口臭対策

牛乳の力で口臭を撃退!知っておきたい効果と注意点

牛乳を飲むサラリーマン

牛乳と口臭の関係

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

牛乳は私たちの健康に欠かせない飲み物ですが、一部では口臭の原因になることもあるとされています。一方で、牛乳が特定の口臭を抑える効果があるという話もあります。

この記事では、牛乳が口臭に与える影響について詳しく探ります。口臭に悩む方や、牛乳を飲む習慣がある方にとって、効果的な口臭対策を見つける手助けとなるでしょう。

牛乳が本当に口臭を抑えるのか、それとも悪化させるのか、科学的な根拠と実際の方法を紹介します。これから紹介する情報を参考にして、日々の生活に役立ててください。

口臭の原因とメカニズム

口臭が発生する主な原因

口臭は多くの人にとって悩みの種ですが、その原因は様々です。主な原因として以下のようなものが挙げられます:

  1. 口腔内の衛生状態の悪化

  • 歯垢や食べかすが歯の間や舌の上に残ることで、細菌が増殖し、悪臭の原因となります。
  1. 食べ物

  • ニンニクや玉ねぎなどの強い臭いのする食べ物を摂取すると、一時的に口臭が発生します。
  1. 消化器系の問題

  • 胃や腸の不調によって、消化不良や逆流性食道炎が口臭の原因となることがあります。
  1. 乾燥した口内

  • 唾液の分泌が減少すると、口内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。

牛乳が口臭に影響を与える理由

牛乳が口臭に与える影響については、良い影響悪い影響の両方が報告されています。具体的には以下の理由があります。

アリシンと牛乳の関係

アリシンは、ニンニクや玉ねぎなどに含まれる成分で、強い臭いの元となります。牛乳に含まれるタンパク質が、このアリシンと結合することで、体内で吸収されにくくなり、口臭を抑える効果が期待できます。これは、特にニンニクを食べた後に牛乳を飲むことで効果を発揮します。牛乳を飲むことで、アリシンが中和され、口臭の発生を防ぐことができます。

乳製品のタンパク質の影響

牛乳やチーズなどの乳製品には多くのタンパク質が含まれていますが、これが口腔内で分解されると、硫黄化合物が生成されることがあります。これらの硫黄化合物は、卵の腐ったような臭いを発生させ、口臭の原因となることがあります。また、牛乳の粘性が高いため、舌に残りやすく、細菌の繁殖を促進することもあります。したがって、牛乳の摂取量や摂取のタイミングには注意が必要です。

このように、牛乳が口臭に与える影響は一概に良いとも悪いとも言えません。次に、牛乳を効果的に使った口臭予防法について詳しく見ていきましょう。

牛乳が口臭に与える効果

牛乳の成分が口臭を抑えるメカニズム

牛乳には口臭を抑える成分が含まれており、そのメカニズムは主に以下の通りです。

アリシンとの結合による効果

牛乳に含まれるカゼインなどのタンパク質は、ニンニクや玉ねぎに含まれるアリシンと結合することで、アリシンの体内での吸収を抑える働きがあります。アリシンは強い臭いを発生させる成分ですが、牛乳のタンパク質がこれと結合することで、アリシンの臭いを減少させることができるのです。このため、ニンニクや玉ねぎを食べた後に牛乳を飲むことで、口臭を効果的に抑えることが期待できます。

効果的な状況と科学的根拠

牛乳が口臭を抑える効果は、特定の状況において特に有効です。以下に、その具体例と科学的根拠を紹介します。

ニンニク摂取後の牛乳の効果

ニンニクを摂取した後に牛乳を飲むことで、ニンニクの臭いを効果的に抑えることができます。これは、ニンニクに含まれるアリシンが牛乳のタンパク質と結合し、臭いの原因物質が体内で吸収されにくくなるためです。このため、食前にコップ一杯の牛乳を飲むことで、ニンニクの臭いを予防する効果が得られるとされています。

実験結果の紹介

複数の実験により、牛乳が口臭を抑える効果が実証されています。例えば、ある研究では、ニンニクを摂取した後に牛乳を飲むことで、口臭が大幅に軽減されることが確認されました。この実験では、牛乳を飲んだグループと飲まなかったグループを比較した結果、牛乳を飲んだグループの口臭が明らかに減少していることが示されました。出典元:(Hansanugrum & Barringer, 2010)。

