舌が白い(舌苔)

舌が白くなり困っている人が多いのではないでしょうか。でも、舌苔(ぜったい)は人によってできる原因が異なります。ですので、自身の原因や状態をよく知って対策することが重要です。

こちらでご紹介している記事をお読みいただければ、舌苔の悩みを解決できると思います。

舌苔(ぜったい)とは

舌磨きで白くなった舌

舌が白く(または黄色く)なり汚れているのを舌苔(ぜったい)といいます。舌苔ができると、ほとんどの人は舌ブラシなどを使い舌磨きをおこなうのではないでしょうか。

しかし、舌を磨いても舌はきれいになることはありません。それは、舌乳頭の間に細菌などの汚れが付着しているからです。たとえ、舌磨きをしても、舌の表面だけしか落とせないのです。

舌乳頭と舌苔の図

舌苔(ぜったい)は、舌に苔がはえたようなものをいいます。舌の上で、細胞のはがれ落ちたものや食事カスに細菌が繁殖してできたものです。苔の色は、一般的に白色なものが多いのですが、喫煙や口腔の衛生状態によって黄色や茶黄色になることがあります。

引用:舌が白い人と白くない人5つの違い!舌苔ができる原因・取り方・予防

過剰な舌磨きによって舌苔が悪化する

舌磨きによって舌が傷ついている人が多いです。舌が傷つくと、ヒリヒリしたり味覚障害をおこし口が苦く感じることも。

舌苔(ぜったい)からは臭い物質が産生され唾液中に溶け込むために苦味を感じます。ですから、舌が白くなっているときに苦いと感じることが多いのです。

引用:口が苦いときの原因6つと対策

舌乳頭は細い組織なので、食事でも傷つき角化するようなデリケートな組織。それをゴシゴシと磨くと傷つくのは当然です。ところが、そのことで舌の角化が進み舌苔も増えます。

舌乳頭の角化の図

舌苔が増えると、さらにゴシゴシと磨くと思いますが、それって、傷部分をこすり化膿させているのです。これでは、舌苔が治ることはありませんし、口臭も悪化するでしょう。

よく、過剰に舌磨きをした人が、炎症を起こし真っ赤になっていることがあります。それは、舌に傷がついてしまったからです。

そのようにならないためにも、舌の汚れを取るときには十分注意しなければいけません。

引用:舌磨きをしないで舌苔(ぜったい)を取る方法!舌を磨くと逆効果になるのでご注意ください

研磨剤入り歯磨き粉

舌を磨くだけでも良くないのに、さらに歯磨き粉をつけて磨く人もいます。ほとんどの歯磨き粉には刺激の強い合成界面活性剤が含まれているので、舌苔が悪化する原因になっています。

引用:舌を磨いてはダメ!舌に歯磨き粉をつけたらダメ!どうすれば良い?

舌苔ができる原因

病気の男性

舌苔(ぜったい)と一言でいっても、舌苔ができる原因は様々です。身体の不調からくる免疫力の低下からも舌は白くなりますが、舌苔ができるのは口腔が乾燥することが大きく影響しています。

細菌が増えるのは、唾液が出ないか、唾液の免疫力が低いか、もしくはどちらも当てはまる場合です。この条件に当てはまる人の場合は、口腔内に増えた細菌が舌にも感染します。

引用:膿栓と舌苔は免疫力の低下が一番の原因!免疫を高める方法

胃腸が弱い人の場合は常に免疫力が落ちているため、舌苔がよくできます。

  • 胃が痛い、胃が重く感じる。
  • 胃潰瘍、胃炎、胃のポリープ、胃がん。
  • 十二指腸炎、過敏性症候群、腸炎。
  • 便秘、ガスがたまる。下痢。

などが代表的な胃腸の病気です。これら胃腸の病気になると、舌も白くなります。だから、内科に行くと舌診をするのですね。
昔から、お医者さんが患者を診断するときには、舌を見て病気を判断しますが、そういう理由からです。

引用:胃腸が弱ると舌が白くなる!口臭がする!対策はこれ!

舌が白くなった女性

免疫力低下のほかに舌苔のできる原因は、唾液が少ないか口呼吸による口腔乾燥(ドライマウス)によるものです。

舌がパサパサになる症状をドライマウスといいます。ドライマウス症は10人に1人の割合であるといわれます。しかし、ドライマウスの対策法についてはあまり紹介されていません。

引用:舌がパサパサになる人必見!速攻でドライマウス対策する方法

ドライマウス(口腔乾燥症)の症状としては、口がパサパサする人もいれば、唾液がネバネバで不快感を感じる人もいます。

唾液が出ないと、最初に起きるのは唾液の粘つきかもしれませんが、唾液が減ると細菌が増えるので舌に苔ができ白くなります。

引用:口がネバネバする原因はこれ!粘つきの解消方法はこれ!

口呼吸もドライマウス(口腔乾燥)の原因になります。

口で呼吸をしていると、舌も渇くので舌が白くなりやすい。舌の白いものを舌苔(ぜったい)といいますが、悪化すると、舌全体が真っ白い苔で覆われます。

引用:口呼吸⇒鼻呼吸に変えると口臭が消える!?

鼻炎などで鼻がつまっていると、寝ている時に口呼吸になるので注意が必要です。鼻炎の場合はその治療も大事です。

いびきをかく男性

鼻炎のほかに、いびきをかいていても口呼吸になり、朝起きた時に舌が白くなりやすいです。いびきをかく人が口臭が強いのは、そのためです。

いびきの習慣があると、口腔と喉が乾燥します。そのため、口腔と喉に細菌が増え、舌苔(ぜったい)や膿栓(のうせん)、膿汁(のうじゅう)ができやすくなります。そのため、喉から口臭がすることがあります。

引用:えっ、本当?いびきで口臭になるってご存知でしたか?

膿栓(臭い玉)を指の上にのせる

口や喉が乾燥すると、舌苔だけではなく膿栓(臭い玉)もできやすくなります。膿栓(臭い玉)はくしゃみをした時に喉から口に出てくることがありますが、悪臭がするので「においだま」ともよばれます。詳しくは『「においだま」って何?口臭は他人に聞けないモノ!ここで解決してください』をご参考にしてください。

膿栓(臭い玉)ができると、舌苔もできるというように悪循環になることも。

膿栓(臭い玉)のニオイは、「下水やどぶのニオイ」、「うんこのニオイ」、「残飯のニオイ」など、悪いイメージばかりです。

実際に膿栓(臭い玉)を指にとってつぶしてから嗅ぐと、とんでもなく酷い悪臭がします。

引用:口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方

歯周病のレントゲン写真

口が乾くと細菌が増えるので、虫歯や歯周病になりやすいです。歯周病になると、さらに舌苔ができやすくなります。ですから、口を乾燥させないことが大切です。

歯周病菌が増えると、歯周ポケットだけではなく舌の表面にも繁殖します。そして、他のばい菌とプラークを形成して舌苔(ぜったい)をつくります。

引用:歯槽膿漏になり口臭がする!歯周病の治し方と口臭予防の方法

舌苔(ぜったい)の対策と予防

よだれ

舌苔ができると唾液が臭くなり口臭原因となります。舌が白くなるのは、疲労・病気やストレスなどによる免疫力の低下もありますが、唾液が少ないドライマウス(口腔乾燥症)が多いです。

ドライマウスになる原因には、加齢ストレスによる自律神経の乱れよく噛まない食事習慣更年期障害、糖尿病、薬の副作用シェーグレン症候群などがあります。

唾液には抗菌作用があり細菌を洗浄しているからです。…唾液には抗菌作用があり細菌を洗浄しているからです。

引用:唾液を出す7つの方法…ドライマウス対策

水を飲む女性

だから、舌苔をできなくするには唾液がたくさん出るようにすることが大事なのですね。そして、もう一つ重要なことがあります。それは、舌のケアです。

はじめにお伝えしたように、舌磨きをおこなうのは逆効果です。舌を磨かずに優しくケアする方法をご紹介します。

美息美人のアルカリイオン水を使ってうがいとブラッシングに使用します。

アルカリイオン水を使うと、狭い歯間や舌乳頭の間にも浸透し容易にプラークを落とすことができるので口の中がさっぱりします。

それが何を意味するかというと、舌のプラークがなくなるので、白い舌をピンク色にするのです!

引用:美息美人(びいきびじん)で舌苔を除去する方法…白い舌がきれいに

舌苔(ぜったい)でお困りでしたら、ぜひ美息美人をおすすめします。

「舌磨きしないほうがいい?」驚きの真実と代替口臭対策を徹底解説!

