舌が白い(舌苔)

舌の奥が白い!その原因と対策は?保湿ジェルがおすすめ

舌が白いと悩まれている方の多くは、舌全体が白いのではなく、「舌の奥だけが白くなっている」ことが多いです。もしかしたら、あなたもそうなのでは?

舌磨きをしても、奥までは磨くことができないので、舌の奥だけが白く(または黄色く)なっていると思っていませんか?

実は、舌の奥は細菌が増えやすく、舌苔(ぜったい)も出来やすい箇所なのです。この舌苔(ぜったい)があることで口臭も発生しやすくなります。

今回の記事は、舌の奥に舌苔(ぜったい)が出来る原因と対策についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

舌の奥が白くなる(黄色くなる)

torikata

正常な舌でも白くなる、または黄色くなります。元々喉は細菌が多い所ですから、舌苔(ぜったい)が出来やすい。虫歯や歯周病などに感染していると、舌は白くなりやすいです。タバコを吸う人の場合にはうっすらと黄色くなりますが、口臭もそれほどひどいわけではありません。但し、仕事の疲れがたまったり、過度のストレスがあると口臭が強くなるのでご注意ください。

軽度の舌苔ができても口臭の心配はありませんが、次のようなケースが問題になります。

喉の奥の方の舌が真っ白(または黄色い)!

舌溝

これは、「喉に細菌が増えすぎているよ。」というサインです。

先ほどのように生やさしい状態ではありません。ほとんどが、この白い状態が慢性的に続くからです。舌の奥に苔が付くようになると舌磨きをしても効果がありません。

もちろん、口臭も強くなっています。だから、問題です。

舌の奥が白くなる原因

膿栓の図解

舌の奥が白くなることで考えられる理由は、いろいろありますが、舌の奥の舌苔の原因で一番多いのは、「舌扁桃線炎(ぜつへんとうせんえん)」によるものです。

聞きなれない病名かもしれませんね。舌扁桃(ぜつへんとう)というのは、舌の根元にあるリンパ組織(免疫組織)です。扁桃というと、扁桃腺(口蓋扁桃)が一般的ですが、咽頭上部にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)、耳管内口周辺粘膜下の耳管扁桃(じかんへんとう)があり、その内の一つです。この扁桃の働きによって、細菌やウイルスから身体を守っているのです。

口から喉に侵入してきた細菌やウイルスは、扁桃から分泌される粘液(白血球などの免疫物質)に捕獲されます。口の奥の両脇にある口蓋扁桃には、ほかの扁桃よりも細菌・ウイルスが付着します。口蓋扁桃には、病原体と粘液が固まって、膿栓(臭い玉)ができるのですね。

しかし、舌扁桃の場合には、口蓋扁桃と同じように粘液(白血球などの免疫物質)が分泌されても、唾液や食事によって胃に洗い流されるため、膿栓ができることはありません。だから、健康体の方であれば、何も問題ないのです。

ところが、口呼吸や唾液不足によって口腔乾燥を起こしている場合には、舌の奥に細菌の死がいが付着した粘液がべったりついたままに。

このネバネバした液体(膿汁のうじゅう)には細菌が繁殖するので、舌の奥に舌苔(ぜったい)ができることになるのです。これが、舌の奥に舌苔ができる一番の原因です。口腔乾燥が心配される場合には、こまめに水を飲んで粘液を洗い流すと良いです。

このほかにも、舌苔ができる要因があるのでご紹介します。

  1. 喉に細菌が増殖している。耳鼻科疾患や咽喉科疾患があり炎症を起こしている。
  2. 扁桃から臭い膿汁が出ている。(のどの両脇にある口蓋扁桃腺炎、舌の付け根にある舌扁桃腺炎)
  3. 酷いドライマウス症。唾液の減少や口呼吸(いびきの場合もある)により、喉に細菌が増殖している。
  4. 喫煙習慣。たばこを吸うことによって免疫力が下がる、また、口腔乾燥になる。
  5. 衛生状態が悪い。歯磨きがきれいに出来ていなかったり、喉や舌が汚れている。

これらが原因となって舌の奥が白くなります。一部分に舌苔(ぜったい)が出来ると、細菌が増え舌全体に広がっていきます。

そして、舌が真っ白になってしまうこともあります。詳しくは『白い舌が治らない6つの理由!改善する4つの方法!』をご参考にしてください。

自律神経の異常で舌苔(ぜったい)が出来る?

