喉の違和感の原因は痰!?ストレス!?痰のからみ解消にはコレ!

唾液腺マッサージ

喉の違和感

喉に物が詰まっている感じがして、「のどの癌では?」と不安になっていませんか。

異物感は癌の初期症状のこともありますが、そのようなケースは稀です。喉に異物感、詰まった感じなどの違和感がある場合、咽頭炎・扁桃炎・喉頭炎などの可能性があります。また逆流性食道炎などによっても喉に違和感が起こることもあります。

私の場合には、喉にいつも何か詰まっているような感じがあり、その度に咳をするので、周囲の人には迷惑をかけているかもしれません。

喉の違和感といっても人によって、異物感がしたり、咳が出たり、痛みがあったりと症状は様々です。そして、原因も異なるので対処方法も違ってきます。

そして、喉の違和感の原因によっては、口臭を引き起こしますので、早目の対策が必要です。
もし、喉に違和感を感じて困っていましたら、この記事がお役に立つと思います。のどの違和感ができる原因と対策についてお伝えしていますので、是非ご参考にしてください。

記事は、口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登が書きました。

のどの違和感の原因で多いのは、臭い玉(膿栓)です。
参考:口臭の元になる「臭い玉」の原因と対策

喉の違和感の症状

のどの違和感といっても、色んな症状があります。よくあるのは、異物感。のどの壁に何かがくっついている感じがします。他にも次のような症状があります。

  • のどがスッキリしない
  • のどに違和感がある
  • のどに異物感がある
  • のどが痛い
  • よく咳が出る
  • よく痰が出る
  • 呼吸がしにくい
  • 声がかれる
  • 飲み込めない・むせる

のどに違和感を感じる時には、風邪などが原因の場合もありますが、病気になり、のどに違和感を感じていることがあります。詳しくは『エヘン虫が暴れる原因とだまらす方法はコレ!』をご参考にしてください。

のどがすっきりしない、違和感がある、異物感があるなど、のどの異常感を訴える人は多いものです。慢性の咽頭炎や扁桃炎、喉頭炎のほか、喉頭がんや咽頭がんの初期症状の場合がありますので早目に耳鼻咽喉科で診察を受けられることをおすすめします。また、胃食道逆流症や加齢によるのどの粘膜の分泌低下などによって違和感が生じる場合もあります。

引用:日本耳鼻咽喉科学会

喉の違和感の原因

喉に違和感を感じるからといっても、その原因は同じではありません。人によっていろんな原因があり、喉に違和感を生じていますので、次にご紹介する中からご自身の原因を探ってみてください。

風邪が原因で喉の違和感が起きる

喉に違和感を感じる原因で多いのは風邪やインフルエンザです。ウイルスや細菌に感染すると喉の粘膜に炎症を起こし腫れを起こします。喉が腫れることで痛みや違和感を生じますが、食道にまで細菌が感染すると、喉のつかえや胸やけを起こすことがあります。

風邪やインフルエンザは、疲れやストレスがたまり免疫力が低下しているときに感染しやすいので、普段から抵抗力を高めておくことが大切です。

ヒステリー球が原因で喉の違和感が起きる

のどにイガイガを感じる、何か引っかかる感じがする、エヘン虫がある、コロコロした物がある感じを受ける場合には、ストレスが原因になっていることが多いです。このような症状をヒステリー球といいます。

ストレスが過剰にかかると自立神経に影響し、交感神経が活発になります。交感神経が働き緊張すると、のどが狭くなり違和感を感じるようになります。

また、ストレスで交感神経が活発になると、唾液分泌に指令を出す副交感神経が働かなくなります。そのため、ドライマウスになることも。

のどが狭くなりドライマウスでのどが乾燥すると、よけいに異物感・違和感を感じるようになります。

ヒステリー球の症状は、自律神経の乱れ(自律神経失調症)のほか、アレルギーや精神疾患でも起きます。

自律神経の乱れが原因の場合の対策としては、リラックスできる環境をつくり、出来るだけストレスをためないようにすることが大切です。

アレルギーや精神疾患の場合には、悪化しないように早めに専門医で治療を受けることが大事です。

のどの痛みや声のかすれが原因

風邪にかかると、のどに炎症を起こし痛みや声がかすれたりします。風邪以外にものどに炎症があると、同様の症状が起きます。

のどが炎症を起こすと神経が刺激され、痛みを感じます。かぜのほか、のどの炎症には、のどの粘膜が腫れた咽頭炎・扁桃腺が腫れた扁桃炎・扁桃のまわりに膿がたまった扁桃周囲膿瘍・のどの奥の喉頭が腫れた喉頭炎・喉頭の入口にある喉頭蓋が腫れた急性喉頭蓋(がい)炎などがあります。
扁桃炎や扁桃周囲膿瘍はものを飲みこむときの強い痛みがあります。喉頭炎は声がかれます。急性喉頭蓋炎は強く腫れると気道をふさぎ呼吸困難になることがあるので注意が必要です。