舌磨きしないほうがいい場合とその理由、代替口臭対策まで解説

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌磨きは、口臭予防や口腔衛生のために一般的に推奨されていますが、実際に「舌磨きをしないほうがいい」という意見も存在します。本記事では、舌磨きのデメリットやリスクについて解説し、適切な舌磨きの方法や頻度、代替策についてもご紹介します。

舌磨きのリスクとデメリット

適切でない舌磨きのリスク

適切でない舌磨きは、舌の表面を傷つけたり、舌の細菌叢のバランスを崩すことがあります。また、過度な力で磨くことで舌表面の乾燥や炎症を引き起こすこともあります。

ベロ磨きのデメリット

ベロ磨きは、舌の表面をこするような動作で行われますが、これにより舌表面の細胞が損傷を受けることがあります。また、舌磨きが過剰になると、舌の感覚が鈍くなることもあります。

日本口臭学会常任理事の本田俊一歯科医師は、「舌を磨くと、それこそ唾液も取ってしまって、口腔内の環境が乾燥することで口臭が発生する」と説明しています。

参考文献:「もう、口臭で悩まない!」日本口臭学会常任理事 本田俊一著

舌を磨きすぎるとどうなる?

舌を磨きすぎると、舌の細菌叢のバランスが崩れ、口臭や口腔内のトラブルが増えることがあります。また、舌表面の乾燥や炎症が起こり、舌の健康に悪影響を及ぼすこともあります。

関連記事:舌磨きで傷ついた舌は何日で治る?傷の治し方はコレ!

舌磨きの効果と頻度

舌磨きには一定の効果がありますが、優しく磨く必要があります。

・参考記事:予防歯科マイスター”天野教授に聞くコロナウイルス感染に対抗する「舌磨き」の重要性について デンタルライフデザイン

正しい舌磨き方法

適切な舌磨き方法は、舌の付け根から先端に向かって、軽くこするように磨くことです。力を入れすぎず、舌の表面に適度な圧力をかけて磨きましょう。

適切な舌磨きの回数

適切な舌磨きの回数は、1日1回から2回です。寝る前や朝の歯磨きと一緒に行うと効果的です。ただし、舌の状態や個人差によって適切な回数が変わるため、自分の口腔内の状況に合わせて調整してください。

ノニオ舌磨きの効果と頻度

NONIO「舌専用クリーニングジェル」による舌磨きは、舌の細菌叢のバランスを保ちながら、口臭の原因となる細菌を効果的に除去することができます。NONIO舌磨きの推奨頻度は1日1回から2回で、適切な使用方法を守ることで効果を発揮します。

舌磨きが必要かどうかの判断基準

舌磨きの必要性の検討

舌磨きの必要性は、舌の色や付着物、口臭の状況などを観察して判断します。白っぽい舌苔が多く、口臭が気になる場合は、舌磨きが必要なサインです。

舌磨きを行わない場合の影響

舌磨きを行わないと、舌の表面に細菌や食物の残渣が付着し、口臭の原因になります。また、舌苔が厚くなることで、舌の感覚が鈍くなることもあります。

厚い舌苔がびっしりと舌に溜まっている場合は、コットン(綿花)にアルカリイオン水を湿らせて、舌を拭くと口臭が予防できます。

・関連記事:舌苔取り方❘コットンで拭く

ためしてガッテンで紹介された舌磨き情報

ためしてガッテンでは、適切な舌磨き方法や頻度が紹介されており、舌の表面を傷つけず、口臭対策に効果的な方法が示されています。

NHK健康チャンネル「【Q&A】舌みがきの適切なタイミングはいつ?食前それとも食後?」(2016年6月9日放送)の中で、鶴見大学歯学部附属病院、准教授の中川洋一先生が「適切な舌磨きのやり方」について話されていました。内容を要約して以下にご紹介します。

  1. 起床直後や食前に口腔ケア(舌磨きを含む)を行うのが大切
  2. 舌苔の多くは食事の時に洗い流される
  3. 食事前の舌磨きは、やり過ぎてしまうので食後がオススメ
  4. 歯周病や虫歯を予防するためには、毎食後おこなうのが効果的

このことも参考にして、自分に適した舌磨き方法を見つけましょう。

舌磨きに代わる口臭対策

口臭予防の基本的な習慣

舌磨き以外の口臭予防方法として、歯磨きやデンタルフロスの使用、うがい、水分補給などがあります。これらの習慣を継続することで、口臭を抑えることができます。

舌磨き以外の口臭対策の方法

舌磨きを行わない場合でも、食後の歯磨き、デンタルフロスの使用、うがい薬や口内洗浄剤を利用することで、口臭対策を行うことができます。また、口腔内の乾燥を防ぐために水分補給をこまめに行ったり、舌の動きを促すような食べ物(リンゴやセロリなど)を摂取することも効果的です。

アルカリイオン水でうがいを行うと、舌苔のタンパク汚れがよく取れるのでおすすめです。

・参考:アルカリイオン水のうがいは、口臭予防になるのだろうか!?

舌磨きをやめた場合の影響

舌磨きをやめた場合でも、他の口臭対策を継続的に行っていれば、口臭のリスクは低減されます。ただし、舌苔が気になる場合は、適切な方法で舌磨きを行うことが望ましいです。

まとめ

舌磨きに関する疑問や懸念の解消

歯科大学や歯科医師の意見によると、「舌磨きしないほうがいい」という一概な結論は出ていません。適切な方法で行えば、舌磨きは口臭対策に効果的であるとされています。しかし、舌を傷つけたり、過剰に磨くことが問題となる場合もあるため、適切な方法と頻度で行うことが重要です。

記事で提案した代替策や対策の効果

舌磨き以外の口臭対策として、歯磨きやデンタルフロス、うがい薬などの使用が効果的です。適切な方法で舌磨きを行い、また舌磨きが必要ない場合は、他の口臭対策を実施することで、口臭のリスクを低減することができます。

個々の状況に応じた適切な口臭対策の重要性

舌磨きに関する疑問や懸念を解消し、適切な口臭対策を行うことが重要です。自分の口腔内の状況に応じて、舌磨きやその他の口臭対策を継続的に行うことで、口臭のリスクを抑えることができます。

・関連記事:口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

うがいで舌苔が取れる歯磨き粉

 

口が苦い・舌が白い悩み解決!原因と対策でスッキリ爽快!

口の苦み・白い舌を解消!原因と対策まとめ

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口の中が苦く感じたり、舌が白くなることで悩んでいる方は少なくありません。これらの症状はさまざまな原因が考えられ、それぞれの原因に応じた対策が必要です。

この記事では、口の苦みや白い舌の原因を解説し、適切な対策や予防法を提案します。健康な口腔環境を取り戻し、快適な日常生活を送るための情報が詰まっていますので、ぜひ参考にしてください。

口の中が苦い原因と対処法

自発性異常味覚と対処法

自発性異常味覚は、外的要因がなく突然苦みを感じる現象です。ストレスや疲労が原因で起こることが多く、リラックスや十分な休息が対策として効果的です。

出典:「眠れなくなるほど面白い自律神経の話 自律神経の乱れによる不調の種類」順天堂大学医学部教授、小林弘幸著 Amazon

味覚障害・味覚異常の原因と治療

味覚障害は、薬物の副作用や神経障害などが原因で起こることがあります。原因となる病気や薬物を特定し、医師と相談して適切な治療を行うことが大切です。

・参考:重篤副作用疾患別対応マニュアル(薬物性味覚障害)厚生労働省

病気が原因で口が苦い場合の対策

口の中が苦い場合、胃腸の不調が原因であることがあります。胃腸の改善を目指して、食生活の見直しや適度な運動、ストレス管理を行いましょう。

・関連記事:舌が白いのは胃腸が原因 !食習慣を改善すると治る?

舌が白くなる原因と解決策

口渇症候群が原因で舌が白くなるケース

口渇症候群は、唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥する症状です。これにより舌が白くなることがあります。水分補給や唾液の分泌を促す飴・ガムの使用が効果的です。

・参考:口の中がネバネバ!?ネバネバの原因とケアの方法

口渇症候群の治療法

口渇症候群が継続する場合、医師に相談しましょう。原因となる病気や薬物が特定されれば、適切な治療が可能です。また、口腔ケアや人工唾液の使用も症状緩和に役立ちます。

その他の原因と対策

舌が白くなるその他の原因として、舌苔やカンジダ菌の繁殖が考えられます。適切な口腔ケアを心がけ、舌ブラシやうがい薬を使って舌苔を除去しましょう。

白い舌の詳細と対策

白い舌の一般的な原因

白い舌は、舌の表面に付着した舌苔や口内の細菌・カビが原因で発生します。また、喫煙や飲酒、ストレスも白い舌を引き起こす要因となります。

関連記事:口が乾くのはストレスが原因!?ストレス性ドライマウスについて

舌苔について詳しくは「舌苔の症状・原因と取り除き方」をご参考にしてください。

口の中が不快になる理由と対処法

口の中が不快に感じる場合、舌苔や細菌の繁殖が考えられます。口腔ケアを徹底し、適切なブラッシングやうがいを行うことで改善されることがあります。

舌苔が味蕾に障害を引き起こすメカニズム

舌苔がたまることで、味蕾が刺激を受けにくくなり、味覚が鈍くなることがあります。舌ブラシで舌苔を取り除くことで、味蕾の機能が回復し、味覚が改善されることが期待できます。

