分として有名な柑橘系エキスを配合した歯磨き粉で、歯の表面に付着した汚れや口臭の原因となる細菌を除去し、フレッシュな口臭に導きます。

オクチレモンの効果的な使用方法は以下の通りです。

  1. 歯ブラシに適量のオクチレモンを取り、歯の表面を丁寧に磨く。
  2. 磨いた後は、水で口をすすぎ、歯磨き粉の成分を洗い流す。
  3. 1日2~3回の歯磨きを習慣化し、口臭ケアに効果を発揮させましょう。

オクチレモンホワイトニング(液体ハミガキ)は、口臭ケアだけでなく、歯の黄ばみも軽減し、美しい歯を保つ助けとなります。ただし、個人差があるため、効果が実感できない場合は、別の歯磨き粉やケア方法を試すことも検討しましょう。

ドラッグストアで手に入るおすすめ口臭ケア商品

市販されている口臭ケア製品は多数ありますが、どれも口臭の原因を根本から解消するわけではありません。しかし、日常的なケアに利用することで、口臭の改善や予防に効果を発揮します。専門家である私が、ドラッグストアで手に入るおすすめの口臭ケア製品をご紹介します。

マツモトキヨシやココカラクラブで購入できる商品

1.オクチレモン
・効果・特徴 : 口の中の雑菌を減らし、清潔に保つ効果があります。さわやかなレモンの香りが特徴的で、使用後はすっきりとした口ざわりを感じられます。
・デメリット : 個人差はありますが、香りが強すぎると感じる人もいるかもしれません。

2.マウスウォッシュ モンダミン
・効果・特徴 : アルコール成分が含まれており、強力な殺菌作用があります。口臭の主な原因であるバクテリアを効果的に減らすことができます。
 デメリット : アルコール成分により、口の内側が乾燥しやすくなる可能性があります。

3.ゴッソトリノ
・効果・特徴 : 口の中の食べかすや歯垢をしっかりと取り除き、口の清潔を保ちます。使用感が良く、続けやすい製品です。
 デメリット : 特に効果的な成分が含まれていないため、口臭の根本的な改善には限界があります。

4.クリアクリーン
・効果・特徴 : 無着色・無香料で、敏感な口腔内でも安心して使用できます。天然の清涼成分を使用しており、口臭予防に効果的です。
・デメリット : 洗浄力が弱めであり、他の製品と比較するとコストパフォーマンスが低い可能性があります。

以上の製品は、マツモトキヨシやココカラクラブで購入できます。日々の口臭ケアに、これらの製品を組み合わせて使用することで、より効果的な口臭予防が期待できます。

また、市販の製品だけでなく、口腔ケアアンバサダーとしては、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のような口臭対策専門の製品の利用も検討する価値があります。

薬剤師おすすめの口臭ケア商品8選

口臭は社会生活において避けたい問題の一つです。市販されている口臭ケア製品を利用することで、この問題を効果的に対処することが可能です。以下に、薬剤師おすすめの口臭ケア商品8選をご紹介します。

  1. リステリンマウスウォッシュ
    ・効果・特徴:  強力な殺菌作用があり、口臭の主な原因であるバクテリアを減少させます。
    ・デメリット:  刺激が強いため、敏感な口腔内の方には向いていない可能性があります。

  2. リステリントータルケアマウスウォッシュ
    ・効果・特徴:  通常のリステリンに加えて、フッ素が配合されており、虫歯予防にも効果的です。
    ・デメリット:  アルコール成分が含まれているため、乾燥を感じる人もいます。

  3. クリニカアドバンテージハミガキ
    ・効果・特徴:  歯磨き粉の中でも高い殺菌力を持ち、長時間口臭を抑えることができます。
    ・デメリット:  泡立ちが少なく、洗浄感が弱いと感じる人もいます。

  4. プロポリス歯磨き粉(レッドシール)
    ・効果・特徴:  プロポリス抽出物が含まれており、自然な成分で口臭を抑えます。
    ・デメリット:  価格が高めであり、また味に慣れるまで時間がかかる可能性があります。

