臭い玉(膿栓)の取り方とコツ!自己流で取るのは危険

臭い玉の取り方

臭い玉(膿栓)の取り方

口腔ケアアドバイザー(一般社団法人口腔ケア学会認定)の上林です。

口臭が気になると、喉に見えている「白い塊・臭い玉(膿栓)を取りたい」と思いますよね。

日本口臭学会会誌(VOL3,VOL5)の研究論文に、「口蓋扁桃の膿栓(臭い玉)や咽頭に棲息する嫌気性菌が産生する揮発性硫黄化合物が口臭原因になる」と発表されている。

誰でも簡単に膿栓を取る方法がないかと調べるために「膿栓 ためしてガッテン 取り方」とググってみたら、残念ながら①うがい②耳鼻科で除去、という期待外れな内容でした。

膿栓を綿棒などを使ってお家で取ろうとすると、喉を傷つけるなどの危険を伴うので、耳鼻咽喉科で除去してもらうほうが安心です。

しかし、この記事を読まれているあなたは、たとえお医者さんでも口臭の元になる「臭い玉」については恥ずかしくて相談できないかもしれません。できれば「自分でこっそりと膿栓を取りたい」そう願っているハズです。

ということで、今回は「臭い玉(膿栓)を取る方法」についてまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

「何をしても口臭がなおらない!」場合は、こちらが参考になります。
⇒ 「口臭」に関するQ&A

関連記事>>口臭がうんこくさい!?原因と治し方について

膿栓の症状と原因

膿栓が溜まった時の主な症状は、喉の痛みと違和感、そして、喉からのドブ臭いにおいです。

慢性単純性扁桃炎は、持続的なのどの痛み、乾燥感、違和感、微熱などの症状があるものです。(中略)口蓋扁桃に主として溶連菌による細菌が感染して起こります。

引用:関西医科大学附属病院

膿栓が溜まっていると、症状がない場合でも腎炎などの重い病気を引き起こす可能性もあるので、喉の違和感が続いたら、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

膿栓とは、扁桃のくぼみにできる臭い玉です。白色や黄色の膿栓をつぶすと強い臭いを放つために、臭い玉やにおい玉と呼ばれます。膿栓がたまると、くしゃみの唾が臭いようになります。

膿栓は体の免疫反応によってできる副産物です。口や鼻から入ってきた細菌やウイルスを捕まえて殺すために、扁桃からは白血球などの免疫物質が分泌されます。免疫と細菌・ウイルスの戦いの後、扁桃のくぼみ(陰窩)には白血球などの死がいと食べ物のかすがたまって膿栓ができます。

>>膿栓が溜まる場所はこちら

膿栓 ためしてガッテン 取り方

テレビで紹介された「膿栓の取り方」を見つけました。それがコレです!

  1. まずは、うがい薬を使い、うがいをしっかり行ってみる(マスク等で喉への細菌・ウイルス付着を防ぐ)
  2. 病院で慢性扁桃炎を抑える薬の使用
  3. 膿栓を取り除く(耳鼻咽喉科にて取り除きます)
  4. 扁桃摘出術(扁桃を切り取ってしまう手術=薬でだめなら最終手段)

引用:yonta64のテレビ番組ブログ「【放送内容まとめ】ためしてガッテン”臭い玉”=”膿栓”の取り方!?」より

「ためしてガッテン」の膿栓が溜まった時の対策法は正しいかもしれませんが、病院に行かないと膿栓が取れないので、自分で取りたい場合は、この内容では納得できないでしょう。

膿栓の取り方 コツ

臭い玉を自分で何とかして取りたいかもしれないが、臭い玉を無理に取ろうとすると扁桃に傷をつけて炎症を起こすことがあるのでご注意ください。

臭い玉の除去はうがいで取るのが一番安全ですが、うがいで取るにはコツが必要です。うがいで臭い玉を取る時のコツは、「おーは」や「おーは」など声だしながらうがいをすることです。ただし、うがいではそれほど取れないので、期待し過ぎないほうがいいです。