口の苦みと白い舌の解消方法

病気の治療による改善

口の苦みや白い舌が病気によるものである場合、病気の治療が最優先です。医師と相談し、適切な治療を受けましょう。

日常生活での予防策とケア

口の苦みや白い舌の予防には、適切な口腔ケアが欠かせません。歯磨きやうがいを念入りに行い、舌ブラシを使って舌苔を除去することが大切です。また、喫煙や飲酒の減少、バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスの軽減など、生活習慣の改善が効果的です。さらに、定期的な歯科検診も重要です。

まとめ

口の苦みや白い舌は、さまざまな原因が考えられます。自発性異常味覚、味覚障害、胃腸の不調、口渇症候群、舌苔の蓄積などが原因であることが多く、それぞれの症状に対して適切な対策や治療が必要です。日常生活での予防策やケアも大切ですが、症状が続く場合は医師や歯科医師に相談することが重要です。この記事が、口の苦みや白い舌に悩む方々の解決策となることを願っています。

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

関連記事:

舌苔を速攻で溶かす!驚くべき食べ物と予防法で口臭を撃退

口臭を予防するパイナップル

舌苔を溶かす食べ物と予防法:口臭対策に効果的な方法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

この記事では、舌苔ができる原因や口臭との関係を解説し、舌苔を溶かす食べ物や予防のための生活習慣を紹介します。これらの情報を活用して、健康的な口腔環境を維持し、口臭対策に効果的な方法を実践しましょう。

舌苔とは

舌苔とは、舌の表面に付着した細菌や食べ物の残りなどが絡み合ってできる白っぽいものです。舌苔が原因で口臭が発生し、自分自身や周囲の人に不快感を与えることがあります。そこで、舌苔を溶かす食べ物や予防法を知って、口臭対策に取り組みましょう。

舌苔の原因

舌苔ができる主な原因は、口腔内の細菌の繁殖や唾液の減少、口の中の乾燥などです。これらの要素が組み合わさることで、舌苔が生成されやすくなります。

細菌はタンパク質をエサとするので、乳製品や肉類を多く摂取すると舌苔が付きやすくなるのでご注意ください。

口臭と舌苔の関係

舌苔が口臭の原因となるのは、舌の表面に付着した細菌がタンパク質を分解し、悪臭を発する揮発性硫黄化合物を生成するためです。舌苔を取り除くことで、口臭を改善することができます。

舌苔を溶かす食べ物

レモン

レモンに含まれる酸は、舌苔に付着した細菌を除去する働きがあります。また、レモンの香りが口臭を和らげる効果もあります。レモンを使ったドリンクや料理を摂取することで、舌苔を溶かす効果が期待できます。

イチゴ

イチゴに含まれるビタミンCは、舌の表面の細菌を抑制する働きがあります。また、イチゴは唾液の分泌を促し、舌苔の除去を助けます。イチゴを食べることで、舌苔を溶かす効果が期待できます。イチゴをそのまま食べるほか、スムージーやサラダに加えて摂取する方法もおすすめです。

キウイフルーツ

キウイフルーツは、酵素アクチニジンが含まれており、細菌の増殖を抑制する働きがあります。さらに、ビタミンCが豊富で、抗酸化作用が強いため、口腔内の環境を改善します。キウイフルーツを食べることで、舌苔を溶かし、口臭を軽減できます。

ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、口腔内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制する効果があります。また、ヨーグルトは唾液の分泌を促進し、舌苔の付着を防ぎます。無糖のヨーグルトを選び、毎日摂取することがおすすめです。

パイナップル

パイナップルに含まれる酵素ブロメラインは、タンパク質を分解し、舌苔を溶かす効果があります。また、パイナップルの香りが口臭を和らげる効果も期待できます。パイナップルを生のまま食べたり、ジュースにして摂取する方法がおすすめです。

りんご

りんごに含まれるペクチンは、唾液の分泌を促し、舌苔の付着を防ぎます。さらに、りんごの皮には抗酸化作用があり、口腔内の環境を改善します。りんごをそのまま食べたり、スムージーにすることで、舌苔を溶かす効果が期待できます。

緑茶

緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用や抗菌作用があり、口臭を引き起こす細菌の増殖を抑えます。また、緑茶は唾液の分泌を促進し、舌苔の除去を助けます。毎日緑茶を飲むことで、舌苔を溶かし、口臭を軽減する効果が期待できます。

舌苔予防のための生活習慣

十分な水分補給

水分補給が舌苔予防に重要な理由は、唾液の分泌を促進し、口腔内の環境を改善するためです。十分な水分を摂取することで、舌苔が付着しにくくなります。特に無糖の飲料や水を選ぶことが望ましいです。

適切な歯磨き

歯磨きが舌苔予防に役立つポイントは、口腔内の細菌の繁殖を抑えることです。適切なブラッシング方法を実践し、フロスや歯間ブラシを使用して歯間の清掃も行いましょう。

舌磨き

舌磨きの効果は、舌の表面に付着した舌苔を除去し、口臭を防ぐことです。専用の舌クリーナーを使って、舌の付け根から先端に向かって磨くことがおすすめです。

口腔ケア製品の活用

口腔ケア製品が舌苔予防に役立つ理由は、口腔内の環境を改善し、細菌の繁殖を抑える効果があるからです。歯磨き粉やマウスウォッシュ、舌苔を溶かす「ブレオ」などのタブレットなど、自分に適した製品を選んで使用しましょう。

舌苔溶かすタブレット」と検索すると、グリコ「ブレオ価格: ¥778 税込 (¥778 / 66g)」やUHA「シタクリア¥594 税込 (¥28 / 粒)」などがあるので参考にしてください。

まとめ

舌苔を溶かす食べ物や予防法を知って、口臭対策に効果的な方法を実践しましょう。レモン、イチゴ、キウイフルーツ、ヨーグルト、パイナップル、りんご、緑茶などの食べ物が舌苔に効果的です。また、十分な水分補給や適切な歯磨き、舌磨き、口腔ケア製品の活用が舌苔予防に役立ちます。健康的な口腔環境を維持して、自信を持って人とコミュニケーションできるようになりましょう。

舌苔(タンパク質)を溶かすアルカリイオン水や重曹でうがいをすると、口臭が予防できます。

詳しくは『口臭ケアブランド『美息美人(びいきびじん)』が舌苔を溶かして取る仕組み』が参考になります。

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

関連記事:

【参考文献】

日本食品工業学会誌
駒沢大学・駒沢女子大学 キウイフルーツによるタンパク質消化促進効果について
東京農業大学 胃腸は忙しい消化酵素も多種多様
神戸女子短期大学 果実によるタンパク質分解酵素の活性検査
金沢大学工学部物質化学工学科  働くタンパク質 
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でも分かるテーマパーク8020
日本口臭学会 口臭と口臭症に関連する用語
日本口臭学会誌 口臭への対応と口臭治療の指針2014
日本口腔ケア学会

舌苔が取れない悩み解決!正しい対処法と予防策で口臭も改善

舌苔が取れないときの対処法と予防策

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌苔が取れないとお悩みの方へ。舌苔は口臭の原因となり、人間関係にも影響を与えることがあります。この記事では、舌苔が取れない理由や対処法、予防策について詳しく解説します。

まずは、舌苔の原因や口臭との関係を把握し、正しい舌苔の取り方を学びましょう。さらに、舌苔予防のための生活習慣の改善や、口臭を改善する方法も紹介します。舌苔が取れない悩みを解決し、自信を持って笑顔で会話できる日々を取り戻しましょう。

舌苔の原因とは?

舌苔の主な原因

口臭の主な原因は口の中の舌苔(ぜったい)によるものといわれ、通常はブラッシング、唾液の自浄作用や舌磨きでおさまります。

引用:「口臭」日本歯科医師会

舌苔の原因は主に以下の通りです。

  1. 歯磨き不足や口腔ケアの不十分さ
  2. 食べ物や飲み物による影響
  3. 口腔内乾燥(口呼吸、睡眠時の口呼吸など)
  4. 胃腸の不調やストレス
  5. 喫煙やアルコール摂取

出典:「口臭について」東京都歯科医師会

舌苔と口臭の関係

舌苔は、口臭の原因の一つとなります。舌苔がたまると、口腔内の細菌が増え、悪臭物質が生成されるため、口臭が発生しやすくなります。

・関連記事:舌苔と口臭の悩み解決!原因から対策・予防法まで徹底ガイド

舌苔が取れない理由

舌苔が取れない場合、3つの理由が考えられます。

舌表面の凸凹が深い

舌表面が凸凹で、舌苔が奥まで入り込んでいる。
舌の表面は天然(舌乳頭)の凸凹がありますが、一部の人は(糸状乳頭が長い)特に凹凸が深いため、舌苔が奥まで入り込んでしまい、簡単には取れないことがあります。また、舌の表面が乾燥していると、舌苔が舌に強く付着してしまい、取り除くのが困難になります。

舌苔が固くなっている

舌苔が固くなり、手で簡単に取れない状態になっている。
舌苔は、細菌、食べ物の残りかす、死んだ細胞などから成り立っています。これらの要素が蓄積されると、舌苔は徐々に硬くなり、取り除くのが難しくなります。特に、口内環境が悪化すると、舌苔が固まりやすくなります。また、舌を適切に磨かないことで、舌苔が硬くなり、取り除くのが困難になることがあります。