  5. シローラホワイトニングデンタルリンス
    効果・特徴:  歯を白くしながら、口臭を抑える効果もあります。
    デメリット:  無着色・無香料なので、効果を感じにくい人もいます。

  6. テルモオーラルジェル
    ・効果・特徴:  ジェルタイプで、直接歯肉に塗布でき、持続的な口臭ケアが可能です。
    ・デメリット:  使用感が好まない人もおり、また価格が高めです。

  7. ブレスケア(小林製薬)
    ・効果・特徴:  カプセルタイプで、直接胃の中で口臭を抑制します。
    ・デメリット:  効果の持続時間が短い可能性があります。

  8. ora2 ブレススプレー
    ・効果・特徴:  携帯に便利で、いつでもどこでも口臭ケアができ、消臭効果が期待できます。
    ・デメリット:  効果が一時的で、根本的な口臭解消には至らない可能性があります。

これらの口腔ケア商品は、ドラッグストアのほか、アマゾンなど通販でも購入可能です。

口臭ケアおすすめ人気アイテムランキング11選

口臭は日常生活において避けたい問題であり、幸いなことに市販されている製品で効果的な対処が可能です。以下に、口臭ケアのおすすめ人気アイテムを、人気の理由と共にランキング形式でご紹介しますのでご参考にされてはいかがでしょう。

1位:オクチレモン
・人気理由: さわやかなレモンの香りと、口腔内の清潔感を提供するため。

2位:リステリン
・人気理由: 強力な殺菌効果で知名度が高く、口臭ケア製品の定番とされているため。

3位:ゴッソトリノ
・人気理由: 効果的に食べかすや歯垢を取り除き、口臭の原因を直接対処するため。

4位:クリアクリーン
・人気理由: 無着色・無香料で敏感な口腔内でも安心して使用できるため。

5位:クリニカアドバンテージハミガキ
・人気理由: 高い殺菌力で長時間にわたり口臭を抑えることができるため。

6位:プロポリス歯磨き粉
・人気理由: 自然な成分で口臭を抑えることができ、安全性が高いため。

7位:モンダミン
・人気理由: アルコール成分による強力な殺菌作用と、信頼されているブランドであるため。

8位:テルモオーラルジェル
・人気理由: 直接歯肉に塗布でき、持続的な口臭ケアが可能であるため。

9位:ブレスケアサプリメント
・人気理由: 内部からの口臭ケアを提供し、簡単に摂取できるため。

10位:オーラ2 ブレススプレー
・人気の理由: 携帯に便利で、いつでもどこでも口臭ケアができるため。

11位:DEORICH+​​
・人気の理由: 高い消臭力と、口臭ケアのための特別な成分配合により、効果的な口臭ケアを提供するため。

これらの製品は、日常的な口臭ケアの一部として有効であり、マツモトキヨシやココカラクラブなどのドラッグストアで手に入ります。

マウスウォッシュモンダミンの効果

アース製薬によると、マウスウォッシュモンダミンは、口の中の細菌を抑制し、口臭を予防する効果があります。(※効果には個人差がある)さらに、口の中の細菌による歯周病や虫歯を予防し、健康な口腔環境を維持する助けとなります。

一度に15ml程度を口に含み、30秒ほど口の中でゆすぎ、吐き出すことで効果を発揮します。アルコールフリーで、柔らかな刺激が特徴的なため、毎日のケアに適しています。

また、モンダミンにはフッ素が含まれており、歯の再石灰化を促進して虫歯の予防にも役立ちます。定期的に使用することで、口臭の改善だけでなく、口の中の健康全体に対しても良い影響が期待できます。

口臭が治らない場合の対処法

口臭治療のプロに相談する方法

口臭が一般的なケア方法で改善されない場合、歯科医に相談することを検討しましょう。歯科医や口臭外来のクリニックが、口臭の原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。

