口臭予防

口臭を改善する方法❘家にあるものを使った簡単な対策法

口臭の原因と改善方法

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

「口臭」は、誰もが気になるところ。とくに、自宅にいるときや周りに人がいるときは、改善したいと思うものです。そこで、今回は「口臭を治す方法で家にあるもの」に注目して、簡単で手軽に取り組める改善方法を紹介します。

自宅にあるアイテムを上手に活用することで、口臭の原因を取り除き、健康な口内環境を保つことができます。以下では、具体的な対策法を順に紹介していきます。

関連記事:口が臭い!口臭対策の方法

口臭の原因とは?

口臭の原因は、口腔内の細菌が最も多いです。食べかすや歯周病、虫歯、口内炎なども影響します。以下に改善方法を紹介しますね。

息が臭い場合の治し方は、こちらの記事が参考になります。
>・口臭がうんこ臭い!?治し方と対策7つ

口腔内の細菌が原因

口臭の原因として最も多いのは、口腔内の細菌です。口腔内には様々な細菌が存在し、これらの細菌が食べかすなどの残留物を分解することで、悪臭の原因となる揮発性硫黄化合物を発生させます。また、歯周病や虫歯、口内炎などの口腔内の疾患も、口臭の原因となります。

家にあるものを使った口臭の改善法

自宅にある食品や調味料を活用した対策法を紹介します。簡単なものとしては、緑茶、ハーブティー、レモン、パセリ、シナモンなどがおすすめです。

自宅でできる口臭対策アイテム

自宅で簡単にできる口臭対策アイテムとしては、緑茶やハーブティー、レモン、ライム、パセリ、シナモンなどが挙げられます。これらの食品や調味料には殺菌効果があり、口臭の原因となる細菌を抑えることができます。

暖かい飲み物にレモンやライムを入れて飲むといいでしょう。

また、歯磨きには、重曹や食塩を使うのがおすすめです。これらは、口腔内の殺菌効果があり、歯の表面を磨きつつ、歯垢や歯石を取り除くことができます。しかし、重曹や食塩は粒子が粗いので歯を削る恐れもあるので、優しく磨かないといけません。

食事による口臭予防

口臭を防ぐためには、バランスの良い食事が重要です。ニンニクや玉ねぎ、アルコールやタバコは控え、ヨーグルト、キムチ、青魚、豆類、野菜類を積極的に摂取するようにしましょう。

食事のポイント

口臭を防ぐ食事の中で特に注意したいのは、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が多く含まれるニンニクや玉ねぎ、アルコールやタバコを控えることです。

これらの食品や習慣を控え、代わりに口臭予防に効果がある食品を積極的に摂取するようにしましょう。代表的な食品としては、ヨーグルトやキムチ、青魚や豆類、野菜類などが挙げられます。これらには、口腔内の細菌を抑える乳酸菌や食物繊維、ビタミン類が豊富に含まれており、口臭予防に効果的です。

注意)ヨーグルトやキムチ、酢漬けなどの発酵食品を積極的に食べると、腸内環境が整い、免疫力が高まるため、間接的に口臭予防になります。しかし、ヨーグルトやキムチを食べると息が臭くなるので、出かける時や人に会う前には食べないようにしましょう。

お家での口腔ケア

この他にも以下に、口臭を治すための具体的な方法をいくつか紹介します。

  • マウスウォッシュを使用する
  • 歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯垢を取り除く
  • 口腔内の乾燥を防ぐために、十分な水分を摂取する
  • タバコやアルコールの摂取を控える、または避ける
  • 歯科医院での歯のクリーニングや定期検診を受ける

まとめ

家にあるものを使って手軽に口臭対策ができることが分かりました。口臭の原因となる細菌を抑えるために、食品や調味料を活用したり、適切な歯磨きや口腔ケアを行うことが大切です。また、バランスの良い食事を心がけることで、口臭予防にもつながります。毎日の生活の中で、これらのポイントを意識して、健康な口内環境を保ちましょう。

関連記事:

気になる口臭の治し方(原因・対策)

口臭ケアのおすすめ対策ランキング10!選んだ基準は、効果・簡単・安価

口臭をなくす方法を具体例で紹介します!