舌苔の取り方が不適切

取り方が適切でなく、舌苔が残ってしまう。唾液の分泌が少なかったり、口呼吸で口腔が乾燥すると、残った細菌が増殖します。歯磨きが不十分であると、さらに舌苔は増えやすくなります。

これらの特徴がある場合、舌苔の取り方を見直すことが重要です。舌ブラシや舌クリーナーを使用して、舌の凸凹部分を丁寧に磨くことで、舌苔を効果的に取り除くことができます。また、口内環境を整えるために、水分補給や食生活の改善にも努めましょう。

・関連記事:舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

舌苔を取る方法の間違い

舌苔をうまく取れない理由の一つに、取り方の間違い(舌の磨き過ぎ)があります。以下は、よくある間違った取り方です。

舌の磨き過ぎ

  • 歯ブラシで無理にこすりすぎる
  • 舌苔を取る際に力を入れすぎる
  • 一部分だけに集中して取りすぎる

正しい舌苔の取り方

正しい舌苔の取り方と口腔ケアグッズをご紹介します。

・関連記事:中々取れない舌苔を取る裏ワザ

舌ブラシの使い方

正しい舌ブラシの使い方は以下の通りです。

  1. 舌の付け根から先端に向かって、優しくブラッシングする
  2. 一定のリズムで、全体を均等にブラッシングする
  3. 時間をかけず、短時間で効果的に取り除く

参考:「舌清掃の方法」厚生労働省e-ヘルスネット

口腔ケアグッズの活用

舌苔を取るためには、以下の口腔ケアグッズが役立ちます。

  • 舌ブラシ
  • 舌クリーナー
  • 口腔ケア専用の歯磨き粉やマウスウォッシュ

舌苔対策におすすめの口臭ケア製品とその使い方

舌苔が原因の口臭に効果的なケア製品として、舌苔に特化したマウスウォッシュや舌スプレーがあります。これらの製品は、舌表面の汚れや細菌を効果的に除去する成分が配合されており、口臭の改善に役立ちます。ただし、舌苔が取れない原因が病気や口腔内の異常による場合があるため、長期間改善しない場合は、専門家に相談してください。

舌苔専用マウスウォッシュ

  • リステリン

舌苔に対応したマウスウォッシュは、舌表面の汚れを浮かせる成分が含まれています。使用方法は、適量のマウスウォッシュを口に含み、舌全体をくるくると動かしながら約20-30秒ゆすいでから、吐き出します。その後、水で口をすすぐことで、より効果的なケアが期待できます。

舌スプレー

  • オーラルケア(Oral Care)
  • ノニオ(NONIO)
  • ブレスパレット

 舌スプレーは、直接舌表面にスプレーするタイプの製品で、効果的な成分が舌に届くことで、口臭の原因となる舌苔を改善します。使用方法は、舌の付け根に向けて適量をスプレーし、そのまま数分間放置した後、水で口をすすぎます。

舌苔予防のための生活習慣の改善

食生活の見直し

舌苔予防には、食生活の改善が重要です。以下の点に注意しましょう。

  • 野菜や果物を摂取し、ビタミンやミネラルをバランスよく摂る
  • 乳製品や納豆などの発酵食品を食べる
  • 甘いものや刺激物を控える

適切な水分補給

適切な水分補給は、口腔内の乾燥を防ぎ、舌苔を予防します。以下の方法で水分補給を心がけましょう。

  1. 1日に1.5リットル以上の水分を摂る
  2. 食事中や運動後にも水分を補給する
  3. カフェインやアルコールは控えめにする

喫煙やアルコールの影響

喫煙やアルコールは、口腔内の乾燥や舌苔の原因になります。以下の方法で摂取を減らしましょう。

  1. 禁煙を目指すアルコールの摂取量を減らす
  2. 喫煙や飲酒後は、口腔ケアを徹底する

口臭を改善する方法

口腔ケアの基本

口臭を改善するためには、口腔ケアが大切です。以下のケアを行いましょう。

  1. 歯磨きを1日2回以上行う
  2. デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
  3. 舌苔を取る際は、舌ブラシや舌クリーナーを活用する

プロによる口臭治療の選択

口臭が改善しない場合は、プロの治療を受けることも検討しましょう。

  • 歯科医院で口臭治療を受ける
  • 口臭専門クリニックでの相談・治療
  • 胃腸の不調が原因の場合は、内科医に相談する

まとめ: 舌苔が取れない悩みを解決する方法と予防策

舌苔が取れない悩みを解決する方法と予防策は以下の通りです。

  1. 舌苔の原因を理解し、適切な対処法を実践する
  2. 正しい舌苔の取り方を身につけ、効果的に舌苔を除去する
  3. 口腔ケアグッズを活用し、舌苔の発生を抑える
  4. 生活習慣を改善し、舌苔の予防に努める
  5. 口臭の改善方法を実践し、口腔内環境を整える
  6. 必要に応じてプロの治療を受けることも検討する

舌苔が取れない悩みは、正しいケア方法と生活習慣の改善で解決できることが多いです。まずは自分の状況を見つめ直し、適切な対策を実践していきましょう。

うがいで舌苔が取れる歯磨き粉

舌苔と口臭の悩み解決!原因から対策・予防法まで徹底ガイド

舌苔と口臭不安 – 原因、対策、予防法を徹底解説

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭を引き起こす一因として、舌に発生する「舌苔(ぜったい)」が挙げられます。

口臭の大部分は口の中に原因があり、その多くは舌苔(ぜったい)と歯周病です。

引用:厚生労働省e-ヘルスネット

舌苔は、食べ物や細菌、死んだ細胞などが舌表面に付着し、口臭の原因となる物質を生成することがあります。口臭は日常生活に大きな影響を与え、人間関係や自信にまで影響を及ぼすことも。

そこで本記事では、舌苔の原因やメカニズムを詳しく解説し、効果的な対策や予防法をご紹介します。舌苔を改善し、口臭不安から解放された生活を送るための知識を身につけましょう。

舌苔(ぜったい)とは

舌苔とは、舌の表面に付着する白っぽいもので、死んだ細胞、食べ物の残り、細菌が混ざり合ってできるものです。舌苔は、口臭を引き起こす原因となる物質を生成することがあります。舌表面の細かい溝に詰まりやすく、放置すると舌苔が増えていきます。

舌苔の種類と特徴

舌苔は大きく分けて以下の3つの種類があります。

  1. 白色舌苔:舌の表面が白っぽい色をしているもので、一般的な舌苔です。口腔内の細菌が増えることで発生します。
  2. 黄色舌苔:喫煙や飲酒、食生活の乱れなどによって舌が黄色く変色するもの。黄色舌苔は、口臭の原因となることが多いです。
  3. 黒色舌苔:舌の表面が黒っぽくなる珍しいタイプ。病気や薬の副作用が原因となることがあります。

舌苔と口臭の関係

舌苔が口臭の原因になるメカニズムと対策方法

舌苔が口臭の原因となるメカニズムは、舌表面に付着した細菌が死んだ細胞や食べ物の残り、タンパク質を分解することで発生します。この分解過程で、悪臭成分となる硫化水素やアンモニアが放出され、口臭が引き起こされます。

対策方法として、以下のポイントに注意しましょう。

  1. 舌苔の除去:舌苔を取り除くために、舌ブラシや舌クリーナーを適切に使用して定期的にケアを行います。
  2. 口腔ケア:歯磨きやうがい、デンタルフロスの使用で口腔内を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑えます。
  3. 水分補給:唾液の分泌を促すために、十分な水分を摂取し、口腔内を潤わせます。

これらの対策を実践することで、舌苔が引き起こす口臭のリスクを減らし、自信を持ってコミュニケーションを取ることができるようになります。

・関連記事:【口が臭い人の共通点】原因から対策まで徹底解説!口臭の悩みを解決しよう

口腔乾燥と舌苔の関係

口腔乾燥は、唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥する状態です。この状態では、唾液が持つ自浄作用が弱まり、舌苔がたまりやすくなります。また、乾燥口の状態ではネバネバした唾液が増え、不安を感じることがあります。

乾燥口と舌苔の対策には、以下の方法が役立ちます。

  1. 水分補給:定期的に水分を摂取し、口腔内を潤わせることで唾液の分泌を促し、舌苔がたまりにくくなります。
  2. 唾液の分泌を促す食品:柑橘類やキシリトール入りのガムなど、唾液の分泌を促す食品を摂取しましょう。口腔ケア:歯磨きやうがい、デンタルフロスの使用で口腔内を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑えます。
  3. 空気の加湿:部屋の空気が乾燥している場合は、加湿器を使用し、適切な湿度を保ちます。

