臭い玉(膿栓)

喉に白い臭い玉(膿栓)ができたことで困っている人が多いのではないでしょうか。でも、臭い玉(膿栓)は取っても何度でもできるし、人によってできる原因が異なります。ですので、自分の臭い玉(膿栓)ができる原因をよく知って対策することが重要です。
こちらでご紹介している記事をお読みいただければ、臭い玉(膿栓)の悩みを解決できると思います。

臭い玉(膿栓)とは

膿栓(臭い玉)を指の上にのせる

膿栓(臭い玉)は、扁桃(へんとう)の穴に粘液(免疫)と細菌の死がいが集まってできた米粒大の固まりです。 ですから、膿栓が出来ると、喉がイガイガしたり、喉から鼻に抜ける口臭を感じるようになります。

引用:口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方

臭い玉(膿栓)が出来る場所

臭い玉(膿栓)ができると、喉に白い玉が見えることがありますが、一般的には扁桃(へんとう)の陰窩(いんか)という穴の中にかくれているために見えないことの方が多いのです。詳しくは『膿栓が見えない?膿栓のできる場所はここ!直接取るのは危険』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)ができた時の症状

えへん虫

臭い玉(膿栓)は見えていないのに、喉にイガイガなど違和感を感じたり喉から鼻にかけて下水臭がすることも。喉がイガイガしエヘン虫がよく出る場合は、『エヘン虫が暴れる原因とだまらす方法はコレ!』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)が口臭原因!?

臭い臭いと鼻をつまむ女

ところが、ある日くしゃみや咳をした時に、臭い玉(膿栓)が口に飛び出してくることがあります。初めて異様な形の臭い玉(膿栓)を見たり、ひどいニオイを嗅ぐことで、口臭が気になるきっかけになる人が多いです。

臭い玉(膿栓)が臭くなるのは…

細菌の死がいの固まりである膿栓(のうせん)に細菌が繁殖し腐敗を起こすからです。だから…膿栓(のうせん)は臭い!

引用:口臭原因!膿栓(のうせん)についての基礎知識

本当は膿汁(のうじゅう)が口臭原因になっている

粘液のイメージ

膿汁(のうじゅう)というのは聞きなれない名前かもしれませんが、膿汁は膿栓の元となる粘液です。

膿汁ができると、喉に痰がへばりつくような感じになり違和感を感じることがあります。また、膿汁は唾液に混じり、舌の奥に舌苔(ぜったい)をつくる原因になる。この二つのことによって、強い口臭を発生する原因になります。

口臭の元である膿汁(のうじゅう)は、扁桃(へんとう)から分泌される粘液(免疫物質)に細菌の死がいなどが混じり膿化したものをいいます。

膿汁(のうじゅう)は、だから臭い!それに、固まると臭い玉(膿栓)になる悪質な液体なのです。

引用:膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!

臭い玉(膿栓)や膿汁ができる原因

膿栓のできる仕組みの図

臭い玉(膿栓)や膿汁は、喉にばい菌が増えることで扁桃(へんとう)の陰窩という穴にできるのですが、次のようなことがあると、更にできやすくなります。

  1. 口呼吸で喉が乾燥する
  2. 唾液が少ないため、喉が洗浄できない
  3. 後鼻漏で喉に細菌が増える
  4. 蓄膿症
  5. 鼻炎
  6. 咽頭炎、喉頭炎
  7. 逆流性食道炎

引用:膿栓(臭い玉)は取ってもすぐできる!予防の仕方はコレ!

耳鼻科疾患があるときには、治療をうけて先ず病気を治すことが大事です。また、口呼吸などによって口腔乾燥を起こしているときには、それらを改善することも大切です。

臭い玉(膿栓)の取り方

膿栓を綿棒で取る

綿棒などを使用して、ご自分で臭い玉(膿栓)を取ろうとする人がいますが、喉を傷つけたりばい菌が感染するかもしれないので、おすすめできません。安全に臭い玉(膿栓)を取る方法は耳鼻科で除去してもらうのが良いと思います。しかし、耳鼻科では、高熱が出ているなど悪化しているケースを除いて取らない医師が多いようです。まずは耳鼻科で相談されてはいかがでしょう。

耳鼻科では、イソジンなどのうがい薬でうがいを行うように勧められることが多いです。イソジンのようなうがい薬には、喉のばい菌を殺菌する効果がありますが、臭い玉(膿栓)を取るのは難しいかもしれません。

うがいを行うだけであれば、水によるうがいでも代用できます。

引用:うがいで膿栓(臭い玉)を効果的に取る5つのポイント

臭い玉(膿栓)の予防

息をはく女性

喉に細菌が感染しても、異常増殖しなければ、いずれ喉はきれいになります。それは、食事や飲み物、唾液が喉の細菌を洗い流すからです。そして、免疫作用によって喉が清潔になります。これが健康な人のからだ。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

臭い玉(膿栓)ができやすい人の特徴は、口呼吸や唾液が少ないこと。そして、喉にばい菌が増えやすい環境にあることです。

ですから、臭い玉(膿栓)ができないように予防するためには、口呼吸を鼻呼吸になおすことも大事ですが、毎日、のどうがいを行い清潔を保つようにしなければいけません。常に喉がきれいな状態であれば、臭い玉(膿栓)や膿汁は予防できます。

引用:のどの膿を予防する方法!これで膿栓(のうせん)と膿汁(のうじゅう)はなくなる

扁桃腺白いできものの正体!原因から治療法、予防法まで徹底解説

扁桃腺に白いできものができたら?原因・治療法・予防法を解説

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

扁桃腺に白いできものができたことで心配になることがありますが、この記事ではその原因や治療法、予防法を詳しく解説します。

扁桃結石や扁桃炎など、さまざまな要因が白いできものの原因となることがありますが、適切な対処法によって改善が可能です。また、専門家の意見も紹介しながら、よくある質問にもお答えします。自分の症状に合った対処法や予防法を理解し、安心して適切なケアを行ってください。

扁桃腺白いできものの原因

先ずは、「扁桃腺の白いできもの」の画像を見て、ご自身のものと比べてみてください。

扁桃結石と扁桃炎の特徴

扁桃腺の白いできものの主な原因は、扁桃結石(膿栓)と扁桃炎です。扁桃結石は、口腔内の細菌や死んだ細胞が扁桃腺のくぼみに溜まり、硬化することで発生します。扁桃炎は、ウイルスや細菌によって扁桃腺が感染し、白い膿ができる症状です。どちらも、喉の痛みや発熱、悪臭などの症状が現れることがあります。

引用:扁桃疾患 兵庫医科大学病院

白いできものと癌の関係

喉に白いできものがある場合、扁桃腺癌が心配されることもありますが、扁桃腺癌は非常に稀な症状であり、ほとんどの白いできものは扁桃結石(膿栓・臭い玉)や扁桃炎によるものです。ただし、白いできものが長期間変化しない場合や、他の症状(例えば、耳の痛み、体重減少など)がある場合は、専門医の診察を受けることが重要です。

関連記事:【膿栓大量出現】原因と解決法!口臭不安を一気に解消する方法を公開!

扁桃病巣感染症の原因

慢性扁桃炎の場合、扁桃自体はほとんど無症状か、軽い痛みや異和感がある程度でも、扁桃から他の臓器に感染症を引き起こすことがあります。

扁桃が原因となって扁桃から離れた臓器(皮膚、関節、腎臓)に引き起こされる疾患」を扁桃病巣感染症と呼んでいます。

引用:旭川医科大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

扁桃炎の診断と治療法

扁桃結石と扁桃炎の治療法

扁桃結石の治療法は、口腔ケアや結石の除去です。口腔ケアには、うがい薬や歯磨き粉を使用し、扁桃腺を清潔に保つことが重要です。結石の除去には、医師による治療(例えば吸引や洗浄)や自宅でのうがいケアなどがあります。扁桃炎の治療法は、原因となるウイルスや細菌に応じて抗生物質や解熱鎮痛剤が使用されます。

痛みや熱がない場合の対処法

痛みや熱がない場合でも、扁桃結石や扁桃炎の進行を防ぐために、口腔ケアを徹底し、健康的な生活習慣を維持することが重要です。また、症状が悪化したり、改善しない場合は医師に相談してください。

予防方法と生活習慣の改善

口腔衛生と免疫力向上の方法

扁桃腺の白いできものを予防するためには、口腔衛生を徹底し、免疫力を向上させることが重要です。適切な歯磨きやうがい薬の使用、定期的な歯科検診が口腔衛生の向上に役立ちます。

また、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動を行うことで、免疫力を向上させることができます。ストレスを適切に管理し、喫煙や過度のアルコール摂取を避けることも、免疫力の維持に役立ちます。

よくある質問(Q&A)

以下の「よくある質問」に回答します。

Q)扁桃腺の白いブツブツは何ですか?
A)扁桃腺の白いブツブツは、主に扁桃結石や扁桃炎が原因です。

Q)喉に白いできもの いつ治る?
A)扁桃結石や扁桃炎の治療によって症状が改善されるまでの期間は個人差があります。適切な治療と口腔ケアが行われれば、通常は数日から数週間で改善されます。

Q)扁桃腺の膿の取り方は?
A)扁桃腺の膿は、医師による手術や自宅でのうがいケア(アルカリイオン水を使用)で取り除くことができます。ただし、無理に取ろうとすると傷つける恐れがあるため、注意が必要です。

Q)扁桃炎による白い膿は何?
A)扁桃炎による白い膿は、細菌感染によって扁桃腺に炎症が起こり、膿がたまった状態です。適切な治療が行われることで改善されます。

まとめ

この記事では、扁桃腺に白いできものができたときの原因、治療法、予防法を解説しました。扁桃腺の白いできものは、扁桃結石や扁桃炎が主な原因であり、適切な治療と口腔ケアが重要です。また、免疫力を向上させる生活習慣を維持することで、扁桃腺の白いできものを予防することができます。

参考文献・引用情報:

・口腔・咽頭の病気 一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 

うがいで膿栓を予防する

膿汁(のうじゅう)とは?原因、治し方、関連症状を徹底解説!

