エヘン虫の原因と対処法
口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。
インターネットには様々な情報があふれていますが、すべてが正しいわけではありません。特に、喉の違和感やいわゆる「エヘン虫」に関する情報は誤りを含むことが少なくありません。私の経験を基に、真実と解決策をお伝えします。
喉の違和感を解消するキー:
- 理解と対策: エヘン虫の正体とそれに対する効果的な対策を理解することが重要です。
- 市販薬の活用: 適切な市販薬を選ぶことで、喉のイガイガや咳を効果的に緩和できます。
- 生活習慣の見直し: 喫煙のやめ方やストレス管理の方法を見直すことで、喉の健康を保つことができます。
慢性気管支炎…気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、咳や痰が続く状態。
出典:厚生労働省
喉のイガイガ「エヘン虫」とは
エヘン虫とは何か?
エヘン虫とは、喉の違和感やイガイガを指す非医学的な俗称です。多くの場合、この不快感は市販の咳止めやのどの薬で緩和可能です。しかし、根本的な原因に対処することが真の解決策となります。
エヘン虫の症状
「エヘン虫」という俗称が示す通り、多くの人が経験する喉の不快感は、様々な原因によって引き起こされます。この不快感は、市販の咳払い薬や咳止めシロップなどで緩和することが可能です。これらの薬品は、喉の痛みやイガイガを軽減し、日常生活を快適に過ごすためのサポートとなります。
喉のイガイガ症状:
- 喉が痛い
- 痰がからむ
- 咳がでる
- えへん虫
- 喉の中がかゆくなる
- 喉に違和感がある
人によって喉の違和感が違います。また、喉がイガイガする人の中には、喉口臭に困っている人もいます。
・参考:e-ヘルスネット 慢性気管支炎
・関連記事:痰が臭いと感じるときの対処法:原因と解決策
エヘン虫の体験談
長年の喫煙習慣やストレスが、私の喉の問題の背後にありました。これらの問題を解決するための具体的な方法を、以下で共有します。
私自身の体験談を元に、エヘン虫の実態とその対処法について解説します。私はかつて喫煙者であり、その習慣が喉の不調を招いていたことが後に明らかになりました。さらに、仕事でのストレスや家庭環境の変化も、喉の不調を引き起こす大きな要因でした。
私の場合には、いびき(いびきは喉を乾燥させるので良くない。)の癖があったので、元々喉が弱く、子供の頃は良く風邪をひいては学校を休んでいました。
成人してからは、喫煙をしていたので、もっと喉の調子が悪くなり、常に「エッヘン!エッヘン」と咳をしていました。えへん虫の特徴的な症状です。周囲から指摘されるので咳をするのが恥ずかしかったのですが、とにかくえへん虫が我慢ができない。
咳のし過ぎで胸が痛くなりお医者さんに行くと、「この若さで、これほど喉が悪かったら(喉か肺の)癌になるかもしれないよ。」と忠告を受けたこともあります。
それでも、中々煙草をやめることができなかったのですが、結婚し子供が生まれたのを機に煙草をやめることができました。しかし、その後も、私の喉は10年以上経っても改善することがありませんでした。
咳は相変わらずよく出ていましたが、困ったのは、仕事で個人宅に訪問したときです。「えへん虫」が私の喉をはいずり回るのです。
苦しくなり、「喉の中を手でひっかきたい」症状に襲われたのをしっかり覚えています。喉のイガイガを無理に我慢するので目からは涙が。同席した人から見れば変な奴だと思われていたに違いありません。こんなことが毎回でした。
ある年、仕事関係の資格を取るために1年間授業を受けに通ったことがあります。授業中になると、例のイガイガする「えへん虫」が喉に出てくるのが分かっていたので、いつも「のど飴」を机の上に置いて舐めていました。
それでも、「えへん虫」が抵抗して暴れるので苦しくなり、教室を出ようと何度も思いました。それほど辛かったことを今でもはっきりと覚えています。
喉がイガイガするえへん虫に、これほど困っていたのに医者にかかることもなく、家族から言われる「アレルギー」を鵜呑みにしていました。この時は、「ハウスダストアレルギー」だと本気で思っていました。今となっては、訪問したお家の人に失礼な話ですが、「お部屋がほこりっぽいから」だと思っていたのです。