これらの対策を実践することで、乾燥口と舌苔のリスクを減らし、ネバネバ唾液による不安を解消することができます。

舌苔の原因とリスク要因

舌苔は、生活習慣や病気や体調などが原因となるので、舌苔を治すにはこれらの要因を改善することが重要です。

・関連記事:舌苔が取れないときの対処法と予防策

生活習慣による原因

舌苔の主な原因は、以下の生活習慣に関連しています。

  • 不規則な食生活や偏った食事
  • 口腔内の乾燥(水分不足、睡眠時の口呼吸など)
  • 歯磨きや舌磨きを怠る
  • ストレス

病気や体調不良が関与する場合

舌苔は、以下の病気や体調不良が原因で発生することもあります。

  • 口腔内の感染症
  • 胃腸疾患(胃炎、胃逆流症、消化不良など)
  • 喉の病気(扁桃腺炎、喉頭炎など)
  • 代謝異常(糖尿病、腎臓病など)
  • アレルギー性疾患(口腔アレルギーや鼻炎などによる口呼吸

舌苔と喫煙・アルコールの関係

喫煙やアルコールの摂取は、舌苔の生成を促進します。喫煙は口腔内の乾燥や細菌の増加を引き起こし、舌苔が増えることがあります。アルコールは口腔内の細菌バランスを崩すことがあり、舌苔が発生しやすくなります。

舌苔の正しい除去方法

舌苔除去(舌ケア)について詳しくは、「舌苔取り方:正しい方法と注意点」をご参考にしてください。

舌ブラシの使い方

舌ブラシは舌苔を取り除くのに効果的です。使用方法は以下の通りです。

  1. 舌の付け根から先端に向かって優しくブラッシングします。
  2. 右から左への動きも加えて、舌表面をきれいに掃除します。
  3. 舌ブラシを水で洗い、次回まで乾燥した場所に保管します。

舌クリーナーの使い方

舌クリーナーは、舌の形状に合わせたデザインで舌苔を除去します。

  1. 舌の付け根から先端に向かって優しくスクレープします。
  2. 無理に力を入れず、適度な圧力でゆっくりと動かします。
  3. 使用後は、舌クリーナーを水で洗い、乾燥した場所に保管します。

舌苔除去における注意点

舌苔を除去する際には、以下の注意点を守りましょう。

  • 無理な力を入れず、舌を傷つけないように注意する
  • 除去後は、口を水でゆすぐことで口腔内をきれいに保つ
  • 毎日のケアを習慣化することで、舌苔の蓄積を防ぐ

舌苔予防と口臭対策

良好な口内環境を保つ方法

舌苔予防のためには、以下の方法を実践しましょう。

  • 歯磨きを丁寧に行い、プラークを除去する
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯間の汚れをきれいにする
  • マウスウォッシュで口腔内をすすぐことで、細菌の繁殖を抑制する
  • 水分補給を心がけ、口腔内の乾燥を防ぐ

食事や飲み物による影響

食事や飲み物も舌苔や口臭に影響を与えることがあります。以下のポイントに注意しましょう。

  • タンパク質や繊維質のバランスの良い食事を心がける
  • 野菜や果物を積極的に摂取し、ビタミンやミネラルを補給する
  • 喫煙やアルコールの摂取を控える
  • コーヒーや紅茶などのカフェイン摂取を減らし、水分補給には水やお茶を選ぶ

舌苔を予防するデンタルケア製品

舌苔予防に役立つデンタルケア製品も多数あります。以下のような製品を活用しましょう。

  • 舌ブラシや舌クリーナーで舌苔を除去
  • 口臭予防効果のある歯磨き粉やマウスウォッシュを使用
  • キシリトール入りのガムで唾液の分泌を促し、口腔内の環境を整える

うがいで舌苔を取る

舌苔が改善しない場合の対処法

口臭にはいくつかの種類があり、舌苔による口臭、歯周病による口臭、胃腸系の口臭、耳鼻科疾患の口臭など、それぞれ異なる原因が関係しています。これらの原因を把握し、適切な対策を行うことが重要です。

歯科医や口臭専門医の診察

舌苔がなかなか改善されない場合、歯科医や口臭専門医に相談しましょう。舌苔が病気のサインである可能性もあるため、専門家の意見を聞くことが重要です。

舌苔が病気のサインかもしれない場合

舌苔が病気のサインである可能性がある場合、以下の症状に注意しましょう。

  • 舌の痛みや腫れ
  • 口腔内の出血
  • 口腔内の炎症や潰瘍
  • 口臭が強く、持続している
  • 舌の色や形状が異常に変化している
  • 体調不良や病気と同時に舌苔が発生している

これらの症状がある場合は、早急に歯科医や口臭専門医に相談しましょう。適切な治療やケアにより、舌苔や口臭の改善が期待できます。

まとめ:舌苔対策で口臭不安を解消しよう

舌苔は、生活習慣や口腔内環境の乱れが原因で発生し、口臭を引き起こすことがあります。舌苔の除去や予防に努めることで、口臭不安を解消することが可能です。適切なデンタルケア製品を使用し、良好な口内環境を保ちましょう。また、舌苔が改善されない場合や病気のサインがある場合は、専門家に相談することが重要です。

引用・出典

舌苔の取り方 – 口臭を防ぐための簡単なケア方法

舌磨き

舌苔取り方:正しい方法と注意点

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌苔は、口臭の原因となることがあります。しかし、正しい方法で舌苔を取り除くことができれば、口臭を予防することができます。この記事では、「舌苔取り方」について、正しい方法と注意点を紹介します。是非参考にしてみてください。

舌苔とは?

舌苔(ぜったい)とは、舌表面に付着した上皮から剥れた垢のことを指します。歯に付着する歯垢と似ており、細菌が潜んでいることもあります。舌苔を放置した場合、味覚異常や舌炎の原因になるといわれています。

舌苔の原因

舌苔ができやすい原因には、以下のようなものがあります。

  • 舌を清潔にできていない
  • 口呼吸などで口内が乾燥している
  • 唾液が少ない
  • 舌に溝がある
  • 舌の位置が低い
  • 抗生物質などが影響している

口呼吸や唾液減少で舌が乾いていると、舌苔がこびりついて中々取れないことがあります。

舌苔ができる場所

舌苔は、主に舌表面に発生します。口内細胞が剥がれ落ちて腐ったものや食べ物の残りかすが原因となって、白い苔のような細菌のかたまりや汚れがつき溜まっていきます 。

舌苔を取る方法

舌苔を取り除く方法は、ブラッシングが基本です 。舌苔の正しい取り方は、舌の表面の舌乳頭(糸状乳頭)を傷付けないように、優しく取ることがポイントです 。

舌磨きブラシの使い方

舌苔を効率よく取り除くには、舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使用することが効果的です 。菌を減らすことが大事で、舌磨きは毎日のケアにおすすめです。自分がケアしたい部分だけを磨けるし、舌専用のブラシを使うから、舌表面の細かい隙間に溜まった汚れまで取りやすいです 。

【正しい舌磨き】
①正しい舌磨きの方法は、(嘔吐反射の防止のため)べぇ~と舌を突き出して、舌ブラシを使い舌の後方部から舌の先端に向け優しく磨きます。(舌磨きは2往復程度)
②舌磨きは1日1回で十分です。舌苔の多い起床直後に、鏡で確認しながら舌を磨くようにしましょう。

歯ブラシを使った方法

やわらかい歯ブラシでも効果的に舌苔を取り除くことができます。少しずつ横に移動して、奥から前方へ3回程度軽い力でかき出します 。ただし、一度に取り切ろうと思うと舌を痛めることになりますので、回数をかけて徐々に取り除きましょう。

注意点

舌苔を取り除く際には、いくつかの注意点があります。

傷つけないようにすること

舌苔を取り除く際には、舌の表面の舌乳頭(糸状乳頭)を傷付けないように、優しく取ることがポイントです 。一度に取り切ろうと思うと舌を痛めることになりますので、回数をかけて徐々に取り除きましょう 。

定期的にケアすること

舌苔は口臭の原因となる他、病気の原因となる可能性もあるため、定期的に取り除くことが大切です 。菌を減らすことが大事で、舌磨きは毎日のケアにおすすめです 。

毎日の舌苔ケア

毎日舌苔ケアをおこなうことで、口内環境を改善して口臭予防になります。そのためには簡単にできる方法でないといけません。

私自身が毎日行っている「舌苔ケア」をご紹介しますので、是非お試しください。

  1. 起床後すぐに、口をクチュクチュとゆすぎ、喉のガラガラうがいをする。
  2. 食前に歯磨きを行い、その後、舌ブラシを使って舌の後方から2回程、優しく舌を磨く。
  3. 日中、口の乾きを感じた時にガムを噛む(味がなくなってからも口に入れておくと効果が持続する)。
  4. 入浴時に、お風呂のシャワーを使って、喉(扁桃腺)の左右と舌の奥を中心に、シャワーの水流を当てて汚れを洗浄する。

舌ケアのやり方はこれだけですが、小まめに水分摂取をすると舌苔の予防効果が高くなります。

ティッシュで舌苔を拭き取る

舌苔と口臭を予防するためには、ティッシュペーパーで舌の汚れを拭き取るのが簡単です。

【舌の拭き方】

  1. 水道があり手洗いができる環境であれば、先にティッシュを濡らして軽く舌を拭いて舌苔を除去します。
  2. ティッシュが汚れたら、新しいティッシュに替えることが望ましいです。仕上げには、舌に浮き出た汚れを、うがいで洗い流すようにしてください。

引用:ティッシュで舌磨きすると簡単に口臭が防げる!?