膿汁の原因と治し方、関連症状を知ろう

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

膿汁(のうじゅう)とは、体内の感染部位から分泌される粘り気のある液体で、多くの人が一度は経験したことがあるでしょう。膿汁は、喉や鼻、扁桃腺などに溜まり、不快な症状や口臭の原因となることがあります。

口臭の原因は歯の問題だけではなく、蓄膿症などの鼻やのどや咽頭・扁桃腺における疾患に関係することが多いことがわかりました。

引用:慶友銀座クリニック 口臭外来(息外来)

この記事では、膿汁の原因や治し方、関連症状について詳しく解説していきます。適切な対策を取ることで、膿汁による悩みを解決し、快適な日常生活を送ることができます。一緒に学んでいきましょう!

膿汁(のうじゅう)とは?

膿汁の読み方と医療用語の説明

膿汁(のうじゅう)とは、細菌感染が原因で体内で生成される黄緑色の粘液状物質です。主に、傷口や炎症が起こっている部位で見られます。

膿汁の主な発生部位

膿汁は、扁桃腺や鼻、喉などの耳鼻咽喉科に関連する部位によく発生します。また、歯周病や皮膚の感染部位でも見られることがあります。

膿汁に関連する症状

膿汁が発生すると、患部周辺に痛みや腫れが起こり、口臭や喉の違和感などの症状が現れることがあります。

膿汁ができる原因

膿汁・膿栓がよくできる人の特徴

膿汁ができやすい人は、免疫力が低下している、アレルギーや喫煙習慣がある、ストレスを抱えているなど、体調管理が不十分な場合が多いです。

耳鼻科疾患から膿汁ができる場合

中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎などの耳鼻科疾患が原因で膿汁が発生することがあります。

歯性上顎洞炎とは
虫歯や歯周病(歯槽膿漏)を治療せず放置していたために細菌が上顎洞に入り炎症を起こした副鼻腔炎のことです。

引用:副鼻腔炎・蓄膿症専門サイト ひろた耳鼻咽喉科医院監修 

ドライマウスが原因で膿汁ができる場合

唾液の分泌が減少すると、口腔内の細菌が繁殖しやすくなり、膿汁ができることがあります。

後鼻漏(こうびろう)で喉が粘つく場合

鼻からの分泌物が喉に流れる後鼻漏が原因で、膿汁ができることがあります。

膿汁の治し方

うがいで洗浄

膿汁が喉にたまっている場合、うがいを行うことで洗浄し、膿汁を除去することができます。

水分補給で膿汁を洗い流す

水分を十分に摂取することで、口腔内の環境を整え、膿汁を洗い流すことができます。

耳鼻科における治療

耳鼻科における膿汁に関連する主な治療法は以下の通りです。

  1. 抗生物質処方: 細菌感染による膿汁に対して抗生物質が用いられ、細菌の増殖が抑制されます。
  2. 鼻うがい・点鼻薬: アレルギーや鼻炎が原因の場合、鼻うがいや点鼻薬で鼻腔を洗浄し、症状緩和が図られます。
  3. 扁桃腺洗浄: 耳鼻科医が専用器具で扁桃腺を洗浄し、膿汁を取り除きます。
  4. アレルギー用内服薬: アレルギーが原因の場合、内服薬でアレルギー反応が緩和されます。
  5. 手術: 慢性的な膿汁の場合、扁桃腺や副鼻腔の手術が検討されます。

定期的な耳鼻科受診で早期に膿汁の原因を特定し、適切な治療が受けられ、膿汁の予防や症状悪化が防がれます。

膿汁の予防法

健康的なライフスタイルの維持

適切な口腔ケア、健康的な食生活、良好な生活習慣を維持することで免疫力が高まり、膿汁の発生リスクを低減できます。

適度な運動とストレス管理

適度な運動を行い、ストレスを解消することで、免疫力を向上させ、膿汁の発生を抑えることができます。

定期的な耳鼻科受診と早期治療

耳鼻科を定期的に受診し、症状が悪化する前に治療を受けることで、膿汁の発生を予防できます。

まとめ

膿汁は、体内の感染部位で生成される不快な粘液ですが、原因を把握し、適切な治療と予防法を実践することで、膿汁の発生を抑えることができます。

また、口臭対策としては、耳鼻科での治療のほか、「うがい」で喉を洗浄することが大事です。うがいの時にアルカリイオン水を使うことで、より膿汁が取れやすくなるのでおすすめです。

健康的なライフスタイルを維持し、適度な運動やストレス管理を行い、必要に応じて耳鼻科での受診や治療を受けることが重要です。この記事で紹介した知識を活用し、膿汁に関する悩みを解決しましょう。

関連記事:

参考文献:

膿栓が取れるタイミングと予防法 |これで安心の口腔ケア!

口臭が気になる

膿栓(臭い玉)が取れるタイミングと自然に取れる方法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

膿栓(臭い玉)は、扁桃腺のくぼみに溜まった食べカスや細菌が固まったもので、口臭や喉の違和感を引き起こすことがあります。

この記事では、膿栓ができる原因や症状、自然に取れるタイミング、自分での取り方、そして予防方法について詳しく解説していきます。これらの情報を理解し、膿栓の対策を行うことで、快適な口腔環境を保つことができます。

膿栓(臭い玉)とは

膿栓の原因とリスク要因

膿栓は、扁桃腺のくぼみにたまった食べカスや細菌、死んだ細胞が固まってできます。口腔内の細菌が繁殖し、それによって発生した硫黄化合物が臭いの主な原因となります。膿栓ができやすい人には、扁桃腺の構造や免疫力の低下、口腔ケアの不十分さなどが関係しています。

膿栓の症状と見分け方

膿栓の症状は、口臭や喉の違和感、嚥下時の痛みなどがあります。膿栓があるかどうかは、鏡を使って喉の奥を観察し、白い粒状のものが見えるかどうかで判断できます。ただし、自己診断には限界があるため、不安な場合は医師に相談することが望ましいです。

膿栓が自然に取れる理由とプロセス

膿栓は、通常、咳やうがい、食事中に嚥下する力によって自然に取れます。扁桃腺から排出されたり、唾液と一緒に飲み込まれることで、膿栓が取れることが多いです。

以下が膿栓の自然排泄の論文です。

「扁桃周囲膿瘍様経過を呈した扁桃結石例」富山医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科学教授

膿栓が取れるタイミング

食事中のタイミングで膿栓が取れる

食事中に嚥下する力が働くことで、膿栓が押し出されることがあります。硬い食べ物を噛む際にも、扁桃腺周辺の筋肉が働くため、膿栓が取れやすくなります。

咳やくしゃみをしたタイミングで膿栓が取れる

咳やくしゃみをした際には、喉の奥の圧力が急激に変化します。その結果、膿栓が押し出されることがあります。特に、激しい咳やくしゃみが続く場合には、膿栓が取れる可能性が高まります。

うがいのタイミングで膿栓が取れる

うがいをする際に、水圧や口腔内の筋肉の動きによって膿栓が取れることがあります。特に、強めの水圧でうがいを行うことで、膿栓が押し出されやすくなります。

※ほんだ歯科では、この膿栓への解決策として、甘草を使用した特殊なうがい法の習得、さらに、近畿大学薬学部薬用資源学研究室松田先生らとの協同研究による漢方製剤によるうがい薬。(中略)自然な形でやがては、安定していく治療方法で、解決しています。

引用:「Dr. Harold Katzの口臭バイブル」 翻訳:本田俊一

自分で膿栓を取る方法と注意点

膿栓の取り方は、綿棒や専用の器具を使って優しく扁桃腺のくぼみを押し出すようにすることが一般的です。ただし、無理に取ろうとすると、扁桃腺を傷つけたり感染症のリスクが高まるため、おすすめできません。また、取れない場合や症状が悪化する場合は、医師に相談してください。

医師の診断や治療

耳鼻咽喉科の膿栓治療を紹介します。

サージトロンによる扁桃膿栓症・扁桃肥大の外来治療
引用:笠井 創(笠井耳鼻咽喉科クリニック)

いつ受診すべきか

膿栓が繰り返し発生し、自分での対処が困難な場合や、痛みや発熱などの症状がある場合は、医師に受診することが望ましいです。また、膿栓が取れても口臭が改善されない場合も、原因を特定するために受診が必要です。

膿栓がいつまでも取れないとか、何度もできる「慢性扁桃炎」の場合には耳鼻科で治療してもらいましょう。喉に疾患がないか耳鼻科で検査してもらうことも大事です。

参考:のどの違和感 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

医師が行う治療法

医師は、症状に応じて抗生物質や消炎鎮痛剤を処方することがあります。また、膿栓が繰り返し発生し、生活に大きな影響がある場合には、扁桃腺摘出術を提案することもあります。

扁桃腺摘出術は、扁桃腺を除去することで膿栓の再発を防ぐ手術です。ただし、手術にはリスクも伴うため、医師とよく相談し、適切な治療法を選択することが重要です。

扁桃炎に対する治療は抗生物質が中心となりますが、年に3~4回以上扁桃炎を繰り返すような場合は扁桃摘出術の適応となります。

引用:兵庫医科大学病院

膿栓と他の疾患との関連性

膿栓が繰り返し発生することで、扁桃炎や口臭、中耳炎などの病気と関連していることがあります。また、膿栓が原因で細菌が繁殖し、感染症のリスクも高まるため、適切な対処が必要です。

膿栓予防のための口腔ケア

歯磨きや舌ブラシの重要性

膿栓の予防には、適切な口腔ケアが欠かせません。歯磨きは、1日2回以上行い、特に就寝前の歯磨きを念入りにすることが重要です。また、舌ブラシを使って舌の汚れを除去することで、口臭や膿栓のリスクを低減できます。

口腔ケア製品の選び方

口腔ケア製品を選ぶ際は、フッ素入りの歯磨き粉や殺菌成分が含まれたうがい薬を選ぶことが望ましいです。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間の汚れもしっかりと除去しましょう。