薬局でも「えへん虫はアレルギーです」とアドバイスされたので、それならと「うがい薬」を使うように。
しかし、市販のうがい薬で、朝晩毎日うがいをしても、喉のイガイガは一向に改善することはありませんでした。アレルギーでも風邪でもなかったようです。そんなことから、ずっと、「喉のイガイガは仕方ないもの」とあきらめていました。ところが、それから数年あとです。イガイガがしなくなったのです。
理由を知りたくないですか?でも、その理由については後ほどお伝えします。
エヘン虫が治らない理由
エヘン虫が治らない理由として、持続する感染症後の咳や慢性アレルギー反応などが挙げられます。これらの状態を理解し、個々の症状に適した診断と治療を受けることが重要です。
喉のイガイガ「えへん虫が治らない」理由には、いくつかの可能性があります。科学的な研究に基づくと、以下の理由が考えられます。
感染後の持続性の咳: 感染後の咳は、普通の風邪や上気道感染症に関連した一般的な症状です。この咳は通常数日で自然に解決することが期待されますが、3週間以上持続する場合は「持続性」と定義され、しばしば喉の刺激感や咳発作を引き起こします。持続性の感染後咳は、日常生活に影響を及ぼす可能性があります (Capristo & Rossi, 2017)。
フソバクテリウム・ネクロフォルム: この細菌は、レミエール病(重い喉の痛み、敗血症、多発性膿瘍、頸静脈血栓症を特徴とする症候群)の原因としてよく知られています。フソバクテリウム・ネクロフォルムが反復性の喉の痛みに関与している可能性があり、持続性の喉の痛み症候群(PSTS)の原因となることもあります (Batty, Wren, & Gal, 2005)。
慢性アレルギー性咽頭炎: 慢性アレルギー性咽頭炎は、持続性の咳、喉のかゆみや刺激感を引き起こします。この状態は、H1ブロッカーの効果と特異的IgE抗体の存在によって診断されることがあります (Imon, Hirakawa, & Watanabe, 2014)。
SARS-CoV-2感染: SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)感染による咽頭炎の症状が長引くことがあります。回復期においても、咽頭ぬぐい液中でウイルスRNAが再び検出され、40日以上持続することが報告されています (Yang et al., 2020)。
私のイガイガは、空気清浄器や加湿器を置いても改善しませんでした。それどころか、きっぱりと禁煙し、毎日、うがい薬を使ってもダメでした。
私のエヘン虫が治らなかった理由は、ストレスと膿栓が原因だったからです。膿栓ができたことで喉がイガイガし、ストレスに。そのストレスからエヘン虫が騒いでいたのです。
詳しくは『膿栓(臭い玉)の正しい取り方と予防法|口臭を撃退する究極のガイド』をご参考にしてください。
「エヘン虫」の原因
原因がはっきりしないのに喉がイガイガする、違和感が続く場合は、ほとんどが、ストレスが原因の咽喉頭異常感症(ヒステリー球)だといわれています。
喉がイガイガすると言っても、人によって状態も違えば原因も異なります。ですので、私の体験だけを読まれて原因を決めつけないでくださいね。
喉の病気
出典:日本医師会
喉がイガイガする原因
- 部屋が乾燥し咳を繰り返すことで喉がイガイガしてくる。
- 部屋の塵を吸い込み炎症を起こし、イガイガする。
- 急激な気温の変化で喉が弱る。
- 塵やほこりのアレルギー。
- 喫煙による喉の炎症。
- カラオケなどで大きな声を出し過ぎた。
- 刺激の強い食べ物の過剰摂取による喉の炎症。
- 逆流性食道炎で喉に炎症ができている。
- ストレスや自律神経の乱れ。
出典:第一三共ヘルスケア
以上が、喉がイガイガする主な原因です。喉の粘膜はデリケートです。そのため、声を出し過ぎたとか、喉が乾燥した程度でも、簡単に炎症を起こします。その炎症によって、喉がイガイガすることに。
エヘン虫の正体は膿栓!?
えへん虫で困っている人は多いのですが、その原因について知らない方がほとんどです。「エヘン、エヘン」と咳をするので、痰が詰まるからだと考えていませんか?
