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【一言でOK】口臭を歯医者にどう伝える?具体例・費用・口臭外来の流れガイド

結論:受付で「口臭の検査をお願いしたい」と一言伝えれば大丈夫。歯科医やスタッフは多くの患者さんから同じような相談を受けており、恥ずかしがる必要はありません。
もし伝えにくい場合は「歯石取りを兼ねて、口臭のチェックもお願いしたい」と言えばOK。初診費用は保険適用で3,000~4,000円程度、専門の口臭外来は自由診療で5万円前後が目安です。

こんにちは。口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

「自分の口臭が気になる。でも歯医者さんにどう伝えればいいか分からない…」
実は、同じ悩みを抱えている人はとても多いんです。
この記事では、受付や診察のときに使える具体的な伝え方や、恥ずかしさを和らげるコツ、さらに費用の目安まで、わかりやすく解説します。
ひとりで悩むのはもう終わり。あなたの勇気ある一歩を、心から応援します!

どうして“口臭が気になる”と言いにくいの?――3つの心理的バリア

恥ずかしさ:口臭=不潔と思われる不安

口臭の悩みを打ち明けるのが恥ずかしい…そう感じる方はとても多いです。「不潔に思われるのでは?」と心配になるのは自然な感情。しかし、実際は歯科医やスタッフも“よくある相談”として日常的に受け止めているので、心配しなくて大丈夫。
一歩踏み出せば、あなたの印象が悪くなることはありません。

迷惑感:忙しい歯科で余計な相談になるのでは?

「こんなこと相談しても大丈夫?」と迷ってしまう理由の一つが、歯科医院の忙しさ。
ですが、口臭は健康のサインを見つける大事なきっかけ。むしろ相談することで、虫歯や歯周病などのトラブルを早期に発見できるケースも多いです。
気兼ねせず、安心して伝えましょう。

費用不透明:いくら掛かるかわからない恐怖

「相談したら高額な治療をすすめられるのでは?」という不安も根強いもの。
でも、一般的な口臭のチェックや歯周病の検査は保険適用がほとんど。費用が事前にわかれば、安心して相談できます。
次のセクションで、伝え方と費用の目安も詳しくご案内します。

シーン別・歯医者での上手な伝え方ガイド

受付で使えるフレーズ例

受付で一言、「口臭の検査や相談をお願いしたいのですが…」と伝えるだけでOKです。もし緊張してしまう場合は、「歯石取りもお願いしたい」とセットで頼むと自然です。
例文:

  • 「口臭が気になっているので、検査を受けたいです」
  • 「歯石取りと一緒に、口臭の相談もしたいのですが…」
  • 「口臭外来の予約をした○○です」

問診票の書き方&口臭チェック欄のコツ

問診票に「口臭が気になる」と記入するだけでも、歯科医はしっかり受け止めてくれます。チェック欄があれば迷わず記入しましょう。
「気になる症状」欄が自由記述なら「最近、口臭を指摘された」や「自分で臭いが気になる」と書くと、より具体的なアドバイスが受けやすくなります。

チェアサイドでの追加リクエスト例

診察イスに座った後も、直接歯科医に伝えてOKです。たとえば…

  • 「最近、自分の口臭が心配で…検査や原因を教えていただけますか?」
  • 「セルフケアや生活習慣で気をつけるポイントも知りたいです」
  • 「測定機器で数値をチェックできますか?」

恥ずかしがらずに、ぜひ遠慮なく伝えてくださいね。

【比較表】保険診療 vs. 口臭外来:流れと費用のめやす

項目 保険診療(一般歯科) 自由診療(専門口臭外来) 大学病院の口臭外来
主な内容 虫歯・歯周病チェック
歯石除去・歯磨き指導
専門機器による口臭測定
唾液検査・舌苔チェック
カウンセリング・治療計画
専門機器による口臭測定
医師・歯科衛生士によるチーム診療
費用 3,000~4,000円程度
(保険適用・初診時目安)
参考:グリーンハウス歯科
初診 20,000~55,000円
再診 10,000~22,000円
参考:いずい歯科
初診 8,000~11,000円程度
参考:大阪歯科大学
診療の流れ 受付 → 問診票記入 → 歯科検査 → 必要に応じてクリーニング・指導 → 会計 予約 → カウンセリング → 口臭測定・唾液検査 → 結果説明 → 治療プラン → 会計 事前問診 → チーム診療 → 各種測定・検査 → 治療提案 → 会計
特徴 気軽に相談・保険適用で安価。
歯周病や虫歯が原因の場合はこちらで十分
専門的な測定・カウンセリング。
原因が多岐にわたる場合や難治性の口臭に有効
大学病院ならではの専門性・安心感。
難治例や多角的な検査希望の方におすすめ