まとめ

膿栓は、食事中や咳・くしゃみ、うがいのタイミングで自然に取れることがあります。自分で取る場合は注意が必要で、症状が悪化する場合は医師に相談してください。また、適切な口腔ケアを行うことで膿栓の予防ができます。膿栓を理解し、適切な対策を行うことで、快適な口腔環境を保つことができます。

膿栓(臭い玉)の予防には「うがい」がおすすめです。うがいで臭い玉(膿栓)が取れることがあります。また、小まめにうがいを行うと臭い玉(膿栓)と喉口臭の予防ができます。

うがい時に口臭予防歯磨き粉「美息美人」のアルカリイオン水を使うと、膿栓(タンパク質)が溶けて取れやすくなります。是非お試しください。

うがいで膿栓を予防する

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臭い玉(膿栓)は口蓋扁桃のくぼみにたまる

膿栓が大量に出る原因と対処法:口臭不安を解消するために知っておくべきこと

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

Yahoo!知恵袋に「膿栓が大量に出るようになり、徐々に大きな膿栓が出るようになりました。何が原因でしょうか?」との質問がありました。

口臭に悩んでいる方は、そんな不安を抱えていませんか?膿栓が大量に出てきた経験がある方は特に、口臭が気になってしまうことでしょう。この記事では、膿栓ができる原因や対処法について詳しく解説していきます。

口臭の原因の一つとされる膿栓について、どのようなメカニズムでできるのか、なぜ大量に出てくることがあるのか、そしてどのように対処すればいいのかを知ることで、口臭不安を解消し、快適な毎日を取り戻すお手伝いができれば嬉しいです。これから、一緒に膿栓の問題を解決していきましょう!

・関連記事:臭い玉(膿栓)の取り方を徹底解説!ためしてガッテンやYouTubeで人気の方法も

膿栓とは何か?

膿栓(のうせん)とは、扁桃腺の溝や穴に溜まった細菌や死んだ細胞、食べ物のカスなどが固まってできる小さな塊です。白っぽくて、固形であることが多く、時には臭いがすることがあります。

膿栓ができるメカニズム

扁桃腺は、口の奥にあるリンパ組織の一部で、体を病原菌から守る働きがあります。しかし、扁桃腺の溝に細菌や食べ物のカスが詰まることがあり、これらが固まって膿栓ができることがあります。膿栓ができる人は、扁桃腺の溝が深い、扁桃腺に炎症が起こりやすい、口内環境が悪いといった要因が影響していることが多いです。

膿栓を放置するとどうなる?

膿栓を放置すると、口臭悪化、扁桃炎リスク増加、口内環境悪化、嚥下障害や違和感が起こる可能性があります。口臭は膿栓内の細菌によるガス生成が原因です。

口内環境悪化は歯周病や虫歯リスク増加につながるので、日常的な口腔ケアで口内環境を清潔に保ちましょう。繰り返し膿栓が発生する場合は、耳鼻咽喉科の専門医に相談しましょう。

膿栓が大量に出る原因

膿栓が頻繁に出る、大量に出るのはなぜ?

膿栓は扁桃炎になるとできます。その扁桃炎は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因となります。鼻汁や後鼻漏が喉に落ちると、扁桃腺から免疫が分泌されて膿がたまるからです。

出典:慢性扁桃炎・習慣性扁桃炎 龍角散

膿栓ができやすい人の特徴

膿栓ができやすい人の特徴は以下のようなものがあります。

  1. 扁桃腺の構造: 扁桃腺の穴が大きかったり、穴が深い人や構造が複雑な人は、膿栓ができやすい傾向にあります。
  2. 口内環境の悪化: 口内環境が悪いと、細菌が繁殖しやすくなり、膿栓ができやすくなります。歯磨きが不十分だったり、歯周病や虫歯がある場合には、膿栓ができやすくなることがあります。
  3. 唾液の分泌量の減少: 唾液が十分に分泌されない場合、口内の洗浄機能が低下し、膿栓ができやすくなります。加齢や薬剤の副作用、疾患(シェーグレン症候群など)が原因で唾液の分泌量が減少することがあります。
  4. 鼻炎やアレルギー: アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎がある人は、鼻からの分泌物がのどに流れ込みやすく、膿栓ができやすくなります。

これらの特徴を持つ人は、口腔ケアをより注意深く行い、適切な食生活や生活習慣を維持することで、膿栓の発生を抑えることが可能です。また、膿栓が毎日でるような場合は、専門医に相談することが重要です。適切な治療やアドバイスにより、膿栓の発生リスクを軽減できます。

定期的・頻繁に膿栓がたまる人の場合は、口呼吸やいびきが影響していることがあります。また、膿栓ができる「慢性扁桃炎」は、加齢やストレスや疲労などによって免疫力が低下した時に引き起こされます。

口内環境の悪化

口内環境が悪いと、細菌が繁殖しやすくなり、膿栓が大量にできる原因となります。特に、歯周病や虫歯が進行している場合、口内細菌が増え、膿栓が大量にできやすくなります。

唾液の減少

唾液は、口の中を洗浄し、細菌の繁殖を抑える働きがあります。しかし、唾液の分泌が減ると、細菌が増えやすくなり、膿栓が大量にできることがあります。唾液の分泌が減る原因としては、加齢、薬の副作用、疾患などが挙げられます。

口腔ケアの不足

適切な口腔ケアを行わないと、歯垢や歯石がたまりやすくなり、細菌が繁殖しやすくなります。これが、膿栓が大量にできる原因となります。歯磨きだけでなく、舌苔(ぜったい)の除去や歯間ブラシの使用など、綿密なケアが大切です。また、定期的な歯科検診も重要で、歯科医師や歯科衛生士によるプロのケアも受けるようにしましょう。

鼻炎やアレルギーなどの影響

鼻炎やアレルギーによって、鼻腔の粘膜が炎症を起こすことがあります。これにより、鼻水や鼻づまりが起こり、口呼吸になることがあります。口呼吸によって口の中が乾燥し、唾液の分泌が減少し、細菌が繁殖しやすくなります。これが、膿栓が大量にできる原因となります。

膿栓による口臭のメカニズム

膿栓が口臭の原因になる仕組み

膿栓は、細菌が分解される過程で硫黄化合物が生成されるため、悪臭を放つことがあります。これが、膿栓が口臭の原因となる仕組みです。特に、膿栓が大量にできている場合は、口臭が強くなることがあります。

・関連記事:喉に膿汁(のうじゅう)が着くとドブ臭くなる!?膿汁とは?その原因と対策

口臭物質の生成プロセス

口臭物質は、口の中の細菌が歯垢や舌苔、膿栓などを分解する過程で生成されます。硫黄化合物、アミン類、脂肪酸などが主な口臭物質です。これらの物質が大量に生成されると、口臭が強くなります。

膿栓を予防・対処する方法

膿栓はできないように普段から予防することが大切です。

・関連記事:膿栓は扁桃腺摘出手術で溜まらなくなる

正しい口腔ケアの実践

膿栓を予防するためには、正しい口腔ケアを行うことが重要です。毎日の歯磨きや舌苔の除去、歯間ブラシやフロスの使用など、細かいケアを欠かさず行いましょう。また、定期的に歯科検診を受けることも忘れずに行ってください。

唾液の分泌を促す方法

唾液は、口の中を洗浄し、細菌の繁殖を抑える働きがあります。唾液の分泌を促すためには、水分を十分に摂ることが大切です。また、無糖のガムを噛むことや、柑橘類の果物を食べることも効果的です。さらに、適度な運動やストレスの軽減も唾液分泌に良い影響を与えます。

食生活や生活習慣の改善

食生活や生活習慣の改善も、膿栓を予防する上で重要です。野菜や果物をたくさん摂取し、食物繊維やビタミン類を豊富に含む食事を心がけましょう。また、アルコールやタバコは口内環境を悪化させるため、控えめにすることが望ましいです。

口臭不安を解消するためのアプローチ

専門医の受診

膿栓が大量に出る場合や、口臭が気になる場合は、歯科医や耳鼻咽喉科の専門医に相談しましょう。原因が病気や歯周病である場合、適切な治療が必要です。専門医の診断とアドバイスを受けることで、効果的な対策ができます。

口臭対策製品の活用

市販されている口臭対策製品も、口臭不安を解消するために活用できます。口臭専用の歯磨き粉やマウスウォッシュ、舌クリーナーなどを使用し、口臭予防に努めましょう。ただし、製品だけに頼らず、適切な口腔ケアや生活習慣の改善も同時に行うことが大切です。

まとめ

膿栓が大量に出る原因と対処法を理解し、口臭不安を解消するためのアプローチを行いましょう。正しい口腔ケアや生活習慣の改善、専門医の受診や口臭対策製品の活用など、継続的な取り組みが口臭不安の克服につながります。自分に合った方法を見つけて、健康的な口内環境を維持しましょう。

膿栓は、口内環境の悪化や唾液の減少、口腔ケアの不足、鼻炎やアレルギーなどが原因で大量に出ることがあります。これらの原因を把握し、適切な対策を行うことで、膿栓を予防・対処できます。また、膿栓が口臭の原因になるメカニズムや口臭物質の生成プロセスを理解することで、口臭対策に繋がります。

口臭不安を解消するためには、正しい口腔ケアを実践し、唾液の分泌を促す方法を取り入れ、食生活や生活習慣の改善に努めましょう。さらに、専門医の受診や口臭対策製品の活用も効果的です。

最後に、膿栓の原因と対策の重要性を理解し、口臭不安を克服するための継続的な取り組みを行っていきましょう。健康的な口内環境は、自分自身の自信にも繋がり、日常生活の質を向上させることができます。

うがいで膿栓を予防する

引用・出典元

【膿栓対策に効果的】シャワー活用法で口臭不安を解消!