また、別の研究では、牛乳の摂取量や摂取タイミングによる口臭抑制効果の違いも調査されました。この研究によると、食事中または食後1時間以内に牛乳を飲むことで、最も効果的に口臭を抑えることができるとされています。出典元:(Hirani et al., 2021)。

これらの実験結果は、牛乳が口臭を抑える効果を科学的に裏付けるものであり、実際に試す価値があることを示しています。次のセクションでは、牛乳が口臭を悪化させる場合について詳しく見ていきましょう。

牛乳が口臭を悪化させる場合

舌に残る牛乳の成分と口臭

牛乳には口臭を抑える効果がある一方で、その成分が口腔内に残ることで逆に口臭を悪化させる場合もあります。特に牛乳のタンパク質や脂肪分は、舌や歯の表面に残りやすく、細菌の繁殖を促進します。これにより、腐敗臭や硫黄臭が発生し、口臭が強くなることがあります。出典元:(Withers et al., 2013)

牛乳の飲み方と口臭悪化の関係

牛乳を飲むタイミングや方法によっては、口臭が悪化することがあります。以下にその具体的な例を挙げます。

牛乳の飲みすぎによる影響

牛乳を大量に飲むと、口腔内にタンパク質や脂肪分が多く残り、これが細菌の栄養源となって口臭が悪化する原因となります。また、牛乳の粘性が高いため、飲みすぎると舌や歯の表面に長時間残りやすくなり、細菌の繁殖を助長します。適量を守り、飲んだ後は口をすすぐなどの対策が必要です。

他の乳製品(チーズ、ヨーグルト)の影響

牛乳以外の乳製品も同様に口臭に影響を与えることがあります。例えば、チーズやヨーグルトには高濃度のタンパク質が含まれており、これが口腔内で分解されると硫黄化合物が生成され、悪臭の原因となります。特に、これらの乳製品を大量に摂取したり、口腔内に長時間残る状態を放置すると、口臭が悪化しやすくなります。

また、一部のヨーグルトはプロバイオティクスを含んでおり、口腔内の善玉菌を増やすことで口臭を予防する効果が期待できますが、全てのヨーグルトがその効果を持つわけではありません。したがって、乳製品の選び方や摂取方法に注意が必要です。

牛乳や乳製品が口臭に与える影響を正しく理解し、適切に摂取することで、口臭を効果的に管理することができます。次のセクションでは、牛乳を使った具体的な口臭予防法について詳しく見ていきましょう。

牛乳を使った口臭予防法

効果的な牛乳の飲み方

牛乳を使って口臭を予防するには、飲み方に工夫が必要です。以下に効果的な方法を紹介します。

飲むタイミングと量のアドバイス

口臭予防のために牛乳を飲む際には、以下のポイントに注意してください:

  1. 食事の前に飲む

  • ニンニクや玉ねぎなど臭いの強い食べ物を摂取する前にコップ一杯の牛乳を飲むと、牛乳のタンパク質がアリシンと結合し、口臭を抑える効果が期待できます。
  1. 食事中または直後に飲む

  • 食事中や食後すぐに牛乳を飲むことで、口腔内の臭い成分を洗い流す効果があります。特に、食後1時間以内に飲むことが推奨されます。
  1. 適量を守る

  • 牛乳を飲みすぎると逆に口臭が悪化する可能性があるため、1日あたり200mlから300mlを目安にすると良いでしょう。飲みすぎないように注意しましょう。

他の飲み物との比較

牛乳以外にも口臭予防に効果的な飲み物があります。以下に代表的なものを比較して紹介します:

  1. 緑茶

  • 緑茶にはカテキンが含まれており、口腔内の細菌の繁殖を抑える効果があります。また、口内をさっぱりとさせるので、食後に飲むと良いでしょう。
  • 水は最も手軽な口臭予防策です。食後にしっかりと水を飲むことで、口腔内の食べかすや臭い成分を洗い流すことができます。
  1. ヨーグルトドリンク

