舌磨きはしないほうがいい、舌苔は磨かなくても除去できる!?

歯ブラシで舌を磨く

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定資格)の上林登です。

意外かもしれませんが、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のお客様からのご相談で多いのが、「舌磨きをしても口臭が治らない」です。

確かめるためにYahoo!知恵袋を見てみると、口臭対策として「舌磨き」を行うのは一般的な行為のようです。ところが、舌を磨いても舌苔(ぜったい)は取れず、口は粘ついたままで口臭も改善しない人ばかり。

質問内容を見ると、「舌を磨くのは悪いことですか?」「舌磨きはダメですか?」「舌磨きを止めたら口臭が悪化しませんか?」など。舌磨きをやめてしまうと「口臭が改善しない」と誤解しているようです。

実は、、口臭の発生は、唾液の分泌が減少して口腔乾燥を起こすことが原因です。唾液の働きが機能しない状態になり、歯垢の付着、歯周病の悪化、舌苔の増加、口臭の悪化を引き起こします。

口臭が気になるからと、乾いた舌を硬いブラシでゴシゴシ磨くと、舌乳頭を傷つけてしまい、舌苔と口臭を悪化させるので、十分に注意しないといけません。

今回は、舌磨きの効果とデメリット、適切に舌苔を除去する方法をお伝えします。ご参考になれば幸いです。

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舌苔は口臭原因になる

日本口臭学会「口臭への対応と口臭症治療の指針2014」によると、、

舌苔は口臭原因となる因子の一つであり、舌苔の成分は粘膜の剥がれ落ちた細胞、細菌、血球、食べかすですが、タンパク質分解酵素によってアミノ酸に分解されVSC(揮発性硫黄化合物)になる。このVSCが気化して口臭になるのです。

舌磨きの効果

だから、(指針によると)舌清掃により舌苔を減少させることは口臭の軽減や予防に効果がある、と記載されています。しかし、舌清掃の説明には、「ただし過度の舌清掃は、舌表面を傷つける恐れがあるので注意が必要。」と但し書きがありました。

舌苔を取ると口臭の軽減と予防になるが、やり方を間違えると舌を傷つけるリスクがあるのです。

舌磨きのデメリット

舌磨きには(一時的に)口臭を消すメリットがありますが、デメリットもあります。

・デメリット1『口腔乾燥』…舌粘膜は唾液によって保湿されていますが、舌磨きをすると保湿成分がはがされ、更に舌を乾かしてしまう。(結果的に口臭を悪化させる)

・デメリット2『味覚障害』…舌磨きで味蕾細胞を傷つけてしまうことで食べ物の味が分からなくなる。

・デメリット3『舌痛症』…過剰に舌磨きを行うと、舌に炎症を起こしてしまい、ヒリヒリと舌が痛くなることも。

・デメリット4『舌乳頭が伸びる』…舌磨きによって乳頭が削れると、角化が進み舌乳頭が長くなってしまい、汚れが溜まりやすくなり舌苔が厚くなります。

以上が舌磨きのデメリットです。「舌磨きは絶対だめ!」「舌磨きは今すぐやめてください!」と指導する歯科医師の理由も同じ意見です。

結論は、舌磨きはしないほうがいい

結論から申し上げますと、出来る限り舌磨きはしないほうがいいです。

出来る限り「磨かないほうがいい」というのは、舌苔と唾液の分泌量には個人差があるからです。過剰な舌磨きによって舌が痛い、口腔が乾いている場合には、たとえ舌苔が厚く付着していても、舌磨きはしてはいけません。舌磨きを続けると、かえって口腔を乾燥させて口臭を悪化させてしまうからです。

舌苔量が少ない場合は、たとえ口臭が不安でも舌磨きする必要はありません。通常の舌は「舌の表面が薄っすらと白い膜が張っている」状態ですので、白い苔が薄い場合は磨かないでください。

少量の舌苔でも、黄色い場合は口臭原因になります。その場合は、適切に舌清掃を行うと口臭の軽減ができます。

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正しい舌磨きの仕方

舌磨きを行う場合は、道具と方法に十分配慮してください。

【舌磨きのポイント】

1,専用の舌ブラシなどを使用することが大切です。樹脂製の硬い毛先の歯ブラシで舌磨きを行うのは絶対にやめてください。

2,タングクリーナーやスプーンで舌苔を除去することは困難です。そのため磨き過ぎの原因になるのでやめてください。

3,正しい舌磨きの方法は、(嘔吐反射の防止のため)べぇ~と舌を突き出して、舌ブラシを使い舌の後方部から舌の先端に向け優しく磨きます。(舌磨きは2往復程度)

4,舌磨きの頻度は、朝の歯磨き時に1回磨くだけで十分です。

舌磨きだけで口臭予防はできない

舌磨きをしていない人でも口臭のしていない人が多くおられます。どうしてだと思いますか?

その理由は唾液にあります。十分に唾液が分泌されると、舌の上に溜まった食べかすや細菌などの汚れを洗い流します。そのことで、舌苔はできなくなり口臭が予防されるのです。

口臭を予防するために最も重要なことは、唾液量を増やすことにあります。舌磨きをしても口が乾いていたら、舌磨きする意味がありません。

口臭予防のポイントは、唾液の分泌を促進させることなのです。「舌磨きを止めたら心配」と口臭に不安を持つ人がいますが、口臭に効果的なのは舌磨きよりもドライマウスの改善です。

>>ドライマウスの対策はコレが一番!いったいどんな方法なのか?

舌磨きをしないで舌苔を取るには?

舌磨きをしなくても舌苔を除去する方法があります。それは「うがい」です。

アルカリイオン水を口に含み、ブクブクとうがいすることで舌苔の清掃ができます。アルカリイオン水を口に含むと、唾液と同じように舌の汚れをふやかし浮かすことができるからです。

柔らかくなった舌苔は、歯ブラシかコットン(綿花)で優しくなぜるだけで除去することが可能です。

>>舌磨きはコットンが効果的!?

しかし、表面の舌苔(ぜったい)が取れても、舌乳頭の間に隠れている汚れの一部は取れません。この残った汚れは、ただの汚れではありません。人の口にとって大切な汚れです。

というのは、人の口には、健康上必要となる菌があるからです。よくいう常在菌です。だから、すべての菌を取るのは間違った考えなのです。

だから舌苔ケアのコツは、美息美人(びいきびじん)を使った後も、薄らと白く見える程度が望ましいといえます。

そして、もう一つあなたの知らないことがあります。

それは、今まで唾液が出なかったのは、舌が汚れていたことが影響していたのです。舌の汚れが取れ口腔環境がよくなれば、ストレスが減り唾液の分泌が良くなります。

そのため、日ごとに舌がキレイになります。毎日、美息美人を使っていると、ドライマウスの人の唾液がよく出るようになることがあります。その理由は、口腔環境が改善されることによって自律神経が整うからです。

もし、舌が白くなっているからと不安になっていたのでしたら、これで安心できたのではないでしょうか。

「ご安心ください。」と申し上げたいのですが、舌苔(ぜったい)を作っているのが菌なので、口腔ケアをおこたるとすぐに舌が白くなってしまいます。

そうならないためにも、美息美人(びいきびじん)で毎日ケアし予防することが大切です。

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