脳神経

しかし、しつこく舌苔(ぜったい)が出来る場合の原因は、自律神経の異常にあるかもしれません。
舌と自律神経は深く関係しています。

舌は、脳の「海馬」というところとつながっていて、12本ある脳神経のうち5本(三叉神経、舌神経、舌下神経、舌咽神経、顔面神経)、また抹消神経への分枝(迷走神経、副神経)を含めると合計7本の神経交差があり、関連性だけでいえば、12本の脳神経すべてに関連している。

自律神経の働きで唾液が出たり止まったりするのですが、舌の動きも自律神経が影響しています。

舌の運動が減ると、自律神経(交感神経)に働きかけるので、唾液腺が緊張し唾液が出なくなります。反対に、舌を良く動かすと自律神経(副交感神経)に働きかけ、サラサラ唾液が多量に出るようになります。

唾液腺

だから、舌を意識的に動かしたり、べ~と出すと唾液が良く出るようになります。

ところが、面白いことに、人は不安や緊張などストレスがかかると、自律神経(交感神経)に働きかけ、舌を緊張させ動かないようにします。これが一番問題です。

自律神経を正常化し舌をきれいにするには、舌の体操などを行ったり、常に舌を動かし続けることで改善されます。そのためには、大きな声を出してよくお喋りすることも良いことです。

舌の奥、口の両脇、喉の奥が白くなる

急性の扁桃炎(口蓋扁桃炎)になると、扁桃の周囲や喉の奥、舌の奥まで炎症が及び、白いブツブツができることがあります。

急性扁桃炎のほとんどは、口蓋扁桃炎だといわれています。炎症から喉に痛みを生じたり高熱がでます。

急性扁桃炎は急に扁桃に炎症が起き、痛みや高熱が出現する病気で、原因となる病原菌は細菌です。抗生物質が効果的で、軽症であれば内服、重症になると点滴が必要となります。

急性扁桃炎が悪化すると、命に関わる病気になるかもしれません。特に、糖尿病や腎臓病の患者さんの場合には、進行がはやく注意が必要です。

さらに悪化すると扁桃の周りのすきまに膿が貯まります(扁桃周囲膿瘍)。ここまで進行すると入院が必要となります。なぜなら扁桃の周りに貯まった膿が身体の足の方へ拡がると、深頸部膿瘍(首に膿が貯まる)や縦隔膿瘍(胸に膿が貯まる)といった命に関わる病気へ進行するからです。特に糖尿病や腎臓病に罹っている方は病気の進行が早いため注意が必要です。

急性扁桃炎から慢性化すると、常に微熱が出たり倦怠感を感じるようになるので、適切な治療を受けることが大事です。

急性扁桃炎は適切に治療しないと炎症が長引き、慢性扁桃炎に移行する場合があります。慢性扁桃炎は扁桃内に細菌が住みつき、微熱や全身倦怠感などの症状を引き起こします。

引用:扁桃炎の篠田耳鼻咽喉科医院

舌が白い(舌苔)

正常な舌の色

友達と会話をしていると、友達の舌はきれいなピンク色。

「私の舌は白いのに、どうして友達の舌はきれいなのだろう?」

自分の舌が白いのは以前から分かっていたが、他の人もこんなものかと思っていたからショックを受けた。そんなことってありませんか?

