口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。
本日のブログは、わたしの口臭体験です。(2014年の記事を訂正)
以前、口臭で悩んでいた当時では決してなかったことが、今日、定期健診で歯医者さんに行って起きました。
それは、歯科衛生士さんからブラッシングをほめられたことです。
歯科衛生士「上林さん、その後お変わりはありませか?」
わたし「調子良いですよ。」
歯科衛生士「それでは、お口の中を見させていただきますね。」
歯周ポケットを中心に、一とおり口の中のチェックを終えると、驚いた声で、、、
歯科衛生士「きれいですね。良く歯みがきができていますね。」
歯科衛生士の心の声(今まで汚い歯だったのにキレイになってる?何をしたのだろう?)
わたしの心の声(やった~!)
(謙遜して)
わたし「いや、疲れて寝る前に歯磨きが出来ない時には、朝、奥歯の奥の歯茎がぷ~んと臭うこともあるんですよ。」
歯科衛生士「これだけ歯茎もきれいだったら、大丈夫ですよ。」
わたし「はい。臭うときには、いつもより丁寧に歯磨きをするんですが、すぐに治ってしまいます。」
歯科衛生士「今、口臭もありませんし、歯茎もきれいなので、この調子で歯みがきを続けてくださいね。」
歯科衛生士さんから口臭もないと誉められてことで、つい嬉しくなって、
わたし「分かりました!」と大きな声で返事をしてしまいました。私が口臭で悩んでいた当時のことを知らない人ならこの話を聞いても、歯科衛生士さんと患者さんのよくある話なのですが、わたしにとっては奇跡の話ような出来事でした。まさか、ここまで良くなるとは想像できなかったからです。
6年ほど前(2008年)の私の口は、歯周病で前歯がグラグラと動揺し始めていました。
両側の奥歯付近の歯茎は、幾度となく腫れて出血までありました。
もちろん丁寧に歯磨きをしても、口臭がしていたらしく、わたしと話すと、相手が鼻を手で覆うしぐさで気づきました。人の態度を見る度に落ち込んでいったものです。
歯周病と口臭の悪い状態が続いてたので、歯医者さんに行っても、必ずブラッシング指導をされ、やっぱり、臭いんだ。。。」とかってに解釈し落ち込んだものです。
だから、口臭がある時は、歯医者さんに行くのが本当におっくうでした。
それが、口臭予防歯磨き粉「美息美人」に出会ってからは、歯医者さんに行くのが楽しみになったのですから不思議なものです。少し前の口臭で悩んでいた時からは、自分でも信じられないことです。そして、歯がキレイになる、口臭がしなくなる、ことがこれほどうれしいこととは思いませんでした。
ですから、あなたにも私と同じ体験をしてほしいので、私の行った方法で特に良かった点についてご紹介させていただきます。ぜひ、ご参考にしてください。
関連記事>> 現役歯科衛生士が教える「正しい歯磨き」の仕方
どの歯ブラシが良い?
効果的にブラッシングするためには、どのような形、どのような毛先、毛の材料などを考慮しないといけません。それほど、歯ブラシの種類によって、ブラッシング効果が違います。
歯磨きのプロである歯科衛生士さんであれば、歯ブラシを選ばないかもしれません。しかし、私たち一般人は、プロのように上手く歯磨きができません。だから問題なのです。
一般的な歯科医師や歯科衛生士がすすめる歯ブラシは、「植毛部分が細く小さい」ものです。この理由は、歯ブラシが、奥歯や歯の裏側など狭い部分にも容易に入るからです。しかし、小さな歯ブラシではブラッシングに時間がかかり面倒です。このことが問題です。
そして、仕上げには、「フロス」という糸ようじで歯の間の歯垢を取るように言います。
しかし、歯科衛生士さんが患者にフロスで磨くことは簡単かもしれませんが、患者が自分の口の中にフロスを入れて前後に動かすのは困難です。フロスを難しく感じるのは私だけでしょうか?そんなことはないはずです。
それに、フロスの効果にも疑問があります。フロスを使うと歯間の歯垢を取ることができるかもしれません。しかし、歯垢が多く付いているのは、歯と歯茎の境目の溝部分です。ここに付いた歯垢によって虫歯や歯周病になります。だから、歯と歯茎の境目にフロスを当てないといけないのですが、難しいだけではなく、無理にしたら歯肉に傷がつくかもしれません。このことが、フロスの欠点なのです。
それでは、どうしたら良いと思いますか?
忙しくブラッシングに時間をさくことができない。そういう方の場合には、小さな歯ブラシではなく大きな歯ブラシのほうが良いです。でも、大きな歯ブラシでは、狭い部分や歯と歯茎の境目はキレイに磨けないのでは?
その通りです。大きな歯ブラシは簡単ですが、隅々までキレイに磨けません。ですから、仕上げは、ブラシ部分が小さく極細毛の歯ブラシを使ってください。できれば、超音波歯ブラシが良いです。そのほうが、短時間できれいに磨けます。このように、2本の歯ブラシを使い分けることが、短時間にキレイに歯磨きを行うためのポイントです。
そして、使いずらいフロスではなく、歯間ブラシを使われることをおすすめします。歯間ブラシであれば、だれでも使えます。歯の間に歯間ブラシを入れて2~3回前後するだけで良いです。これ以上こすると、歯肉を痛めるかもしれないし、何もしないよりもずっと歯垢を取る効果があります。
このように、2本の歯ブラシと歯間ブラシを使い分けるのがコツです。
しかし、ブラウンの電動歯ブラシを使用すると、もっと効果的です。
どの歯磨き粉が良い?