痰も混じっているので間違いではありませんが、半分当たりで半分は間違いです。実は、えへん虫の正体は「臭い玉・膿栓」なのです。正確には、膿栓になる前段階の膿汁(のうじゅう)が、喉のイガイガなど違和感の原因になっていることが多いです。
ですから、えへん虫を解消するためには、うがいで予防することが有効です。おすすめなのは、アルカリイオン水で喉うがいする方法です。
エヘン虫の正体は粘液(膿汁)
喉にネバネバした粘液(痰)がくっつくことを経験したことはありませんか?じつは、この「痰」だと思っている粘液は、私が膿汁(のうじゅう)と呼んでいるものです。えへん虫の正体は膿汁かもしれません。
「舌の奥3分の1より後ろには、扁桃腺と同じような細胞がぎっしりあって、常に、口から入ってくるゴミやホコリ、細菌を駆除しています。
したがって、その付近は常にネバネバした粘液が出ており、その時の状態に応じて反応しています。よくタバコを吸う人や口呼吸をする人は、常にネバネバしていて、緊張して口を閉じたりすると不快感や自覚的な臭気を感じるでしょう。慢性的な耳鼻科的問題がある場合も、気持ち悪いはずです。」
このように、舌の奥からは、ネバネバした粘液が出ていて 菌をやっつけています。ところが、その死骸が混じった粘液が舌粘膜にくっつきくと舌苔ができることも。
もし、エヘン虫だけではなく、舌の奥に舌苔(ぜったい)ができていたら、粘液(膿汁)が原因かもしれません。その場合は、うがいで喉を清潔にすることが大切です。詳しくは、『臭い玉(膿栓)をうがいで除去する方法』をご参考にしてください。
喉に粘液(痰)がくっつくと、違和感を生じ「えへん虫」がよく出ます。
えへん虫の原因となるこの粘液(痰)は、人の免疫の作用によるものです。喉には扁桃腺があり外部から侵入してくる細菌をやっつけるために、リンパ球や白血球などの免疫物質がでます。
この免疫物質がネバネバしていて、扁桃にあるいくつもの小さな穴から出ます。そして、人によって喉の状態が異なり、細菌が多い人の場合には特に粘液(膿汁)が多量に出来ます。
いびきや唾液不足により喉が乾燥すると、粘液(膿汁)が固まり膿栓(のうせん)になります。膿栓(のうせん)ができると違和感が強くなるかもしれません。私の場合は、膿栓(のうせん)が出来て、えへん虫がはいまわることに。そのため、「エヘン!エヘン!」と咳が止まらずに苦しんだのです。
ストレス(心身症)がエヘン虫の正体
えへん虫の正体はストレスが原因のことがあります。
外的に何も原因がなくても喉がイガイガすることがあります。私の場合も、そういうことが多かったのです。お医者さんにかかっても、原因が分からない。それが心身症による喉のイガイガ。
私の場合は、子供のときから「えへん!えへん!」と言っていたのを覚えています。今となって分かるのですが、よく咳が出たのは、「いびき」をかくことによって、喉に炎症が起きやすい体質だったのです。そのためか、子供の頃は、よく風邪をひいたものです。
しかし、一度、喉にイガイガなど違和感を感じると、喉に意識が集中します。そのことで、益々、えへん虫の存在を感じるようになる。
実は、これが、私のえへん虫の正体だったのです。
ストレスによる自律神経系の乱れから、口内が異常に乾燥して喉まで炎症が及ぶほか、喉に何かがつまっているように感じられ、気に掛けると一層大きくなるようであるものの、食べ物を飲み込むのには全く支障がないといった場合には、「ヒステリー球」といって、喉の一部が緊張して微細に痙攣(けいれん)している状態になることもあります。
喉のえへん虫(イガイガ)の中でも、心身症によるえへん虫(イガイガ)が最も厄介かもしれません。
原因はストレスだといわれていますが、何がストレスかもわからないことがあります。自律神経が乱れることで、病気でなくても脳が過剰に反応するようです。
エヘン虫ではないのに違和感がある
のどの違和感を感じたとき、多くの人は咳き込みを抑えるために、のどスプレーやのど飴を利用します。これらの市販の風邪薬は、喉の乾燥やのどの痒みを和らげ、快適な状態を取り戻すのに役立ちます。
しかし、咳を促すような薬や処方箋薬は、この場合には適していません。むしろ、喉の保湿や潤いを重視し、自己治療を通じて健康な喉を目指すことが大切です。たとえば、湿潤化を促すために加湿器を使用する、または体の乾燥を防ぐために十分な水分を摂取するなどの対策が考えられます。
えへん虫がないのに喉に違和感のあることが。喉の違和感・異物感の症状は、原因によって異なります。
