驚きの舌苔除去裏ワザ!家庭で簡単にできる効果的な方法とは?

舌苔の取り方と裏ワザ徹底解説

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

舌の表面に白い苔のようなものが付着しているのを見て、「どうやって簡単に取ることができるのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。舌苔は口臭の原因となるだけでなく、見た目も気になるものです。

本記事では、家庭にある身近なものを使った裏ワザや、効果的な基本の取り方を詳しく解説します。具体的な方法を知って、今日から簡単に実践できるケアを始めましょう。次のセクションで、早速舌苔を取り除く裏ワザを紹介します。

舌苔除去の裏ワザ

家にあるもので簡単にできる方法

舌苔を取り除くのに特別な器具は必要ありません。以下の方法を試してみてください。

ティッシュペーパー

柔らかいティッシュペーパーを使い、舌の奥から手前に優しく拭き取ります。力を入れすぎないように注意してください。

ガーゼ

清潔なガーゼを使って舌を優しくこすります。ガーゼの繊維が舌苔をしっかりとキャッチしてくれます。

スプーン

家にあるスプーンを使い、舌の奥から手前にかき出すようにして舌苔を取り除きます。金属のスプーンよりも、プラスチックのスプーンの方が舌に優しいです。

ハチミツを使った方法

ハチミツは自然の抗菌作用があり、舌苔の除去に効果的です。

  1. ハチミツを塗る:少量のハチミツを舌に塗り、数分間放置します。ハチミツの抗菌作用が細菌を減少させ、舌苔を柔らかくします。
  2. 舌ブラシやスプーンで除去:放置後、舌ブラシやスプーンを使って優しく舌苔を取り除きます。力を入れすぎないように注意してください。

重曹を使った方法

重曹は口腔内のpHを調整し、舌苔を効果的に除去する手助けをします。

  1. 重曹溶液を作るコップ一杯のぬるま湯に小さじ1杯の重曹を溶かします。

  2. うがいする重曹溶液でうがいをして、口内を清潔にします。

  3. 舌をこすり取るうがい後、舌ブラシやガーゼを使って舌苔を取り除きます。重曹の分解作用が舌苔を効果的に除去します。

重曹の代わりにアルカリイオン水を使用すると、舌苔が取れやすくなります。


これらの裏ワザを活用して、舌苔を簡単かつ効果的に取り除き、口腔内を清潔に保ちましょう。

舌苔を取り除く基本の方法

舌ブラシの使い方

舌ブラシは舌苔を効果的に取り除くために設計された専用のブラシです。以下の手順で使用してください。

  1. 適切なブラシを選ぶ柔らかいブラシを選び、舌を傷つけないようにしましょう。

  2. 舌の奥から手前に動かす鏡を見ながら、舌の奥から手前に向かって優しくブラッシングします。1日1回、特に起床後に行うと効果的です。

  3. 力を入れすぎない舌の表面はデリケートなので、力を入れすぎないように注意してください。軽い力で十分に舌苔を取り除くことができます。

ガーゼやティッシュを使った方法

ガーゼやティッシュを使って簡単に舌苔を取り除くこともできます。以下の手順を試してみてください。

  1. ガーゼまたはティッシュを用意する清潔なガーゼや柔らかいティッシュを用意します。

  2. 舌を奥から手前に拭く舌の奥から手前に向かって、優しく拭き取ります。これにより舌苔が効果的に取り除かれます。

  3. 毎日行うこの方法を毎日行うことで、舌の清潔を保つことができます。特に起床後に行うと良いでしょう。

関連:コットン(綿花)で舌苔を取る方法

市販の舌クリーナーの選び方

市販の舌クリーナーは様々な種類があります。以下のポイントを参考にして選びましょう。

  1. 柔らかい素材を選ぶ舌の表面はデリケートなので、柔らかい素材でできたクリーナーを選びます。

  2. 形状に注意舌の形状にフィットするカーブを持ったクリーナーを選ぶと、効果的に舌苔を取り除くことができます。

  3. 使いやすさ持ちやすく、使いやすいデザインのものを選びましょう。操作が簡単であるほど、毎日のケアが続けやすくなります。

  4. 口コミや評価を見る他のユーザーの口コミや評価を参考にして、信頼性の高い商品を選ぶことも重要です。


これらの基本的な方法を取り入れることで、舌苔を効果的に除去し、口腔内の健康を保つことができます。

舌苔とは?