でも、自分の舌が他人よりも白いことが分かったとたん、「もしかしたら、いつも口臭で迷惑をかけていたかもしれない。」と考えるようになり、急に恥ずかしくなってしまうなんてことにも。

自分の舌が白いことが分かると、人前で口を開けるのも恥ずかしくなり、ぼそぼそっと会話することが増え。

そして、、、

舌を磨く

舌磨き

それからというもの、舌ブラシでせっせと磨くが、舌の白いのが取れるのは舌の中央から前部分だけ。それに、舌がきれいになるのも磨いたその時だけ。

すぐに、舌は元どおりになり、白い苔がびっしり。

それどころか、舌磨きのし過ぎで舌がぴりぴりと痛くなり、味覚まで分からなくなる人がいます。舌が白くなった人たちのほとんどが、このような体験をされています。

あなたはいかがですか?
舌が白くなるのは誰でも起きることです。しかし、舌苔(ぜったい)が出来ると、見た目も悪いし口臭の原因にもなります。そのため、舌磨きをしてしまい舌苔(ぜったい)が悪化してしまうことが多いのです。
詳しくは『
舌磨きをしてもすぐに白くなる理由』をご参考にしてください。

正常な舌の状態

実は、薄らと白い膜が張っているのが正常な舌です。舌の表には乳頭が生えていて、食事などで舌を動かすことで、乳頭がすれて角化を起こし白くなります。

こんな感じです。

ところが、舌苔(ぜったい)や口臭が気になりだすと、(薄っすらと白い)正常な舌でも気になってしまうようです。

この心配が強くなるとストレスになり、舌が乾き余計に舌苔(ぜったい)が出来ることも分かっています。

舌乳頭の角化

舌の表面には、じゅうたんのように細長い乳頭が立っています。食事や会話をすると、舌が食べ物や歯でこすれて角化を起こします。また、熱いものを食べたり飲んだりしても舌乳頭は角化を起こします。

舌乳頭は柔らかく細いために、簡単に先が削れます。そのため角質化を起こし白くなります。だから、正常な舌でも薄っすらと白い膜がはったように見えます。

しかし、口腔内は唾液や口腔細菌の働きによって直ぐに治癒されます。それに、他の細胞と違い舌の新陳代謝は早く、3日ほどで新しくなります。だから、正常な状態だと常に舌はきれいなのです。詳しくは『白い舌をピンク色にするには』をご参考にしてください。

舌苔(ぜったい)が出来る原因

正常な舌でも、舌苔(ぜったい)が出来るのはどうしてだと思いますか?

細菌

口腔内には約300種類の細菌や真菌がいます。これらを総称して口腔常在菌と呼ばれています

口腔常在菌の数は健康なひとで約1,000億個。そのほとんどは口腔レンサ球菌とナイセリア。どちらの細菌もほとんど病原性はないといわれています。

これら細菌の役割というのは、食べかすや細胞の剥がれた死骸を分解することです。

口腔内は、ふつう細菌数が一定に保たれているのですが、心身(健康面)の不調から唾液の分泌が減少したときに、(その他、疲労やストレスによって免疫力が低下した時にも)悪玉菌が異常に増えます。そのような時に舌が白くなります。

でも、このようにして舌が白くなっても、すぐに、先ほどのように薄らと白い健康な舌の色になります。これが、正常の舌の状態です。

舌苔(ぜったい)の予防と対策

喉の図解

耳鼻科疾患などはっきりした原因がある場合には、その治療を受けることが大事ですし、疾患が治癒されることで、舌苔(ぜったい)も治っていきます。

ところが、原因がはっきりしないケース。先ほどのように自律神経(ストレス)や口呼吸などが関わっている場合には、口腔とのどを今まで以上に清潔にする必要があります。

舌苔(ぜったい)を付かなくするための基本対策

いびきをかく男性

舌苔(ぜったい)ができる一番の原因は、口腔乾燥(ドライマウス)です。口臭が発生するのも口腔が乾燥したときです。

口腔(舌)が乾燥すると、細菌が多量に増えます。口腔(舌)が乾燥すると、唾液が蒸発しニオイが発生する。これが、口臭が出る仕組みです。

ですから、舌苔(ぜったい)をできなくし、口臭を予防するためには、口腔を乾燥させないようにすることが、重要だということを理解してください。

口腔が乾燥するのは、人によって違います。加齢によって唾液が少なくなっているケースもありますし、ストレスなど神経が影響して唾液が出なくなっている人もいます。人によっては、降圧剤などお薬を飲んでいてその副作用で唾液が減少しているなんてことも。

