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のどに白いできもの!痛い原因と治療法 |できものの種類や症状、口内炎との違いを解説

のどのできものが痛い原因と治療法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

のどに白いできものが出来て痛いときは、何らかの病気や炎症の可能性があります。のどにできるできものには様々な種類があり、それぞれに原因や治療法が異なります。

この記事では、のどのできものが痛い原因や症状、種類、口内炎や扁桃炎との違いについて解説します。また、自宅での対処法や病院での治療法、手術についても紹介します。正しい知識を身につけ、適切な対処を行いましょう。

のどのできものの種類

のどに出来るできものと言えば、膿栓(臭い玉)が有名です。急性扁桃炎や扁桃周囲炎になると、のど粘膜に白い膿(白斑)が付着します。

・関連記事:膿栓の原因・対策・予防

のどにできるできものは、以下のような種類があります。

  • 喉頭ポリープ
  • 口内炎
  • 口腔内炎
  • 扁桃炎
  • 喉頭がん
  • 気管支炎
  • 喉頭がん
  • 喉頭腫瘍

引用:扁桃炎

お茶の水医科大学

それぞれの種類には、原因や症状が異なるため、喉に白いできものを見つけたり、喉が痛い場合は、自己判断しないで耳鼻咽喉科の病院を受診するようにしましょう。

のどにできものができるメカニズム

のどにできものができる原因は様々です。感染症や炎症、アレルギーなどが考えられます。また、喫煙やアルコール摂取、ストレスなど、ライフスタイルの問題も影響することがあります。正しい原因を特定し、適切な対処を行いましょう。

口内炎や扁桃炎との違い

のどにできものが出来て痛い場合、口内炎や扁桃炎と混同することがあります。口内炎は、口の中のどこにでもでき、しばしば発生する痛みや不快感を引き起こします。扁桃炎は、扁桃腺に感染が生じ、のどの痛み、発熱、喉の赤みなどを引き起こします。のどのできものとこれらの病気との違いを正しく理解することが、的確な対処のためには非常に重要ですので、専門医の診断を受けることが大事です。

腫瘍との見分け方

のどのできものの中には、腫瘍が原因である場合もあります。腫瘍は、のどにできものができる原因の1つであり、発生する場所や症状は、原因や状態によって異なります。腫瘍との見分け方や、疑われる症状の場合には、専門家に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。

のどのできものの症状

のどにできものができると、以下のような症状が現れることがあります。

  • のどの痛み
  • 喉の腫れ
  • 喉のかゆみ
  • 喉の詰まり感
  • 発熱
  • 疲れや倦怠感
  • 声がかすれる

それぞれの症状には、原因や種類によって異なる特徴があります。正しい症状を知り、的確な対処を行いましょう。

・参考記事:「急性気道感染症とは」厚生労働省

のどの痛み

のどの痛みは、のどにできものができている場合、よく見られる症状の1つです。痛みの強さや場所、継続期間によって、原因や種類を特定することができます。のどの痛みは、化膿性扁桃炎やインフルエンザ、気管支炎などの病気の症状として現れることがあります。

喉の詰まり感

のどにできものができている場合、喉の詰まり感を感じることがあります。喉の詰まり感は、のどの奥につかえたような感じや、喉が狭くなったような感覚を指します。原因は、喉頭炎や喉頭がんなどの疾患、気道の異常やアレルギーなどがあります。

喉のかゆみ

のどにできものができている場合、喉のかゆみを感じることがあります。喉のかゆみは、喉が渇いている感覚や、喉に異物感があるような感じを指します。喉のかゆみの原因は、アレルギー反応、喉頭炎、口腔乾燥症候群などがあります。

のどのできものの治療法

のどにできものができた場合、適切な治療法を受けることが大切です。治療法は、原因や種類によって異なります。自宅での対処法、病院での治療法、手術についても解説します。

自宅での対処法

自宅での対処法としては、以下のようなものがあります。

  • 喉を保湿する
  • 温かい飲み物を飲む
  • 喉に刺激のない食べ物を摂る
  • 喉を休める

しかし、のどの痛みや不快感が続く場合や、症状が悪化する場合は、専門家の診断を受けることが重要です。

病院での治療法

病院での治療法は、以下のようなものがあります。

  • 抗生物質の投与
  • 痛みを和らげる薬の処方
  • ステロイドの投与
  • 手術

診断や治療は、医師の指示に従い、正しい方法で行うことが大切です。

手術について

手術は、のどのできものの原因が腫瘍である場合や、治療法が確立していない場合などに行われます。手術は、病気の進行度合いや種類によって、異なる方法で行われます。手術には、手術後の治療やリハビリテーションも必要なため、詳しくアドバイスを受けることが大切です。

まとめ

のどにできものが出来て痛い場合、様々な原因が考えられます。口内炎や扁桃炎などの疾患の他、腫瘍が原因である場合もあります。正しい知識を身につけ、的確な診断と適切な治療を受けることが重要です。

自宅での対処法としては、喉を保湿する、温かい飲み物を飲む、喉に刺激のない食べ物を摂るなどがあります。病院での治療法としては、抗生物質の投与、痛みを和らげる薬の処方、ステロイドの投与、手術などがあります。手術は、病気の進行度合いや種類によって異なる方法で行われます。発熱やのどに痛みがある場合は、すぐに受診することをおすすめします。

キシリトールのデメリットとは?健康被害やアレルギー、摂取量の注意点も解説

キシリトールのデメリットについて知ろう!