イガイガの他に、腫れやヒリヒリと痛みを感じる場合は、扁桃炎(へんとうえん)など喉に炎症を起こしていることが多い。扁桃炎になると、膿栓や膿汁ができるので強い口臭を発生するようになります。
腫れた感じやイガイガする、ヒリヒリする、痛むといった場合は、扁桃炎(へんとうえん)や咽喉頭炎(いんこうとうえん)、気管支炎――などの初期であることが多いと言えます。
喉に物がつかえる感じ、異物感を感じる場合は、悪性腫瘍ができていることがあるので、常に異物感を感じたら耳鼻科を受診されることが大事です。
つかえる感じや違和感、異物感、圧迫感――などを感じる場合では、声帯ポリープや悪性腫瘍、気管支喘息(ぜんそく)、アレルギーが関連していたり、脳・脳神経の変性疾患や脳腫瘍などにより、喉の感覚異常・運動障害が生ずることもあります。
胃液が食道に逆流する逆流性食道炎の場合も、喉に異常感を感じます。逆流性食道炎の場合は、酸っぱい味やニオイがすることが多いです。異常を感じたらすぐに胃腸科を受診してください。
この他にも、喉に違和感を感じる原因があります。
風邪、アレルギー、気管支炎、肺炎、結核などが原因でも、喉のかゆみや咳が出るようになります。咳が止まらない場合は、すぐにお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
エヘン虫の対処法と予防
喉のイガイガや「エヘン虫」を効果的に抑えるためには、まずその原因を正確に把握することが重要です。一般的な風邪やアレルギー反応から、生活習慣に起因するものまで、原因は多岐にわたります。以下に、エヘン虫を抑えるための対処法と予防策を提案します。
市販薬での対処法
喉の不快感に効く市販薬には様々な種類がありますが、自分の症状に合った薬を選ぶことが大切です。副作用にも注意しながら、適切な薬を選びましょう。
家庭での対処法
アレルギーや喉に炎症ができている場合には、専門のお医者さんにかかり治療を受けることが大事。それ以外は、自分で努力することで良くなります。
えへん虫が治らない場合は、次のことを行うことをおすすめします。
- 大きな声を出さないで喉を安静にする
- 水分をとり喉を清潔にする(保湿効果もある)
- 加湿器をつける
- マスクを着ける
- 栄養をとる
- 休養をとる
- ストレスを解消する
- タバコ、アルコールを控える
- 刺激の強い食べ物や飲み物をさける
- 喉にやさしい食事をとる
エヘン虫の予防
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生活習慣の見直し:
- 喫煙や過度のアルコール摂取は喉に悪影響を及ぼすため、これらの習慣は避けるべきです。
- 室内の湿度を適切に保ち、喉の乾燥を防ぎます。加湿器の使用や適度な水分補給が有効です。
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適切な薬の利用:
- 症状に合わせて、市販の咳止め薬や喉の痛みを和らげるスプレーを適切に使用します。
- 長引く咳や喉の不快感には、専門医の診断のもと、適切な薬を処方してもらうことが大切です。
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ストレス管理:
- ストレスは喉の不調の大きな原因となります。リラクゼーション技法や適度な運動でストレスを管理しましょう。
- ストレスは喉の不調の大きな原因となります。リラクゼーション技法や適度な運動でストレスを管理しましょう。
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適切な食生活:
- 刺激の強い食品や冷たい飲食物の摂取を控え、喉に優しい食生活を心掛けることが重要です。
- 刺激の強い食品や冷たい飲食物の摂取を控え、喉に優しい食生活を心掛けることが重要です。
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定期的な健康診断:
- 慢性的な喉の不調は、時に深刻な健康問題の兆候となることがあります。定期的な健康診断で早期発見・早期治療を心掛けましょう。
- 慢性的な喉の不調は、時に深刻な健康問題の兆候となることがあります。定期的な健康診断で早期発見・早期治療を心掛けましょう。
エヘン虫との付き合い方