口腔乾燥は、その原因が唾液ではなく、「口呼吸」によって起きていることもあります。

たとえば、鼻炎で鼻がつまっている場合は鼻で呼吸ができません。そのため、寝ているときに無意識に口呼吸になります。朝、起きたら口や喉がカラカラしていたら要注意です。これと同じことは、いびきをかく人でも起きます。

睡眠時に口呼吸をしていると、口内と喉に細菌が増えるので、舌苔だけではなく臭い玉(膿栓や粘液)もできます。そのため、口臭が強くなるのです。

ですから、舌苔(ぜったい)をできないようにしたいのでしたら、先ず、口腔乾燥を予防することが重要です。口腔乾燥(ドライマウス)を予防する方法は、こちらの記事『口が乾くドライマウス症の原因と対策8つ』をご参考にしてください。

舌用保湿ジェルで口腔乾燥を防ぐ

先ほどお話ししたように、睡眠時に口呼吸になっていることがあります。寝ているときに口で呼吸をしていると、朝起きると口の中(舌)がパサパサになる。このことが舌の奥が白くなる大きな原因です。

対策としては、口呼吸をやめればいいのですが、寝ているときは無意識なので改善することが困難です。だから、舌苔が治らないという問題があるのですよね。

ここでは、誰でも簡単にできる方法をご紹介します。それは、舌に塗る保湿剤です。

保湿剤は、「口腔用ジェル」、「口腔湿潤剤」、「口腔保湿ジェル」などと呼ばれています。保湿ジェルは、ネット通販でも購入できますが、歯科医院でも購入できるので歯医者さんに相談されることをおすすめします。

商品名一覧(商品名/発売元)
・オーラルバランス/バイオティーン/T&Kティーアンドケー株式会社
・ジェントル(マウスジェル・マウスウォッシュ・トゥースペースト)/ペプチサル
・うるおいキープ (キープジェル・うるおいミスト・マウスウォッシュ)/和光堂
・ビバジェルウェット/東京技研
・アクアバランス マウススプレー/ライオン歯科材株式会社
・マウスピュア/川本産業
・オーラルピース (ジェル・スプレー&マウスウォッシュ)/株式会社トライフ
・コンクール マウスジェル/ウエルテック株式会社
・デンチャージェル/デントケア?
・ウェットキーピング/株式会社オーラルケア
・うるおーら/株式会社ビーブランド・メディコ・デンタル
・ハニーウェット/日本ゼトック株式会社
・オーラルアクアジェル/株式会社 ジーシー
・ニューオーラルモイスチュア/株式会社菱化デンタル
・オーロラコート/株式会社 明治
・口腔保湿ジェル/サラヤ
・オーラル・リフレ ジェル/モリタ

2017年追加
・お口を洗うジェル/日本歯科薬品
・リフレケアH/イーエヌ大塚製薬株式会社

出典:NAVERまとめ

私が試してよかったのは、ConCooL社の「マウスジェル」。歯科医院で購入しました。

舌保湿ジェル

チューブからジェルを米粒大だけ出して指にとり、舌一面に塗ります。舌の奥の白い部分を中心に塗る。ジェル状なのでよく伸び、塗りやすいのが良いです。それに少し甘い味がしておいしく感じるので、誰でも使いやすいと思います。

ジェルを舌にひと通り塗ったら、一度、唾液といっしょに吐き出してください。(説明書に吐き出すよう記載あり)これで終了です。

さらに、舌用保湿ジェルを効果的に使うには、ジェルを塗る時間帯を選ぶことが重要です。舌がパサパサに乾くのは朝なので、おすすめは寝る直前に塗るようにしてください。

就寝前の歯磨きのあと、仕上げに保湿ジェルを塗ると良いです。是非お試しください。

舌苔(ぜったい)の予防法

舌全体が真っ白なんて事にならないように…。舌の奥が白くなっている場合に私がおススメしている方法は…

うがいする

1に、小まめにうがいをすること。喉と舌の細菌は短時間で増えるので、小まめに清掃することが必要です。

2に、小まめに水を飲むこと。本来はサラサラ唾液が喉と口腔をきれいに洗い流しています。ドライマウスの場合には、唾液の代替として水を飲むことが必要です。

この2つを実行することが重要です。
そして、口呼吸やいびき習慣があれば、その改善も大切です。他にも、耳鼻科疾患や内科疾患などの心配があれば、お医者さんにご相談されることをお勧めします。