口臭の原因が病気や感染症によるものである場合、内科医や耳鼻咽喉科医に相談することも適切です。早期対策が重要なので、口臭が改善されない場合は、適切な専門家に相談しましょう。

・関連記事:口臭外来で治った人と治らない人の違いとは

ゴッソトリノの使用効果と適切な使い方

サン・クラルテ製薬によると、ゴッソトリノは、歯間や歯周ポケットにたまった汚れや食べ物の残りを取り除く洗口液です。歯磨きだけでは落としきれない汚れも、ゴッソトリノで効果的に取り除くことができ、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えます。(※但し、効果には個人差がある)

ゴッソトリノの適切な使い方

  1. ゴッソトリノをコップに移し、口に含みます。
  2. 15秒間、口や舌などお口のすみずみまですすぎ、吐き出します。
  3. いつも通り、ブラッシングを行ってください。

洗口液は、日常的に使用することで、口臭の改善に役立ちます。

・参考:アルカリイオン水でうがい、口臭予防歯磨き粉『美息美人(びいきびじん)』の口コミ

口臭対策の最強アイテム

口臭対策には様々な方法がありますが、最強と呼べるアイテムは何でしょうか。口臭の原因をしっかり理解し、それに対応した対策を選ぶことが大切です。

最強の口臭対策とは

一口に口臭対策といっても、それは人により異なります。しかし、口臭の多くは口腔内に存在するバクテリアが食べ物の残りかすや死んだ細胞を分解する過程で生じる悪臭成分が原因となります。そのため、一般的には、口腔内を清潔に保つことが最も基本的かつ効果的な口臭対策となります。

そこで最強の口臭対策アイテムとして推奨されるのが、アルカリイオン水などの”口臭ケア専用の歯磨き粉”と”舌ブラシ“です。

口臭ケア専用の歯磨き粉は、口腔内のバクテリアを抑制する成分を含んでおり、舌ブラシは舌の上にこびりついた汚れを効果的に除去します。これらを併用することで、口臭の原因となるバクテリアの繁殖を抑え、口臭を防ぐことができます。

胃からくる口臭に効く市販薬

胃からの口臭は、食事の内容や胃腸の健康状態が大きく関わっています。特に消化不良や胃炎、胃酸過多などが原因で胃からの口臭が発生することがあります。

このような胃からくる口臭に対する市販薬としては、”消化酵素サプリメント“や”胃腸薬“が効果的です。消化酵素サプリメントは、食事の消化をサポートし、胃腸の働きを正常化させることで口臭を改善します。一方、胃腸薬は胃酸を中和し、胃腸の炎症を抑えることで口臭を改善します。

いずれの場合も、口臭が続く場合や体調不良が続く場合は、医療機関を受診することをお勧めします。自身の口臭の原因を理解し、適切な対策を行うことが、口臭ケアにおける最強の武器となります。

まとめ

効果的な口臭ケアには、口内環境を整えることが必要です。これには、pHバランスを考慮したオーラルケア製品の選択が含まれます。

殺菌成分のある歯みがき粉や舌クリーナー、マウスウォッシュ、サプリメントを効果的に使い、ドラッグストアで手に入るおすすめ商品を活用しましょう。

また、にんにくやタマネギなど、口臭の原因となりやすい食品の摂取を控えることも、口臭ケアに有効です。

食生活やライフスタイルの改善で口臭予防を心掛け、治らない場合は歯科医などのプロに相談してください。自信を持ってコミュニケーションができるようになります。

歯磨きで取れない口臭がうがいでスッキリ

口臭外来で治った人と治らない人の違いとは

口臭外来で歯科治療を受ける男性の患者

口臭外来、口臭が治るケースと治らないケース

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭外来では様々な口臭治療法が提供され、多くの患者が口臭の悩みから解放されています。口臭が治った人は、日常的に良好な口腔衛生を維持している傾向があります。