引用:臭い玉(膿栓)をうがいで取るには、ちょっとしたコツがいります

膿栓の取り方 簡単なのは綿棒で取る方法

綿棒で臭い玉を取る

>>綿棒を使用した臭い玉の取り方はこちら

臭い玉の取り方で簡単なのは、綿棒を使う方法です。臭い玉のある扁桃の窪みの周りを押すとポロっと臭い玉が出てきます。この時、臭い玉を穴の中に押し込んでしまわないよう注意が必要です。また、綿棒で扁桃を強く押すと粘膜に傷つけてしまう原因になります。

次の方法が、綿棒を使った一般的な膿栓(臭い玉)の取り方ですのでご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)の正しい取り方
1、 滅菌済みの手袋を両手に着けます。
2、 消毒済みの(軸が長く頭が小さい)綿棒を用います。
3、 たいていの目視できる臭い玉(膿栓)は綿棒で取れますが、少しコツがいるかもしれません。臭い玉(膿栓)を綿棒にくっつけて引き出す要領でしないといけないのですが、臭い玉(膿栓)の頭を押してしまうと、穴の中に押し込んでしまうことがあります。
4、 容易に取れない場合は、臭い玉(膿栓)周辺の粘膜を指でゆっくりと押して出します。臭い玉(膿栓)が、ぐにゅぐにゅと連なって出てくることがあります。
5、 押しても出ない時は、無理に押さないようにしてください。扁桃を傷める原因になります。

引用:臭い玉の取り方って知っていましたか?

臭い玉(膿栓)の取り方動画

これまで膿栓の取り方についてご説明しましたが、ここからはやらない方が良い「膿栓除去法」をご紹介します。どうして良くないのかが理解できると思います。

膿栓の取り方は、YouTubeやニコニコ動画にたくさん紹介されています。YouTubeの調べ方は、Googleで「臭い玉取り方動画」と検索すると表示されるので、ご興味ある方は一度ご覧になってください。

でも、決してマネはしないようにお願いします。

というのは、ユーチューブなどの動画の中にある臭い玉(膿栓)の除去法は、鏡の前で大きく口を開き、喉に綿棒を突っ込み、「おえっ、おえっ」と苦しんでいる姿です。そして、最後には決まって、「大きな臭い玉が取れた!」とか、取れた臭い玉を嗅ぎ「臭い!」とか言って終わります。

これらの動画の多くは、ユーチューバーという人たちがビジネスでアクセス数を稼ぐために、面白おかしく作成したものです。

しかし、問題なのは、手を消毒していないし、また綿棒や箸などで扁桃(へんとう)を突っつくと傷つけ化膿するかもしれません。現に動画の臭い玉除去法をマネして出血した方もおられます。

扁桃から出血

あなたは、そのような危険なことをしないかもしれませんが、ご注意ください。

YouTubeでは「臭い玉洗浄マシン」で取ると良く取れる、とありますが、高価で製作が面倒などデメリットも多いです。

舌で取る

舌を上手に使って膿栓を取っている人もいます。この方法は、あまりにもグロテスクなので動画を見ることははおすすめできません。でも、舌で臭い玉(膿栓)を取る方法はアリかもしれません。

舌で膿栓を取る

これは、使っている道具が舌なので、柔らかく喉を傷つけたり感染する心配がありません。それどころか、舌を動かすことで舌筋が鍛えられるため、唾液線も活発になるかもしれません。

でも、舌筋が衰えている人が、無理に喉の奥まで舌を動かすと、舌が引きつってしまうかもしれないのでご注意ください。

動画では、舌を器用に動かして扁桃の穴から出ている臭い玉(膿栓)を取る様子が写っていました。舌を扁桃に押さえつけると、臭い玉(膿栓)が穴から少しずつ出てきて、最後には米粒のような臭い玉(膿栓)が、ポロっと舌の裏に落ちていました。

その後、落ちた臭い玉(膿栓)を、また舌を使って口に出すという動画でした。

動画では簡単に見えるかもしれませんが、舌で臭い玉を取るのはかなりコツがいると思います。

つまようじで取る

動画の中で多かったのが、つまようじやピンセット。意外にもつまようじのような先のとがった物を使って臭い玉(膿栓)を取っている人が多いので驚きました。

動画の中では、つまようじやピンセットで器用に、扁桃に付いている臭い玉(膿栓)を取っていましたが、一つ間違えると喉の粘膜を刺してしまい出血するかもしれません。このような怖いことをやっていることにも驚きましたが、動画にアップロードしていることで勘違いするのではと心配しました。