保険適用(歯周病検査+クリーニング)の流れ

1. 受付で「口臭の検査をお願いしたい」と伝える
2. 問診票の記入・症状のヒアリング
3. 歯周病や虫歯のチェック(プローブやレントゲン検査)
4. 必要に応じてクリーニングや歯磨き指導
5. 会計(3,000~4,000円前後/初診時)

※多くの歯科医院では、初回から保険での検査・指導が受けられます。

自由診療(専門口臭外来)の流れ

1. 予約時に「口臭外来希望」と伝える
2. 初診カウンセリング(詳細な生活ヒアリング)
3. 測定機器(ガスクロ・ブレスチェッカー等)による口臭測定
4. 唾液検査、舌苔チェックなどの追加検査
5. 結果説明・オーダーメイド治療の提案
6. 会計(初診 20,000~55,000円前後、再診は約10,000円~)

※自由診療は医院によって内容も価格も幅が大きいですが、「専門外来」ならではのきめ細かな診断が受けられます。

費用を抑える3つの工夫

  • まずは一般歯科での相談からスタート(保険適用内で十分なケース多数)
  • セルフケア方法や生活指導を積極的に質問する
  • 「セカンドオピニオン」や大学病院の外来も視野に入れる

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ケース別“これだけ言えばOK!”例文5選

10代・受験生

「最近、口臭が気になって集中できません。勉強や面接のときに困らないように、原因を調べてもらえますか?」
思春期はホルモンバランスの変化や生活リズムの乱れで口臭が強くなりやすいですが、恥ずかしがらずに相談を。

20〜40代・ビジネスパーソン

「仕事の会話や接客の場面で、自分の口臭が気になります。ビジネスマナーの一環としてチェックしたいのですが…」
人と接する機会が多い方こそ、早めのケアで自信が持てます。

50代以上・加齢口臭が気になる場合

「年齢とともに口臭が出やすくなったと感じます。体調や歯周病も含めて診てもらいたいです」
年齢特有の口腔環境の変化も、歯科医に伝えれば適切なアドバイスが受けられます。

マスク生活後の自臭症が不安なケース

「マスクを外したときに自分の口臭が強く感じるようになりました。原因や改善策を教えてください」
コロナ禍以降、“自臭症”の相談も増えています。遠慮せずに伝えましょう。

ブライダル前・短期で改善したいケース

「結婚式が近いので、短期間でできる口臭ケアや治療があれば教えてほしいです」
特別なイベントの前に“短期集中ケア”を相談するのもおすすめです。

よくある質問:保険適用になる?測定機器は痛い? など

  • Q:口臭の相談や検査は保険適用ですか?
    A:虫歯・歯周病検査やクリーニングは保険適用です。専用機器での口臭測定や専門外来は自由診療の場合があります。
  • Q:どの診療科を予約すればいいですか?
    A:一般歯科で大丈夫です。もし本格的に調べたい場合は「口臭外来」「専門外来」と明記されている医院を選びましょう。
  • Q:口臭測定の機械は痛くないですか?
    A:専用の測定機器(ブレスチェッカーなど)は、息を吐くだけの簡単な検査で痛みはありません。
  • Q:何歳から相談できますか?
    A:小学生から高齢者まで、年齢を問わず相談可能です。
  • Q:保険と自由診療、どう使い分ければいい?
    A:まずは保険診療で検査や指導を受け、必要に応じて専門外来を利用するのが安心です。

もっと詳しい治療法・セルフケアを知りたい方へ

口臭の治療法や、家庭でできる最新セルフケアについては、「歯医者で口臭を完全撃退!見逃せない治療法と最新のセルフケア」もあわせてご覧ください。
具体的な治療法やケア方法、さらに一歩進んだ情報が満載です。

まとめ:一歩踏み出せば、口臭の悩みは解決のスタートライン

口臭の悩みは、ひとりで抱えているとどんどん大きく見えてしまいます。でも、受付で「口臭の検査をお願いしたい」と一言伝えるだけで、プロのサポートを得ることができます。
自分の健康を守るためにも、勇気を持って相談してみてください。あなたの行動が、きっと未来の笑顔や自信につながります。

もし分からないことや不安があれば、どんな些細なことでも歯科医師やスタッフに質問して大丈夫です。
あなたの一歩を、心から応援しています!