膿栓対策にシャワーを活用する方法:効果的な予防・除去法と注意点

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭に悩む多くの人が抱える問題の一つが膿栓です。扁桃腺に詰まった白い塊が原因で、口臭が発生することがあります。しかし、自宅でできる簡単なケア方法があることをご存知でしょうか?それはシャワーを使った膿栓の予防・除去法です。

この記事では、「膿栓 シャワー」をキーワードに、シャワーが膿栓対策にどのように役立つのか、効果的な予防・除去方法と注意点を解説します。

この記事を参考にして、シャワーを活用した膿栓対策で口臭不安を解消し、自信を取り戻しましょう。

・関連記事:臭い玉(膿栓)の取り方を徹底解説!ためしてガッテンやYouTubeで人気の方法を試してみよう

膿栓とは何か:原因と口臭への影響

膿栓は、扁桃腺に詰まった白い塊で、細菌の繁殖や死滅による悪臭成分が口臭の原因となります。

膿栓と口臭の関係

扁桃腺は、口の奥にあるリンパ組織で、細菌やウイルスから体を守る役割を果たしています。扁桃腺のクリプト(溝)に食べ物のカスや細菌が詰まることで膿栓ができ、これが口臭を引き起こすことがあります。膿栓は、硫黄化合物やアミン類といった悪臭成分を放出するため、口臭が強くなることが一般的です。

・関連記事:膿栓は見えないけど臭い?原因や対処法を解説!

膿栓が引き起こす口臭の種類

膿栓が引き起こす口臭は、以下のような種類があります。

  • 硫黄化合物:腐った卵のような臭い
  • アミン類:魚の腐敗臭
  • その他の有機化合物:チーズや乳製品のような臭い

自然治癒による膿栓の解消

膿栓は、時として自然治癒することがあります。適切な口腔ケアや食生活の改善を行うことで、自然と口の中の環境が改善され、膿栓が自然に消えることがあります。ただし、個人差があり、期間は一概には言えません。

シャワーを使った膿栓対策:効果的な予防・除去法

シャワーは、膿栓対策に効果的な方法の一つです。特に、うがいや水圧を利用した除去法が効果的です。

シャワーでのうがいの効果

シャワーでのうがいは、口の中を洗浄し、細菌の繁殖を抑えることができます。また、扁桃腺の周りを刺激することで、膿栓が柔らかくなり、除去しやすくなる効果もあります。

シャワーの水圧を活用した膿栓除去法

シャワーの水圧を利用して、膿栓を除去する方法も効果的です。以下の手順で行います。

  1. シャワーヘッドを取り外し、ホースを口に向ける
  2. 口を開け、水圧圧を弱めた状態で扁桃腺の周りに水を当てる
  3. 膿栓が浮き出たら、水圧を少し強めて、膿栓を押し流す

注意点として、水圧が強すぎると、口の中の粘膜や扁桃腺を傷つける可能性がありますので、適切な水圧で行うことが重要です。

【シャワーの当て方】

  1. 口を開けて、舌全体に温水のシャワーを当てます。温水(水)は飲み込まないで、吐き出してください。
  2. 舌の奥の方にもシャワーを当てます。
  3. 喉の左右にある扁桃腺をめがけてシャワーを当てます。
  4. 喉と舌を洗浄するように当てるのがコツです。
  5. シャワーを当てる時間は、5秒から10秒です。水流を当てすぎると粘膜を傷めるのでご注意ください。

シャワー用の口腔洗浄器やシャワーヘッドのおすすめ商品

シャワーでの膿栓ケアに役立つ商品として、シャワー用の口腔洗浄器や「ミラブルzero」などのような特殊なシャワーヘッドがあります。これらは、水圧を調整できる機能や口腔専用のノズルが付いており、効果的な膿栓ケアが可能です。市販されている商品の中で、評価が高いものや口コミで好評なものを選ぶことがおすすめです。

シャワー後の口腔ケアの重要性

シャワー後は、口腔ケアが重要です。ブラッシングやフロス、舌ブラシを使って口の中を清潔に保ちましょう。さらに、残った細菌を除去するために、アルコールフリーのマウスウォッシュを使うこともおすすめです。

シャワーでの膿栓ケアの注意点とリスク

シャワーでの膿栓ケアには、いくつかの注意点やリスクがあります。

シャワーでのケア方法の適切な頻度

膿栓ケアは適切な頻度で行うことが重要です。毎日行うと、扁桃腺や口の中の粘膜を傷つけるリスクが高まります。週に1~2回程度のケアが適切とされています。

シャワーでの膿栓ケアのリスクと対策

シャワーでの膿栓ケアのリスクには、以下のようなものがあります。

  1. 水圧が強すぎると、口の中の粘膜や扁桃腺を傷つける
  2. 膿栓が完全に除去できず、逆に炎症を引き起こす可能性

これらのリスクを回避するために、適切な水圧でケアを行い、適切な頻度で継続することが重要です。また、症状が悪化する場合は、医師に相談してください。

膿栓の再発予防方法と口臭対策

膿栓の再発を防ぐためには、シャワーでのうがいや、水圧を利用した膿栓除去法を定期的に行います。

シャワー以外にも膿栓の予防には、以下の方法が効果的です。

日常的な口腔ケアの重要性

毎日のブラッシングやフロス、舌ブラシを使ったケアは、膿栓予防や口臭対策に非常に重要です。適切な口腔ケアを行うことで、細菌の繁殖を抑えることができ、膿栓の発生リスクを低減します。また、歯間ブラシや歯磨き粉も効果的に活用しましょう。

食生活の改善と口臭対策

食生活の改善も、膿栓予防や口臭対策に役立ちます。以下の点に注意しましょう。

  1. 野菜や果物を多く摂取し、食物繊維を意識する
  2. 過度なタンパク質摂取を避ける
  3. 水分を十分に摂取し、口の中を潤わせる

これらの食生活の改善により、口の中の環境を整え、膿栓や口臭の発生を抑えることができます。

医療機関での膿栓治療

自宅でのケアが十分でない場合や、症状が悪化する場合は、医療機関での膿栓治療を検討しましょう。耳鼻咽喉科などで適切な治療を受けることができます。

・関連記事:【膿栓大量出現】原因と解決法!口臭不安を一気に解消する方法を公開!

まとめ:シャワーを活用した膿栓対策で口臭不安を解消

シャワーを活用した膿栓対策は、効果的な予防・除去法の一つです。シャワーでのうがいや水圧を利用した膿栓除去法など、適切な方法でケアを行うことで、口臭不安を解消することができます。ただし、シャワーでのケアには注意点やリスクもあるため、適切な頻度で行い、症状が悪化する場合は医師に相談しましょう。また、日常的な口腔ケアや食生活の改善、医療機関での治療も併せて行うことで、より効果的な膿栓対策が可能です。

シャワーで喉と口内をきれいにした後は、アルカリイオン水の口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」でうがいを行うことで膿栓が予防できます。

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

参考文献:

のどに白いできもの!痛い原因と治療法 |できものの種類や症状、口内炎との違いを解説

のどのできものが痛い原因と治療法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

のどに白いできものが出来て痛いときは、何らかの病気や炎症の可能性があります。のどにできるできものには様々な種類があり、それぞれに原因や治療法が異なります。

この記事では、のどのできものが痛い原因や症状、種類、口内炎や扁桃炎との違いについて解説します。また、自宅での対処法や病院での治療法、手術についても紹介します。正しい知識を身につけ、適切な対処を行いましょう。

のどのできものの種類

のどに出来るできものと言えば、膿栓(臭い玉)が有名です。急性扁桃炎や扁桃周囲炎になると、のど粘膜に白い膿(白斑)が付着します。

・関連記事:膿栓の原因・対策・予防

のどにできるできものは、以下のような種類があります。

  • 喉頭ポリープ
  • 口内炎
  • 口腔内炎
  • 扁桃炎
  • 喉頭がん
  • 気管支炎
  • 喉頭がん
  • 喉頭腫瘍

引用:扁桃炎

お茶の水医科大学

それぞれの種類には、原因や症状が異なるため、喉に白いできものを見つけたり、喉が痛い場合は、自己判断しないで耳鼻咽喉科の病院を受診するようにしましょう。

のどにできものができるメカニズム

のどにできものができる原因は様々です。感染症や炎症、アレルギーなどが考えられます。また、喫煙やアルコール摂取、ストレスなど、ライフスタイルの問題も影響することがあります。正しい原因を特定し、適切な対処を行いましょう。

口内炎や扁桃炎との違い

のどにできものが出来て痛い場合、口内炎や扁桃炎と混同することがあります。口内炎は、口の中のどこにでもでき、しばしば発生する痛みや不快感を引き起こします。扁桃炎は、扁桃腺に感染が生じ、のどの痛み、発熱、喉の赤みなどを引き起こします。のどのできものとこれらの病気との違いを正しく理解することが、的確な対処のためには非常に重要ですので、専門医の診断を受けることが大事です。

腫瘍との見分け方

のどのできものの中には、腫瘍が原因である場合もあります。腫瘍は、のどにできものができる原因の1つであり、発生する場所や症状は、原因や状態によって異なります。腫瘍との見分け方や、疑われる症状の場合には、専門家に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。

のどのできものの症状

のどにできものができると、以下のような症状が現れることがあります。

  • のどの痛み
  • 喉の腫れ
  • 喉のかゆみ
  • 喉の詰まり感
  • 発熱
  • 疲れや倦怠感
  • 声がかすれる

それぞれの症状には、原因や種類によって異なる特徴があります。正しい症状を知り、的確な対処を行いましょう。

・参考記事:「急性気道感染症とは」厚生労働省

のどの痛み

のどの痛みは、のどにできものができている場合、よく見られる症状の1つです。痛みの強さや場所、継続期間によって、原因や種類を特定することができます。のどの痛みは、化膿性扁桃炎やインフルエンザ、気管支炎などの病気の症状として現れることがあります。

喉の詰まり感

のどにできものができている場合、喉の詰まり感を感じることがあります。喉の詰まり感は、のどの奥につかえたような感じや、喉が狭くなったような感覚を指します。原因は、喉頭炎や喉頭がんなどの疾患、気道の異常やアレルギーなどがあります。

喉のかゆみ

のどにできものができている場合、喉のかゆみを感じることがあります。喉のかゆみは、喉が渇いている感覚や、喉に異物感があるような感じを指します。喉のかゆみの原因は、アレルギー反応、喉頭炎、口腔乾燥症候群などがあります。