  • プロバイオティクスを含むヨーグルトドリンクは、口腔内の善玉菌を増やし、口臭を予防する効果があります。ただし、全てのヨーグルトが効果を持つわけではないので、成分表示を確認することが大切です。

私の実践例と感想

牛乳を使った口臭予防法は、多くの人々に試されています。以下に私個人の実践例と感想を紹介します。ご参考になれば幸いです。

  1. 実践例

  • 「私は、人と会う前にニンニク料理を食べる際には、食前にコップに半分量の牛乳を飲むようにしています。まったく口臭が気にならなくなることはありませんが、気分的に少し安心できています。」
  1. 感想

  • 「仕事のランチでニンニクを使った料理を食べることがありますが、その後に牛乳を飲むことで、午後のミーティングでも少し気が楽になって参加していますが、口臭チェッカーなどで測っていないので、正確性はありません。」

実際に試してみる方法

自宅でできる簡単な口臭予防法

口臭を防ぐためには、日常生活で簡単に実践できる方法があります。以下に自宅でできる効果的な口臭予防法を紹介します。

  1. 定期的な歯磨き

  • 毎食後に歯を磨くことが基本です。歯ブラシで歯垢をしっかりと除去し、口内を清潔に保ちましょう。
  1. 舌磨き

  • 舌の表面には多くの細菌が付着しています。専用の舌ブラシを使って、優しく舌を磨くことで口臭の原因を減らすことができます。
  1. 水をよく飲む

  • 水分をしっかり摂取することで、口内を常に湿った状態に保ち、細菌の繁殖を抑えることができます。食事後やおやつの後には水を飲む習慣をつけましょう。
  1. 口臭予防に効果的な飲み物の摂取

  • 牛乳、緑茶、ヨーグルトドリンクなど、口臭予防に効果のある飲み物を適量摂取することで、口内の臭いを抑えることができます。
  1. 規則正しい食生活

  • バランスの取れた食事を心がけ、ニンニクや玉ねぎなど強い臭いのする食べ物を摂取する際には、牛乳を一緒に飲むことで口臭を予防できます。
  1. 定期的なデンタルチェック

  • 歯科医院での定期検診を受け、プロの手で口腔内を清潔に保ちましょう。

まとめとおすすめの対策

牛乳は口臭予防に効果的ですが、飲み方や量に注意が必要です。ニンニクなど臭い食材の臭いを抑える効果がある一方で、牛乳が舌に残ると口臭を悪化させることもあります。効果的な口臭予防には、正しい歯磨きや舌磨き、適切な飲み物の選択が重要です。

効果的な口臭対策のアクションプラン:

  1. 牛乳の適量摂取

  • 食前や食後にコップ一杯の牛乳を飲むことで、特定の口臭を抑える。
  1. 他の飲み物の活用

  • 緑茶やヨーグルトドリンクも口臭予防に効果的です。
  1. 正しい口腔ケア

  • 定期的な歯磨きと舌磨きを実践し、口内を清潔に保つ。

他の予防法との併用:

牛乳だけでなく、緑茶やヨーグルトドリンク、適切な口腔ケアを組み合わせることで、より効果的に口臭を予防できます。バランスの取れたアプローチで、口臭を総合的に管理しましょう。

・関連:

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更年期に伴う口臭の悩み解決!専門家が教える改善ポイント

更年期による口臭の原因と改善策

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

更年期は多くの女性にとって避けて通れない時期です。この時期に体はさまざまな変化を経験し、その中には口臭の増加も含まれます。特に、女性ホルモンの減少による唾液分泌の低下が原因となり、口腔内の乾燥と細菌の増殖を招きます。

この記事では、更年期に特有の口臭の原因とその特徴、さらに効果的な改善策について詳しく解説します。正しい知識を持つことで、口臭の悩みから解放され、より快適な生活を送るための一歩を踏み出しましょう。

更年期における口臭の原因

女性ホルモンの減少と唾液分泌の低下

更年期に入ると、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が減少します。これにより、唾液腺の働きが弱まり、唾液の分泌量が減少します。唾液は口腔内の自浄作用を助ける重要な役割を果たしており、その分泌が減ることで口腔内の細菌が増えやすくなり、口臭の原因となります。