参考文献リスト

歯磨きで取れない口臭はアルカリイオン水のうがいで予防しましょう。

後鼻漏(鼻水が喉に流れる)をすっきり解消!最新セルフケア術

後鼻漏対策の自宅ケアとして、片側の鼻から生理食塩水を入れて鼻うがいを行う女性のイラスト

はじめに

後鼻漏が喉にはりつき咳き込む男性のイラスト

こんにちは、口腔ケアアンバサダー(日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

「喉の奥にネバネバした何かが常に張り付いている感じがして、咳払いが止まらない」「寝ている間に喉へ鼻水が流れてきて、咳き込んで目が覚める」――。このような不快な症状に悩まされていませんか?それ、後鼻漏(こうびろう)の可能性があります。

後鼻漏は、鼻水が本来の出口ではなく、喉の奥に流れ込むことで起こる症状です。そのため、喉に粘液がまとわりつくような感覚や、咳、口臭、睡眠障害といった二次的な問題を引き起こします。

この記事では、耳鼻科やセルフケアの現場で得られた知見をもとに、「のどに流れる・張り付く後鼻漏」の正体、原因、そして具体的な治し方を徹底解説します。できるだけ今日から始められるケアを盛り込みつつ、いつ病院に行くべきかの目安もお伝えしていきます。

後鼻漏とは?喉に流れる鼻水の正体

耳鼻科医師が後鼻漏についての説明をしているイラスト

後鼻漏(こうびろう)ってどんな症状?

後鼻漏とは、本来は鼻の前方から外へ流れるはずの鼻水が、鼻の奥から喉に向かって流れ込む現象です。1日に作られる鼻水は約1〜2リットルにものぼりますが、通常は気づかないうちに飲み込まれていきます。

しかし、風邪やアレルギー、副鼻腔炎などで鼻粘膜が炎症を起こすと、鼻水の粘度が増し、粘り気のある鼻水が喉に張り付くようになります。

この「喉にまとわりつく感じ」が、後鼻漏の代表的な違和感です。

後鼻漏でよくある症状

  • 喉の奥に何か詰まっているような違和感
  • 頻繁な咳払い・軽い咳が続く
  • 就寝中に咳き込み、目が覚める(睡眠の質低下)
  • 声がかすれる、喉がイガイガする
  • 口臭が強くなる(細菌の繁殖による)
  • 食べ物が飲み込みにくい

症状が強くなると、仕事中や人との会話にも支障をきたし、「このままずっと続くのでは?」と不安になる方も少なくありません。

▶口臭の治し方はこちら

なぜ鼻水が喉に?後鼻漏の原因を探る

後鼻漏の原因とメカニズム図解

後鼻漏の原因は一つではありません。以下のような疾患や生活習慣が背景にあることが多く、人によって治療法が異なるのも特徴です。

1. 副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎とは、鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)に膿がたまり、粘性の強い鼻水が作られる病気です。これが喉に流れ込むと、後鼻漏として感じられるようになります。

  • 急性副鼻腔炎:風邪が原因で一時的に炎症が起きるもの。比較的治りやすい。
  • 慢性副鼻腔炎:3ヶ月以上続く症状。粘り気が強く、慢性化しやすい。

特に黄色や緑色の濃い鼻水が喉に張り付くような場合、副鼻腔炎が疑われます。

2. アレルギー性鼻炎(花粉症など)

アレルゲン(花粉・ハウスダストなど)が原因で鼻水が大量に出ると、前方に排出されず後方に流れ込みやすくなります。

  • くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみといった症状がある
  • 花粉症の季節に悪化しやすい
  • 通年性アレルギー(ホコリやペット)も原因になる

透明な鼻水でも、量が多くなることで後鼻漏を引き起こします。

3. 上咽頭炎(鼻と喉の奥の炎症)

上咽頭という、鼻の奥と喉の境目にあたる部位が慢性的に炎症を起こすと、粘液がその部分に停滞し、喉に流れ込みます。これが慢性的な後鼻漏や咳や口臭の原因に。
▶詳しくはこちら

最近では、Bスポット療法(塩化亜鉛などを直接塗布する方法)で改善するケースも増えています。

4. 鼻腔ポリープ(鼻茸)や腫瘍

鼻の中にポリープ(良性腫瘍)ができると、鼻水の排出が妨げられ、後鼻漏を引き起こすことがあります。ごくまれに、悪性腫瘍が関係していることも。

5. その他の要因

  • 加齢による粘膜の働き低下
  • 喫煙や大気汚染などの刺激物質
  • 薬の副作用(抗うつ薬や降圧剤など)
  • 胃酸逆流(逆流性食道炎)による擬似的な喉の違和感