ティッシュで舌磨きをしても、舌苔を除去することはできませんが、口腔内を清潔に保つことで口臭予防になります。

裏ワザ-舌苔取り方

舌磨き以外にも、いろんな「舌苔の取り方」がありますのでご紹介します。詳しくは「中々取れない舌苔を取る裏ワザの方法!?」をご覧ください。

  • シャワーで舌を洗う
  • みそ汁を飲む
  • コットン法
  • パイナップルで舌苔を溶かす
  • 舌に泡をのせてクチュクチュうがい
  • ティッシュで舌苔を拭き取る
  • 重曹水でうがい
  • 舌苔予防の秘策はガムと水
  • アルカリイオン水のうがい

これらの舌苔ケアには、除去や予防に一定の効果がありますが、デメリットもありますので期待し過ぎないほうがいいでしょう。

まとめ

舌苔を取り除くことは、口臭を防ぐために重要です。舌苔の正しい取り方は、舌の表面の舌乳頭(糸状乳頭)を傷付けないように、優しく取ることがポイントです。効率よく取り除くには、舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使用することが効果的です。菌を減らすことが大事で、舌磨きは毎日のケアにおすすめです。

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

関連記事:

出典・引用:

舌苔を取る方法:口臭や口の中の清潔さに必要なケア

舌苔を取る方法:口臭や口の中の清潔さに必要なケア

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌苔(ぜったい)は、口内環境の中でも特に口臭の原因とされています。口臭を予防するためには、舌苔を取り除くことが大切です。また、舌苔を取り除くことで、口の中の清潔さを保つことができます。

しかし、正しい舌苔の取り方やケア方法を知らないと、逆に口内環境を悪化させることもあります。

そこで本記事では、舌苔の取り方や予防方法について詳しく解説し、口臭や口の中の清潔さに関心がある方に役立つ情報を提供します。

舌苔とは何か?

舌苔とは、舌の表面に付着した白い膜状のもので、食べかすや細菌、口腔内の乾燥などが原因とされています。舌苔は、細菌が増殖する原因となり、口臭の原因となることがあります。また、舌苔が付着していると、口内の清潔さを損ない、虫歯や歯周病の原因にもなります。

関連記事:舌が白い?知っておきたい舌の白いプラークの原因とは

舌苔は、舌ブラシやスクレーパーを用いたケアによって取り除くことができます。定期的なケアを継続し、健康な口腔内環境を維持することが大切です。

舌苔を取る方法:道具

舌苔を取り除く方法には、舌ブラシ舌スクレーパーなどの器具を使った方法があります。舌ブラシは、舌の表面をやさしくこすり、舌苔を取り除くことができます。スクレーパーは、舌の表面をこそげるようにして舌苔を取り除くことができます。

また、舌磨きをする際には、歯ブラシを使って舌の表面をやさしくこすり、舌苔を取り除くこともできます。注意点としては、舌磨きをしすぎないことや、器具を適切に消毒することが重要です。舌苔の量や状態に応じて、適切な方法を選び、定期的なケアを継続することが大切です。

舌苔を予防するためのケア方法

口腔内の清潔さを保つことが、舌苔の予防につながります。歯磨き、フロス、うがいなどの正しい方法で口の中を清潔に保ちましょう。また、喫煙や過度の飲酒、歯科治療を受ける前の歯磨き不足などにも注意しましょう。

歯科医師が推奨する舌苔のケア方法

歯科医師による舌苔の除去方法やアドバイスを取り入れることで、より効果的な舌苔のケアが可能になります。歯科医院での舌苔の除去や、専門家からのアドバイスによって、口の中の清潔さを保つことができます。また、歯科医院では、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルの予防・治療も行われるため、定期的な受診をおすすめします。

歯科による舌クリーニングの方法は、次のように行います。

3WAYシリンジで舌の洗浄を行います。3WAYシリンジの先端からは、風、水、霧が噴射して舌苔を洗浄します。気になる舌クリーニングの料金をネットで調べてみると…、保険適用外で、1回につき1,080円~1,500円。

自宅でできる舌苔のケア方法

自宅での舌苔のケア方法には、毎日の歯磨きやうがい、フロスなどが含まれます。さらに、舌ブラシやスクレーパーを利用して舌苔を取り除くこともできます。

舌ブラシなどの器具を使って舌苔を除去することも必要ですが、予防のためには唾液の分泌を促進させることが大事です。毎日、唾液腺マッサージすることで口腔内を清潔にできるので是非おすすめします。

舌苔を取り除く際には、正しい方法や注意点に留意し、口の中の清潔さを保ちましょう。

舌苔の取り方に注意すべき点

舌苔を取りすぎると、口内環境を悪化させることがあります。舌ブラシやスクレーパーを使用する際には、正しい方法を確認しましょう。また、口腔内トラブルのない人でも、舌苔を取りすぎると口の中の清潔さを損なう可能性があるため、注意が必要です。

関連記事:舌磨きをしない方がいい理由と、その代替方法とは?|口臭や舌苔対策について

まとめ

舌苔を取り除くことで、口臭や口の清潔さが改善され、口腔内トラブルのリスクも低減されます。正しい舌苔のケア方法を実践し、自宅でのケアや歯科医師によるケアを取り入れることで、より効果的に舌苔の除去ができます。健康な口腔内環境を保つためには、定期的なケアが重要です。

関連記事:舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

舌が白い?知っておきたい舌の白いプラークの原因とは

舌が白い原因と対処法

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌が白くなっている(舌苔:ぜったい)と、口内環境の乱れや病気が原因になっているかもしれません。口内ケアを怠ると、細菌が繁殖し、舌に白いプラークが付着します。また、糖尿病や口内炎など、疾患が原因である場合もあります。

舌苔を放置すると、口臭や口内炎などのさまざまな口腔内のトラブルが起こる可能性があります。そこで、この記事では、舌が白くなる原因と対処法について詳しく解説します。

口内環境の乱れや病気、適切な口腔ケアなど、舌が白くなる原因を知り、日常生活での舌のケアを行いましょう。舌の健康を守ることは、全身の健康につながるため、適切なケアを心がけることが大切です。

関連記事:舌をピンクにする!?健康的なピンク色にするための方法

舌が白い原因について知ろう

舌が白い原因には病気、口内環境の乱れ、歯磨き不足、加齢などがあります。白いプラーク(舌苔)の形状や色によっても原因が異なります。

口内環境の乱れ

舌苔の原因の一つに、口内環境の乱れがあります。口腔内には、様々な細菌が存在しており、これらが増殖すると舌に白いプラークが付着します。

また、口の中が乾燥している場合にも、舌が白くなることがあります。舌苔を予防するためには、口腔内の乾燥を防ぐために十分な水分補給をすること、また、日常的な口腔ケアをしっかり行うことが大切です。

病気による舌の白さ

舌苔の原因の別の一つに、病気があります。糖尿病や胃腸の疾患など、様々な病気が舌の白さを引き起こすことがあります。また、喫煙やアルコール摂取などの生活習慣も舌の白さに関係していることがあります。病気が原因の場合は、専門医による診断と治療が必要です。

舌苔がたまると口臭になる

舌苔が厚くなると、舌が白くなり口臭を発生するようになります。口腔乾燥(唾液量が少ない、口呼吸)や舌に溝があると、舌苔がたまりやすくなるので、舌ブラシなどで舌の清掃することが大切です。

出典:「口臭の治療・予防」厚労省e-ヘルスネット

舌の白いプラークを取り除く方法

舌苔(ぜったい)を取り除くためには舌ブラシやタングクリーナー、うがい薬、食生活の改善などが有効です。また、正しい歯磨きや口腔ケア、定期的な歯科検診も大切です。

詳しくは、こちらをご覧ください。
口臭の元「舌苔」の取り方とケア方法

正しい歯磨き・舌磨きの方法

舌苔を取り除くためには、正しい歯磨きと舌磨きが必要です。歯磨きは、歯と歯茎をきれいにすることが目的ですが、舌磨きは、舌表面に付着した細菌を取り除くことが目的です。また、歯ブラシで舌を磨く場合は、舌の奥から手前に向かって磨くことが大切です。

日常生活での舌のケア

舌苔を予防するためには、日常生活での舌のケアが重要です。口腔内の乾燥を防ぐために、十分な水分補給を心がけることが大切です。

また、食事のときには、よく噛むことによって唾液の分泌を促すことができます。唾液には、細菌を除去する作用があり、舌の白いプラークを予防するのに役立ちます。

また、口の中が乾燥しやすい人は、口腔内を湿らせるために、口の中に入れるタブレットや飴を利用することもできます。

舌が白い場合に注意すべき疾患

舌の白いプラークは、下記のような疾患や内服薬の副作用が原因のことがあります。舌苔は、これらの病気以外にも、口内環境の乱れ、歯磨き不足、加齢、ストレスなどによっても引き起こされる場合がありますので、舌が白くなっている場合は、原因を特定して、適切なケアを行うことが大切です。

