ブラッシングのおススメ!硬めと柔らかめの歯ブラシの二刀流がおすすめ

歯ブラシ二刀流ブラッシングプラスone

どうすれば歯肉炎の再発を抑えることができるだろうかと、試行錯誤のなかでたどり着いたのが、歯ブラシを2本使う宮本武蔵ばりの二刀流ブラッシングでした。

一本は、毛先が普通の硬さで歯の表面が良く磨ける歯ブラシ。

もう一本はデンターシステマの超極細毛(毛先普通。4列ヘッドの超コンパクト)です。

デンターシステマ

この超極細毛を使うことで、歯肉炎の原因となっている歯肉縁下のプラークを掻き出すことができます。硬い毛先の歯ブラシだけでは、どうしても、歯肉縁下にまで毛先が入り込めず、歯肉炎の原因となってしまいます。

かといって、超極細毛の歯ブラシだけでは、中々、歯の表面をきれいにすることは困難です。
要するに、使う用途によって二刀流を使い分けることがポイントなのです。

じつは、私もこの二刀流ブラッシングは、仕事柄、いろんな歯ブラシを使うためにやっていたのですが、結果をみると、硬い(普通)歯ブラシと、超極細毛の歯ブラシを使いわける方法が一番良かったです。

歯ブラシ二刀流のメリットとデメリット

歯医者さんによっては、硬い毛先の歯ブラシで良く磨くようにすすめる人がいます。また、歯医者さんによっては、柔らかい毛先を使い歯周ポケットを磨くことをすすめる人がいます。

どちらが正しいでしょうか?

答えはどちらも正しいです。しかし、どちらにもメリットとデメリットがあります。

硬い毛先の歯ブラシで磨くと、歯面は良く磨けます。でも、歯ぐきに毛先が当たると歯肉を傷つけます。歯肉に炎症があれば、出血するかもしれません。

反対に、柔らかい毛先の歯ブラシで磨くと、歯周ポケットを磨くには適しています。しかし、歯面の汚れを落としにくく歯が黄ばんだり黒ずむことがあります。

だから、硬い毛先と柔らかい毛先の歯ブラシを二種類用意することが良いのです。その用途用途によって使い分けるのが賢明です。

美息美人を使用する場合の二刀流

ブラッシングを効果的にするには、歯ブラシの選択が重要ですが、それ以上にどの歯磨き剤を使うかが大事です。市販の歯磨き剤は、数えきれないほど出ていますので、どれが良いのか迷ってしまうかもしれません。

美息美人の使用方法にも載っていますが、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のコツは、なんといっても、アルカリイオン水を口に含む時間の長さにあります。

アルカリイオン水の濃度を濃くするよりも、ニオイが気にならない程度まで水で薄めて、30秒以上、口に含むことの方が大切です。

始めは、硬い毛先の歯ブラシで歯面だけを粗磨きします。ブラッシング中にも、歯ブラシをアルカリイオン水に浸しながらブラッシングしたり、アルカリイオン水で何度も口中をグチュグチュしながらブラッシングすると効果的です。

そして、仕上げは、水だけでブラッシングするようにしてください。よく、うがいだけで済ます方がおられますが、お勧めは水で軽くブラッシングです。

私の場合には、柔らかい毛先の歯ブラシを使い、仕上げに水道水で舌や口腔粘膜を優しく撫ぜてきれいにします。

こうすることで、ホタテ貝殻独特の臭味もなくなり、スッキリとします。是非お試しください。

追伸

それと、口が乾くと口臭も出やすくなります。ですから、水分補給はこまめに行うことが大切です。

じつは、最近になって二刀流ブラッシングにもう一つ加えました。
それは、ワンタフトブラシです。

ワンタフトブラシ

私の感想では、今世紀最大の発明だと思うくらい歯磨き効果が凄いです。
軽い歯肉炎程度であれば、仕上げにワンタフトブラシで軽くなぞるだけで、改善できます。美息美人を併用するとさらに効果があがるのでおすすめです。

歯磨きの途中に、ネバネバのプラークが取れるのが目に見えてわかりますし、とにかく歯磨き後のスッキリ感は凄いです。もちろん、美息美人と併用しているからかもしれませんが?

口臭と嗅覚の不思議

ヒトは、どうして嗅覚をもったのか?

ヒトの嗅覚は五感のうちでも特に鋭敏であり、本能的、原始的な感覚なのです。

嗅覚については、まだまだ未解明の領域が多くあります。

悪臭・嫌な臭いを感じるのは…

腐敗した有機物の発する物質を悪臭と感じるのは、進化の過程で死臭による危険の察知や、食物の状態を判断するため発達したものと考えられています。

逆に、良い匂いと感じるのは、原始時代のヒトにとって必要な栄養がある食物かを判断する基準だったりします。
良い匂いであれば、生命を維持するために重要な食物だというふうに進化したのでしょう。

さらには、異性のにおいを感じることで、性的欲求が高まるようにもなっています。

良い臭いを感じることで、本能的に心が安心したり、癒されたり、高まったりと、精神的にも良い影響を及ぼすことにつながることができます。
ところが、嫌な臭いを感じると、精神的にも嫌な気持ちになるものですね。
口臭の場合でも、自分だけではなく周りの人をも嫌な気分にしてしまうのです。

このように、臭いと心(精神)は密接にかかわっています。

臭いを感じられる数

臭気として知覚できる物質は数十万種はあるといわれています。
日常的に「~のにおい」と表されるものでも、その構成物質は数百に及ぶとみられます。
例えばコーヒーの香り成分だけでも、500種の物質が存在するのです。


臭いを快・不快と感じる要素

同じ臭いでもいろんな条件によって、快・不快と感じてしまいます。
それが、臭いのおもしろいところです。

ヒトが何らかの臭気を感じた時、それを不快に感じるかどうかは非常に幅が広く、様々な要素が影響することが知られています。

  • 臭気の強さや構成:香水や果物などのにおいは、強すぎると悪臭になります。
  • 魚の生臭さは通常不快ですが、市場の映像を見せながらだと臨場感を高める効果があり、良いニオイとなります。(バーチャルリアリティ)
  • いわゆる「気になる」「気にならない」で、時刻や頻度、感じているストレスの大きさなど、身体的・心理的状態により感覚が左右される
  • 多くの文化が悪臭を放つ発酵食品などを利用しているように、有益なものの特徴に過ぎないことを知っていれば、不快感は大きく低減され、さらには好意的に受け止められもする(例えばブルーチーズや納豆などは、それを好きな者には、さほど気にならないものです。)
  • ヒトは同じ悪臭に曝露され続けるとやがて感じなくなり、これが長期間続き慣れてしまうと、いったん無臭状態を経由しても感じにくくなります。

 

臭いは数値だけでは表せない

気温の場合、温度計で測った数値と、体感温度は必ずしも一致しません。
同じように、「臭い」も悪臭を定性的・定量的にあらわすことは非常に困難であり、評価から人間の主観を排することができないのです。

この問題の解決手段として期待されている臭気センサーの開発は、五感を代替するセンサーのなかでは最も遅れています。
これまでに半導体や薄膜、細胞などを利用したものが考案され、製品も市販されているものの、結局は、ヒトの嗅覚、特に嗅ぎ分けには追いついておらず、用途は限られています。

ですから、口臭を調べる場合には、原始的ですが、他人に自分の息を嗅いでもらう方法が、口臭チェッカーよりも分かりやすいので、口臭専門歯科でも行なっています。

息を嗅いでもらった結果、もし、「臭い!」といわれたなら、このホタテ貝殻の歯磨き粉を使ってみてください。