咳・痰が原因

咳や痰が出る症状で多い原因は、風邪ですが、長期間咳や痰が出る場合には、胃食道逆流症が原因になっていることがあります。

とくに急性喉頭炎や急性気管支炎を起こした場合にはせきが出やすくなります。長い期間にわたってせきが続く場合には、胃食道逆流症や、喉頭アレルギー、血圧の薬の副作用、せき喘息、慢性気管支炎、肺結核、肺がんなどさまざまな病気の可能性があります。

また、痰に血が混じる場合には、それぞれの専門科で診てもらうことが大切です。

鼻、歯ぐき、のど、食道などの消化器、肺などの呼吸器、いずれから出血しても痰に血が混じります。

息が苦しいのが原因

息がしにくくヒューヒューと音が出ることがあります。このような場合には、呼吸器や肺に問題があるかもしれません。早目に受診されることをお勧めします。

もし余裕があれば、まず、本当に息がしにくいのか、あるいは息ができないのか、それともしにくい気がするだけなのかを区別することが大事です。ゆっくり深呼吸してみて、楽に息を吸ったり吐いたりすることができれば、精神的な問題も原因として考えられます。しかし、呼吸がうまくできず、ぜいぜい、あるいはヒューヒューといった音がする、さらに声もかれている、むせるなどの症状がともなっているときは、空気の通り道が何らかの原因で狭くなっている可能性があるので、急いで原因を調べ、対応しなければなりません。また、深呼吸そのものができない場合、空気の通り道は正常でも呼吸に関係する筋肉の働きが弱っていることも考えられ、いずれにしても早めの受診が必要です。
引用:日本耳鼻咽喉科学会

飲み込めない、むせることが原因

食べ物が飲み込めないとかむせる場合には、酷いドライマウスが原因であることが多いです。特にシェーグレン症候群になると、口やのどがパサパサに乾くため、パンやクッキーなど乾いている食べ物が飲み込めなくなります。

また、むせるのは、高齢者だけではなくあわてて飲み込もうとする行為でも起きます。高齢者になると、むせることで誤えん性肺炎を起こし生命にも関わるので、むせないようにすることが重要です。

むせる原因については…

むせるというのは本来は食道、胃に入る飲食物が喉頭でうまく仕分けされず、気管、気管支に入り、その刺激で咳が出る状態です(誤嚥:ごえん)。この場合も悪性腫瘍の存在や、声帯の運動障害の有無などをチェックする必要があります。

喉に違和感をともなう病気

喉に違和感をともなう時には、喉の炎症のほかに内科疾患やうつ病が原因になっていることもあります。

神経性胃炎

自律神経が乱れると胃酸が過剰に分泌され、神経性胃炎になることがあります。そのことから、胸やけや喉がつかえることがあります。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、暴飲暴食、加齢、肥満などが原因でおこる病気ですが、胃酸の逆流によって食道炎になると喉に違和感を生じます。

咽頭炎・扁桃炎

咽頭炎と扁桃炎は、どちらも細菌やウイルスの感染によって、咽頭部や扁桃腺に炎症がおきる病気です。炎症がひろがると、喉が赤く腫れ異物感や違和感がおきます。

また、扁桃炎が悪化するとリンパ腺が腫れるので痛みが強くなり、白い膿がつくことがあります。慢性扁桃炎になると、膿が痰などと混じり(膿汁のうじゅう)口臭原因となることがあるので、早目に治療を受けることが大切です。

気管支喘息

アレルギーが原因で気管支に炎症がおきたり気道がせまくなると、スムーズに呼吸することができなくなり、息苦しくなります。喘息発作が起きた時には、喉がつまり息が苦しくなります。

うつ病

うつ病は、原因が分からないことが多く、気力の低下、落ち込み、食欲減退、睡眠障害がおきます。うつ状態からイライラしたり疲れが激しくなると心身の健康に影響が出ます。そのような時に、喉に違和感を生じることがあります。

喉に違和感を感じる場合は何科に行く?

一般的に、喉がイガイガするなど違和感を感じるのは風邪が多いですが、その他にも慢性の咽頭炎や扁桃炎、喉頭炎などの場合があります。しかし、喉の違和感は、喉頭がんや咽頭がんの初期症状の場合にも起きるのでご注意ください。

また、喉の炎症を放置していると、炎症が慢性化することもあるので、早目の治療を受けることが大事です。喉に違和感を感じたときには、「ほっておいても治るだろう。」と我慢しないで、耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。

喉に違和感を感じる場合のお薬

喉に違和感を感じるといっても、「喉がつかえる。」とか、「喉が痛い。」など人によってその原因も状態も異なります。ここでは、市販されているお薬をご紹介しますが、気になられる場合は、耳鼻咽喉科で診てもらうほうが良いです。

『タケダ ストレージタイプH』:喉のつかえ感や異物感の症状に効果がある。他に、ストレスなどで胃の調子が悪いときにも良いようです。喉と胃では、まったく違うように思うかもしれませんが、ストレスが喉の違和感にも影響していることなのでしょう。