また、うがいの方法についても、喉の左右にある扁桃腺に水が当て洗浄するようにするのがコツです。そして、水よりもアルカリイオン水でうがいを行う方が断然効果的です。

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)のアルカリイオン水でガラガラうがいをするのがおすすめです。

細菌は喉や舌が乾くと増えます。ですから、小まめに水を飲むのが細菌を増えないようにするためには有効です。この方法で、沢山の人が改善されています。

まとめ

舌の体操

舌に苔が出来る人に多いのが、舌の奥だけが白くなっている状態です。舌の中央から奥にかけては舌磨きも出来ませんし、たとえ磨いても直ぐに白くなります。

その原因の一つは耳鼻咽喉科の疾患ですが、もう一つの原因は、舌を動かさないことにあります。

舌と自律神経は深く関係していて、不安緊張などストレスがあると舌も動かなくなります。舌が動かない時には唾液も出なくなります。

不安緊張をほぐすには、舌を動かすことで可能になります。しかし、舌は意識して動かさないことには動きません。ですから、常に舌を動かすことを意識することが大切です。そのためには、お口の体操(舌の運動)や大きな声でお喋りをすることが効果的です。

もし、舌が白くなって困っていましたら、こちらの記事「舌が白い人と白くない人の5つの違い!舌苔ができる原因・取り方・予防」をご覧ください。そして、是非、「美息美人(びいきびじん)」をお試しされることをお勧めします。

白い舌を短期集中でピンク色にする方法

1週間後の日曜日が彼氏とのデート。でもどうしょう、舌が白い。舌が汚れているので口臭がしていないか気になっている。デートの日までに白い舌をピンク色のきれいな舌にしたい!

デートの他にも、大切なイベントがある時には、舌や口臭を気にしないようにしたいものです。クリスマスやお正月、お誕生日、女子会、、、とイベントが近づくと、いつもよりもエチケットに気を使うのではないでしょうか。

大切なイベントは、楽しく過ごしたいものです。そのためには、白い舌のままではいけません。ましてや、口臭がしていれば最悪です。

せっかく大好きな人と初詣に行っても楽しくないかもしれません。また、普段から仲の良い友人との楽しいはずの会話もおっくうになるかもしれません。そんなことにならないようにしてほしいものです。

もし、今からイベントの日までに、努力をしてきれいな舌を取り戻すことができるとしたら、実行してみようと思いませんか?
「そんなことが可能であれば、何が何でもやってみる!」という方は、この続きもお読みください。

今回の記事は、「白い舌」を短期集中できれいなピンク色にする方法についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

白い舌をピンクにする

しかし、ここまで申し上げて恐縮なのですが、今からお伝えする「短期集中でピンク色の舌にする方法」には問題があります。いつもお伝えしていますように、舌苔(ぜったい)の問題は大変厄介です。

舌苔ができるのは、人によって原因も違えば、体質や状態も違います。ですから、すべての人に当てはまるわけではありません。ここまで期待を持たせて、「な~んだ。」と思われるかもしれません。

でも、今からお話しすることを努力すれば、改善する方向へ向かうことができます。それにやらなければ何も変わりません。

どうしてここまで自信をもっていえるのかというと、理屈に合っていて、実証済みの方法だからです。

ただ、同じように努力しても、人によって結果には違いが出ます。大きく改善するかもしれませんが、もしかしたら、努力の甲斐なくあまり変化しないかもしれません。そのことをご了承していただけるのでしたら、自己責任で5日間実践してみてはいかがでしょう。

それでは、心の準備は良いですか?
準備する物
先ず、準備するものです。

  1. 極細毛の歯ブラシ
  2. ワンタフトブラシ
  3. イソジンうがい薬※歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を持っている人は、そちらの歯磨き粉をご使用ください。この3つを準備してください。
  4. コットン(綿花)