(舌苔量は)咀嚼・嚥下活動やそれに伴う舌の運動や唾液の分泌量と大きく関係していると考えられます。引用:e-ヘルスネット厚生労働省

舌苔の原因

舌苔は舌の表面に付着する白色または黄色の苔状の物質で、主に以下のような原因で発生します。

  1. 細菌の繁殖口腔内には多くの細菌が存在し、舌の表面に付着して繁殖します。特に口腔内の清掃が不十分な場合、細菌が増殖しやすくなります。

  2. 食べ物のカス食べ物のカスが舌に残ることで、舌苔が形成されます。特に柔らかい食べ物や乳製品は舌に付きやすいです。

  3. 唾液の分泌不足唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますが、分泌が不足すると細菌が増殖しやすくなります。口の中が乾燥しがちな方は特に注意が必要です。

  4. 不適切な口腔ケア舌の清掃を怠ると、細菌や食べ物のカスが蓄積し、舌苔が形成されます。また、適切な方法で舌を磨かないと舌を傷つけてしまうこともあります。

舌苔の影響

舌苔は見た目だけでなく、口腔内の健康にも悪影響を及ぼします。

  1. 口臭の原因舌苔に付着した細菌は悪臭を放ち、口臭の主な原因となります。特に、朝起きたときや食後に口臭が気になる方は、舌苔が原因である可能性が高いです。

  2. 味覚の低下舌苔が舌の表面を覆うことで、味蕾(味を感じる部分)の働きを妨げ、味覚が鈍くなることがあります。これにより、食べ物の味が感じにくくなることがあります。

  3. 口腔内の感染リスク舌苔に含まれる細菌は口腔内の他の部分にも広がりやすく、歯肉炎や歯周病などの口腔内の感染症のリスクを高めます。

  4. 見た目の問題舌の表面が白く見えるため、他人に見られると不快感を与えることがあります。また、自分自身でも不潔に感じることが多いです。


これらの情報を理解することで、舌苔の原因と影響を知り、適切な対策を取ることが重要です。

舌苔を予防するためのコツ

日常の口腔ケア

舌苔を予防するためには、日常の口腔ケアが非常に重要です。以下のポイントを押さえて、毎日のケアを徹底しましょう。

  1. 毎日の歯磨き朝と夜の2回、しっかりと歯磨きを行いましょう。歯磨き粉には抗菌作用のあるものを選ぶと効果的です。

  2. 舌磨き専用の舌ブラシを使って、1日1回舌を優しく磨きます。起床後に行うと特に効果的です。力を入れすぎないように注意し、奥から手前に向かってブラッシングします。

  3. 定期的なうがい食後や寝る前にうがいをすることで、口腔内の細菌や食べ物のカスを洗い流します。特に、抗菌作用のあるマウスウォッシュを使用すると良いでしょう。

  4. 定期的な歯科検診6ヶ月に1回は歯科医院で検診を受け、専門的なクリーニングを行うことをおすすめします。これにより、歯や舌の健康を保つことができます。

食生活の改善

舌苔を予防するためには、食生活の改善も重要なポイントです。

  1. バランスの取れた食事栄養バランスの良い食事を心がけましょう。特に、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂取します。

  2. 水分補給十分な水分を摂ることで、唾液の分泌を促進し、口腔内を清潔に保ちます。1日に2リットル程度の水を目安に飲むと良いでしょう。

  3. 食後の口腔ケア食後は必ずうがいや歯磨きを行い、口腔内の食べ物のカスを取り除きます。特に、糖分の多い食べ物や飲み物を摂取した後は、口腔内を清潔に保つことが重要です。

口内環境を保つための工夫

舌苔を予防するためには、口内環境を良好に保つ工夫も必要です。

  1. 加湿器の使用冬場や乾燥した環境では加湿器を使い、口腔内の乾燥を防ぎます。これにより、唾液の分泌が促進され、細菌の繁殖を抑えることができます。

  2. ガムを噛む無糖のガムを噛むことで、唾液の分泌が促進されます。これにより、舌苔の予防につながります。

  3. 禁煙喫煙は口腔内を乾燥させ、細菌の繁殖を助長します。舌苔の予防のためには禁煙が効果的です。

  4. 適度な運動適度な運動を行うことで全身の健康を保ち、口腔内の環境も良好に保つことができます。


これらのコツを実践することで、舌苔を効果的に予防し、健康な口腔内環境を維持することができます。

舌苔取りの注意点

過剰な舌磨きのリスク

舌苔を取り除くことは重要ですが、過剰な舌磨きにはリスクがあります。以下の点に注意しましょう。

  1. 舌の表面を傷つける過度に舌を磨くと、舌の表面にある細かい突起(味蕾)を傷つけることがあります。これにより、舌の機能が低下し、味覚障害を引き起こす可能性があります。

  2. 口腔内のバランスを崩す過剰な磨きすぎは、口腔内の健康な細菌バランスを崩し、有害な細菌が増殖しやすくなることがあります。これにより、口内炎やその他の口腔内トラブルを引き起こすリスクがあります。

