虫歯じゃないのに歯が痛い!それ知覚過敏では?!しみる原因と対策

歯がしみる、歯が痛い

知覚過敏の症状はしみる!痛い!その原因と対策について

虫歯でもないのに歯がしみたり痛くなったことはないですか?

お客さまからこんなご相談が。「歯ブラシはもちろん、歯間ブラシやフロスを使ってきちんと歯を掃除しているのに、ときどき歯がしみたり痛くなることがあります。虫歯はありません。歯が痛くなる原因は、何なのでしょうか?」というものです。

じつは、この方の場合は、虫歯ではなく知覚過敏による痛みだったのです。知覚過敏というと「しみる」とばかり思っている人が多いので、この人のように困ってしまうことも。

そのため、今回の記事では、「知覚過敏にどうしてなるのか?どうすれば予防できるのか?」ということについてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

知覚過敏の症状

知覚過敏の代表的な症状は、冷たい飲み物を飲んだり甘いチョコレートを食べた時にしみて歯が痛くなることです。知覚過敏が悪化すると、熱いお茶を飲んでも歯が痛くなります。「知覚過敏は冷たい飲料を飲んだ時」だけではないので間違えないようにしてくださいね。

知覚過敏が軽度であれば、いつも歯にしみたり痛くなるわけではありません。軽度の知覚過敏であれば、普段は何も異常がないことの方が多いのです。

そのような場合でも、知覚過敏かどうかを調べる方法があります。それは、ミカンやレモンなどの柑橘類を食べると分かります。歯の象牙質部分が見えている場合には、ミカンの酸によって脱灰が起こるため刺激を感じやすくなります。

ミカンをゆっくりと1個~2個食べて、10分ほど後に歯ブラシで知覚過敏の部分をブラッシングしてみてください。歯ブラシの毛先が当たると「痛い!」と感じます。このような部分は、いつ知覚過敏になってもおかしくない状態なので、すぐに歯科で診てもらったほうが良いです。

知覚過敏で「歯が痛い」と思ってたら、虫歯になっていたなんてこともあります。「歯が痛い」時の原因については、『歯が痛くなる原因10例…虫歯を治療していても痛くなるのは?』をご参考にしてください。

知覚過敏の原因

知覚過敏の原因は人により様々です。しかし、知覚過敏で多い原因は、歯ぐきが下がったことによって歯根部の象牙質が見えたことによって起こっています。

それでは、知覚過敏を起こす歯ぐき下がりはどうして起きるのだと思いますか?

歯ぐきが下がる原因は、、、

  1. 歯周病にかかっている
  2. 噛み合わせが悪い
  3. ブラッシングが強すぎる
  4. 歯ぎしり・食いしばり
  5. クラウン(被せ)やインレー(詰め物)が合っていない
  6. 爪を噛む癖
  7. 歯並びが悪い
  8. 歯を支える骨や歯ぐきが薄い
  9. 歯列矯正の影響
  10. 加齢

引用:歯茎が下がる原因と対策 | 川越 歯医者 みらくる歯科クリニック

「歯磨きのし過ぎで歯が削れる」は嘘

歯がしみると「知覚過敏」だということは、一般に知られています。そして、知覚過敏の原因について、「固い毛先の歯ブラシでゴシゴシと磨いたから。」と思っている人が多いのですが、じつは、それは正しくなかったのです。

まんざら、それが全て間違いではないのですが、良く考えてみてください。歯の表面はエナメル質で覆われています。

エナメル質の硬度は「7」。この数字は、鉄やガラス、オパールより硬いのです。そして、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドに次いでの硬さ。

それ程固いエナメル質が、歯ブラシで削れると思いますか?
削れません、何百回、何千回、何億回磨いても削れないでしょう。

それなのに、歯が削れるのは何故?不思議ではありませんか?
ここに、知覚過敏になる原因が隠されているのです。

正しくは、歯磨きでゴシゴシとブラッシングすると、歯ぐきが下がり歯根部の象牙質が表れます。象牙質はエナメル質とは違い柔らかい組織なので、歯磨きでも削れてしまいます。それほど柔らかい部分です。それを研磨材が入っている歯磨き粉を多量に付けて歯磨きをすると、歯ブラシの痕がつくほど削れます。

もし、知覚過敏で歯が痛いのでしたら、無添加の歯磨き粉に変えるか、歯磨き粉をつける量を少なくするようにしてはいかがでしょう。歯磨きについて詳しくは、こちらの記事『正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは』をご参考にしてください。

食べ物で歯は溶ける

じつは、食事の度に口の中では化学反応が起きています。酸の強い食べ物を食べると歯が溶けます。これを「脱灰」といいます。唾液中に溶けているカルシウムやリンは、時間が経つと歯にくっつきます。元どおりの強い歯になるのです。これを「再石灰化」といいます。

食事によって脱灰化した歯は、もろくなっています。この状態で歯磨きをすると、柔らかいナイロン毛の歯ブラシでも削れてしまうことに。

ですから、食後直ぐに歯みがきを行なうのはNGです。女性の職場では、必ずと言っていいほど食後すぐに歯磨きを行なっているようですが、その習慣を続けていたら、知覚過敏になる可能性はかなり高くなることでしょう。市販の研磨剤の入った歯磨き粉で磨くのなんてもってのほかです。