また、治療の成功には、生活習慣の改善が不可欠であり、これには食生活の見直しや適切な水分補給が含まれます。

このことを踏まえて、今回の記事を読んで、口臭の原因とそれに対する適切な治療方法について、より理解を深めていただければと思います。

口臭の悩みは一人ひとり異なりますので、適切な治療を選ぶことが大切です。

・関連記事:

口臭が治った・治らなかった

私も多数の相談を受ける中で、成功事例とそうでない事例を目の当たりにしてきました。

口臭の根本的な原因の一つに歯周病があり、治った人の多くが歯周病治療を受けています。治療と定期的なケアを行うことで、多くの方が口臭の改善を実感しています。

一方、失敗事例としては、口臭が心理的要因や他の病気に起因しているケースです。

例えば、自臭症という状態で、本人は口臭を感じるものの、他人には感じられない辛いようなケースが。また、耳鼻科や内科が原因の口臭も、口臭外来だけでは対処が難しい場合があります。

Yahoo!知恵袋などを見ても、「口臭外来で治らなかった」という声を多く見かけますが、これは「口臭のすべての原因が口臭外来で治る」という誤解からくるものです。

実際には、口臭原因の多くが歯科関連の疾患であるため、それらのケースでは大きな改善が期待できます。しかし、それ以外の原因での口臭は、他の専門医の診断や治療が必要となることも多いのです。

重要なのは、一つのクリニックや病院で改善しない場合は、他の専門医の意見も求めること。口臭外来は素晴らしいサービスを提供していますが、それが全ての口臭の悩みを解決するわけではありません。

口臭外来の治療

口臭外来で取り組むのは、単に口臭の抑制だけでなく、悪臭ケアの総合的なアプローチです。大学病院の歯科には「口臭外来」を設置している病院もあります。

口臭治療を専門にしているのが口臭外来なので、口臭で困ったら口臭外来の受診を考えるかもしれませんね。

「口臭外来で治った!」という人が多くいます。しかし、「口臭外来に行っても治らない!」と困っている人もいます。

これは、どちらも事実です。というのは、口臭のケースによっては、歯科や口臭外来で治らないことがあるからです。もし、歯医者さんから「気にし過ぎです」と言われたことがありましたら、こちらをご参考にされてはいかがでしょう。

>>本当に臭いのに「気にし過ぎ」と言われる!自臭症とは

一般歯科では口臭治療ができないケース

はっきりいって、一般の歯科では口臭治療のスキルはありません。口臭の原因は、「歯周病」以外にないと信じている歯科医師がほとんどです。だから、口臭について相談しても、「歯周病」の治療と予防に専念するのかもしれません。

私たち日本人の場合、病的口臭の原因で最も多いのが歯周病だと言われています。

引用:東京国際クリニック/歯科 科学的根拠に基づいた歯周病治療

それに、多くの歯科医師は口臭予防にはモチベーションが上がらないと思います。その理由はいうまでもなく、現在行っている虫歯治療(最終的には、ポーセレンのブリッジやインプラントなどの補綴物を入れる)のほうが得意分野であり、治療費も高額になるからです。

ですから、あなたが一般歯科に行って「口臭を治したいのですが。。。」と相談しても、歯医者さんからは、「それほど気になる臭いではないですよ。それよりも、虫歯や歯周病になっている所があるので治療しましょう。」と言われるかもしれません。

たとえ、口臭原因が虫歯や歯周病であっても、その治療で口臭がなくなるのは一時的で、日にちが経てばまた口臭が出てきます。その理由は、口臭は口内環境が影響するため、歯だけを治療しても解決しないのです。

だから、「歯科治療をしたのに口臭が治りません。。。」という人たちが後を絶ちません。

口臭を解決するには、口内環境をキレイにすることが必要です。歯磨きだけではなく、食生活や生活習慣なども改善しないといけないのです。これら予防する方法を指導してくれる歯医者さんでないと、口臭は治らないと考えたほうが良いかもしれません。

→ 口臭が治らない原因を誰も教えないのは何故?本当の原因を知らないから?