歯磨き粉の種類はたくさんあるため、どれを使うのが良いのか迷ってしまいませんか?ここでは、効果的に歯磨きを行うための歯磨き粉を選んでいただくための基準についてお伝えします。
歯磨きが上手にできない人におすすめの歯磨き粉
歯磨きが上手にできないと、すぐに虫歯や歯周病になります。口が汚れると口臭もします。この理由は、歯磨きをしても常に磨き残しができるからですが、このような人の場合には、歯垢がつき歯が黄ばむのも特徴的です。
歯磨き指導を受けても、どうしても上手に磨けない人の場合には、研磨剤が入っている歯磨き粉が必要かもしれません。
私としてはおすすめではありませんが、上手に磨けない場合には、研磨剤入りの歯磨き粉で歯磨きを行うほうが良いでしょう。でないと、歯垢・歯石がつきすぐに歯が黄ばむ、虫歯、歯周病になるかもしれないからです。
舌苔が気になる人におすすめの歯磨き粉
舌苔ができる人の特徴は、唾液が少ない、口が乾くことです。舌が乾くと舌苔ができやすくなります。
ところが、市販の歯磨き粉には合成界面活性剤などの添加物が含まれています。これら刺激性の添加物が舌に付着すると、舌粘膜の角化がすすみ舌苔の原因となります。
ですから、舌苔ができている人が市販の歯磨き粉を使うのはおすすめできません。でも、市販の歯磨き粉を使っても舌苔ができない人がいます。不思議ではありませんか?その理由をいいます。
舌がキレイな人の場合には、常に多量の唾液が口の中を洗浄します。だから、たとえ、歯磨き粉の添加物が付いても唾液が洗浄してしまうから大丈夫なのです。
もし、あなたが舌苔が気になっているのでしたら、無添加の歯磨き粉が良いです。
関連記事:舌苔がすぐにたまる!原因と対処について
効果的な歯磨きは、食後・食前?回数は?
効果的に歯磨きを行うには、いつ磨くのが良いと思いますか?
「食後30分以内に歯磨きを行うと脱灰化の影響で歯が弱くなる」、「食後は食べかすを取るために必ず歯磨きをしないといけない」、「歯磨きのし過ぎは良くない」など、歯医者さんによっても意見が分かれます。
どれも、一理あるのですべてが間違いではありません。しかし、理想だけではなく現実的なことを考慮すると、一つの答えが出てきます。
起床時と就寝前に歯磨きを行う。
起床時は、一日の内で最も口腔内に細菌が増えて汚れている時間帯です。だから、朝起きたときは、口がネバネバする、口臭がします。
このまま、朝食をとる人がいますが、汚い口で食事をしても美味しいはずがありません。ばい菌も一緒に飲み込むことになるのですよ。この二つの理由からも、効率的に口の汚れをとるのなら、起床すぐに歯磨きを行うのが良いでしょう。
口の中のばい菌は、寝ている間に増えます。だから、朝起きた時に口に不快感を感じたり口臭がします。これらを予防するためには、寝る前にしっかり歯磨きを行い、出来る限りばい菌を減らすことが大切です。
歯磨きの回数については、しっかりと磨けば、起床時と就寝前の2回で十分です。たとえ、回数を増やしても、細部が磨けていなければ歯垢が残るので、虫歯や歯周病になります。
効果的に歯磨きを行うポイントは、回数ではなく丁寧に磨くことです。
正しい歯磨きの仕方
正しい歯磨きというよりも、効果的な歯磨きの仕方というほうが良いかもしれません。どういうことかというと、歯科衛生士さんがすすめるような正しい歯磨きの仕方を学んでも、教えられたとおりにできなかったら、意味がありません。
私たちが望むのは、歯磨きの仕方ではなく、簡単な方法なのに虫歯や歯周病、口臭にならないことです。できるだけ簡単にできて、より効果が出る歯磨き方法が必要なのですよね。
口臭原因については⇒⇒『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』
それでは、私が行った効果的な歯磨きの仕方をご紹介します。
- 無添加歯磨き粉を使用
- 硬い毛先の歯ブラシと極細毛の歯ブラシの2本。そして、歯間ブラシとワンタフトブラシを使い分けする。
- 硬い毛先の歯ブラシを使い、上下・表裏・咬合面の歯面をブラッシングする。一部分のブラッシング回数は10~15回必要。
- 極細毛の歯ブラシ(音波振動歯ブラシ)を使い、歯と歯ぐきの境目と、歯間の磨きにくい部分を磨く。
- 歯間ブラシを使い、歯間の気になる部位を3回程度こする。
- ワンタフトブラシを使い、歯と歯ぐきの境目、歯間をなぜる。
- 歯磨きの途中、終了した後は、水でうがいしキレイに洗浄する。
- 舌苔がついている場合は、舌ブラシなどを使い舌の奥から2回だけなぜる。それ以上磨くと、舌を傷付けかえって舌苔の原因になるのでご注意ください。
たった、これだけですが、もう一つ付け加えると、歯磨き粉は「美息美人(びいきびじん)」を使ったことが効果的だったのかもしれません。