後鼻漏の診断と病院での治療法

受診のタイミング

次のような場合には、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

  • 1〜2週間セルフケアをしても症状が改善しない
  • 黄色や緑色の鼻水が出続けている
  • 咳がひどく、睡眠に支障が出ている
  • 喉の違和感で食事や会話に集中できない
  • 後鼻漏と一緒に頭痛・顔面痛・発熱などがある

「これくらい大丈夫」と我慢せず、専門医に相談することで早期改善につながります。

診察と検査方法

病院では、以下のような方法で診断が行われます。

  • 問診と視診:いつから、どんな症状か、鼻水の色や量、アレルギーの有無などをヒアリング。
  • 内視鏡検査:鼻や喉の奥を小型カメラで直接観察し、炎症やポリープの有無を確認。
  • 画像検査(CT・X線):副鼻腔炎や腫瘍の有無を詳しく調べる。歯性上顎洞炎(歯の炎症が原因)も発見可能。
  • アレルギー検査:血液検査や皮膚テストでアレルゲンを特定。

これらにより、後鼻漏の根本原因を明確にし、適切な治療方針を立てていきます。

後鼻漏の治し方|耳鼻科での主な治療法

薬による治療

原因に応じて、次のような薬が処方されます。

  • 抗生物質:副鼻腔炎や上咽頭炎など、細菌感染がある場合に使用。
  • 去痰薬・粘液調整薬:粘り気のある痰や鼻水をサラサラにして排出しやすくする。
  • 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬:アレルギー性鼻炎による鼻水やくしゃみを抑える。
  • ステロイド点鼻薬:鼻粘膜の炎症を抑えて鼻づまりや後鼻漏を改善。
  • 漢方薬:体質に合わせて処方されることもあり、慢性的な症状に用いられます(例:小青竜湯、辛夷清肺湯など)。

ネブライザー治療

専用の機械で薬剤を霧状にして吸入する方法。鼻腔や喉の奥まで薬を届けられるため、炎症部位に直接作用しやすいのが特徴です。副作用も少なく、小児にも適応されます。

Bスポット療法(上咽頭処置)

慢性上咽頭炎による後鼻漏に有効な治療法。薬液を含ませた綿棒で、鼻の奥(上咽頭)に直接塗布し、炎症を抑える方法です。

  • 効果があれば数回で症状が改善することも
  • 処置時に痛みや出血があるため、医師の指導のもとで受けることが大切

手術療法(重度の場合)

以下のような場合には、外科的処置が検討されます。

  • 副鼻腔手術:蓄膿症(慢性副鼻腔炎)が薬で改善しない場合
  • 鼻中隔矯正術・下鼻甲介切除術:鼻づまりがひどく、通気を改善するため
  • ポリープや腫瘍の切除:空気や鼻水の通り道を確保するため

手術は最終手段ですが、症状の根本解決につながるケースも多いです。

自宅でできる!後鼻漏セルフケア5選

後鼻漏は、日常のちょっとしたケアで症状がぐっと軽くなることがあります。以下の5つの方法を、ぜひ今日から取り入れてみてください。

1. 鼻うがい(鼻洗浄)

鼻うがいのステップを表わすイラスト図

後鼻漏対策の定番ともいえるのが「鼻うがい」。鼻腔や副鼻腔にたまった粘液やアレルゲンを直接洗い流すことができます。

  • 人肌程度(37℃前後)の生理食塩水を使用(市販キットがおすすめ)
  • 片鼻から注入して反対側または口から排出
  • 毎日1〜2回、継続することで効果が高まります

慣れないうちは浅い角度で少量から。痛みが出ないようにやさしく行うことがポイントです。

2. 水分補給と加湿

粘液は乾燥すると粘り気が強くなり、喉に張り付きやすくなります。

  • 水や白湯、ハーブティーなどをこまめに飲む
  • 室内湿度は50〜60%を目安に加湿器や濡れタオルを活用
  • 就寝時はマスクの着用も効果的

乾燥が気になる冬場やエアコン使用時は特に意識しましょう。

3. 蒸しタオルや入浴で温活

鼻周辺を温めることで血行が良くなり、粘液の排出が促進されます

  • 蒸しタオルを鼻の周りに当てる(1回5分ほど)
  • 湯船にゆっくり浸かり、鼻と喉をスチームで温める
  • 入浴時に深呼吸して、蒸気をゆっくり吸い込む

特に副鼻腔炎による後鼻漏が疑われる方にはおすすめです。寝る前に行うとリラックス効果もありますよ。

4. ツボ押し・マッサージで循環を促す

鼻づまりや後鼻漏に効くと言われるツボやリンパを刺激して、循環を改善していきましょう。

  • 迎香(げいこう):小鼻の脇にあるツボ。鼻水・鼻づまりに効果的。
  • 印堂(いんどう):眉間の中央に位置。副交感神経を刺激してリラックス効果も。
  • 耳の下〜あご下のリンパマッサージ:耳の後ろから顎の下に向かって、親指でやさしく撫で下ろす。