急に舌が白くなった場合には

口をかくす女性

普段はきれいな舌なのに、急に舌が真っ白くなることがあります。

その原因は…

  • 風邪、胃腸疾患などの病気にかかった。
  • 睡眠不足
  • 仕事の疲労
  • 暴飲・暴食・タバコの吸い過ぎ

これらのことが影響し、体の免疫力が低下したことが原因となり舌が白くなります。

ですから、舌を元のきれいな状態に戻すには、免疫力を上げることで可能になります。

改善方法は…

  1. よく寝る
  2. 胃腸に優しい食生活にする
  3. ヨーグルト、漬物、チーズなど乳酸菌が含まれる食事を摂って腸内環境を整える
  4. お湯を飲んで胃腸を温める
  5. 栄養バランスの良い食事をとる
  6. 楽しいことを率先して行い、ストレスをためない
  7. お風呂に浸かり体を温める

これらのことに気を付けるだけで、弱っていた体に免疫力が戻ります。その結果、白くなっていた舌もピンク色に戻ります。

慢性的に舌苔(ぜったい)が付いている場合には

いつも舌が白くなっている場合には、先ほどのように免疫力が低下しているだけが原因ではありません。

他にも原因があります。
良くある舌苔(ぜったい)ができる原因は…

いびきをかく男性

  1. 口呼吸(いびきも含まれる)
  2. 唾液の減少

詳しくは、「舌が白い人と白くない人5つの違い!舌苔ができる原因・取り方・予防」をご参考にしてください。

口呼吸と唾液の減少が原因になっている場合には、免疫力を高めることも必要ですが、それだけでは、舌をピンク色にすることは困難です。

口呼吸や唾液不足でドライマウスになると、舌が乾燥し細菌が増えます。ですから、舌を磨いても直ぐに舌苔(ぜったい)ができるので、根本的に治すことは出来ません。慢性的な舌苔(ぜったい)を根本的に改善するには、口呼吸を鼻呼吸にして、唾液を出すようにしなければならないのです。

口呼吸で多いのは、いびきです。他に鼻炎などで鼻づまりをしていて無意識に口が開いて寝ている場合があります。この場合は、鼻炎を治すことも大切ですが、横向きに寝るなどいびきをしないように工夫することが大切です。

この他、慢性的に舌が白くなる原因には、

舌べら(舌クリーナー)

  • 過剰な舌磨き

一般の歯磨き粉

  • 添加物の含有の歯磨き剤の使用

この二つを行っていると、慢性的に舌苔ができる。舌磨きを過剰に行うと、舌乳頭を傷付け舌苔が治りません。

そして、意外かもしれませんが、市販の歯磨き剤の使用が舌苔を慢性化させます。舌苔ができる人の多くは、「口腔乾燥症」です。唾液分泌が異常に少ないことが問題になります。

市販の歯磨き剤には、刺激の強い合成界面活性剤や発泡剤、香料などが含まれています。口腔乾燥症の場合には、それらの添加物が舌に付着しても、唾液が流すことができません。添加物がいつまでも舌に残るため、角化が進みます。これが舌苔を慢性化させている理由です。

舌苔をなくしピンク色の舌にするには、舌磨きをやめ、市販の歯磨き剤の使わないようにすることです。それだけで、舌がきれいになるかもしれません。是非お試しください。

ここでは、根本的に改善するのではなく、短期間に白い舌を改善するための方法をご紹介します。

短期間で舌をきれいにする方法

ステップ1 うがい薬を使用する

ソジンのうがい薬を使用して、口中のブクブクうがいと喉のガラガラうがいを時間をかけて丁寧に行います。うがいは毎日数回行います。

ステップ2  歯磨き粉を使わない

今使っている歯磨き粉を使わないようにしてください。歯磨き粉やマウスウォッシュは、一切使用してはいけません。その理由は、舌苔が厚く着いている場合は、舌が痛んでいるかもしれません。刺激の強い添加物が含まれる歯磨き粉を使うと余計に痛むことになります。