口臭をなくす方法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

Yahoo!知恵袋を見ていると「今すぐ口臭を消す方法を教えてください。」「自分で口臭をケアする方法はありますか?」「コーヒーを飲んだ後の臭いを消すにはどうすればいいのでしょう?」「喫煙した後、たばこの臭いを消す方法はありますか?」など、口臭をなくす方法の質問が多くありました。

関連記事:「口臭」に関するQ&A

毎日歯みがきをしていても、口臭がしていないか気になりますよね。今回は、日常生活の中で今すぐできる口臭ケアの方法をご紹介しますので、ご参考にしていただければ幸いです。

口臭原因

口臭には、生理的口臭と病的口臭があります。生理的口臭は起床時、空腹時、緊張時に唾液の分泌が減少することによって起きます。

病的口臭には歯周病や虫歯が原因のほか、耳鼻科疾患や糖尿病など内科疾患が原因になっていることもあります。

プラーク(歯垢)や舌苔(ぜったい)の量が多いと口臭は強くなるので、歯みがきと舌苔清掃は口臭をなくすためには必須です。

出典:口臭原因・実態 厚生労働省e-ヘルスネット

かんたんに口臭をなくす方法

口臭をかんたんに無くすために大事なことは、①唾液の分泌量を増やす、②舌清掃、③ブラッシングの三つです。

  1. 唾液量を増やす…よく噛む、よく喋る、唾液腺マッサージ、お口の体操、ガムを噛むなど。
  2. 口腔乾燥を防ぐ…ストレスをためない、鼻呼吸をする、小まめに水を飲むなど。
  3. ブラッシング…就寝前の歯磨きを習慣にする、歯間ブラシやフロスを使用する、時間をかけて磨く、鏡を見ながら磨くなど。

関連記事:口が臭い人の共通点と対策

口の乾きを予防する

起床時

朝起きて直ぐは、唾液量が減少するため口がネバネバになりやすいです。口が乾くと口臭が強くなりますが、歯みがきをして朝食を摂った後には、正常に唾液が分泌されるので、口臭はなくなります。

空腹時

お腹が空くおやつの時間帯は唾液の分泌も減少するため、口臭の心配があります。3時頃におやつを食べるのは、口臭予防に効果があります。

緊張時

営業などでお客と会わないといけないと緊張すると、口が乾いてしまいます。それまで口臭がしていなくても、口の中が乾燥すると一辺に口臭が発生するようになります。このような時には、水を飲んだり深呼吸してリラックスすると、口の乾き対策になります。

喫煙・飲食時のニオイ対策

キムチなど臭い食べ物

にんにくやキムチなど臭い食材料理を食べた後は口臭が強くなりますよね。食べ物による臭いは、血流に溶け込み呼気になっているものなので、時間が経過することで自然と消えていきます。

※食事中に、より“ニンニク”を感じたギョウザは12時間後の計測でも“強い口臭”。18時間を超えると体臭も加わった。一方のキムチは、ニオイが6時間でほぼ減少。

引用:週間アスキー

コーヒー

コーヒーを飲んでも、通常は口臭は気になりません。ところが、舌苔の量が多いと、舌苔の臭い(VSC揮発性硫黄化合物)にコーヒー豆の微粒子の匂いが混じり、ひどい臭いになります。

このようなケースでは普段からの舌苔ケアが大切ですが、コーヒーを飲む時(飲んだ後)に水を飲んで、口中に残ったコーヒー豆の微粒子を洗い流すようにするといいでしょう。

関連記事:コーヒーを飲むと口臭がする!?予防と対策について

喫煙

喫煙後のタバコ口臭は呼気に含まれるガス状物質(TVOC)が原因で、 喫煙後の呼気はタバコ臭くなります。喫煙後の口臭は無くなるまでに45分必要だと言われています。喫煙後45分ルールを守っても、タバコの匂いは洋服にも付いているのでご注意ください。

出典:受動喫煙のおはなし 京都工場保険会

まとめ

歯磨きをしていても、口臭はいろんな場面で起きてきます。急な場面で今すぐ口臭対策をしたい。そんなケースに応じた対策方法をご紹介しましたが、口臭ケアで大切なのは、毎日のブラッシングなどの口腔ケアを充分に行なうことです。

口臭原因は様々ですので、口臭ケアをしても口臭が改善しない場合は、歯科を受診することをおすすめします。

簡単に口腔ケアができて、口臭を防ぐ効果が期待できる方法は、アルカリイオン水を用いる「うがい」です。是非お試しください。

歯磨きで取れない口臭がうがいでスッキリ