のどのできものの治療法

のどにできものができた場合、適切な治療法を受けることが大切です。治療法は、原因や種類によって異なります。自宅での対処法、病院での治療法、手術についても解説します。

自宅での対処法

自宅での対処法としては、以下のようなものがあります。

  • 喉を保湿する
  • 温かい飲み物を飲む
  • 喉に刺激のない食べ物を摂る
  • 喉を休める

しかし、のどの痛みや不快感が続く場合や、症状が悪化する場合は、専門家の診断を受けることが重要です。

病院での治療法

病院での治療法は、以下のようなものがあります。

  • 抗生物質の投与
  • 痛みを和らげる薬の処方
  • ステロイドの投与
  • 手術

診断や治療は、医師の指示に従い、正しい方法で行うことが大切です。

手術について

手術は、のどのできものの原因が腫瘍である場合や、治療法が確立していない場合などに行われます。手術は、病気の進行度合いや種類によって、異なる方法で行われます。手術には、手術後の治療やリハビリテーションも必要なため、詳しくアドバイスを受けることが大切です。

まとめ

のどにできものが出来て痛い場合、様々な原因が考えられます。口内炎や扁桃炎などの疾患の他、腫瘍が原因である場合もあります。正しい知識を身につけ、的確な診断と適切な治療を受けることが重要です。

自宅での対処法としては、喉を保湿する、温かい飲み物を飲む、喉に刺激のない食べ物を摂るなどがあります。病院での治療法としては、抗生物質の投与、痛みを和らげる薬の処方、ステロイドの投与、手術などがあります。手術は、病気の進行度合いや種類によって異なる方法で行われます。発熱やのどに痛みがある場合は、すぐに受診することをおすすめします。

膿栓は見えないけど臭い?原因や対処法を解説!

膿栓が見えない!臭いの原因と対処法を解説

扁桃に見える臭い玉

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口や鼻の中でできる臭い玉(膿栓)は、口臭や喉の痛みなどの症状を引き起こすことがあります。臭い玉は、食べかすや細菌がたまったり、口腔内の乾燥によってできることが多く、誰にでもできる可能性があります。

臭い玉は自分自身で確認し取り除くことができますが、体に害はなく、そのままにしておいても飲み込んだりしてなくなっていきます。でも、膿栓が見えないと、どうしていいか分からないので不安になりますよね。

Yahoo!知恵袋でも「膿栓があるかどうか分からないが、口臭がひどい」とか、「膿栓は見えないが、喉に何かがへばりついた感じが続いている」と困っている方がいました。

しかし、喉からの臭いや違和感がいつまでも継続する場合に、副鼻腔炎などの病気かもしれないので、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン

出典:一般社団法人日本鼻科学会

今回は、臭い玉(膿栓)の原因や症状について解説し、自分で臭い玉を確認する方法と取り除く方法、そして予防法について詳しく解説します。

口臭原因は膿栓だけではありません。詳しくは、こちらの記事をご参考にしてください。
>>口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

膿栓とは

臭い玉の正式名称は、膿栓(のうせん)と言います。直接嗅ぐとイヤな匂いをするので、「においだま」「くさいたま」と呼ばれます。

膿栓は、のどの両脇にある扁桃のくぼみに溜まり、成長すると扁桃の表面に出てくるので目視で確認できますが、隠れて見えないケースの方が多いです。

(膿栓が)見えていない場合でも、綿棒などで扁桃の下あたりから軽く上に押すと、ポロっと(またはニュルニュル)出てくることがあります。
引用:臭い玉の取り方って知っていましたか?

扁桃の上に出てきた臭い玉(膿栓)は、咳やくしゃみで口の中に出てくることもあるので、臭い玉(膿栓)ができると目で見えると思っている人が多いようです。

膿栓が喉の奥にあるようで違和感があるのに、鏡で喉を見ても何も見えない。「口臭がしているので膿栓があるに違いない。でも喉に臭い玉らしくものは見つからない。」、そのように悩まれている方がいます。

膿栓の原因

膿栓は、口や鼻の中でできる食べかすや細菌などが、扁桃腺の「陰窩(いんか)」という小さな窪みに固まってできた塊のことです。

口蓋扁桃は、鼻・口からの細菌・ウイルス侵入を防ぐ役割を果たしていて、表面に複数の穴(陰窩)があるため細菌の巣になりやすい、というリスクを抱えています。

出典:膿栓(臭い玉)はどうしてできるのですか?

そのため、免疫が高く、風邪やインフルエンザに感染しない人は膿栓が出来にくいことになります。「出来にくい」と言うのは、風邪やインフルエンザに罹らなくても、アレルギーや副鼻腔炎や扁桃炎など耳鼻科疾患があると、膿栓はよく溜まるようになります。

参考:膿栓が頻繁に出る、大量に出るのはなぜ?

結論…体の免疫力が高く風邪をひかない、鼻や喉の病気に縁がない。このような健康な人であれば、膿栓はありませんが、病気はストレスや疲労で免疫が低下した時になるものなので、いつ膿栓が出てきても不思議ではありません。

膿栓の症状

膿栓は見えていなくても、臭いがしたり、いつまでも喉に何か詰まったような感じ(違和感)があるのが特徴です。ところが、臭い玉(膿栓)が取れてしまうと、違和感も嘘のように消えてしまいます。

私の(膿栓による違和感の)経験では、のどに何かが張り付いている感じや、魚の小骨が刺さったようなイヤな感じが3日ほど続いていましたが、いつに間にか違和感が消えたことに気づいたのです。膿栓が出てきた気配はなかったので、多分飲み込んでしまったのでしょう。

関連記事:膿栓(臭い玉)の 取れる タイミング | 自然に取れるまで待ってみましょう。

膿栓は、扁桃にある直径3~4ミリほどの腺窩(せんか)のくぼみに溜まるので、臭い玉が見つからない場合でも、喉に違和感が続いたり、喉から下水のような臭い(口臭)を感じる場合は、臭い玉や膿が溜まっていることがよくあります。

自分で膿栓と臭いを確認する

膿栓(臭い玉)は自分自身で確認することができます。膿栓の存在を疑った場合は、まずは鏡を使って喉の中を確認してみましょう。

口臭がある場合は、舌の上、特に舌奥に黄白色のプラーク(舌苔)が溜まっていることがあるので、しっかりとチェックしましょう。

関連記事:舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

膿栓(臭い玉)を確認する方法

膿栓は、喉の左右にある扁桃腺の「陰窩(いんか)」という小さな窪みにできます。塊りが大きく成長すると、扁桃腺の表面に出て見えるようになりますが、穴の中にある内は見えません。臭い玉を確認するには、まず鏡を用意して、しっかりと喉をチェックしましょう。

鼻の中の臭いを確認する方法

膿栓が見えないけど臭う場合があります。膿栓がないが口臭が気になる場合は、副鼻腔炎の膿、後鼻漏、痰、膿汁(のうじゅう)などが原因のことがあります。

関連記事:喉の臭いの原因と対処法 – 口臭から病気まで

鼻からの臭いを確認するには、次のようにします。

手のひらで鼻を塞いで、口から息を吐き出します。このとき、鼻から息を吸い込むと、口臭が鼻に漂うことになります。自分で確認するだけでなく、家族や友人に協力してもらい、鼻からの臭いを確認してもらうこともできます。

口臭が続く場合や改善されない場合には、歯科や耳鼻咽喉科などの医療機関を受診することをお勧めします。医師による専門的な診察や治療を受けることで、口臭の原因を特定し、効果的な対策を講じることができます。

膿栓は自分で取れる?

膿栓の見つけ方

膿栓の始めは膿で、食べかすなどの汚れが固まり大きく成長します。膿栓は成長して扁桃の表面に出てこないと発見するのは難しいです。

下の画像で、のどちんこの左右に見えている白い塊が膿栓(臭い玉)です。2ミリ以上の大きさにならないと見つけにくいです。

実際に見える膿栓の画像

膿栓が成長しても、膿栓が溜まる口蓋扁桃の陰窩が細かったり曲がっていると、鼻からの内視鏡でも見つからないことがあります。

見えない膿栓を調べるために、耳鼻科では舌圧子という治療器具を使って、扁桃腺の窪みの周りを圧迫して膿を確認します。

自分で膿栓の存在を調べる場合は、(消毒したゴム手袋をした)指で扁桃腺の周りから中心に向かってゆっくりと押すと、黄白色の膿がニュルニュルと連なって押し出されてきたり、米粒のような膿栓(臭い玉)がポロっと出ることがあります。しかし、出ないからと言って、強引に押すと扁桃を傷めるのでご注意ください。

過去の調査(1967年)では、大阪府高槻市の小中学生14868名の内、小学生で35%、中学生で30%の割合で膿栓が認められたという報告があります。

出典:鈴木 哲(1967) 慢性口蓋扁桃炎の病態に関する臨的研究 耳鼻咽喉科臨床/60 巻7号

関連記事>膿栓(臭い玉)が見えない場合の取り方・対策は?

膿栓の取り方

膿栓は綿棒で取ることもできますが、扁桃腺を傷つける恐れがありますので自分で取るのは止めてください。

関連記事:ためしてガッテンで放送された膿栓の取り方

耳鼻科では吸引装置や舌圧子などを使用して膿栓を除去します。膿栓のよく出る人の場合は、扁桃腺の手術をすることもあるので、ご心配の場合は耳鼻科にご相談ください。

関連記事:膿栓は扁桃腺摘出手術で溜まらなくなる

膿栓の予防方法

膿栓を予防するためには、口腔ケアが非常に重要です。さらに、加湿器を使って空気中の乾燥を防ぎ、水分を補うことも膿栓の予防につながります。

食生活も重要で、甘いものや脂っこいものを控え、野菜や果物、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。また、タバコやアルコールなどの摂取は、口内の乾燥や細菌の繁殖を促すため、控えるようにしましょう。

以上の予防法を実践することで、膿栓の発生を防ぎ、口内の健康を維持することができます。

口渇がひどい場合はガムを噛むのもいいです。また、舌苔の多い人はアルカリイオン水(美息美人)で口腔ケアを行なうことをおすすめします。

膿栓に効果的な治し方とは?

