
こんにちは、口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の 上林登です。
「舌の奥にブツブツがある…これって病気?」と不安になりますよね。実は、その多くは有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)や舌扁桃(ぜつへんとう)という、誰にでもある正常な構造です。ただし、片側だけ腫れる・硬いしこりや出血がある・2週間以上続く場合は、感染症や腫瘍など治療が必要な病気のサインのこともあります。
まずは「左右対称・痛みなし・2週間で変化」の3点を確認しましょう。受診先の目安は、口の中だけの症状なら歯科口腔外科/耳鼻咽喉科、全身症状があれば内科/小児科です(参考:国立がん研究センター|受診の目安 / eo健康)。
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まず結論:舌の奥のブツブツは多くが正常。見分ける3つのポイント
【結論ボックス】
・舌の奥のブツブツは、多くが正常な構造や一過性の軽い炎症です。
・左右対称/強い痛みなし/2週間以内に落ち着くなら心配は小さめ。
・赤旗サイン(片側だけの腫れ・硬いしこり・出血・急な増加・飲み込みにくさ)があれば早めに受診を。
・迷ったら下の「セルフチェック」で確認→改善しなければ受診へ。
- 左右対称に並んでいるか
- 痛みや違和感がないか
- 2週間以内に腫れや色の変化が治まるか
上の条件を満たす場合は、多くが正常範囲です。反対に、片側だけ腫れる・硬いしこり・出血・2週間以上続く変化があれば受診をおすすめします(受診の目安:国立がん研究センター)。
正常なブツブツ=有郭乳頭と舌扁桃
日本歯科医師会の解説(8020テ―マパーク)や歯科の分かりやすい図解(ビバ歯科・矯正小児歯科)でも、舌の奥には次の二つの正常構造があると示されています。
有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)
- 舌根と舌体の境目に、米粒状の突起が横弓状に一列で並ぶ
- 味蕾を多く含む感覚の要所
- 左右対称で痛みがなければ通常は正常
舌扁桃(ぜつへんとう)
- 舌の奥(舌根)に小さなブツブツが広く分布するリンパ組織
- 免疫を守る役割があり、風邪などで一時的に腫れることも
- 炎症が収まれば元に戻ることが多い
これらは誰にでもある構造です。左右対称で、強い痛みがなく、2週間以内に落ち着くなら過度に心配はいりません。
異常の可能性があるブツブツ
次のような場合は異常のサインの可能性があります。
赤いブツブツ
- ウイルス性口内炎・溶連菌感染症(いちご舌)など
- 発熱や喉の痛みを伴うことがあります
白いブツブツ
- カンジダ症(こすって取れる)や白板症(こすっても取れない)など
- 長引く・広がる場合は受診を
痛み・腫れがある
- 口内炎や外傷などの炎症
- 2週間以上続くなら医療機関へ
強い臭いを感じる
- 膿栓や咽頭部の炎症の可能性
- 異物感・咳払いが続くときは耳鼻咽喉科へ
何科に行く?受診の目安
eo健康を参考に、症状別の受診先は以下のとおりです。
- 口の中だけの症状 → 歯科口腔外科 or 耳鼻咽喉科
- 喉や全身症状(発熱・発疹)あり → 内科 or 小児科
- しこり・色の変化が2週間以上続く → 専門医を早めに受診(NCC受診の目安)
セルフチェック5ステップ
不安になったときは、次の手順でやさしく確認してみてください。
- 鏡とライトを用意:明るい場所で舌の奥を見やすくします。
- 左右対称か確認:位置と大きさが左右同じかをチェック。
- 痛み・違和感の有無:飲み込む/動かすときの違和感を確認。
- 色の観察:赤・白などの変化をメモ。
- 2週間後に再チェック:変化がなければ受診を検討(NCC「受診の目安」)。
今すぐできる安全ケア
- 刺激の強い飲食を控える:辛味・熱すぎる飲み物は粘膜刺激に。
- 乾燥を避ける:こまめな水分補給と鼻呼吸。
- 舌はやさしく:専用舌ブラシで軽く1日1回まで。
- 生活リズムを整える:睡眠・栄養・ストレスケアで免疫を保つ。
よくある質問(FAQ)
舌の奥のブツブツは正常ですか?
多くは正常な有郭乳頭や舌扁桃です。左右対称で痛みがなく、2週間以内に落ち着けば心配は小さいでしょう。
赤い/白いブツブツは病気ですか?
赤は炎症・感染、白はカンジダや白板症の可能性があります。発熱・広がり・長引く場合は受診を。
何科を受診すればいいですか?
口の中の症状だけなら歯科口腔外科か耳鼻咽喉科へ。全身症状があれば内科/小児科も検討してください(eo健康)。
受診の目安はありますか?
“2週間ルール”が目安です。2週間以上治らない・悪化する・しこりや出血がある場合は、早めに専門医を受診してください(NCC)。