糖尿病

舌が白くなる原因の一つに、糖尿病があります。糖尿病患者は、免疫力が低下するため、口腔内の細菌感染症のリスクが高まることがあります。また、血糖値の上昇によって、舌が白くなることもあります。糖尿病患者は、定期的な医師の診察と、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

糖尿病以外の疾患

舌が白くなる原因として、糖尿病以外にも、以下のような疾患があります。

  • 消化器系の疾患:胃酸過多、胃腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌など
  • アレルギー性疾患:口内炎、口唇炎、アレルギー性口内炎など
  • 感染症:真菌感染症、細菌感染症、ウイルス感染症など
  • 免疫系の疾患:口腔リュウマチ、口腔粘膜脱落症など

口内炎

口内炎も、舌が白くなる原因の一つです。口内炎は、口腔内の細菌感染症によって引き起こされることがあります。また、口内炎は、ストレスやアレルギー反応などによっても発生することがあります。口内炎が繰り返し発生する場合は、歯科医師に相談することが必要です。

まとめ

舌が白くなる原因は、口内環境の乱れや病気が考えられます。日常的な口腔ケアをしっかり行い、口内環境を整えることで、舌の白いプラークを予防することができます。また、舌が白くなっている場合は、原因を調べ、適切な対処を行うことが重要です。

糖尿病や口内炎など、疾患が原因の場合は、専門医による診断・検査と治療が必要です。口腔内の健康を保つことは、全身の健康にもつながるため、適切なケアを行いましょう。

関連記事:舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

はちみつで舌苔を撃退!美味しく健康的にスッキリ解消する方法とコツ

舌苔の取り方❘はちみつ

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

口の中の不快なニオイや、舌の表面に付着した舌苔に悩んだことはありませんか?口臭が強くなると健康を心配しますよね。

そんな時には、はちみつを使った舌苔対策がおすすめです。はちみつには抗菌作用があり、さらに口臭の改善効果も期待できます。

今回は、舌苔の原因や種類、正しい取り方から、はちみつによる舌苔対策の方法まで、詳しく解説します。さあ、スッキリとした口内環境を手に入れましょう!

舌苔とは何か?

舌苔とは口腔環境の悪化により舌に付着した細菌と汚れの塊りです。通常は健康に害はありませんが、味覚異常や口臭の原因になります。

舌がヒリヒリ痛かったり、びっしり舌苔が付いているとか舌が黒い時には、歯医者さんに相談することが大事です。

舌苔の定義と原因

舌苔とは、舌の表面に付着する細菌や食物カスなどが混ざり合い、白い膜のように形成されたものです。主な原因としては、口腔ケアの不足による口内不衛生、唾液分泌の減少、歯科疾患、口内炎、ストレス、喫煙などが挙げられます。

舌苔の種類と特徴

舌苔には、黄色、白、茶色など様々な色があり、その特徴は種類によって異なります。例えば、白色の舌苔は、表面が白くコーティングされたような膜状のもので、乾燥した口腔環境が原因で発生します。黒帯びた舌苔は、舌に細菌やカンジダが繁殖することで発生し、黒色の粉末のようなものが付着します。

黒毛舌(こくもうぜつ) 
引用:北海道大学歯学部 口腔診断内科

舌苔を取り除く方法

口臭を改善するには舌苔を除去することが効果的です。しかし、歯ブラシで舌を磨くと粘膜を傷めてしまい、反って口臭を悪化させることがあります。ここでは、適切な舌苔の取り方について説明します。

関連記事:舌磨きをしない方がいい理由と、その代替方法とは?|口臭や舌苔対策について

正しい舌苔の取り方と道具

舌苔を取り除くためには、舌ブラシや舌クリーナー、歯ブラシなどを使うことが一般的です。舌ブラシは、舌の表面を優しくなでるようにして繰り返し行い、舌苔を取り除きます。

また、舌クリーナーは、舌の表面をこするようにして使用することで、より深く舌苔を取り除くことができますが、磨き過ぎると舌を傷めるので注意が必要です。

舌苔を取り除く効果的なタイミング

舌苔を取り除く効果的なタイミングとしては、朝食前や寝る前が挙げられます。これは、寝ている間に細菌が増殖するからです。

食事前には、舌苔による味覚障害を防ぐことができます。また、寝る前には、口腔内の細菌を除去することで、口臭の予防につながります。ただし、舌苔を取り除く際には、優しく行うように注意し、舌を傷つけないようにすることが重要です。

はちみつによる舌苔対策

はちみつを舌の上で転がすことで、舌苔除去と口臭を改善する効果が期待できます。

はちみつの効果と効能

はちみつには、抗菌作用や抗酸化作用があるため、口中細菌や炎症の原因となる活性酸素を抑制する効果があります。また、はちみつにはミネラルやビタミンが豊富に含まれており、免疫力を高める作用があると言われています。

はちみつによる舌苔対策の方法と注意点

はちみつによる舌苔対策には、そのまま舐めたり、はちみつを含んだ飲み物を飲む方法があります。はちみつを含んだ飲み物を飲む場合は、温かいお茶や水にはちみつを加えると、口内をきれいにする効果があると言われています。

ただし、はちみつを含んだ飲み物は、虫歯の原因となるため、歯磨きをしっかり行うことが重要です。また、はちみつには糖分が多く含まれているため、過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適量に注意する必要があります。

はちみつの摂取方法と注意点

Yahoo!知恵袋に「はちみつを舐めても舌苔が取れません。」との質問があるように、はちみつで舌苔が取れないのは、国産はちみつの99%が熱処理加工された商品だからです。舌苔を除去するには天然はちみつの「マヌカハニー」が必要です。

出典:まじめな蜂蜜「非加熱はちみつ」

はちみつの種類と選び方

はちみつで舌苔を除去しようと思っても、種類によっては対策できないのでご注意ください。

はちみつには、国産のものや外国産のもの、種類が豊富にあります。国産のはちみつは、生産量が少なく希少性が高いため、価格が高めですが、味や香りに特徴があると言われています。

一方、外国産のはちみつは、価格が安く手軽に入手できるため、比較的身近な存在となっています。はちみつを選ぶ際は、品質にこだわり、信頼できるメーカーのものを選ぶことが重要です。

はちみつの効果的な摂取方法と量

舌苔を除去するためには、はちみつの摂取方法も大切です。

はちみつを効果的に摂取するためには、温かいお茶や水に溶かして飲む方法がおすすめです。また、はちみつを使ったドリンクやスムージーなどを作ることもできます。はちみつの適量は、1日に大さじ1杯程度です。過剰な摂取は、体に悪影響を与えることがあります。また、はちみつは高カロリーな食品であるため、過剰摂取によって体重が増加する可能性もあります。

また、はちみつを選ぶ際には、品質や安全性にも注意が必要です。安全なはちみつを選ぶためには、産地や製造元、品質管理体制などを確認することが重要です。また、有機JAS認定のはちみつや、国産のはちみつ100%の製品を選ぶと安心です。

以上のように、はちみつによる舌苔対策や健康効果は多岐にわたりますが、適切な摂取方法や品質管理に注意することが大切です。

はちみつを使った舌苔対策の実践例

はちみつを使った舌苔対策には、いくつかの方法があります。まず、はちみつを少量舐める方法があります。はちみつに含まれる酵素が、舌苔を分解し、殺菌作用もあるため、口内環境を改善することができます。また、甘いはちみつを舐めると唾液の分泌が促進するので、口臭を防ぐ効果もあります。

はちみつを含ませた温かいお茶を飲む方法も効果的です。はちみつとお茶の温度が程よく、お茶に含まれるカテキンなどの成分も加わることで、口内環境を整えることができます。

はちみつを使った舌苔対策の成功するためのポイントと注意点として、以下のことが挙げられます。

・はちみつを含む食品を摂る際には、砂糖のように過剰に摂取しないよう注意することが重要です。
・はちみつは栄養価が高いため、糖尿病などの疾患を持っている人は、医師に相談の上、摂取量を調整することが必要です。
・また、はちみつは1歳未満の乳児には与えないようにする必要があります。

まとめ

舌苔には様々な原因があり、その対処方法も多岐にわたりますが、はちみつを使った対策は、効果的であることが分かりました。はちみつには殺菌効果や栄養素が豊富に含まれており、口内環境を改善することができます。

舌苔をスッキリ解消するためには、まず正しい舌苔の取り方を理解し、適切なタイミングで取り除くことが大切です。また、はちみつを使った舌苔対策を実践することで、さらに効果的な対策ができます。ただし、はちみつには適量があり、過剰摂取には注意する必要があります。

以上の情報をまとめ、舌苔をスッキリ解消するための具体的なアドバイスを提供することで、読者が自宅で簡単に実践できる舌苔対策を紹介することができます。

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ストレスで舌が白くなる原因と対処法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

ストレスを感じると、身体に様々な影響が及ぶことが知られていますが、意外にも舌の表面にも影響が出ることがあります。

ストレスは、現代社会において多くの人々が抱える問題の1つです。ストレスを感じると、様々な身体的な症状が現れることがありますが、その中でも舌が白くなる現象は比較的よく知られています。