膿栓は、口や鼻の中でできる食べかすや細菌が固まったもので、症状によっては取り除くことが必要となります。軽度の場合は、自宅でのケアで十分改善することができます。

膿栓の症状が重度の場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要となることもあります。症状に合わせて、適切な治療法を選びましょう。膿栓が痛みや炎症を引き起こしている場合は、抗生物質の内服や、消炎鎮痛剤の使用が行われます。

また、唾液量が少ないとか口呼吸の場合は、膿栓(臭い玉)ができやすくなるので、口・喉が乾燥しないように室内の保湿も大切です。

ドライマウス対策については『ドライマウスの対策はコレが一番!いったいどんな方法なのか?』をご参考にしてください。

うがいで膿栓を予防する

喉の臭いの原因と対処法 – 口臭から病気まで

喉が臭い

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

「あの人と話すと、なんだか喉の匂いが気になる…」。喉が臭いと感じると、周囲の人に不快な印象を与えてしまうこともあります。Yahoo!知恵袋の中にも、「のどの奥から臭い匂いがしてきます」「喉の病気でしょうか?」「どうすれば口臭が治まりますか?」などの質問がたくさんありました。

しかし、その原因は一体何なのでしょうか?

口臭だけでなく、喉の臭いも気になる方に向けて、本記事では喉の臭いの原因や対処法について解説します。喉が臭いことに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

耳鼻科的疾患も口臭の原因となり得る

出典:「もう口臭で悩まない!」日本口臭学会常任理事 本田俊一著

関連記事:口臭の元になる「臭い玉」の原因と対策

喉からの口臭とは?

喉からの口臭とは、口の中から発生する口臭とは異なり、喉やのどの奥から発生する臭いのことを指します。口臭を感じるのは、特に朝や空腹時に顕著です。

また、喉からの口臭は、口臭と同様に周りの人に不快感を与えることがあります。喉の病気や口内環境の乱れが原因ですが、適切なケアを行うことで改善することができます。

喉の臭いの原因

喉の臭いは、口内環境の乱れや喉の病気、生活習慣など様々な原因が考えられます。特に、口内環境の乱れが原因となる場合が多く、口の中の細菌が繁殖して、臭いの原因となる揮発性硫黄化合物を発生させることがあります。

また、喉の病気が原因で喉の臭いが生じることもあり、喉の炎症や感染症、喉の腫瘍やがんなど、喉に関する疾患が原因となることがあります。

さらに、生活習慣も喉の臭いに関係して、喫煙や飲酒、ストレス、食生活の乱れなどが原因となり、臭いを引き起こすことがあります。

関連記事:喉に膿汁(のうじゅう)が着くと臭い!?膿汁とは?その原因と対策

口内環境の乱れが原因に

口内環境の乱れが原因で喉の臭いが生じることがあります。口の中には多くの細菌が生息して、これらの細菌が食べかすや汚れなどを分解する際に、揮発性硫黄化合物を発生させるからです。これが喉の臭いの原因の1つです。

また、歯周病や虫歯などの口の中のトラブルも、喉の臭いの原因になります。口の中に繁殖した細菌が、口の中から喉に向かって移動して喉の臭いを引き起こすため、口内環境の改善が重要です。

関連記事:舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

喉の病気が原因になることも

喉の病気が原因で喉の臭いが生じることがあります。喉の炎症や感染症、喉の腫瘍やがんなどが臭いの原因となります。これらの疾患が原因で臭いが生じる場合、喉の痛みや違和感、喉のかゆみ、声のかすれ、喉の腫れなど、喉のトラブルも合わせて現れることが多いため、早めに医師に相談することが大切です。

口腔・咽頭の病気

出典:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

生活習慣が喉の臭いに関わる理由

生活習慣が喉の臭いに関わる理由は、喫煙や飲酒、ストレス、不規則な食生活などが原因となります。タバコの煙やアルコールに含まれる成分が喉の粘膜に付着し、喉の臭いを引き起こすからです。

また、ストレスや睡眠不足によって免疫力が低下し、口内環境が悪化することも喉の臭いを引き起こす原因です。さらに、食生活が偏っていると栄養不足になり、口内環境が悪化しやすくなります。これらの生活習慣が臭いを引き起こすことがあるため、日常的な生活習慣の改善も重要です。

喉の臭いの対処法

喉の臭いは、適切なケアを行うことで改善することができます。以下に、喉の臭いを改善するための対処法を紹介します。

基本的な口腔ケア

喉の臭いの原因の多くは、口の中の細菌によるものです。そのため、基本的な口腔ケアを行うことが大切です。歯磨き、フロス、口臭予防用のマウスウォッシュなどを定期的に行い、喉のケアをすることで、口の中の細菌を減らすことができます。

喉の保湿

喉が乾燥すると、喉の臭いが強くなります。そのため、喉の保湿を心がけることが大切です。喉の保湿には、水分補給が効果的です。十分な水分を摂ることで、喉の乾燥を防ぐことができます。また、加湿器を使ったり、空気の乾燥を防ぐために部屋を湿度を調整することも大切です。

喉を清潔に保つ方法

喉を清潔に保つことも、喉の臭いを改善するためには重要なポイントです。口の中の細菌や食べかすが喉に付着することで、喉の臭いが引き起こされることがあります。

そのため、食事の後にはうがいを行い、喉の中の食べかすを取り除くことが大切です。また、喫煙は喉の臭いの原因になるため、禁煙を心がけることも重要です。

喉の臭いに効果的な食べ物や飲み物

喉の臭いを改善するためには、食べ物や飲み物も効果的です。例えば、酸味のある食べ物や飲み物は、喉の中の細菌を減らす効果があります。レモンやグレープフルーツ、ヨーグルトなどが良いでしょう。

また、水やお茶などの無糖の飲み物も喉の保湿に効果的です。ただし、コーヒーや紅茶、アルコールなどは、喉を乾燥させるので、摂りすぎには注意が必要です。

喉の臭いは病気のサインかも?

喉の臭いが口臭と同様に病気のサインになることがあります。喉の臭いが続く場合は、原因を特定して治療する必要があります。

喉の臭いと病気の関係

喉の臭いは、口臭と同様に病気のサインになることがあります。喉の炎症や喉の病気が原因となって喉の臭いが発生することがあるからです。喉の病気には、扁桃炎や喉頭炎、喉頭がんなどがあり、これらの病気の症状としては、喉の痛みや腫れ、発熱、喉の臭いなどがあります。

喉の臭いと扁桃炎、咽頭がんの関係

喉の臭いが続く場合は、扁桃炎や喉頭がんの可能性があるため、早期に医師に診てもらうことが大切です。

扁桃炎は扁桃が炎症を起こした病気で、喉の痛みや腫れ、発熱、口臭などの症状が現れます。

喉頭がんは、喉の内側にある喉頭がん細胞が異常増殖する病気で、喉の痛みや腫れ、咳や喀血、喉の臭いなどの症状が現れることがあります。

出典:「咽頭がんとは」国立研究開発法人 国立がん研究センター 東病院

喉の臭いを改善するための歯科医師のアドバイス

喉の臭いは、歯科医師の診断やアドバイスを受けることで改善することができます。以下では、歯科医師がおすすめする喉の臭い対策方法や、歯科医院での口臭検査について説明します。

歯科医師がおすすめする喉の臭い対策方法

喉の臭いを改善するためには、まずは口腔内の清潔を保つことが重要です。以下は、歯科医師がおすすめする喉の臭い対策方法です。

正しい歯磨きを行う:歯垢や食べカスが歯と歯の間に残ってしまうと、細菌が繁殖し、口臭の原因となります。歯ブラシの他に、歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯と歯の間の汚れをしっかり取り除くことが大切です。

口腔洗浄剤の使用:マウスウォッシュやうがい薬を使用することで、口腔内の雑菌を減らし、口臭を改善することができます。
うがいにおすすめなのは、「美息美人のアルカリイオン水」です。アルカリの作用で痰(膿汁)がよく切れます。

正しい食生活を心がける:偏った食生活や食べ物の嗜好が、口臭の原因となることがあります。野菜や果物を積極的に摂取し、食物繊維を多く含む食品を意識的に取り入れましょう。

タバコやアルコールの摂取を控える:タバコ(ニコチン・タール)やアルコールは喉の粘膜に付着し、喉の臭いを引き起こすことがあります。できるだけ控えるようにしましょう。

歯科医院での口臭検査について

歯科医院での口臭検査には、以下のような方法があります。

呼気検査:口の中に特殊なセンサーを入れ、呼気中の揮発性有機化合物(揮発性有機化合物、VOCs)を計測する方法です。

喉頭鏡検査: 喉の奥を確認するため、喉頭鏡と呼ばれる器具を使って喉を観察する方法です。この検査では、扁桃炎や咽頭がんなど、喉の病気が原因で口臭が発生している場合に特に有効です。

口臭検査の前には、口の中をしっかりと清潔に保つことが大切です。また、口臭の原因となる食べ物や飲み物を摂取しないようにするなどの注意も必要です。口臭の検査は、自分で気になる方や周りから指摘された方は、定期的に受けることをおすすめします。

まとめ

喉の臭いは口内環境の乱れが原因となることが多く、適切な歯磨きや口腔ケアが必要です。口臭が続く場合は歯科医院で検査し、適切な治療を受けることで改善することができます。定期的な口臭検査を受けることで、健康な口内環境を維持し、健康リスクの低減にもつながります。

関連記事:「口臭」に関するQ&A

臭い玉(膿栓)の取り方を徹底解説!ためしてガッテンやYouTubeで人気の方法を試してみよう

臭い玉の取り方

臭い玉(膿栓)の取り方を比較

口腔ケアアンバサダー(一般社団法人口腔ケア学会認定)の上林です。

臭い玉(膿栓)は口臭や口の中の不快感を引き起こす原因のひとつであり、多くの人が悩んでいます。しかし、膿栓は正しい方法で取り除くことができ、取れると口臭や口内トラブルの予防にもつながります。