漢方では、直接のどに作用するというよりも、喉の違和感の原因となっている自律神経に作用しうつ病の改善やリラックスさせることを目的とします。

『漢方のツムラ 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』

体力中等度で、気分がふさいで咽喉食道部に異物感がある方ののどのつかえ感、しわがれ声、不安神経症 など

『漢方のツムラ 茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)』

体力中等度以下で、気分がふさいで咽喉食道部に異物感がある方ののどのつかえ感、しわがれ声、不安神経症 など

『クラシエ 漢方半夏厚朴湯エキス顆粒』
『日邦薬品工業 半夏厚朴湯エキス錠』
『松浦漢方株式会社 半夏厚朴湯エキス錠』
などがありますが、購入される前には、薬剤師さんにご相談されると良いと思います。

咽喉頭異常感症に効くツボ

喉の違和感に効くツボ

ヒステリー球が原因で喉に違和感を感じる場合には、自律神経を整えると効果があります。自律神経を整えるツボで、素人でも簡単に押すことができるのが「合谷ごうこく」というツボです。

人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指よりにあります。
このあたりに、「くぼみ」があり、指で押さえてみると、ズーンと響く感じがするところです。
喉に違和感を感じる方は、「合谷」を指圧したり、お灸をしてみてはいかがでしょうか?

引用:中国鍼灸院 箱嶌医針堂

喉の異物感と違和感は痰が原因の場合も

喉が臭くなるとか違和感を感じる原因

  1. 喉の奥や口腔内の免疫過敏症(アレルギー症)によるもの
  2. 口呼吸や唾液量の不足による喉の奥の乾燥によるもの
  3. 精神的緊張によるもの
  4. 耳鼻咽喉科、内科関係の疾患によるもの
  5. 膿栓や膿汁(粘液)によるもの

などが喉の異物感の原因になります。

自分自身のことを振り返ってみると、口臭には精神的なものが影響しているのかもしれません。それは、大事なことを人と話す前になると、緊張して必ず咳が出るからです。

それも、喉に虫がはってるかのようにイガイガとした感じになり何度も咳が出ます。今もそのことを思い出しただけで、喉がイガイガとして咳が出てきます。

一般的に喉の奥に違和感と口臭を感じている人に多いパターンがあります。

それは…

口呼吸またはいびきをかく人。もしくは、加齢やストレスなどでドライマウスになっている人。
(注意:降圧剤や眠剤、抗うつ剤などの副作用でもドライマウスになります。)

このタイプの人の場合、風邪をひきやすかったり、アレルギー鼻炎だったりで、膿栓(のうせん)も出来やすくなります。
膿栓(のうせん)だけではなく、膿栓ができる陰窩(いんか)から膿汁(粘液)が分泌されます。

喉の陰窩(いんか)から分泌される膿汁(粘液)は、口の中に流れてくると、ネバネバとして気持ち悪い感じになります。その味は苦く、多くの方が不快だと訴えられています。

この膿汁(粘液)が、口臭の隠れた原因なのです。

ネバネバした膿汁(のうじゅう)が唾液にも混じるために、唾液を嗅ぐと唾のニオイではなくどぶ臭いニオイになります。
詳しくは、『膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!』をご参考にしてください。

このことが、喉に異物感を感じる原因です。しかし、説明はまだ半分しか終わっていません。

のどの違和感は飴をなめると取れるだろうか?

をなめると喉の違和感は多少軽減されるかもしれませんが、においを消すことはできません。反対に、飴のにおいが混じりよけいに嫌なにおいになるかもしれません。

また、こんな人もおられます。
口臭をしていると周囲に迷惑をかけてしまうので、マスクを着用するようにしている人も結構おられます。

私も、口臭があり困っていたときには、常にマスクをするようにしていました。でも、そのマスクが臭くなり不快になることもしばしば。

喉の違和感をなくすには

それでは、どうすれば、喉の違和感や口臭をなくすことができるでしょう?

ストレスや精神的緊張を減らすことも大切ですし、唾液腺マッサージやパタカラ体操などで舌のトレーニングをすると唾液分泌を促すので良いです。しかし、これらには問題があります。

ドライマウスになる原因となるストレスや精神的緊張は、脳で理解していても簡単に改善することが出来ないからです。

また、舌のトレーニングだけでは、多少ドライマウスは軽減したとしても、問題となっている喉の違和感の元まで取ることは出来ず、口臭がなくなることは期待できません。

だからといって、それらをやる必要がないとは言ってないので誤解しないでほしいのですが、大事なことは、それらをやるだけではなく、この方法と併用することが重要なのです。

その方法とは…

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のアルカリイオン水で、喉のうがいを行うことです。

歯磨き以外にも、日中2~3回、アルカリイオン水でガラガラうがいをします。
このことによって、喉の細菌を洗い流すことができるので、膿栓(のうせん)や膿汁(のうじゅう)が出来ないように予防できます。

そして、水を小まめに飲むことで喉や口内が乾燥しないようにできます。

この2つのことを実行することで、喉の違和感と口臭を予防できます。
もし、喉が臭いと困っていましたら、この方法を是非お試しください。

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