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

キシリトールは健康に良いとされる甘味料の1つですが、実は使用にはデメリットも存在します。特に、健康被害やアレルギー、過剰な摂取による問題などに注意が必要です。この記事では、キシリトールのデメリットについて詳しく解説します。

キシリトールとは?

キシリトールは、自然に存在するアルコール糖の一種であり、通常の砂糖と比べて低カロリーであることから、ダイエットや糖尿病の方にとっては、健康的な代替品として注目を集めています。

また、虫歯予防効果もあり、歯科医師からも推奨される甘味料の一つです。しかし、過剰な摂取による健康被害やアレルギーの症状が出ることがあるため、注意が必要です。

・関連:キシリトールガムが効果的な理由!効果を最大限に引き出す食べ方とは?

キシリトールの健康効果とは?

キシリトールには、以下のような健康効果があります。

低カロリー:通常の砂糖と比べてカロリーが少ないため、ダイエットや糖尿病の方にとっては、健康的な代替品として注目されています。

虫歯予防効果:キシリトールには、歯の表面についた酸を中和する作用があり、虫歯の原因菌の増殖を抑える効果があるため、歯科医師からも推奨されています。適量を摂取し、虫歯予防に役立てましょう。

関連記事:キシリトールガムで効果的に口臭を防ぐ方法

血糖値の上昇を抑える効果:キシリトールは、血糖値の上昇を抑える作用があるため、糖尿病の方にも適しています。

出典:「キシリトール」e-ヘルスネット厚生労働省

キシリトールのデメリットとは?

キシリトールには、以下のようなデメリットがあります。

消化不良

キシリトールを過剰に摂取すると、消化不良の症状が現れることがあります。特に、初めてキシリトールを摂取する人や、一度に大量に摂取する人には注意が必要です。

アレルギー

キシリトールには、アレルギーの原因となるタンパク質が含まれているため、アレルギーの症状が現れることがあります。アレルギー体質の人は、摂取する前に医師に相談することをお勧めします。

ペットのキシリトール中毒

キシリトールは犬や猫にとっては有毒で、摂取すると血糖値の低下や肝臓障害を引き起こしたり、命にかかわることもあります。ペットが食べないように注意しましょう。

過剰摂取による健康リスク

キシリトールは、過剰に摂取すると下痢や腹痛などの症状が現れることがあります。また、高血糖症の人が大量に摂取すると、血糖値が上昇することがあります。

さらに、一度に大量のキシリトールを摂取すると、体内に吸収されずに腸内で発酵されるため、ガスや膨満感が生じることがあります。適正な摂取量を守ることが大切です。

以上のように、キシリトールにはデメリットも存在します。適正な摂取量を守り、自身の健康状態やアレルギーの有無を確認したうえで、利用するようにしましょう。

キシリトールの健康被害について

副作用

キシリトールには、一部の人に副作用が現れることがあります。以下に代表的な副作用をいくつか挙げます。

・下痢、腹痛、消化不良:キシリトールは、腸内で吸収されにくく、大量に摂取すると腸内で発酵して腸内環境を変えることがあります。そのため、下痢、腹痛、消化不良などの症状が現れることがあります。

・アレルギー反応:キシリトールに対してアレルギー反応を示す人もいます。主な症状としては、発疹、かゆみ、じんましん、アナフィラキーショックなどがあります。

・過剰摂取による健康リスク:キシリトールは、一度に大量に摂取すると、下痢や腹痛などの症状が現れることがあります。

上記の副作用は、キシリトールを大量に摂取する場合やアレルギー体質の人が摂取する場合に起こることがあります。適正な摂取量を守り、自分に合った甘味料を選ぶようにしましょう。また、副作用が現れた場合は、医師や歯科医師に相談することが大切です。

発がん性は?

現在までに、キシリトールが発がん性を持つという科学的な証拠はありません。

過去に、キシリトールがラットにおいて腫瘍を引き起こす可能性があるという研究が報告されたことがありますが、その後の研究により、キシリトールが発がん性を持つことはないとされています。

キシリトールの摂取量の注意点

キシリトールを適正な量で摂取することが、健康被害を防止するために重要です。

キシリトールの適正な摂取量は、体重1kgあたり約0.3〜0.5gとされています。例えば、体重50kgの人であれば、1日に15〜25g程度を摂取するのが適切です。ただし、個人差がありますので、自分に適した量を摂取するようにしましょう。

キシリトールの代替品としての選択肢

キシリトールは、健康に良いイメージがありますが、適量を超えた摂取やアレルギー体質の人が摂取すると、健康被害を引き起こすことがあります。そこで、代替品として使える甘味料を紹介します。

ステビア:天然の甘味料で、低カロリーであり、砂糖と比べて約100倍の甘みがあります。また、糖質やカロリーを抑えることができるため、ダイエットや糖尿病の方にも適しています。

エリスリトール:天然の甘味料で、キシリトールと同様に低カロリーであり、虫歯予防効果もあります。また、血糖値の上昇を抑える作用があるため、糖尿病の方にも適しています。

モンクフルーツエキス:天然の甘味料で、低カロリーであり、砂糖と比べて約200〜300倍の甘みがあります。また、血糖値の上昇を抑える作用があるため、糖尿病の方にも適しています。

これらの代替品は、キシリトールと同様に健康的な甘味料として注目されています。自分に合った甘味料を選び、適量を守りながら利用するようにしましょう。

まとめ

キシリトールは、低カロリーで虫歯予防効果があり、健康に良いイメージがあります。しかし、適量を超えた摂取やアレルギー体質の人が摂取すると、健康被害を引き起こすことがあります。適正な摂取量を守り、自分に合った甘味料を選び、健康的な生活を送るようにしましょう。

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