ステップ3  臭いを我慢する

歯磨き粉をつけないで、水だけで歯磨きをします。
水だけで歯磨きを行うと、スッキリ感がなく不快な味やにおいが多少しますので我慢が必要かもしれません。どうしても我慢できない時には、歯磨きの後にガムを噛むと良いかもしれません。

ステップ4  極細毛の歯ブラシを使う

極細毛の歯ブラシを使用して舌磨きを行います。下手な舌磨きは逆効果になりますので、今からお伝えするとおりにしてください。
舌磨きの方法は、歯ブラシを舌に対して横に倒して、奥の方から前方へ優しく撫ぜます。同じ所を撫ぜる回数は2回です。これ以上磨くと舌を傷つけますので、舌苔(ぜったい)が残っていても、そのままにしておくのがポイントです。

ステップ5  ワンタフトブラシを使う

ワンタフトブラシを使用して、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の隙間)をひととおり磨きます。歯周ポケットの中には、舌苔と口臭の原因となるプラークが多く付着しています。この箇所のプラークはワンタフトブラシを使うと容易に取れます。ネバネバが取れるので、磨いた後のスッキリ感に驚かれるはずです。

ステップ6  10分間ブラッシングする

歯磨きの回数は朝晩だけで充分ですが、就寝前には10分間程度の時間をかけて丁寧に磨くことがポイントです。
舌苔や口臭の原因となる細菌は、就寝中に最も増殖するので、就寝前にきれいにすることが大切です。

ステップ7  小まめにうがい

日中も2回以上、イソジンでのうがいをするようにしてください。

ステップ8  水を飲む

口腔の乾燥により舌は白くなります。舌の乾燥を防ぐために、小まめに少量の水を口に含んで飲むようにしてください。
コーヒーやお茶は利尿作用があり、口が乾く元になります。それらを控えるか、飲んだあとは水分補給をするようにしてください。アルコール類は厳禁です。喫煙もよくありませんが、喫煙後は水でうがいを行い、水分の補給も大事です。

ステップ9  野菜中心の食事

舌苔を作る細菌は、タンパク質が大好物です。ですから、タンパク質の多い肉や魚のほか、ケーキやお菓子など卵・乳製品は、食べないようにしてください。タンパク質を摂取すると、今までの苦労が水の泡になるかもしれません。

出来るだけ野菜中心の食事を心がけるようにしてください。胃腸の調子もよくなるので、舌がきれいになることが期待できます。それに、繊維質を食べると舌の掃除も出来るので一石二鳥になります。

以上の9ステップを守り、5日間、徹底的に努力すれば、かなり改善されるはずです。しかし、これだけでは、ご期待にそえないかもしれません。

舌苔が厚い場合の方法

舌苔(ぜったい)が厚い場合には、これまでご紹介した方法では、苔が取れません。そのような、あなたのために、秘密の方法をご紹介します。

でも、この方法を行なうには、歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」とコットン(綿花)が必要です。

コットンを使う方法は…

  1. 美息美人(びいきびじん)」のアルカリイオン水で歯磨きを行なう
  2. 舌苔(ぜったい)がふやける
  3. アルカリイオン水をコットンに湿らせ、舌を拭きます。

たったこれだけです。それでも、この方法によって今まで何をしても舌苔(ぜったい)が取れなかった人が2日できれいになったという報告まであるので、試してみる価値があるかも。

このコットン法でも取れない頑固な舌苔(ぜったい)の場合には、「電動歯ブラシで舌苔を除去する方法」をお試しください。

でも、始めにお話ししたように、人によって状態も体調も違うので、同じように改善されないかもしれません。だからといって、やる前からあきらめないで実行されることをお勧めします。是非お試しいただき、いい結果のご報告を送ってくだされば嬉しいです。

ステップでは常備薬のイソジンをご紹介しましたが、もちろん、イソジンや水の使用ではなく、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使用された方が効果が高いのは実証済みです。

美息美人(びいきびじん)を使用すると、記事でご紹介したように、舌磨きをしないで済みます。また、無添加なので舌粘膜にやさしい。だから、舌苔が付かなくなるのです。