ストレスを感じると、体内のストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、免疫力が低下することがあります。免疫力が低下すると、口内の細菌バランスが崩れ、舌の表面に細菌や死んだ細胞がたまり、白い舌の現象が生じることがあります。ただし、ストレスが唯一の原因ではなく、口内環境の変化や疾患の影響もあるため、詳しい原因は医師に相談することが重要です。

今回は、ストレスが原因で舌が白くなる現象について、その原因と対処法について解説します。

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ストレスが舌の白さに与える影響

ストレスは、疲労感や睡眠不足などが重なると自律神経失調症を引き起こして、舌苔、口内炎、喉の痛み、胃腸の不調(便秘・下痢)などの原因になります。

  • ストレスが分泌させるコルチゾールによって免疫力が低下することで、舌に存在する細菌バランスが崩れることがある。
  • 口内環境の悪化によって舌の表面に細菌や死んだ細胞が付着し、舌が白くなる(舌苔)。

ストレスが舌にどのような影響を与えるのかについて、以下に説明します。

舌の色が白くなる

ストレスが原因で舌の表面に舌苔が増えることがあります。これは、ストレスによって免疫系が弱まり、口内に存在する細菌が増殖することが原因です。また、ストレスによって唾液の分泌が減少するため、舌に付着する細菌が洗い流されず、舌の表面に舌苔が形成されることもあります。

口内炎が発生する

ストレスが継続すると、免疫系が弱まり、口内に存在する細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。これにより、口内炎や歯肉炎などが発生することがあります。

口臭が強くなる

ストレスが原因で唾液の分泌が減少すると、口の中の細菌が増殖しやすくなり、口臭が強くなることがあります。

ストレスと免疫系の関係

ストレスは、免疫系にも大きな影響を与えます。ストレスが継続すると、免疫系の機能が低下し、病気にかかりやすくなります。ストレスが長期間続くと、免疫系の細胞が損傷を受け、体内で炎症が発生し、慢性的な疾患を引き起こすことがあります。また、ストレスが続くと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症するリスクも高くなります。

参考:『自律神経を整える。ストレスに勝つ!』小林弘幸著 Amazon

ストレス以外の舌が白くなる原因

ストレス以外にも、口内のカビ(真菌)や細菌感染、歯周病、口臭、過度のアルコール摂取などが舌の白さの原因となることがあります。

ここでは、ストレス以外の要因について詳しく見ていきましょう。

真菌感染

舌の表面に常在している真菌が異常繁殖することで、舌が白くなることがあります。この症状を口腔カンジダ症と呼び、免疫力が低下したり、抗生物質の使用によって腸内細菌叢が乱れた場合に発症しやすくなります。
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口内炎

口内炎ができると、炎症部分が白く膨らむことがあります。口内炎は、口腔内の粘膜に傷がついたり、ウイルスや細菌などが感染したりした場合に発生することが多いです。

歯周病

歯周病は、歯周病菌によって引き起こされる炎症疾患で、歯肉の腫れや出血、歯のグラつきなどが見られます。歯周病が進行すると、歯肉の表面に白い膜状のものが付着することがあります。

ストレスによる白舌(舌苔)の症状

ストレスによって引き起こされる口内の問題の1つに、ストレスが原因で舌が白くなることがあります。舌苔は、舌の表面に白いコーティングが現れる状態です。以下では、ストレスによる白い舌(舌苔)の症状について詳しく説明します。

舌が白くなる理由

ストレスによる白い舌(舌苔)は、ストレスによって引き起こされる免疫反応に起因しています。ストレスが体内に蓄積すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、免疫系が抑制されます。その結果、真菌や細菌などの病原体が繁殖し、舌の表面に白いコーティングが現れます。

他の口内炎との区別

ストレスによって白くなった舌(舌苔)は、口内炎と混同されることがあります。しかし、舌苔の症状は、他の口内炎とは異なる特徴があります。

舌の表面に白いコーティングがある

  • 口の中に痛みや炎症がない
  • 舌の表面がざらざらしている
  • 口臭がある

一方、口内炎の場合は、口の中に痛みや炎症があり、赤く腫れていることが多く、白いコーティングは見られません。また、口臭もあまり感じられません。

以上のように、ストレスによる白舌(舌苔)の症状は、他の口内炎とは異なる特徴があるため、区別することができます。

ストレスで舌が白くなった場合の対処法

ストレスを緩和するために、ストレッチやマッサージ、深呼吸などの方法が効果的です。また、口内環境を整えるために、以下の方法が役立ちます。

・ 歯磨きをしっかり行う
・ 舌クリーナーで舌の表面を清潔に保つ
・ 口腔洗浄剤を使用する
・ 毎食後にうがいを行う
・ 適切な食生活を心がける

以上のような対処法により、ストレスで白くなった舌の原因を取り除き、健康的な口内環境を維持することができます。

ストレスによる白い舌(舌苔)の治療法

白い舌(舌苔)は、まずはストレスを軽減することが重要です。ストレスを軽減する方法としては、適度な運動やリラックスできる環境を作ること、十分な睡眠をとることが挙げられます。ストレスを軽減することで、自然治癒力が高まり、症状の改善につながります。

また、口腔衛生の維持も重要です。適切なブラッシングや歯磨き、うがいを行い、口内環境を清潔に保つことが必要です。歯垢や汚れが残っていると、口内環境が悪化し、ストレス舌白いの症状を悪化させることがあります。

薬の使用については、口内炎やカンジダ症の場合には、抗真菌薬やステロイド薬などの内服薬や外用薬が使用されます。しかし、ストレスによる白舌(舌苔)の場合には、薬の使用による効果が期待できない場合があります。ストレスが原因の場合には、ストレスを軽減し、口腔衛生を維持することが最も効果的な治療法となります。

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ただし、症状が長期間続く場合には、医師に相談することをおすすめします。医師による診断や治療が必要な場合には、適切な治療法が選択されます。自己判断で治療を行うことは避け、正しい知識を持ち、適切な対処法を行うことが大切です。

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ストレスによる舌苔の予防

白舌(舌苔)は、ストレスによって引き起こされた状態です。そのため、ストレスを軽減する方法や正しい口腔衛生の方法に気を配ることが重要です。また、ビタミンや栄養素を適切に摂取することも大切です。以下では、予防法について詳しく説明します。

ストレス管理の方法

白舌(舌苔)の症状を予防するためには、ストレスを軽減する方法が有効です。ストレスを軽減するためには、以下のような方法があります。

・リラックスする時間を設ける:マッサージ、ヨガ、瞑想などのリラックス方法を取り入れ、ストレスを解消する時間を設けましょう。

・運動する:適度な運動をすることでストレスを軽減することができます。
睡眠を十分に取る:睡眠不足はストレスを引き起こす原因の1つです。毎晩十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

・趣味やアウトドア活動などを楽しむ:ストレスを解消する方法として、自分の趣味やアウトドア活動などを楽しむ時間を作ることも有効です。

正しい口腔衛生の方法

ストレス舌白いを予防するためには、正しい口腔衛生の方法を実践することが重要です。以下の方法を実践しましょう。

・歯磨きをする:朝晩の歯磨きはもちろん、食後にも歯磨きをしましょう。

・フロスを使う:歯の間の汚れを取り除くために、フロスを使って歯を磨きましょう。

・口腔洗浄液を使う:口腔洗浄液を使うことで、口の中の細菌を減らすことができます。

・歯医者に定期的に行く:歯医者に定期的に行き、歯の健康を維持しましょう。

ビタミンや栄養素の摂取について

ストレス舌白いを予防するためには、ビタミンや栄養素を適切に摂取することも重要です。

まとめ

ストレスが原因の白い舌(舌苔)は、舌の表面が白くなります。ストレスによる白舌(舌苔)は、口内炎やカンジダ症などの口内炎とは異なる症状が現れます。白舌(舌苔)を予防するためには、ストレスを軽減する方法や正しい口腔衛生の方法、ビタミンや栄養素の適切な摂取が重要です。

最後に読者に対するアドバイス

ストレスによる白舌(舌苔)は、日常生活でのストレスや不規則な生活、栄養不良などの影響によって引き起こされます。舌が白いと悩まされた場合は、ストレスを軽減することや正しい口腔衛生の方法を実践することが重要です。また、ビタミンや栄養素を適切に摂取することで、健康的な体を維持することができます。

ただし、舌苔はストレスだけが唯一の原因ではなく、薬の副作用や病気が影響していることもあるため、詳しい原因は医師に相談するようにしてください。

>>白舌(舌苔)が取れない原因と治し方

最後に、日常生活でのストレスを軽減することや、正しい食生活と口腔衛生の方法を実践することが、健康的な生活を送るために重要です。定期的な健康診断や、歯医者の定期検診も忘れずに受けるようにしましょう。

「舌苔」ができる原因は、いろいろありますが、それらの多くは、歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」で解決できることが多いです。舌苔が取れるとストレスが減るので、是非お試しください。

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