そこで、今回は、過去の人気番組「※ためしてガッテン」や、現在YouTubeで紹介されている膿栓取りの方法を詳しく解説します。(※2014年10月22日(水)放送NHK総合テレビ、ためしてガッテン「“風邪はノドから…”その体質に潜む病SP」現在はサイトに掲載していない。)

口内ケアについて正しい知識を持つことで、健やかな口内環境を保ちましょう。

参考:簡単な膿栓の取り方

関連記事:口臭の元になる「臭い玉」の原因と対策

膿栓の原因

膿栓は、皮脂や角質、細菌、食物などが混ざり合い、粘り気のある塊となって詰まったものです。膿栓が発生しやすい原因としては、過度のストレスや栄養バランスの乱れ、歯磨き不足、口腔内の細菌数が多い環境などが挙げられます。

扁桃にはリンパ球が集まっていて、口から入って来る細菌・ウイルスと常に戦っているため、膿栓は風邪やインフルエンザでもできます。

膿栓は蓄膿症(後鼻漏)で慢性扁桃炎の人ほどできやすく、唾液量が少なかったり、イビキをかく人ほど出来るので、予防するためには耳鼻科治療と生活改善が重要です。

膿栓が毎日のように出たり、たくさんの量が出る人はこんな人に多いです。

膿栓ができやすい人

  • 慢性扁桃炎(耳鼻科疾患、後鼻漏など)
  • ドライマウス症(唾液の分泌が少ない)
  • 口呼吸

関連記事:膿栓が大量に出る原因

ためしてガッテン・膿栓の取り方

歯磨きで取れない口臭がうがいでスッキリ

NHKテレビ「ためしてガッテン」で紹介された「膿栓の取り方」を見つけました。それがコレです!(番組は2014,10,22のもので、現在はNHKのサイトから消えています。)

  1. まずは、うがい薬を使い、うがいをしっかり行ってみる(マスク等で喉への細菌・ウイルス付着を防ぐ)
  2. 病院で慢性扁桃炎を抑える薬の使用
  3. 膿栓を取り除く(耳鼻咽喉科にて取り除きます)
  4. 扁桃摘出術(扁桃を切り取ってしまう手術=薬でだめなら最終手段)

引用:yonta64のテレビ番組ブログ「【放送内容まとめ】ためしてガッテン”臭い玉”=”膿栓”の取り方!?」より

うがい

うがい薬を使用し、クチュクチュする口内うがいと、ガラガラ鳴らす喉うがいを行うことで、口内と扁桃周りの細菌を殺菌できます。口内と喉が清潔になると扁桃腺が働く必要がなくなり、結果として膿栓ができなくなります。

このように、うがいを行うことは膿栓の予防効果がありますが、長期間うがい薬を使い続けることはよくないので、喉に違和感や痛みがある場合だけにしましょう。

また、小まめに水を飲むことでも、口内と喉を清潔にし、乾燥を防ぐ効果もあります。

薬の服用

細菌性扁桃炎には、ペニシリン系抗菌薬が有効だそうです。ただし、ウイルス感染による風邪には抗菌薬は効きません。

扁桃炎による辛い痛みには、ロキソニン(ロキソプロフェン)、トランサミン(トラネキサム酸)、桔梗湯などが、耳鼻科医師の判断で処方されています。

出典:お茶の水医科大学

膿栓除去

耳鼻咽喉科で膿栓の治療を行なう場合には、専門の器具を使って膿栓を吸引したり、見えない膿栓は扁桃の窪みを洗浄して膿栓を除去する方法があります。

しかし、大抵の膿栓は慢性扁桃炎によるものなので、一度取り除いても、すぐに溜まるケースが多いようです。

扁桃炎の治し方

膿栓の原因となる扁桃炎の治し方は、こちらのNHKの番組「健康」が参考になります。

扁桃腺が腫れて炎症を起こす扁桃炎(扁桃腺炎)の症状・治し方

出典:NHK 健康

「ためしてガッテン」の膿栓が溜まった時の対策法は正しいかもしれませんが、テレビで紹介された方法では病院に行かないと膿栓が取れないので、自分で取りたい場合はこの内容では納得できないでしょう。

扁桃除去手術

「ためしてガッテン」の内容を要約すると、膿栓の原因は扁桃炎であるが、放っておくと慢性扁桃炎になり、腎臓病を起こすかもしれない。耳鼻咽喉科で膿栓除去治療を受けても症状が治らない場合は、扁桃除去手術で治すことができる、とのことでした。

ためしてガッテンの結論

膿栓は体に無害なので取る必要はありません。たいていの膿栓は、放っておいても自然に取れているので心配することはありません。

関連記事:膿栓(臭い玉)の 取れる タイミング | 自然に取れるまで待つ

しかし、常に膿栓が出るとか、大量に出てくる場合は「自己免疫疾患」という免疫の病気のこともあるので、放置しないですぐに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

関連記事:膿栓が大量に出てくるのは異常ですか!?

膿栓ができる原因のほとんどが「慢性扁桃炎」によるものなので、無理に取っても、何度でも出来てきます。そのため、膿栓対策で重要なのは、膿栓ができないよう予防することです。予防について詳しくは後で述べます。

【膿栓の予防方法】

  1. うがい(口内うがい、喉うがい)
  2. 水分摂取(小まめに水やお茶を飲むことで喉を清潔にし、保湿する。)
  3. 唾液を出す(咀嚼回数を多くする。ガムを噛むなど。)
  4. 鼻呼吸(口呼吸・いびきを改善する)

Youtube・膿栓の取り方

膿栓の取り方には、耳かきやピンセットなどを用いる方法などがあります。しかし、自己流で取ると感染症を引き起こしたり、粘膜を傷つける恐れがあるため、推奨できない方法です。

ここでは、ためしてガッテンやYouTubeなどで人気の取り方を紹介しますが、危険なので決してマネしないでください。

また、YouTubeでは「臭い玉洗浄マシン」で取ると良く取れる、とありますが、高価で製作が面倒などデメリットも多いです。

正しい膿栓の取り方としては、医師や専門家が行う方法を参考にするか、膿栓が症状を引き起こす場合は、医療機関での処置を受けることをお勧めします。

耳かきを使う方法

耳かきを使う方法は、古くから一般的に知られている方法です。耳かきを入れ、膿栓を取り出すのが基本的な流れです。ただし、耳かきを使いすぎると、耳の中の細菌を増殖させ、感染症を引き起こすことがあるので注意が必要です。

歯ブラシを使う方法

歯ブラシを使う方法は、歯磨き粉を付けた歯ブラシで、舌や口腔内の奥のほうを磨くように膿栓を取り除く方法です。この方法は、歯磨きと同時に膿栓を取り除けるため、手軽で効果的な方法として人気があります。

綿棒で取る方法

綿棒で臭い玉を取ることは可能ですが、慣れないと難しく、扁桃を強く押すと粘膜に傷つけてしまうので危険ですので、私としてはおすすめできません。

>>綿棒を使用した臭い玉の取り方はこちら

簡単な臭い玉の取り方は、綿棒を使う方法です。臭い玉のある扁桃の窪みの周りを押すとポロっと臭い玉が出てきます。この時、臭い玉を穴の中に押し込んでしまわないよう注意が必要です。

次の方法が、綿棒を使った一般的な膿栓(臭い玉)の取り方ですのでご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)の正しい取り方
1、 滅菌済みの手袋を両手に着けます。
2、 消毒済みの(軸が長く頭が小さい)綿棒を用います。
3、 たいていの目視できる臭い玉(膿栓)は綿棒で取れますが、少しコツがいるかもしれません。臭い玉(膿栓)を綿棒にくっつけて引き出す要領でしないといけないのですが、臭い玉(膿栓)の頭を押してしまうと、穴の中に押し込んでしまうことがあります。
4、 容易に取れない場合は、臭い玉(膿栓)周辺の粘膜を指でゆっくりと押して出します。臭い玉(膿栓)が、ぐにゅぐにゅと連なって出てくることがあります。
5、 押しても出ない時は、無理に押さないようにしてください。扁桃を傷める原因になります。

引用:臭い玉の取り方って知っていましたか?

舌で取る

ユーチューブ動画で「膿栓は舌で取ると良い」と言ってる歯科医がいました。以前、私も「舌で臭い玉は取れる」と言ったことがありましたが、現在その方法についてはっきり否定しています。

その理由は、、

舌は汚く細菌の温床だからです。目視できる膿栓であれば、舌で取れることが可能です。しかし、免疫組織である扁桃に汚い舌が触れると、免疫反応を起こします。リンパ球が分泌されて細菌と戦うわけです。

その結果、リンパ球と細菌の死がいが膿となって扁桃の窪みにたまり、膿栓が形成されるのです。ですから、舌で膿栓を取ろうとすると逆効果になるのでおやめください。

つまようじで取る

動画の中で多かったのが、つまようじやピンセット。意外にもつまようじのような先のとがった物を使って臭い玉(膿栓)を取っている人が多いので驚きました。

動画の中では、つまようじやピンセットで器用に、扁桃に付いている臭い玉(膿栓)を取っていましたが、一つ間違えると喉の粘膜を刺してしまい出血するかもしれません。このような怖いことをやっていることにも驚きましたが、動画にアップロードしていることで勘違いするのではと心配しました。

直接手で取る

指で扁桃腺の下から上方にかけてゆっくりと臭い玉(膿栓)を押し出します。中に臭い玉(膿栓)があると、ぐにゅぐにゅと連なって出てくることがあります。

参考記事:臭い玉の取り方って知っていましたか?