口腔内の乾燥と細菌の増殖

唾液の分泌量が減少すると、口腔内が乾燥しやすくなります。この状態を「ドライマウス」と呼びます。乾燥した口腔内では細菌が増殖しやすくなり、その結果として悪臭を放つガスが発生します。このガスが口臭の主な原因となります。

(更年期に)一番多い症状は、エストロゲンの減少による骨密度の低下(骨そしょう症)がすすみ、骨を破壊してしまい、歯周病(更年期歯周病)になることです。

引用:歯が痛い専門サイト クローバ歯科・松本歯科

胃腸の不調や全身の健康状態の悪化

更年期には、ホルモンバランスの変化により全身の健康状態が悪化しやすくなります。特に胃腸の機能が低下すると、消化不良や胃腸の不調が起こりやすくなり、それが口臭の原因となることがあります。また、糖尿病や腎臓病などの慢性疾患が進行すると、それらの病気が口臭の原因となることもあります。全身の健康状態を維持することが、口臭対策にも重要です。

更年期特有の口臭の特徴

どのような臭いが発生するか

更年期に発生する口臭は、一般的にドライマウスによるものが多いため、乾いた感じの強い臭いが特徴です。また、口腔内の細菌が増殖することで発生する硫黄化合物が原因となり、腐敗臭や卵が腐ったような臭いがすることがよくあります。さらに、胃腸の不調が原因の場合には、酸っぱい臭いや腐った食べ物のような臭いが感じられることもあります。

他の口臭との違い

更年期特有の口臭は、女性ホルモンの減少に起因することが多く、他の口臭と比較して以下の点で異なります:

  1. ホルモンバランスの影響:更年期口臭は主にホルモンバランスの変化によるものであり、特にエストロゲンの減少が唾液分泌の低下を引き起こします。このため、他の口臭(例えば、食べ物や飲み物による一時的な口臭)とは異なり、継続的に発生することが多いです。

  2. ドライマウスの頻度:更年期の女性はドライマウスになりやすく、その結果として口臭が発生します。ドライマウスが原因の口臭は、特に夜間や朝起きたときに強く感じられることが多いです。

  3. 全身の健康状態との関連:更年期は全身の健康状態にも影響を及ぼし、特に胃腸の不調や慢性疾患が進行することがあります。これらの健康問題が口臭を悪化させるため、単なる口腔ケアだけでは改善しにくい場合があります。

これらの特徴を理解することで、更年期に特有の口臭に対する効果的な対策を講じることが可能になります。

更年期の口臭を改善する方法

マウスウォッシュや保湿ジェルの使用

更年期の口臭改善には、マウスウォッシュ保湿ジェルが有効です。マウスウォッシュは口腔内の細菌を減らし、口臭を一時的に抑える効果があります。アルコールフリーの製品を選ぶと、口腔内の乾燥を防ぐことができます。

また、保湿ジェルを使用することで、唾液の代わりに口腔内を潤し、ドライマウスの症状を軽減します。これらの製品は市販されており、日常的に使用することで口臭を予防することができます。

唾液分泌を促すマッサージや食事

唾液分泌を促進するためのマッサージや食事も、更年期の口臭改善に効果的です。唾液腺を刺激する顔面マッサージや、ガムを噛むことは、唾液の分泌を促します。

また、酸味のある食べ物(例えば、レモンや梅干し)や、唾液の分泌を助ける食品(例えば、キシリトールを含むガム)を摂取することも効果的です。さらに、水分を十分に摂ることも口腔内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促進します。

ホルモン補充療法(HRT)の効果と方法

ホルモン補充療法(HRT)は、更年期のホルモンバランスの乱れを補うために行われる治療法です。HRTはエストロゲンの補充を行い、唾液分泌の低下を改善し、ドライマウスや口臭の症状を軽減する効果があります。HRTを検討する場合は、専門医と相談し、適切な治療プランを立てることが重要です。HRTには経口薬、パッチ、ジェルなどのさまざまな方法があり、個々の症状やライフスタイルに合わせて選択することができます。

