舌磨きはしないほうがいい!できれば今すぐ止めて!?

歯ブラシで舌を磨く

舌磨きしないほうがいい理由

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)上林登です。

舌が白いと舌磨きをしないと不安なりませんか?ところが、歯医者さんによっては「舌磨きしてはいけない」とか反対に「舌磨きしたほうがいい」と意見が分かれています。

参考:舌磨きしないほうがいい(メリットとデメリット)

このように歯科医の意見が分かれるのは、舌苔を気にし過ぎると、磨き過ぎてしまい、舌がひりひりと痛くなったり、味覚障害になっている人もいるからです。

確認のためにYahoo!知恵袋を見てみると、「舌磨き」についての質問や舌磨き後のトラブルに関する相談が多くありました。

私の個人的見解は「舌磨きはしない方が良い」ですが、専門家の意見を訊いて参考にしようと思い、現役の病院看護師と歯科衛生士と3人で「舌磨きの是非」について会議をしました。じつは、二人の専門家は私の娘で、看護師は長女(34歳)、歯科衛生士は三女(29歳)です。

舌磨き会議の内容はこんな感じでした。

上林「二人は、舌磨きをしたことある?」
看護師と歯科衛生士「あるよ。」

上林「ふ~ん。歯科医院に来る患者さんにも、舌磨きを指導しているのか?」
歯科衛生士「先生(歯科医)は、口臭が気になるのだったら、軽く磨くように教えてるけど、わたしは「磨かなくても良い」って答えてる。」

上林「自分が磨くのにどうして患者さんはダメなんだい?」
歯科衛生士「患者さんは、こちらが教えたようには磨けないから。。」

上林「上手く磨けないと舌に傷が付く、ってことかい?」
歯科衛生士「そう。舌苔量が多い患者さんは元々口腔乾燥だから。舌を磨くとひりひりするから、磨かない方が良いのよ。」

看護師「舌に炎症を起こすほど、舌を磨くメリットはないと思うよ。舌磨きで口臭は解決しないし、磨き過ぎると舌癌になるリスクも高くなるからね。」

こういう意見でしたので、やっぱり舌磨きはしないほうがいいようです!できれば、今すぐに舌磨きをやめてください。

今回は、舌磨きを止めた方がいい理由についてお伝えします。

関連記事>> 舌が白い!舌苔の原因と取り方

今すぐ舌磨きはやめてください!

舌磨きを止めてほしい理由は、舌粘膜を傷めるからです。舌磨きを行う人は、口臭に対して意識が過剰で、ゴシゴシと舌を磨いてしまう可能性が高くなります。

歯磨きで取れない口臭がうがいでスッキリ

過剰な舌磨きを行なうと、次のようなリスクがあります。

  • 舌乳頭(糸状乳頭や味蕾など)が削れて味覚障害を起こす
  • 舌がヒリヒリする、舌痛症の原因になる
  • 口腔乾燥の原因(舌の溝や、パサパサの舌など)
  • さらに舌苔が厚くなる(地図状舌など)
  • 口臭が慢性化する

関連記事:舌磨きで傷ついた舌は何日で治る?傷の治し方はコレ!

舌磨きしないほうがいい理由

舌磨きをしないほうが良い理由は、メリットよりもデメリットの方が大きいからです。

舌磨きのメリット

舌磨きをしても口臭が軽減するのは一時的です。その理由はこうです。舌苔はプラークと同じ成分で、細菌、剥離上皮細胞、血球成分などから成るため、舌苔の除去は口臭対策にある程度有効です。

舌磨きのデメリット

デメリットは、先に申し上げたとおりで、舌磨きすればするほど舌苔と口臭は悪化します。

舌苔ができる原因は、全身の状態と密接に関係していて、疲労時、発熱時、胃腸など消化器に不調を来したときに、特にプラークが付きやすくなります。だから、舌磨きしてもあまり意味がない、のです。

引用:口臭への対応と口臭症治療の指針2014、日本口臭学会より

専用の舌ブラシでもダメですか?

「舌磨きはしない方がいい」とアドバイスしても、「専用の舌ブラシを使ってるのですが、これも良くないですか?」との質問があります。口腔ケアアンバサダーの上林の回答は次のとおりです。ご参考にしてくだされば幸いです。

舌及び舌苔の付着状態、そして舌の磨き方には個人差があります。もし、その「舌ブラシ」で舌がきれいになっているのであれば、使っても良いと思います。

ブラシで舌を磨くと容易に乳頭が傷付いてしまうので、どうしても磨きたい場合は、舌スクレーパーなど舌磨き専用の清掃具を使用するといいでしょう。

引用:もう口臭で悩まない!本田俊一著

しかし、日本口臭学会の第四回学術大会で日本歯科大学研究チームが発表した演題では、「舌スクレーパーでは清掃効果が高くても舌上皮を損傷させてしまう可能性がある」とのことでした。

専用の「舌ブラシ」を使って磨いても、悪くなるのであれば磨く意味がありません。どうしても舌を磨きたいのであれば、磨き過ぎないよう気を付けてください。

>>舌苔の状態をチェック!あなたの舌苔は正常?口臭は大丈夫?