口臭外来で治るケース

口臭外来で治るのは歯科に原因がある口臭です。それでは、口臭外来に行っても治らない口臭があるのでしょうか?

一人で悩んだ挙句、「私の口臭は、内臓の病気から来ているかもしれない。」とか、臭い玉が見えていないのに、「臭い玉(膿栓)が口臭を発している。」と思い込んでいる人までいます。
でも、実際は、喉からの口臭は少なく、口内のトラブル(虫歯、歯周病、舌苔)が9割以上を占めています。(※日本歯科医師会発表)
引用:口臭をなくす方法って知っていましたか?

口臭外来にかかると「9割以上の口臭が治る」といわれています。それは、歯周病をはじめ口臭原因のほとんどが口内にある歯科疾患が原因だからです。

歯科に原因がある口臭の場合には、歯周病になっているケースが多いです。日本人の成人の8割が歯周病になっているとも言われているので、ほとんどが歯科で治る口臭かもしれません。

腐ったような生臭いニオイがする口臭の場合は…歯周病の可能性が高い! 腐敗臭の臭いがしたら、虫歯や歯周病(歯肉炎)が原因かもしれません。 特に歯周病菌による口臭ガスは物が腐ったニオイが特徴です。

引用:口臭原因は口臭の種類で分かる!どぶ臭?酸っぱいにおい?生臭い?

【歯科の口臭原因】

  1. 歯周病
  2. 虫歯
  3. 歯垢・歯石
  4. 差し歯
  5. ブリッジ
  6. 古い銀歯
  7. 被せが合っていない
  8. 義歯
  9. 樹脂の人工歯

これら歯科に口臭原因がある場合は、口臭外来だけでなくても一般歯科で治ります。

口臭外来で治った人の割合

口臭外来での治療で治った人の比率と治らなかった人の比率、およびその違いに関する研究結果を紹介します。

  • 治療成功率 : 口臭外来での治療により、63%の患者が口臭が完全になくなる結果を示しました。残りの37%の患者は軽度の口臭のみが残りました。全体的には、口臭外来での治療は90%以上の成功率を示しています (Oyetola et al., 2016)。
  • 治療失敗率 : 口臭外来での治療が完全に成功しなかったケースは、臨床研究において具体的な割合が報告されていないため、正確な割合を示すことは困難です。

口臭外来で治った人と治らなかった人の違い

口臭外来で治療を受けても、口臭が治った人と治らなかった人がいます。この違いの原因は何でしょう?

治らない人との違いの一つに、治った人は食事調整を通じて口臭の原因を排除していることが挙げられます。

しかし、口臭の治療成功は、主に口腔内の問題が原因である場合に高くなることが示唆されています。全身性の問題や他の要因が関与する場合、治療はより複雑になる可能性があります。

口臭治療の成功と失敗の違い

  • 原因: 口臭の原因が口腔内の問題に限られる場合、治療成功率が高いことが示されています。一方、口臭が全身性の疾患やその他の外部要因による場合、治療が困難になる可能性があります (Keles et al., 2011)。

  • 治療法: 歯科治療や口腔衛生の指導などの口腔内治療が成功の鍵であり、これによって多くの口臭が改善されます。また、全身疾患に関連する口臭の場合は、その根本的な疾患の管理が必要です (Serin et al., 2003)。

口臭外来の口臭治療

口臭外来での口臭治療の特徴は、口臭検査と診断ができることです。

口臭を治すのなら口臭外来をおすすめします。口臭外来という看板をあげている以上、専門的知識と技術・設備があります。だから、どこよりも口臭治療のエキスパートといえます。

口臭外来では、口臭ガスを測定し何が口臭の原因になっているのかを診断します。そして、歯科で治療できるのか、耳鼻科など他の医科に行かないとだめなのか診断します。

この専門的な検査と診断がないと、いつまでも「何が原因なのかわからない?」と複数の歯科医院をまわることになります。

口臭外来では精確に診断できるので、効率よく口臭がしないように対策できるわけです。そして、口臭を予防するための日々の口腔ケアなどについても指導を受けることができます。