自宅でできるセルフケア方法

ドライマウスの対策

ドライマウスは更年期における口臭の主な原因の一つです。以下の方法でドライマウスを対策できます。

  • 水分補給:こまめに水を飲むことで、口腔内の乾燥を防ぎます。一日に2リットル程度の水分を摂取することを目指しましょう。
  • 加湿器の使用:室内の湿度を保つために加湿器を使用することも効果的です。特に、夜間の睡眠中は口腔内が乾燥しやすいため、寝室での加湿が重要です。
  • シュガーレスガムの咀嚼:キシリトール入りのガムを噛むことで、唾液の分泌を促進し、口腔内を潤すことができます。
  • 唾液腺マッサージ:耳の下や顎の下にある唾液腺を軽くマッサージすることで、唾液の分泌を促進することができます。

・関連:口の渇きに bye bye!ドライマウス改善の知恵袋

日常生活での口臭予防策

日常生活における口臭予防策を実践することで、口臭の発生を抑えることができます。

  • 適切な口腔ケア:歯磨きやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間や歯茎の周りをしっかりと清掃しましょう。特に、就寝前と朝起きた後の歯磨きが重要です。
  • 舌の清掃:舌苔は口臭の原因となるため、専用の舌ブラシを使用して舌を優しく清掃しましょう。過度な摩擦は避けるように注意が必要です。
  • バランスの取れた食事:栄養バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取することが大切です。また、ニンニクや玉ねぎなどの臭いが強い食材の摂取は控えるようにしましょう。
  • 規則正しい生活習慣:ストレスを減らし、十分な睡眠を取ることで、全身の健康を保ち、口臭を予防することができます。運動を取り入れることで、血行を促進し、唾液の分泌を助けることも効果的です。
  • 禁煙と節酒:タバコやアルコールは口腔内の乾燥を引き起こし、口臭の原因となります。禁煙や節酒を心がけることで、口臭の予防につながります。

これらのセルフケア方法を日常生活に取り入れることで、更年期における口臭の悩みを軽減し、健康的な口腔環境を保つことができます。

医療機関での治療法と専門家のアドバイス

歯科や内科での治療方法

更年期の口臭を改善するためには、専門的な医療機関での治療が効果的です。

  • 歯科での治療:歯科医師は、口腔内の状態を詳細にチェックし、適切な治療を行います。歯周病や虫歯が口臭の原因となることが多いため、これらの治療が重要です。また、プロフェッショナルクリーニング(PMTC)を行い、口腔内のプラークや歯石を徹底的に除去することで、口臭を軽減できます。
  • 内科での治療:内科医師は、胃腸の不調や慢性疾患が口臭の原因である場合に適切な治療を提供します。例えば、消化不良や胃腸の病気が原因の場合、これらの治療を通じて口臭の改善が期待できます。糖尿病や腎臓病などの全身の健康状態をチェックし、必要に応じて治療を行います。

どの専門家に相談すべきか

更年期の口臭対策には、状況に応じて適切な専門家に相談することが重要です。

  • 歯科医師:口腔内の問題が主な原因と思われる場合、まずは歯科医師に相談しましょう。定期的な歯科検診と口腔ケアの指導を受けることで、口臭の予防と改善が期待できます。
  • 内科医師:全身の健康状態が口臭に影響している場合、内科医師に相談することが適切です。胃腸の不調や慢性疾患が疑われる場合には、内科での検査と治療を受けることで根本的な原因を解消できます。
  • 婦人科医師:更年期特有のホルモンバランスの乱れが原因の場合、婦人科医師に相談することが重要です。ホルモン補充療法(HRT)など、更年期症状全般の治療について専門的なアドバイスを受けることができます。
  • 口臭外来の専門医:特定の口臭外来を受診することで、より専門的な診断と治療を受けることができます。口臭外来では、口臭の原因を詳細に分析し、個々の状態に合わせた対策を提案してくれます。

それぞれの専門家に相談することで、より効果的な口臭対策を実施し、健康的な生活を維持することが可能です。

更年期の口臭に効果的な製品の選び方

効果的な歯磨き粉やマウスウォッシュの選び方

更年期の口臭対策には、適切な歯磨き粉やマウスウォッシュの選択が重要です。

  • 歯磨き粉:歯磨き粉は抗菌作用のある成分が含まれているものを選びましょう。例えば、トリクロサンやクロルヘキシジンが含まれた製品は、口腔内の細菌を減少させ、口臭を予防するのに効果的です。また、フッ素配合の歯磨き粉は歯の健康を維持するのに役立ちます。アルコールフリーの製品を選ぶことで、口腔内の乾燥を防ぐことができます。