直接手で取る

膿栓を取るのは危険

しかし、自分で取ろうと喉をいじると粘膜を傷つけ炎症を起こしかねません。傷がつくとよけいに臭い玉(膿栓)ができる原因になるので、喉をいじるのはおすすめできません。

たとえ膿栓が取がれたとしても、穴が大きくなるためよけいに膿栓ができる原因になります。

膿栓 取り方 知恵袋

Yahoo!知恵袋でも、膿栓の取り方に関する質問と回答が多くあります。しかし、「膿栓が大量に出てきた」「毎日膿栓が出てくる」というケースについては注意が必要です。

発熱や喉に痛みがない、慢性的な臭い玉であれば、自分で取ることもできますが、急性扁桃炎や咽頭炎などが悪化して膿栓が続いている場合は、耳鼻科を受診することをお勧めします。

膿栓 自然に取れるまで待つ

膿栓がたまると、喉に違和感が続いたり口臭原因になるので、(ためしてガッテンで紹介された人のように)膿栓が大量に出てくると怖くなり、一日でも早く除去したいと思うことでしょう。

ところが、たいていの膿栓は放っておいても体に害はなく、食事などの時に飲み込んでしまいます。たまに咳やくしゃみなどをした時にポロっと口に出てくることがあります。

口臭の原因になる膿栓には取れるタイミングがある!

膿栓を取るときの注意点

膿栓が成長すると、扁桃の表面にポツンと目で見えるようになります。この状態になると、食べ物と一緒に飲み込んだり、咳をしたときに、玉が口の中にポロっと落ちることがあります。このタイミングに合わすと、うがいでも膿栓は取ることができます。

引用:うがいで臭い玉を取る

無理に取らない

膿栓の自然に取れるタイミング

1,会話中に、口の中にポロっと乳白色の小さな塊(膿栓)が落ちてくる。
2,えへんと咳をした時、クシュンとくしゃみをした時に、勢いで口の外に飛び出す。(口に手を当てていると、手に膿栓が付いていることも。)
3,食べ物を飲み込んだ時に、知らない間に膿栓が取れていて飲み込んでいる。

引用:臭い玉(膿栓)をうがいで取るには、ちょっとしたコツがいります

膿栓は放っておいても自然にとれるものですが、個人差があり中々とれないケースもあります。いつまでも取れないからと、道具を使い無理に膿栓を取ろうとすると、喉粘膜を傷つけてしまうのでおやめになってください。

膿栓を取ろうとする時の重要ポイントは「タイミング」です。膿栓がとれやすい状態になると容易に取れるので、その時まで待つのが賢い方法と言えます。

膿栓が見えない場合

膿栓を上手に取るためには、膿栓のある場所を見つけることが大事です。確認方法は、鏡をのぞくと、喉の左右のふっくらと膨らんだ扁桃の窪み部分にあります。膿栓がどこにあるのか、目視で確認できない場合は、取ろうとするとアブナイのでおやめになってください。

膿栓が確認できない場合は、うがいを行うことによって口臭を防ぐことができるので、小まめに水を飲んだり、喉のうがいを行いましょう。

参考>>膿栓(臭い玉)が見えない場合の取り方・対策は?

ライト付きデンタルミラーで見ながら取る

喉は狭く暗いために、膿栓が見えにくいものです。見えない状態で膿栓を取ろうとするのは大変危険です。そのような時にはライト付きのデンタルミラー(歯鏡)で覗くと良いでしょう。ただし、デンタルミラーは、膿栓のある位置を確認するだけで、覗きながら取るのは難しいです。