喉のイガイガや「エヘン虫」は、多くの人が日常的に経験する不快な症状の一つです。しかし、これらの症状が日常生活に大きな影響を与える場合は、適切な対処法を実践し、必要に応じて医師の助言を求めることが大切です。自己管理と専門家のサポートを通じて、喉の不快感を軽減し、より快適な日々を送ることが可能です。
エヘン虫に効く薬
喉のイガイガや咳を和らげるためには、市販されている咳抑制薬や鎮咳剤が有効です。これらの薬は、喉の痛みや不快感を軽減し、快適な日々を支えます。しかし、副作用のリスクもあるため、使用前には必ず薬剤師や医師に相談することをお勧めします。
おすすめの薬
市販されている咳止めや喉の不快感を和らげる薬には多くの種類があります。以下に代表的なものをいくつか挙げてみましょう。
・ヴィックス、ヴィックスドロップ
メンソールとカンファーを含む成分が、喉のイガイガや咳を和らげる効果を示します。
・アネトン咳止めZシロップ・新ブロン液エース
咳を抑え、喉の痛みを緩和する助けとなります。
・エスエスブロン液L・新パブロン咳止め液
咳の症状を抑えるとともに、喉の不快感を和らげる効果があります。
・ストナ去たんカプセル
痰を排出しやすくする効果があり、咳を和らげます。
・アスクロン・アストフィリンS
咳と痰の排出を助け、喉の痛みを緩和します。
・麦門冬
咳を抑え、喉の不快感を和らげる効果がある自然な成分です。
・ぺラックT錠
咳を抑え、喉のイガイガを緩和する効果があります。
以上の薬は、それぞれの成分や効果により、エヘン虫による喉の不快感や咳を緩和する助けとなります。しかし、市販薬を選ぶ際には、個人の症状や体質を考慮し、必要に応じて医師に相談することが重要です。また、薬の効果や評判については、実際の使用者の口コミや評価を参考にすると良いでしょう。
エヘン虫に効く薬の副作用
以下に、上記の薬剤の副作用について説明します。
- ヴィックス、ヴィックスドロップ: アレルギー反応や皮膚の刺激、喘息症状の悪化などの副作用が起こることがあります。
- アネトン咳止めZシロップ、新ブロン液エース: 眠気、めまい、吐き気、便秘などが副作用として報告されています。
- エスエスブロン液L、新パブロン咳止め液: 眠気や胃腸の問題などの副作用がある可能性があります。
- ストナ去たんカプセル: 胃の不快感や心拍数の軽度の増加などの副作用が生じることがあります。
- アスクロン、アストフィリンS: 胃の不快感、頭痛、動悸などの副作用が起こることがあります。
- 麦門冬: アレルギー反応や胃の不快感などの副作用が少ないですが、起こる可能性はあります。
- ぺラックT錠: 口の乾燥、頭痛、不眠などが副作用として起こる可能性があります。
個々の健康状態やアレルギー、他の服用薬との相互作用によって副作用は大きく異なることがありますので、詳しい情報や個別のアドバイスについては、医療提供者や薬剤師に相談することをお勧めします。
これらの薬の選択と併用で、日々の口腔ケアを心がけ、健康な喉を保つことも重要です。市販薬の効果は個人差があり、万人に効果があるわけではないため、自分に合った薬を見つけることが重要です。
「エヘン虫」は漢方薬で治す
えへん虫になる原因を大きく分けると、二つあります。一つは外的要因によるものです。喫煙習慣やエアコンなど部屋の汚れを放置していると、痰が出るようになります。他にも、風邪をひき免疫力が低下したときにも、咳や痰がでやすくなります。このようなアレルギーが原因の場合は、耳鼻科で診てもらうことが大切です。
それでも、治りにくいえへん虫があります。花粉やハウスダストで鼻アレルギーを起こしている場合のえへん虫は頑固ですが、漢方薬が効くことがあります。
そして、もう一つの原因は、ストレスなどの心理的要因です。先ほどご紹介した精神的な「ヒステリー球」によって喉に異常感が起きる場合です。ヒステリー球のケースの場合、耳鼻科で診断を受けても具体的な処置はなく、「様子をみましょう。」と経過観察になることが多いようです。
ヒステリー球は、過剰にストレスを感じることで脳が「えへん虫がある」と誤解することから起きるため、一般のお薬では効かない。このようなケースでも漢方薬で効くことがあります。
えへん虫は、アレルギーやストレスなど治りにくいかもしれませんが、漢方薬で治ることもあるので、あきらめずに漢方専門のお医者さんにご相談されてはいかがでしょう。
のど飴でエヘン虫を予防
咳をしたり喉がイガイガする時には、のど飴をなめる人が多いですが、果たしてのど飴には喉のイガイガを抑える効果があるのでしょうか?