※食後の歯磨きがいけないのは、歯が脱灰化しているからです。ところが、歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」の場合は当てはまりません。その理由は、美息美人(びいきびじん)の成分はホタテ貝殻パウダーだからです。美息美人でつくったアルカリイオン水を口に含むだけで、カルシウムイオンやリンイオンによって、石灰化が促されます。ですから、美息美人の場合は、食後すぐに歯磨きをしてもかえって歯を強くすることができので、「食後30分の歯磨きは良くない」というのは、当てはまりません。

一般的(市販の歯磨き粉の場合)には、歯を削らないように歯磨きをする最適の時間帯は、食事をしてから1時間以上たっていることが望ましいです。ですから、起床後直ぐと就寝前の歯磨きがベストといえます。

このような話をすると、「それでは、レモンや果物ジュースは飲めませんね。」と誤解されるかもしれません。しかし、たとえ梅干しのように酸度が強いものを口に入れても、脱灰のあと再石灰化が起きるので時間がたてば元にもどります。ご安心ください。ダメなのは、食後すぐの歯磨きだけです。

だからといって、すでに知覚過敏症になっていたら、酸度の強い食べ物を食べると痛みが走るので要注意です。

酸度の高い食品の代表…レモン、お酢、果汁、ドレッシング、ワイン

では、何故?砂糖を食べると知覚過敏症の人の歯がしみるのでしょう?それは、虫歯菌が砂糖を分解して酸をつくるからです。ですから、お菓子や甘いジュースばかり食べていると、虫歯だけではなく知覚過敏症にもなりやすい。

ですから、「お菓子を食べたから歯磨きをしよう。」というのは、間違ってもやってはいけないことです。糖で歯を溶かし歯磨きで歯を削るという最悪の行動になるのでご注意ください。

そうでなくても、お菓子をたくさん食べていたら、虫歯や歯周病になるリスクは、そうでない人の何倍も高くなります。もちろん、それに伴い口臭もするかもしれません。でも、歯磨きをていねいにしていないのに虫歯にならない歯の強い人もいます。その理由について詳しくは、『ていねいに歯磨きをしないけれど虫歯にならない人!3つの科学的事実』をご参考にください。

歯ぐきが下がると知覚過敏になる

歯周病になると、困るのが歯ぐきが下がり歯が長くなることです。これは、歯が長くなったのではなく、歯ぐきが下がったことで歯根部分まで見えるからです。

じつは、この歯根部分の表面はエナメル質ではなく、柔らかいセメント質で出来ています。ですから、先ほどお話ししたような酸の強い食べ物を食べなくても、常に柔らかい。柔らかいセメント質をゴシゴシと強く歯磨きすると簡単に削れてしまいます。

それだけではありません。酸度の強い食べ物や糖の強いものを口に入れると、さらに歯が溶けるために、一変に「しみる!」とか、「痛い!」と。

歯周病の人に多い知覚過敏の症状です。もし、歯ぐきが気になっていましたら、直ぐに歯科で治療を受けられることをお勧めします。でないと、歯周病と知覚過敏の両方からの攻撃を受けることになります。

歯ぎしりで歯が欠ける?

信じがたいことですが、歯ぎしりの習慣があれば、エナメル質の一部が欠けることがあります。歯ぎしりだけではなく、せんべいや固い豆などが好きな人でもエナメル質が欠けることがあります。私がそうでした。

エナメル質が欠けると、その下から柔らかい象牙質が顔を出します。そのため、知覚過敏症になります。先ほどまでの事に覚えがないのに知覚過敏になった時は、歯ぎしりか噛みしめが強かったのかもしれません。

その場合には、歯科治療で欠けた部分をコンポジットレジンで埋めることも必要になります。

知覚過敏は自然治癒する!?

知覚過敏で歯が痛くなっても、放置していたらいつのまにか痛まなくなったことってないでしょうか。このように知覚過敏の状態が軽いと、突然しみたり、治ったりを繰り返します。だから、知覚過敏は自然治癒すると思ってしまうかもしれませんね。しかし、常に知覚過敏になっているような状態では自然治癒することはありません。

普通は、食事をした時にカルシウムなどミネラル分が唾液に溶け込みます。そして、ミネラルが歯に付着しエナメル質を強くします。

ですが、唾液の分泌が悪いと再石灰化がうまくできないので知覚過敏になります。ですから、唾液を出す工夫や努力が必要かもしれません。そのような方にお勧めするのが、歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」です。

美息美人(びいきびじん)の主成分は、カルシウムとリンですので、歯磨きやうがいのときにも再石灰化の働きが期待できるからです。軽い知覚過敏であれば、美息美人(びいきびじん)を使い続けることで痛みも治まることがあります。

「美息美人」は口臭予防に効果があるので、口臭も気になる場合はおすすめします。⇒ 口臭予防歯磨き粉「美息美人」

知覚過敏をなくす塗り薬

常に「歯がしみる」とか「歯が痛い」という症状が続く中程度以上の知覚過敏の場合には早く歯科治療を受けることをおすすめします。傷つき削れてしまったセメント質やエナメル質を補強する必要があります。

歯科治療では、歯のエナメル質が欠けているとか、象牙質が歯磨きで削れている場合には、コンポジットレジンで修復します。他にレーザーによる治療もありますが、おすすめは、知覚過敏用の「塗り薬」です。歯科にかかると、患部に一度「塗り薬」を塗布するだけで、知覚過敏症状がなくなります。

その後に、シュミテクトなど知覚過敏用の歯磨き粉でケアすると良いかもしれません。

しみる知覚過敏の対策については、「知覚過敏をシミらなくする?」をご参考にしてください。

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