毎日数分続けることで、むくみや詰まりが改善されやすくなります。

5. 生活習慣の見直し

後鼻漏は、日々の生活のちょっとした習慣で悪化・改善します。

  • タバコや強い香料を避ける(粘膜を刺激)
  • 睡眠不足を解消し、免疫力を保つ
  • カフェインやアルコールは控えめに(粘膜の乾燥を助長)
  • 寝る前の食事を控える(胃酸逆流を防止)

「生活の土台を整える」ことが、地味ながら一番の近道です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 後鼻漏は本当に治りますか?

A: はい、原因に合わせた対処をすれば改善するケースが多いです。ただし慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎がある場合は、数週間~数ヶ月単位のケアが必要なこともあります。大切なのは、「後鼻漏は“結果”であって、根本の原因がある」という視点です。

Q2. 鼻うがいは毎日しても大丈夫?

A: 基本的には、1日1〜2回までが目安です。やりすぎると逆に粘膜を傷つけたり、耳に水が入ったりするリスクがあります。朝晩など、生活の中で習慣化するのがおすすめです。

Q3. 市販薬だけで治せますか?

A: 軽症の場合は、市販の去痰薬・抗アレルギー薬・漢方薬などで一時的に症状が和らぐこともあります。ただし、「なぜ後鼻漏が起きているか」を突き止めないと根本改善は難しいため、改善しないときは早めに耳鼻科へご相談ください。

まとめ|原因を知って、正しい対策を

後鼻漏は、喉に流れ込む鼻水が粘着して不快な症状を引き起こす「結果としての症状」です。だからこそ、次の3つを意識しましょう。

  1. 原因を知る
    副鼻腔炎、アレルギー、上咽頭炎…人によって異なるため、検査や診断が重要です。
  2. セルフケアを実践する
    鼻うがい、温活、水分補給、生活改善など。地道でも続けることが回復の鍵。
  3. 早めの受診も検討
    数週間たっても改善しないなら、耳鼻科での検査や治療が必要です。
口腔ケアアンバサダー(著者)の一言アドバイス
後鼻漏は、決してすぐに治る症状ではありません。多くのケースで、慢性的な副鼻腔炎やアレルギー、上咽頭炎などが関係しており、「何をしても良くならない」と感じている方も少なくありません。

それでも、あきらめないでください。劇的な変化はなくても、少しずつ軽くなっていく過程は必ずあります。大切なのは「原因を正しく知ること」と「治療とケアを止めないこと」。今日できる小さな一歩が、半年後の快適な毎日にきっとつながっていきます。

今あなたの苦しさは、ちゃんと意味がある回復の途中です。焦らず、やさしく、自分の体と付き合っていきましょう。

関連記事:

参考文献

  1. FDA(アメリカ食品医薬品局)
    “Is Rinsing Your Sinuses With Neti Pots Safe?”
  2. CDC(米疾病対策センター)
    “Sinus Infection Basics”
  3. Mayo Clinic(メイヨー・クリニック)
    “Bad breath – Symptoms and causes”
  4. Healthdirect(オーストラリア政府系医療情報)
    “Post‑nasal drip” & “Halitosis (bad breath)”
  5. 鼻アレルギー診療ガイドライン
  6. 「のどに流れる、貼り付く!後鼻漏はこれで治せ」稲村四郎著
  7. 朝日新聞デジタル:鼻汁がのどに流れ込む後鼻漏は治せるか?
  8. 厚生労働省 花粉症対策
  9. アレルギー性鼻炎有病率の地域差
  10. 毎日新聞デジタル:後鼻漏の悩み
  11. 公立学校共済組合 中国中央病院:後鼻漏について
  12. 川村耳鼻咽喉科クリニック
  13. クリニックプラス
  14. 老木医院
  15. かわもと耳鼻咽喉科クリニック
  16. アレジオ銀座クリニック

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