やっぱり舌磨きはしないほうがいい

結論から申し上げますと、出来る限り舌磨きはしないほうがいいです。

出来る限り「磨かないほうがいい」というのは、舌苔と唾液の分泌量には個人差があるからです。過剰な舌磨きによって舌が痛い、口腔が乾いている場合には、たとえ舌苔が厚く付着していても、舌磨きはしてはいけません。舌磨きを続けると、かえって口腔を乾燥させて口臭を悪化させてしまうからです。

舌苔量が少ない場合は、たとえ口臭が不安でも舌磨きする必要はありません。通常の舌は「舌の表面が薄っすらと白い膜が張っている」状態ですので、白い苔が薄い場合は磨かないでください。

少量の舌苔でも、黄色い場合は口臭原因になります。その場合は、適切に舌清掃を行うと口臭の軽減ができます。

関連記事>>ティッシュで舌磨きすると簡単に口臭が防げる!?

それでも舌磨きしたいのなら(やさしい舌磨き)

ここまで説明しても、口臭が不安で舌磨きにこだわる方のために、(おすすめしませんが)やさしく舌を磨く方法をご紹介します。

適切に舌磨きを行うために、使う清掃具にも配慮し正しくケアしてください。

【舌磨きのポイント】

1,専用の舌ブラシなどを使用することが大切です。樹脂製の硬い毛先の歯ブラシで舌磨きを行うのは絶対にやめてください。

2,タングクリーナーやスプーンで舌苔を除去することは困難です。そのため磨き過ぎの原因になるのでやめてください。

3,正しい舌磨きの方法は、(嘔吐反射の防止のため)べぇ~と舌を突き出して、舌ブラシを使い舌の後方部から舌の先端に向け優しく磨きます。(舌磨きは2往復程度)

4,舌磨きの頻度は、朝の歯磨き時に1回磨くだけで十分です。

舌磨きで口臭は予防できない

舌磨きをしなくても口臭のない人が多くいます。舌磨きすることと、口臭とは関係がないからです。

口臭がしない理由は、十分に唾液が分泌されているからです。サラサラの唾液は、舌の上に溜まった食べかすや細菌などの汚れを洗い流します。そのことで、舌苔はできなくなり口臭が予防されるのです。

口臭を予防するために重要なのは、唾液量を増やすことですが、舌磨きをし過ぎてサラサラ唾液が溜まらなくなると問題です。これでは、舌磨きする意味がありません。

口臭予防は、唾液の分泌を促進させることが大事です。「舌磨きを止めたら心配」と口臭に不安を持つ人がいますが、口臭に効果的なのは舌磨きよりもドライマウスの改善です。

唾液を出して口臭予防するなら>>ドライマウスの対策はコレが一番!いったいどんな方法なのか?

舌磨きしなくても舌苔と口臭は改善できる!?

舌磨きをしなくても舌苔を除去する方法があります。それは「うがい」です。アルカリイオン水を口に含み、ブクブクとうがいすることで舌苔の清掃ができます。

アルカリイオン水を口に含むと、唾液と同じように舌の汚れをふやかし浮かすことができるからです。柔らかくなった舌苔は、歯ブラシかコットン(綿花)で優しくなぜるだけで除去することが可能です。

>>舌磨きはコットンが効果的!?

しかし、表面の舌苔(ぜったい)が取れても、舌乳頭の間に隠れている汚れの一部は取れません。この残った汚れは、ただの汚れではありません。人の口にとって大切な汚れです。

というのは、人の口には、健康上必要となる菌があるからです。よくいう常在菌です。だから、すべての菌を取るのは間違った考えなのです。

だから舌苔ケアのコツは、美息美人(びいきびじん)を使った後も、薄らと白く見える程度が望ましいといえます。

そして、もう一つあなたの知らないことがあります。

それは、今まで唾液が出なかったのは、舌が汚れていたことが影響していたのです。舌の汚れが取れ口腔環境がよくなれば、ストレスが減り唾液の分泌が良くなります。

そのため、日ごとに舌がキレイになります。毎日、美息美人を使っていると、ドライマウスの人の唾液がよく出るようになることがあります。その理由は、口腔環境が改善されることによって自律神経が整うからです。

>>口臭をなくすことは簡単です!?それでも治らない「不都合な真実」とは

歯ブラシによる舌磨きにメリットはほとんどありませんので、舌磨きは今すぐにやめてください。

「やめても大丈夫」と言っても、舌苔は菌の塊なので、口腔ケアをおこたるとすぐに舌が白くなってしまいます。

そうならないためにも、美息美人(びいきびじん)で毎日ケアし予防することが大切です。舌磨きをしない口臭予防なら、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がおすすめです。

 

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