炎症の緩和や喉の潤いを保つことは、声の明瞭さを保ち、日々のコミュニケーションをスムーズにする上で非常に重要です。健康的な生活習慣と適切な市販薬の使用により、喉のイガイガと戦い、快適な毎日を送ることができます。
乾燥しているときには喉はイガイガしますが、喉が唾液で潤うと、多少はイガイガを軽減するかもしれません。しかし、私の経験では、ひどいエヘン虫だったので、のど飴をなめた程度ではイガイガは消えませんでした。
のど飴よりも効果を期待するのであれば、薬局やドラッグストアで販売されている「のどドロップ」や「トローチ」をおすすめします。医薬品であるドロップ剤やトローチには、薬事法でも喉のイガイガに効果があると認められている薬剤が含まれているからです。
この医薬品のドロップやトローチには、次のようなものがあるのでご参考にしてください。
- 南天のど飴
- 龍角散ドロップノドローチ
- ルルメディカルドロップ
- 浅田飴せきどめ
- 浅田飴
- ペラックスイート
ドロップやトローチは症状によって効果が違ってくるので、購入する前には薬剤師さんにご相談されることをおすすめします。
臭い玉が取れたら、エヘン虫が消えた!?
矢印の先に見える白いのが、膿栓(のうせん)です!
15年も前のことです。まだ美息美人(びいきびじん)を販売していない開発中のこと。当初、美息美人は普通の歯磨きに使うだけの物として考えていました。
すでに、口臭に効果があることは分かっていましたが、歯磨き効果のほうに意識が向いていたのです。美息美人(びいきびじん)をテストをするために、兄にも使ってもらっていたのですが、ある日、「喉のうがいに使うと、喉がイガイガしなくなり、えへん虫がなくなった。」と教えられたのです。
その言葉を聞き、「もしかしたら、私のえへん虫も治るかもしれない。」と、すぐに私も美息美人(びいきびじん)でガラガラうがいを行なうように。私の予想は的中しました。喉がイガイガしなくなりえへん虫もなくなったのです。
それどころか、咳とともに乳白色のお米のような玉が飛び出てきたのです。臭い玉(膿栓)です。その時には、それが臭い玉(膿栓)ということを知りませんでした。乳白色の米粒のような臭い玉を初めて見た時は不思議でした。
つぶして嗅ぐと、「うっ!臭い!」
調べると、この乳白色の臭い玉が、口臭の原因だということも分かりました。それからです。歯磨き粉のモニターさんにも「口臭が気になるようだったら、うがいをしてみてください。」とお勧めするようにしたのです。
すると、、、私の予想以上に反響が。
「臭い玉が取れた。」、「口臭が軽減した。」と多くの方からの声をいただけたのです。
臭い玉(膿栓)が取れたという方から、「アルカリイオン水でうがいをするようになってから、喉のイガイガがしなくなりました。」との感想もたくさんありました。
もしかしたら、私と同じように、臭い玉(膿栓)が原因で、えへん虫があったのかもしれません。
推測ですが、膿栓(のうせん)が喉にくっついていると、人によって喉がイガイガと感じるのかもしれません。咳をしたときに膿栓(のうせん)が動き、イガイガするのかも。
これは推測ですが、当たっているような気がします。その証拠に膿栓(のうせん)が取れると、イガイガしていたのも無くなるのですから。
2017,4,8追記:最近になって分かったことがあります。エヘン虫は、臭い玉(膿栓)と喉の壁に付着している痰のような粘液(膿汁)が原因になっていることが多いのです。
ですから、臭い玉が取れたあとも、粘液(膿汁)があるとえへん虫が騒ぎます。ところが、美息美人(びいきびじん)のアルカリイオン水で毎日うがいを続けると、粘液(膿汁)ができなくなります。
そのため、「えへん虫」が出ることが少なくなるようです。少なくなるというのは、「えへん虫」は、空気の乾燥や風邪、アレルギーなどチョットしたことでも出てくる虫だからです。
ですから、毎日うがいを行い予防することが大切なのです。
もし、あなたのイガイガが次の症状でしたら、アルカリイオン水のうがいをお試しください。
- 膿栓(のうせん)が出ることがある。
- 喉が乾燥する。
- 口が乾く。
- 舌の奥が真っ白くなっている。
- 口臭が鼻に抜ける感じがする
口臭予防歯磨き粉「美息美人」の使用も、口腔内の健康を保ち、「エヘン虫」の原因となるバクテリアの制御に効果的です。