  3. 舌の痛みや不快感過剰に舌を磨くと、舌が痛くなったり、不快感を覚えることがあります。これが原因で、食事や会話がしにくくなることもあります。

関連:舌を磨きすぎた時のヒリヒリ感の対処法

舌を傷つけないためのポイント

舌を傷つけずに安全に舌苔を取り除くためのポイントを以下にまとめます。

適度な力加減で磨く

舌磨きは軽い力で行うことが重要です。強くこすらず、優しくブラッシングすることで、舌の表面を傷つけずに舌苔を取り除けます。

専用の舌ブラシを使う

専用の舌ブラシは、舌の形に合わせて設計されており、適度な柔らかさを持っています。これを使用することで、舌に負担をかけずに効果的に舌苔を取り除けます。

毎日行う必要はない

舌磨きは毎日行う必要はありません。週に2〜3回程度の頻度で十分です。過度な舌磨きを避け、適度な頻度で行うことが舌の健康を保つために重要です。

磨くタイミングを選ぶ

起床後や食事後など、舌に汚れが付きやすいタイミングで舌磨きを行うと効果的です。特に朝は口内が乾燥しているため、舌苔が形成されやすいので、起床後に行うと良いでしょう。

清潔な道具を使う

舌磨きに使う道具は常に清潔に保ちましょう。使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させることが重要です。汚れた道具を使うと、逆に口腔内に細菌を増やしてしまう可能性があります。


これらの注意点を守りながら舌苔を取り除くことで、舌の健康を保ちつつ効果的な口腔ケアを行うことができます。

舌苔取りに関するよくある質問

舌苔は毎日取るべき?

舌苔を毎日取る必要はありません。舌の健康を保つためには、適度な頻度でのケアが重要です。

  1. 週に2〜3回が目安舌苔を取り除くためのケアは、週に2〜3回程度が適切です。毎日行うと舌の表面を傷つけるリスクが高まります。

  2. 起床後がベストタイミング舌苔が最も多く形成されるのは夜間の睡眠中です。起床後に舌磨きを行うことで、効果的に舌苔を除去できます。

  3. 個人差を考慮口腔内の状態や舌苔の形成速度は個人差があります。自身の口腔ケアの状況に応じて、適切な頻度で行うよう心がけましょう。

舌苔が取れない場合はどうする?

舌苔がうまく取れない場合は、以下の対策を試してみてください。

  1. 専用の道具を使う舌ブラシや舌クリーナーなど、専用の道具を使用することで、より効果的に舌苔を取り除けます。これらの道具は舌の形にフィットし、舌苔を効率的に除去します。

  2. 口腔内を潤す口腔内が乾燥していると舌苔が取れにくくなります。加湿器を使って室内の湿度を保つか、こまめに水を飲むことで口腔内を潤しましょう。

  3. 重曹やハチミツを試す重曹やハチミツを使った方法も有効です。重曹は舌苔を柔らかくし、ハチミツは抗菌作用で細菌を減少させます。これらの方法を試してみてください。

  4. 歯科医師に相談自分で取れない場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。プロフェッショナルなクリーニングを受けることで、舌苔を確実に取り除くことができます。

  5. 生活習慣の見直し食生活や口腔ケアの習慣を見直すことも重要です。バランスの良い食事を心がけ、適切な口腔ケアを続けることで、舌苔の形成を防ぐことができます。

舌磨きで舌がヒリヒリする、味覚障害が起きた場合は、舌磨きは今すぐやめてください。

まとめ

舌苔除去と予防の重要性

舌苔は見た目の問題だけでなく、口臭や味覚障害など、口腔内の健康に様々な悪影響を及ぼします。定期的に舌苔を除去し、予防することは、以下の点で非常に重要です。

  1. 口臭の予防舌苔に付着した細菌が口臭の主な原因です。定期的に舌苔を取り除くことで、口臭を防ぐことができます。

  2. 味覚の正常化舌苔が舌の表面を覆うと、味蕾の働きが妨げられ、味覚が鈍くなります。舌苔を取り除くことで、食事を美味しく楽しむことができます。

  3. 口腔内の健康維持舌苔を除去することで、口腔内の細菌バランスを保ち、歯肉炎や歯周病などの予防に繋がります。

健康な口内環境を維持するために

健康な口内環境を維持するためには、舌苔の除去と予防だけでなく、日常の口腔ケアや生活習慣の見直しも重要です。

  1. 定期的な口腔ケア毎日の歯磨きや舌磨きを適切な頻度で行い、口腔内を清潔に保つことが重要です。専用の舌ブラシや舌クリーナーを使って優しくケアしましょう。

  2. バランスの良い食生活栄養バランスの取れた食事を心がけることで、唾液の分泌を促進し、口腔内を清潔に保ちます。特に、水分補給は重要です。

  3. 定期的な歯科検診6ヶ月に1回程度、歯科医院で定期検診を受け、プロフェッショナルなクリーニングを行うことで、舌苔や他の口腔内の問題を予防できます。

  4. 適度な生活習慣喫煙を控え、適度な運動を行い、全身の健康を保つことで、口腔内の健康も維持できます。口内が乾燥しないよう、加湿器を使ったり水を飲むことも効果的です。

※この記事は、現役歯科衛生士(上林ミヤコ)が監修しております。

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参考文献:

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