口臭外来の治療方法について詳しくは、『口臭外来と一般歯科の口臭治療の違い?治療費は○万円と歯磨きケア用品の費用』をご参考にしてください。

口臭外来で治らないケース

口臭が治った人は、治療を通じて健康的な口内環境を取り戻しています。しかし、お家でのブラッシングケアがしっかり出来ていないとか、免疫が低下した時に、歯ぐきが腫れてポケットに臭い血や膿が溜まります。

そのため、口臭外来で治ったと思っていても、また口臭が発生することがあるのです。

そのため、一部の人々では、口臭外来の治療にもかかわらず、口臭が持続する場合があります。

参考:歯茎から出血する9割はストレスが原因!?

自臭症

臭いがしていないのに「口臭がしている」と信じるのが自臭症です。自臭症になる原因は人により違い、子供のときに親から「口が臭い」と言われたことが精神的ショックとなり、大人になってからもその体験を引きずることがあります。

そのため、他人が鼻をすする音を耳にするだけで「私の息が臭いから」と落ち込んだり、周囲の人のひそひそと話す会話を目にした時には、「迷惑をかけている」と自分を責める人もいます。

このようにストレスを強く受けるようになると、うつになるかもしれないので、相談できる人に悩みを打ちあけることも大切です。

自臭症について詳しくは、「人が鼻を触るのは口臭がしているからだけではない!自臭症の原因と克服法」をご参考にしてください。

口臭外来のお医者さんは、当然自臭症についても詳しいのですが、このような精神疾患がある場合には専門外になります。

「口臭が治らないから辛い」などと精神的にまいっている場合には、精神科を受診されることも大事かもしれません。

→ 口臭が治らない原因を誰も教えないのは何故?本当の原因を知らないから?

歯科以外の口臭原因

日本口臭学会では、口臭で悩む口臭症を生理的口臭と病的口臭に分類していますが、歯科治療をしても「口臭に悩む」心理的な口臭症があると発表しています。

口臭症
・生理的口臭
・病的口臭→①器質的口臭(歯周病などの原因がある)
→②心理的口臭(ストレスなど神経性口臭、精神病性口臭)

引用:口臭の悩みを解消するには…歯科治療だけでは無理!? 

歯科以外に原因があるケースでは、たとえ口臭外来でも治すことができません。

【歯科以外の原因】

  1. 耳鼻科(副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎など)
  2. 内科(逆流性食道炎、胃腸炎など)
  3. 呼吸器科(口呼吸、睡眠時無呼吸症候群)
  4. 精神科(心理的口臭)
  5. 歯科口腔外科(ドライマウス、口腔がん)

次のようなケースも歯科では治療できません。

  • 舌苔が原因の口臭(舌ブラシで磨くことをすすめられるが根本的治療はしない)
  • 臭い玉(膿栓)が原因の口臭
  • 臭い痰や膿汁(のうじゅう)が原因の口臭
  • 耳鼻科や内科疾患が原因の口臭

口臭の原因については、日本口臭学会でも次のように述べられています。

病的口臭
☆口腔領域の疾患:歯周炎、特殊な歯肉炎、口腔粘膜の炎症舌苔、 悪性腫瘍 など
☆耳鼻咽喉領域の疾患:副鼻腔炎、咽頭・喉頭の炎症、悪性腫瘍 など
☆全身疾患:糖尿病(アセトン臭)、肝疾患(アミン臭)、 腎疾患。(アンモニア臭)など

口臭原因は人によって様々で病的口臭以外にもいろんなケースがあります。
詳しくは、『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。

もちろん、口臭外来でも同じ見解です。しかし、口臭外来は歯科であり、耳鼻科疾患や胃腸疾患など歯科以外の疾患は専門外。

だから、耳鼻科疾患などから起きる膿栓や、ストレスから自律神経を乱し腸の働きが悪くなり免疫力が低下し、唾液が出なくなるなどのケースに対応するのは困難です。

患者自身が、このことが分かっていないと、「口臭外来にかかっても口臭が治らない。」口臭を治すのはあきらめるしかないと思ってしまうかもしれません。

大切なことは、歯科以外に口臭原因があれば、たとえ口臭外来でも治らないことがあるということです。

舌苔(ぜったい)

