膿栓が大量に出てくるのは異常ですか!?

臭い玉(膿栓)は口蓋扁桃のくぼみにたまる

膿栓が大量に出る原因

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

NHKためしてガッテン「膿栓の取り方」(2014年10月22日放送)で、膿栓がひんぱんに出るようになったら免疫と関する大きな病気の可能性がある、と説明していました。

「ためしてガッテン」では、膿栓の原因となる慢性扁桃炎を放置すると腎臓病のリスクもある、とのことでしたので、膿栓がひんぱんに出るようになると心配ですよね。

参考:たかが膿栓と考えるのは危険!?石化して扁桃摘出手術になることも!?

膿栓がよく溜まる場合は扁桃炎が慢性化して、腎臓病(IgA腎症)や心臓病、大腸炎、関節炎、掌蹠膿疱症 (しょうせきのうほうしょう) などといった病気につながることもあるので、膿栓を予防することが大切です。

出典:OMRON 口臭って病気?臭い玉っていったい何?

Yahoo!知恵袋でも「膿栓が大量に出るようになった。徐々に大きな膿栓が出るようになりました。何が原因でしょうか?」との質問がありました。その方は、耳鼻科で抗生物質・うがい薬・漢方を処方したもらったそうですが、改善しないので不安になったのでしょう。

知恵袋では他にも「膿栓が毎日出ますが、それって異常ですか?」「膿栓が出る頻度がやばいです。これは病気ですか?」など膿栓がよく出ることで不安になっている方も。

膿栓が気になる時、耳鼻科では洗浄や吸引で除去する処置が一般的ですが、大学病院では原因となる扁桃を焼いてくぼみを小さくする手術を行って、膿栓を溜まりにくくすることもできるようです。

参考:都立大わたなべ耳鼻咽喉科 外来手術(膿栓)

しかし、膿栓は体には無害で、膿栓がたまっても、通常は何もしなくても取れてしまうのでご安心ください。ただ、いつまでも膿栓が大量に出るとか、頻繁に出る場合は、扁桃炎などの耳鼻科疾患が疑われるので、受診されることをおすすめします。

今回は、膿栓が大量に出る、頻繁に出る、その原因と対策についてお伝えします。

・膿栓の取り方(対策)についての記事:臭い玉(膿栓)をうがいで取るには、ちょっとしたコツがいります

・膿栓について分からないことは、こちらで解決できます。
⇒ 口臭の元になる「臭い玉」の原因と対策

膿栓(臭い玉)とは

膿栓(臭い玉)とは、喉の左右にある扁桃腺というリンパ組織の(いくつもある)小さな穴にたまった白っぽい塊(膿)のことを言います。

膿栓が頻繁に出る、大量に出るのはなぜ?

膿栓は扁桃の防御反応の副産物ですので、膿がたまっても体には害のないものです。しかし、慢性扁桃炎になると膿栓がたまる量は2倍ほど増えるといわれていますので、膿栓が多量に出る場合は耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

膿が固まると、咳やくしゃみでポロっと口に落ちることもありますが、食事の時に知らずに飲み込んでしまうことが多いです。

膿栓がよく出るからと無理に取ると、扁桃にばい菌が感染して逆効果になる可能性があるので、無理に取らないほうがいいです。

参考記事:臭い玉(膿栓)の取り方を検証!ためしてガッテンやYouTubeなど

また、風邪やインフルエンザに罹った時に膿栓が出ることがありますが、病気が治ると膿栓も出なくなるのでご安心ください。

参考記事:口臭の元になる「臭い玉」の原因と対策

慢性扁桃炎が膿栓の原因

膿栓がよくできる場合は、①免疫低下、②口呼吸、③唾液の分泌低下などが影響しています。これらの要件に当てはまる場合には、膿栓が溜まりやすく、多量に出る可能性も高くなります。

慢性扁桃炎の人は健康な人の2倍も膿栓が出やすいと言われていますので、毎日膿栓が出る場合は、慢性扁桃炎になっているかもしれません。

出典:膿栓ができやすい原因

慢性扁桃炎(慢性単純性扁桃炎・習慣性扁桃炎・扁桃病巣感染症)
出典:関西医科大学附属病院

膿栓は扁桃炎になるとできます。その扁桃炎は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因となります。鼻汁や後鼻漏が喉に落ちると、扁桃腺から免疫が分泌されて膿がたまるからです。

出典:慢性扁桃炎・習慣性扁桃炎 龍角散

慢性扁桃炎が疑われる場合は、早目に耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

膿栓が頻繁にたまる要因

定期的・頻繁に膿栓がたまる人の場合は、口呼吸やいびきをしていて喉が乾燥することが影響していますので、口呼吸やいびきの改善が必要です。

膿栓が大量に出てくる場合の原因は、膿栓のたまる凸凹の穴が大きい、穴が途中で屈曲していて自然に取れずに溜まっていることがあります。無理に膿栓をほじって取ると穴が大きくなり溜まりやすくなるのでご注意ください。

膿栓ができやすい原因は…

体の抵抗力が落ちて、口呼吸などで喉が乾燥すると膿栓はできやすいです。喉に細菌が増えると、扁桃で防御反応がおこり、膿栓が付きやすくなります。具体的には次のことが原因で膿栓が出来やすくなります。

  1. 口呼吸
  2. 後鼻漏(蓄膿症、アレルギー性鼻炎などで汚い鼻汁が垂れる)
  3. ドライマウス(加齢、薬の副作用で喉が乾燥している)
  4. ドライマウス(更年期で口腔乾燥をおこしている)
  5. ドライマウス(ストレスなどで自律神経が乱れ口腔乾燥をおこしている)

関連記事:後鼻漏(こうびろう)が原因の口臭!臭い対策と予防方法

喉が乾燥すると細菌がよく増えるので、対策としては唾液の分泌を促したり、口呼吸を改善することも大切です。

大きな膿栓ができる原因

膿栓は、喉にある扁桃の「陰窩(いんか)」という小さな窪み(穴)にできますが、この窪み(穴)が複雑に曲がっていると、自然に押し出されず、長期にわたって食べかすなどの汚れがたまることになります。その結果、大きな膿栓の塊になり、口に出てきたときには驚くことに。

しかし、膿栓ができる根本的な原因は、喉粘膜の炎症や扁桃炎です。炎症しないようにするためには、普段から「うがい」で喉を清潔にするとか、喉を乾燥させないようにすることが大切です。

まとめ

膿栓は扁桃の防御反応によって生まれるものであり、体に異常がなければ放っておいても心配ありません。膿栓を予防するには、唾液の分泌を促進することが大切です。また、こまめに水を飲むとかうがいを行うと膿栓を作りにくくします。

しかし、膿栓が大量に出る場合は、慢性扁桃炎など喉や鼻の病気になっていることもあります。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の場合は、扁桃に炎症を起こしやすいのでご注意ください。

膿栓が毎日のように出るとか、大量の膿栓が出る場合は、早目に耳鼻科を受診されることをおすすめします。

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