嘔吐反射がひどい場合

膿栓を取る時に、口の奥に指や異物を突っ込むと、嘔吐反射でおえっとなると思います。そのため、綿棒など器具を使えない人が多いです。

嘔吐反射しないようにするには、舌を出したまま弱く「はあぁー」と息を吹きながら膿栓の部分に水を当てるのがコツです。

のどを傷めないようにする

丸形洗浄瓶で膿栓を取る時に、水を使うと喉を傷めることがあります。喉がデリケートな人の場合には、生理食塩水を作ってから使用すると良いでしょう。

使う前に、喉が腫れているとか咳が出ている場合は、自分で膿栓を取ろうとしないで、耳鼻科診療を受けられることをおすすめします。

おすすめの膿栓除去法

うがいによる取り方

うがいで臭い玉(膿栓)を取る時のやり方について詳しく説明します。

口臭が消える美息美人

耳鼻科のお医者さんに、臭い玉のことを相談すると、治療しないで「うがいをして喉をきれいにしてください。」といわれることが多いようです。(耳鼻咽喉科の医師によっては、臭い玉の予防法として「鼻うがい」を勧められる)

その理由は、口や喉に細菌が増えると膿栓ができやすくなるからです。水で口内の汚れを洗浄することで予防になりますが、うまくタイミングがあえば、うがいの時に膿栓が取れることもあります。
うがいは臭い玉をねらう

うがいのコツは、「あー」「おー」と声をだしながらうがいをすることです。水が扁桃に当たるように首を傾けてガラガラとうがいをすると良いでしょう。

うがいの後、口から水を吐き出しても膿栓が取れないときは、喉を少し詰まらせて息を吐き出す(痰を吐き出すような感じで膿栓を絞り出す)方法も試してみてください。扁桃の表面にくっついている臭い玉なら、これだけで除去できることがあります。

たとえ臭い玉(膿栓)を取ることができても、膿(膿汁)が残ると臭いは無くなりません。口臭を予防するためには、「うがい」で膿を洗浄して喉を清潔にすることが重要です。

引用:臭い玉(膿栓)と口臭はうがいで予防する!?

アルカリイオン水でうがいをすると良く取れる

アルカリイオン水のうがい

うがいで重要になるのは、「アルカリイオン水」を使用することがポイントです。(※アルカリイオン水は、口臭予防歯磨き粉「美息美人」という商品)

次の図は、アルカリイオン水でうがいを行うと膿栓が取れるイメージです。

膿栓ができた

アルカリの作用で膿栓の表面が溶かされるため、取れやすくなります。

膿栓が溶かされる

膿栓が取れた後もアルカリイオン水でうがいを行うことを続けると、膿栓をできないように予防できます。

膿栓ができなくなる

詳しくは『口臭はアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。

アルカリイオン水を使うと、膿栓が取れるだけでなくできなくなる。このことが、おすすめする一番の理由なのです。

アルカリイオン水のうがい方法は、朝晩の歯磨きのときにガラガラうがいを行います。そして、日中も小まめにガラガラうがいをするのがコツです。菌を洗い流し喉を清潔に改善することで、臭い玉(膿栓)を予防できます。

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これからご紹介する膿栓の取り方は安全面からは決しておすすめできませんが、(自己責任で使用される場合)うまくいけば、膿栓によるトラブルが少しだけ軽減するかもしれません。

まとめ

膿栓がたまると、のどがイガイガするなど違和感ができたり、口臭の原因となります。そのため、膿栓が取れるとスッキリするし、大きな膿栓が取れた時には気持ちいいと思うことでしょう。しかし、取り方を誤るとトラブルの原因にもなります。

膿栓対策で一番大事なことは、膿栓は自分で取ってはいけないことです。それに、膿栓は無理に除去しなくてもタイミングがくれば自然に取れてしまうので、それまで待つか、待てない場合にはうがいを行うと早く取れます。それが膿栓を安全に対策(予防)するコツです。

また、慢性的な膿栓の場合は、除去しても何度でもできるので、うがいなどで予防することも大切です。
美息美人のアルカリイオン水でうがいを行うと、膿栓がより簡単に取れるだけでなく扁桃炎の心配も減ることでしょう。

【参照リンク・参考文献】
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でも分かるテーマパーク802
日本口臭学会 口臭と口臭症に関連する用
日本耳鼻咽喉科学会 代表的な病気
・日本口臭学会 口臭への対応と口臭治療の指針2014
日本口腔ケア学会
・順天堂大学医学部附属天堂医院

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