舌が白くなっているのを舌苔(ぜったい)といいますが、口臭がしている場合にはたいてい舌苔ができています。口臭の6割が舌苔が関係しているからです。

引用:日本歯科医師会HP
口臭を治すためには、舌苔対策は必ず必要です。ところが、たとえ口臭外来でも舌苔を治すのは困難なのです。

その理由は、細菌からできている舌苔は、舌の角質に根を張っているために、舌をクリーニングしても取り除けないからです。

「舌ブラシで舌を磨いてください。」と指導する歯科医もいますが、過剰な舌磨きによって舌苔が悪化している患者さんが多いのでご注意くださいね。

臭い玉(膿栓)

臭い玉(膿栓)は、扁桃炎(へんとうえん)が原因でできます。成人が扁桃炎になる原因は色々ありますが、慢性的なものが多いです。

慢性扁桃炎になる原因としては、蓄膿症やアレルギー性鼻炎による後鼻漏(こうびろう)の症状があり、なおかつドライマウスで喉が乾燥する場合に多いです。

そのため、臭い玉(膿栓)を除去しても何度でも出来てきます。

ですから、臭い玉(膿栓)をできなくするには、根本原因となとなっている耳鼻科疾患とドライマウスを改善することが大切なのです。

臭い玉(膿栓)が原因の口臭の場合には、口臭外来にかかっても治らないので、耳鼻科で診察してもらってください。

臭い痰・膿汁

膿汁は、固まると臭い玉(膿栓)になる粘液のことです。膿汁は痰にまじり臭い粘液になりますが、その菌が舌に感染すると舌苔の原因にもなります。

そのため、口臭を改善するためには、膿汁対策は絶対に必要です。

しかし、膿栓同様に、耳鼻科疾患とドライマウスが原因になっているので、口臭外来で治療することはできないのです。

内科疾患が原因

口臭は内科疾患が原因のこともあります。

  • 口腔癌
  • 糖尿病
  • 肝機能障害
  • 胃腸疾患による消化不良など

歯科や耳鼻科にかかっても口臭が治らない場合には、健康診断を受けられてはいかがでしょう。

口臭外来で治らないケースの対策

胃腸が原因の口臭

「胃腸からの口臭」ってどんな口臭でしょう?分かりますか?
健康な胃腸からは、ふつう口臭は発生しないのですが、胃腸障害があると口臭が発生します。胃腸障害とは、症状の軽いものでは消化不良から重症のガンまでをいいます。

ですので、下痢が続くとか、逆に便秘ぎみであるとか、ほかに、胸やけや腹痛であったり、最近、不規則な生活が続き食欲不振だなと思ったら、口臭が強くなっている場合があります。

また、ストレスがたまったり、お酒を飲み過ぎ、胃粘膜が弱ってしまった場合にも口臭がしますので、気をつけないといけません。胃が荒れると逆流性食道炎を起こし、喉から酸っぱい臭いや腐敗臭が出ることがあります。

しかし、逆流性食道炎による口臭は腸内口臭とは異なるものです。

関連記事:胃腸が悪いと口臭になる!?腸内フローラを整えると口臭予防できる

口臭が発生する仕組み

胃腸には善玉菌と悪玉菌がバランスよく生息していますが、胃腸に障害が起きると、悪玉菌の数が増えます。この悪玉菌が問題。

悪玉菌が増えると、脂肪や動物性蛋白質を分解するときに悪臭物質を生産します。悪臭物質の一部は血液中に溶け込み、肺でガス交換し、呼気に混じるという仕組みです。

もう一つは、胃腸障害が起きると、内分泌の異常によって、唾液の分泌力も極端に落ちます。唾液が減少すると、口腔内の細菌が増殖しますので、口臭も強くなります。これが、胃腸障害から起きる口臭のメカニズムです。