しかし、自分で取ろうと喉をいじると粘膜を傷つけ炎症を起こしかねません。傷がつくとよけいに臭い玉(膿栓)ができる原因になるので、喉をいじるのはおすすめできません。

たとえ膿栓が取がれたとしても、穴が大きくなるためよけいに膿栓ができる原因になります。

膿栓の予防法:口内ケアで口臭を防ぐ

膿栓は口臭や口の中の不快感を引き起こす原因のひとつです。特に、食物や細菌がたまりやすい舌の表面にできる舌苔(ぜったい)が原因となる場合が多いとされています。そこで、膿栓を予防するためには、日常の口内ケアが欠かせません。

歯磨きの正しい方法

歯磨きは膿栓予防には欠かせないものです。歯ブラシは毎回きちんと洗ってから使用し、歯と歯茎の境目にある歯垢(プラーク)や舌苔を除去するようにしましょう。歯ブラシの硬さについては、歯茎を傷つけない程度の柔らかさのものを選びます。

うがいの方法

うがいは、口内の汚れを除去するためにも効果的です。

うがいのコツは、「あー」「おー」と声をだしながらうがいをすることです。水が扁桃に当たるように首を傾けてガラガラとうがいをすると良いでしょう。

うがいの後、口から水を吐き出しても膿栓が取れないときは、喉を少し詰まらせて息を吐き出す(痰を吐き出すような感じで膿栓を絞り出す)方法も試してみてください。扁桃の表面にくっついている臭い玉なら、これだけで除去できることがあります。

うがい薬を使用する場合は、指示通りの濃度と時間を守って行いましょう。また、うがいの際は、口の中を十分にすすぎ、うがい薬をしっかりと吐き出すようにしましょう。

歯ブラシの選び方

歯ブラシの選び方にも注意が必要です。歯ブラシの毛先があまりに硬いと、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。歯ブラシの毛先は柔らかく、歯と歯茎の境目にも当てやすいものを選びます。また、口の中に合わせて、ヘッドの大きさや形状を選ぶと良いでしょう。

アルカリイオン水の使用

うがいで膿栓の除去と予防を行なうには、「アルカリイオン水」を使用することがポイントです。(※アルカリイオン水は、口臭予防歯磨き粉「美息美人」という商品)

次の図は、アルカリイオン水でうがいを行うと膿栓が取れるイメージです。

アルカリの作用で膿栓の表面が溶かされるため、取れやすくなります。

膿栓が取れた後もアルカリイオン水でうがいを行うことを続けると、膿栓をできないように予防できます。

詳しくは『口臭はアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。

アルカリイオン水を使うと、膿栓が取れるだけでなくできなくなる。このことが、おすすめする一番の理由なのです。

アルカリイオン水のうがい方法は、朝晩の歯磨きのときにガラガラうがいを行います。そして、日中も小まめにガラガラうがいをするのがコツです。菌を洗い流し喉を清潔に改善することで、臭い玉(膿栓)を予防できます。

関連記事

美息美人(びいきびじん)について

定期的な歯科健診

口内の健康を維持するためには、定期的な歯科検診や口腔内検査が大切です。膿栓ができやすい人や、口臭に悩んでいる人は、歯科医や耳鼻科医に相談し、適切な予防法を確認することが重要です。

以上のように、膿栓の予防には日常の口内ケアが欠かせません。適切な歯磨き方法やうがい、歯ブラシの選び方、定期健診の受診をおすすめします。

関連記事:口臭の原因と種類

生活習慣の改善

食生活や生活習慣の改善も膿栓予防につながります。口臭の原因となるタバコやアルコールの摂取を控える、規則正しい食生活を心がけることで、口内環境を整えることができます。

膿栓の予防には、日常の口内ケアと生活習慣の改善が大切です。健康的な口内環境を維持し、膿栓に悩まされることのない、快適な口内を保ちましょう。

まとめ

膿栓取りは、喉の炎症や口臭など、口腔トラブルの原因になることがあります。しかし、適切な方法を使わずに膿栓を取り除くと、扁桃炎を悪化させたり、全身性の病気を招く恐れがあります。そこで、口腔ケアアンバサダーの上林登が、正しい膿栓取りの方法を紹介させていただきました。ためしてガッテンで紹介された予防方法を含め、歯科医師や専門家が推奨する正しい膿栓取りの方法を試して、口腔トラブルを予防しましょう。

慢性的な膿栓の場合は、除去しても何度でもできるので、うがいで予防することも大切です。
美息美人のアルカリイオン水でうがいを行うと、膿栓が取れて気持ちよくなります。ぜひお試しください。

【参照リンク・参考文献】
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でも分かるテーマパーク802
日本口臭学会 口臭と口臭症に関連する用
日本耳鼻咽喉科学会 代表的な病気
・日本口臭学会 口臭への対応と口臭治療の指針2014
日本口腔ケア学会
日本耳鼻咽喉科学会公式サイト

膿栓(臭い玉)は取れる?原因と予防方法

膿栓を取りたい

膿栓が臭い

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭の元になる膿栓(臭い玉)は除去しても産生するため、多くの医師が根本原因となる病気の治療を必要とすることを報告しています。 本記事では、膿栓が引き起こされる可能性のある原因についても説明し、予防方法や治療の処置も説明します。

関連記事:口臭!膿栓(臭い玉)の取り方と予防方法

膿栓(臭い玉)の原因

膿栓(臭い玉)とは、膿(菌やウイルスと戦った後の免疫細胞の死骸)と食べカスなどが固まり、扁桃の凸凹した小さな窪みに蓄積したモノです。

膿栓ができる扁桃はリンパ球が集まっていて、口から入って来る細菌・ウイルスと常に戦っているため、膿栓は風邪やインフルエンザでもできます。

膿栓は飲み込んでしまう事が多いのですが、たまに咳やくしゃみで口内にポロっと落ちてくる事があります。潰すとイヤなにおいを発するので、臭い玉(においだま、くさだま、くさいたま)と呼ばれる事も。

膿栓は蓄膿症(後鼻漏)で慢性扁桃炎の人ほどできやすく、唾液量が少なかったり、イビキをかく人ほど出来るので、予防するためには耳鼻科治療と生活改善が重要です。

慢性単純性扁桃炎は 急性扁桃炎から移行する場合と、喫煙・飲酒・化学物質の吸入など慢性咽喉頭炎様の扁桃に対する炎症性物質の持続的刺激が原因となります。(中略)咽頭の違和感、乾燥感、イガイガ、ヒリヒリ感、時に刺激物がしみるなどの症状があります。

引用:慢性へんとう炎|耳鼻咽喉・頭頸科|順天堂医院

膿栓が毎日のように出たり、たくさんの量が出る人はこんな人に多いです。

膿栓ができやすい人

  • 慢性扁桃炎(耳鼻科疾患、後鼻漏など)
  • ドライマウス症(唾液の分泌が少ない)
  • 口呼吸

関連記事:膿栓が大量に出る原因

膿栓(臭い玉)の症状

膿栓の主な症状は、のどの違和感と口臭です。のどがイガイガしたり、ドブのような臭いがするかも。

膿栓は喉の両脇にある扁桃腺の「いんか」や「腺か」と呼ばれるこぶのようにブツブツとしている穴の中に溜まります。

>>臭い玉(膿栓)の溜まる場所はこちら

膿栓の大きさは、小さいもので1ミリ程度の大きさから大きいもので5ミリ程度です。稀に1センチほどの巨大なものまであるため、喉に違和感を生じますが、取れるとウソのように消えてしまいます。しかし、膿栓(臭い玉)を取り除いても、膿(うみ)が残っていると臭いが続きます。

喉が臭い時は、膿が痰に混じり、のどの粘膜に付着しているからです。

引用:喉に膿汁(のうじゅう)が着くと臭い!?対策方法について

膿汁について

舌圧子にて前口蓋弓下部あるいは扁桃を2~3度圧迫して腺窩より栓子又は膿様分泌物の排出を認めたものを全て膿栓陽性とした。従つて私の言う膿栓とは,厳密には栓子, 膿汁を併せたものの事である。

引用:慢性口蓋扁桃炎の病態に関する臨床的研究

膿栓を除去しないとどうなる?

膿栓は放置しても健康害がないので除去する必要はありません。膿栓は、自分で取ることもできますが、喉を傷つけたり炎症を起こして口臭が悪化します。自分で膿栓を除去することは危険なので止めてください。

関連記事:臭い玉(膿栓)の取り方を検証!ためしてガッテンやYouTubeなど

たいていの膿栓は、無理に取らなくても自然に取れてしまいます。食事中に食べ物と一緒に飲み込んだり、咳やくしゃみで取れてしまいます。

引用:膿栓(臭い玉)の 取れる タイミング | 自然に取れるまで待つ

膿栓は知らないうちになくなって(取れて)しまうものですが、口臭や違和感が治らない場合は耳鼻咽喉科でご相談されてはいかがでしょう。

膿栓の主な治療は、圧迫・吸引による除去と洗浄で、うがい薬や抗生物質が処方されます。膿栓をできなくするための扁桃除去手術を行うケースもあります。

膿栓の予防方法

膿栓対策では、予防することが最も重要です。なぜなら、リンパ組織がある以上、除去しても再発するからです。慢性扁桃炎の患者さんの場合には、除去しても膿栓がすぐに出るため、取らないお医者さんもいます。

口臭をしないようにするためには、膿栓をできないように予防することが大事です。そのためには「耳鼻科疾患」の治療を受けることが先決ですが、小まめにうがいを行ったりガムを噛むと有効です。

関連記事:臭い玉(膿栓)と口臭はうがいで予防する!?

膿栓は口や喉が乾燥すると生じやすいので、唾液を多く分泌させると予防になります。

【臭い玉(膿栓)の予防】

  1. 唾液の分泌を促す(よく噛む、水分摂取、唾液腺マッサージ、口呼吸を鼻呼吸に変えるなど)
  2. うがい(喉うがいで洗浄する)
  3. 小まめに水やお茶を飲む(口内と喉を洗浄する)

>> 膿栓、臭い玉が簡単に取れるアルカリイオン水うがいとは?

口臭の原因は膿栓だけではありません。歯周病や歯垢など口内に原因が隠れていることが多いので、歯科検診や歯のクリーニングを受けたり、お家での歯磨きを充分に行なうことをおすすめします。

関連記事:口臭の原因と種類

☆この記事はリンクフリーです。膿栓で悩まれている方のお役に立ててくだされば幸いです。

うがいで膿栓を予防する