  • マウスウォッシュ:アルコールフリーのマウスウォッシュを選ぶと、口腔内の乾燥を防ぎつつ、抗菌効果を発揮します。成分としては、セチルピリジニウムクロリド(CPC)や亜鉛化合物が含まれているものが効果的です。これらは口腔内の細菌を抑制し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物の生成を抑える働きがあります。

サプリメントの効果と選び方

サプリメントは、内側からの口臭対策として有効です。更年期特有の口臭に対して、以下のサプリメントが効果的です。

  • ビタミンC:ビタミンCは抗酸化作用があり、口腔内の健康を保つのに役立ちます。また、免疫力を高める効果もあり、口臭の原因となる細菌の増殖を抑制します。
  • ビタミンE:ビタミンEも抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。これにより、口腔内の健康を維持し、口臭の予防に役立ちます。
  • プロバイオティクス:プロバイオティクスは腸内環境を整えることで、全身の健康をサポートします。腸内環境が改善されることで、消化不良や胃腸の不調が原因の口臭を軽減する効果があります。
  • コエンザイムQ10:コエンザイムQ10は細胞のエネルギー生成を助ける栄養素であり、抗酸化作用も持っています。これにより、口腔内の健康維持と口臭予防に効果的です。

サプリメントを選ぶ際には、成分が確実に含まれていることを確認し、品質が保証された製品を選びましょう。定期的に摂取することで、内側からの健康をサポートし、口臭の予防に役立ちます。

・参考:ドライマウスを改善する漢方薬はこちら

これらの製品を適切に選び、使用することで、更年期における口臭の悩みを効果的に対策できます。

更年期口臭:よくある質問とその回答

更年期になるとどんな口臭がする?

更年期に特有の口臭は、主に唾液の分泌が減少することにより、口腔内が乾燥することで発生します。これにより、次のような特徴的な臭いが発生することがあります:

  • 乾いた感じの強い臭い:ドライマウスによるもので、口腔内の湿潤が不足しているため、乾燥した感じの強い臭いがします。
  • 腐敗臭:口腔内の細菌が増殖し、硫黄化合物を生成することで、腐敗した卵のような臭いが発生します。
  • 酸っぱい臭い:胃腸の不調が原因の場合、消化不良による酸っぱい臭いがすることがあります。

女性ホルモンによる口臭の対策は?

女性ホルモンの変化に伴う口臭の対策には、以下の方法が効果的です:

  • 唾液分泌を促すケア:ガムを噛む、酸味のある食べ物を摂取するなどして、唾液の分泌を促進します。また、こまめに水分を摂ることも大切です。
  • 適切な口腔ケア:アルコールフリーのマウスウォッシュや保湿ジェルを使用して、口腔内を潤すようにしましょう。歯磨きや舌ブラシを使用して、口腔内の清潔を保ちます。
  • ホルモン補充療法(HRT):医師の指導のもと、ホルモン補充療法を行うことで、ホルモンバランスを整え、唾液分泌を改善します。

他の読者の悩みとその解決策

更年期に関連する口臭について、多くの読者が共通して抱える悩みと、その解決策をいくつか紹介します:

悩み:朝起きたときの口臭がひどい

解決策:寝る前にアルコールフリーのマウスウォッシュで口をすすぎ、加湿器を使用して寝室の湿度を保ちます。水分をしっかり摂ることも重要です。

悩み:ストレスが原因で口臭が悪化する

解決策:リラクゼーション法(ヨガ、瞑想など)を取り入れてストレスを軽減します。また、バランスの取れた食事と十分な睡眠を確保することが大切です。

悩み:市販の製品で口臭が改善しない

解決策:専門医に相談して、根本的な原因を特定し、適切な治療を受けることが必要です。歯科や内科での診察を受け、必要に応じてホルモン補充療法を検討します。

これらの質問と解決策を参考にすることで、更年期における口臭の悩みを効果的に解消する手助けとなるでしょう。

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参考文献:

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