ストレスが口臭の原因

ストレスは口臭の原因となることがあるため、ストレス管理を学び実践した人は、口臭外来での治療においても良好な結果を得ました。

予防としては、規則正しい食生活をする、深酒は控える、ストレスをためないことです。胃腸からくる口臭をなくすには、胃腸を健康にすることにつきます。

ストレスがたまり胃腸が不健康になった時には、自律神経も乱れがち。その時には免疫力が低下しています。口臭は免疫が下がると発生します。ですから、自律神経を整えることが大切です。

詳しくは、『自律神経失調症と口臭の意外な関係…ストレスで口臭が強くなる!』をご参考にしてください。

喉からの口臭

喉(のど)から口臭がするケースというのは、結構多いものです。美息美人(びいきびじん)のお客さまの3割は喉(のど)からの口臭に困っています。

喉(のど)から口臭がする原因は、膿栓(のうせん)や粘液(膿汁)によるものです。膿栓(のうせん)ができると、喉(のど)がゴロゴロするだけではなく乳白色の米粒のような臭い玉が口に出てくることもあります。

粘液が分泌されると、喉(のど)にべったりとへばりつく感じがします。粘液が口に入ってくると、唾液に混じりネバネバ感がし、苦味で気持ち悪なることも。また、粘液には臭い物質が溶け込んでいるので舌の粘膜に付着し、緊張などで口が乾燥するとガス化して口臭を発生します。

膿栓(のうせん)や粘液は、誰でもできるものですが、こんな人に特に出来やすいといえます。

膿栓・粘液ができやすいケース

  • 鼻炎、副鼻腔炎などから後鼻漏になっている
  • 口呼吸、いびき
  • ドライマウス症

これらが口臭の原因なのですから、口臭外来にかかっても、「耳鼻咽喉科か内科を受診してください。」と振られても仕方ないかもしれません。

臭い玉(膿栓)が気になる場合は『臭い玉が喉にできる人とできない人の特徴とは?その違いについて教えます』をご参考にしてください。

ストレスが原因の口臭対策

口臭が発生する大元の原因は、唾液量が減少することから起きています。唾液が減ると、舌苔(ぜったい)が出来るため口臭が発生します。それだけではありません。唾液が減ると、膿栓(のうせん)や粘液も出来やすくなります。

それに、歯周病になりやすい人に多いのは、唾液が少ないことが分かっています。

そして、口臭に最も影響を与えている唾液不足になる原因は、ストレス。口臭が気になっていると人と会うだけで緊張して口がカラカラに乾き口臭が出ます。

このように、唾液と口臭は密接に関係しています。ですから、たとえ、口臭外来で口臭治療をしても、精神的ストレスを軽減できなければ、口臭を治療することは困難かもしれません。

ですから、治療しても中々口臭が改善しないストレス症の患者に、歯科医が言うのは、「自臭症かもしれないので、心療内科で治療を受けてください。」

当然といえば当然ですが、患者は口臭外来で治療ができるものと期待して来ているので、ショックを受ける人が多くおられます。

まとめ

口臭の治った人は、日常の生活習慣の見直しと改善に努めた点が、治らない人との大きな違いです。定期的な歯磨きや歯間ブラシの使用など、口腔ケアを徹底した人ほど、口臭外来での治療効果が顕著でした。

口臭外来で治療を受けた人の中でも、特に専門的な治療法を選択した人は良好な結果を得やすい傾向にありました。そして、治療後の定期的なフォローアップを欠かさなかった人は、再発防止に成功しています。

さらに、医師や専門家との積極的なコミュニケーションを取り、個別のアドバイスに耳を傾けた人が、より良い結果を得ています。

また、治療プロセスを通じてサポートグループやコミュニティに参加し、経験やアドバイスを共有した人は、心理的なサポートも得られ、治療成果が向上しました。

 

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