【重曹うがいの効果とは?】虫歯予防・口臭改善に役立つ正しい方法と注意点

コップに入った水と小さじの重曹を使い、自宅で簡単にできる重曹うがいのイメージイラスト。清潔感のある明るい背景、口臭や虫歯予防に役立つケア方法をわかりやすく表現。

こんにちは、口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

「重曹うがいって本当に効果があるの?」「やり方や安全性が心配…」そんな声が増えています。
重曹は手軽に入手できる反面、誤った使い方や濃度のミスでトラブルの原因になることも。

この記事では、虫歯・口臭予防に役立つ正しい重曹うがいの方法と、注意すべきポイントを歯科医療の視点でやさしく解説します。
「掃除用重曹」との違い、メリット・デメリット、よくある疑問まで、“今すぐ安心して始められる”情報をまとめました。

【結論】重曹うがいは正しい方法で“やさしく・ほどほどに”
重曹うがいは、正しい濃度・回数を守れば虫歯や口臭予防に効果的です。
ただし「食用グレード」を選び、飲み込まずに短時間だけ行うことが安全のコツ。
刺激を感じたらすぐに中止し、自分に合ったケアを心がけましょう。

重曹うがいとは?──市販の「掃除用」とはココが違う

「重曹うがい」とは、家庭で手に入る食用重曹を水に溶かし、うがい液として使う口腔ケア方法です。重曹は正式には「炭酸水素ナトリウム」と呼ばれ、ベーキングパウダーとしても使われる安全性の高い成分ですが、注意すべき点もあります。

重曹:2NaHCO3 (炭酸水素ナトリウム)→ Na2CO3(炭酸ナトリウム)+ CO2(二酸化炭素)+ H2O(水)

市販されている「掃除用重曹」と「食用重曹」は、不純物の含有量や粒子の細かさが異なります。うがいや口腔ケアには必ず食用グレードを使用しましょう。掃除用や工業用は微量の不純物が含まれるため、口に入れるのはNGです。

重曹うがいの5つのメリット

1. 虫歯を招く酸を中和する

私たちの口の中では、食事や間食のたびに細菌が糖分を分解して酸を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)が溶け出し、虫歯の原因になります。重曹は弱アルカリ性なので、この酸性環境を中和し、虫歯リスクを減らす効果が期待できます。

引用:米国歯科医師会(ADA)の公式サイト

2. 口臭ガス(VSC)を減少させる

口臭の主な原因物質である「揮発性硫黄化合物(VSC)」は、口腔内の細菌がタンパク質を分解する過程で発生します。重曹うがいは、口腔内のpHを上げてVSC発生を抑制できるため、口臭予防にも役立ちます。

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3. 歯垢を物理+化学的に除去

重曹にはややザラついた粒子があり、歯垢(プラーク)を物理的に落とすサポートをしてくれます。また、アルカリ性による化学的作用で、ネバつきや汚れの付着も抑制。歯磨き前や寝る前のうがいにプラスするだけで、口内環境がすっきりします。

4. 初期むし歯の再石灰化を助ける

酸性環境が続くと歯が溶け始めますが、pHが中性~弱アルカリ性に戻ると、唾液中のカルシウムやリン酸が歯に戻り再石灰化が進みます。重曹うがいで口腔内のpHを整えることで、歯の自己修復力をサポートする働きも期待できます。

5. お財布にやさしい&時短ケア

食用重曹はスーパーやドラッグストアで安価に手に入り、1回数円でうがい液が作れます。コスパ抜群&毎日のケアに取り入れやすいのが魅力。たった30秒で完了するので、忙しい方にもおすすめです。

【HowTo】失敗しない重曹うがいの作り方

準備するもの

  • 食用重曹:小さじ1/3(約1g)
  • 水:200ml(コップ1杯)
  • 清潔なコップとスプーン

作り方(30秒で完成)

  1. コップに200mlの水を注ぎます。
  2. 食用重曹を小さじ1/3加え、よくかき混ぜて完全に溶かします。
  3. 完成した重曹水を口に含み、10~15秒ほど「クチュクチュ」とうがいをします。
  4. そのまま吐き出し、仕上げに水で軽くすすいで終了です。

※重曹水は必ず飲み込まず、うがい専用としてお使いください。

正しいうがい手順と頻度

  • 食後や歯磨き後、寝る前など1日1~2回が目安です。
  • 連続して何度もうがいするのは控えましょう(エナメル質保護のため)。
  • 違和感や知覚過敏が出た場合は、すぐに中止してください。

参考:重曹うがいの正しい実践法【日本訪問歯科協会】

必ず知っておきたい3つの注意点

  1. 「食用重曹」以外は絶対に使用しない
    掃除用・工業用重曹は不純物が多く、健康被害のリスクがあります。必ず食用グレードを選びましょう。
  2. 濃度・頻度を守る
    重曹の入れすぎや過度なうがいは、エナメル質の摩耗や口腔内の違和感の原因になります。必ず上記の分量・回数を守りましょう。
  3. 持病や薬のある方は医師に相談を
    高血圧、腎臓病、ナトリウム制限中の方は、ナトリウム摂取に注意が必要です。自己判断せず、事前にかかりつけ医へご相談ください。

著者の一言アドバイス
重曹うがいは「濃すぎない・飲み込まない・毎日続けない」の3ルールが安全のカギ。少しでも異変を感じたら無理せず美息美人など中性タイプのケアへ切り替えてくださいね。心配な時は専門医に相談を。

美息美人のアルカリイオン水(pH10.5)と重曹うがいの効果・デメリット比較

項目 美息美人(アルカリイオン水) 重曹うがい
主成分 アルカリイオン水(pH10.5) 炭酸水素ナトリウム(食用重曹)
pH値 10.5(強アルカリ性) 約8.3(弱アルカリ性)
口臭予防 たんぱく質汚れ・舌苔を分解し、即効で消臭効果。
再石灰化もサポート。
酸を中和しVSC(口臭ガス)を抑える。
初期むし歯や歯垢も予防。
歯・舌への刺激 中性付近まで薄めて使うので、歯や舌にやさしい 濃度や頻度を誤るとエナメル質摩耗・知覚過敏リスク
安全性 化学添加物なし。飲み込んでも安全性が高い(ただし多量摂取は不可) 誤飲や高血圧・腎疾患などでリスクあり。掃除用重曹は絶対NG。
味・使い心地 ほぼ無味無臭、さらっとした使用感 やや塩味・苦味がある。ザラつきを感じることも。
コスト やや高め(その分、成分の純度・安全性が高い) 市販重曹は非常に安価
日常ケアへのおすすめ度 毎日のうがい・歯磨き・舌ケアに最適。家族みんなで安心して使える 正しい濃度・頻度を守れば効果的だが、デメリットもあるため注意が必要

やさしい解説&ポイント

  • 美息美人のアルカリイオン水(pH10.5)は、たんぱく質汚れを分解する力が非常に高く、口臭や舌苔、歯垢のケアに即効性があります。また、中性に近い使用方法なので刺激がほとんどなく、安心して毎日続けやすいのが特徴です。
  • 重曹うがい(pH8.3)は、酸性になりがちな口の中を中和し、虫歯や口臭の予防に効果がありますが、高濃度や頻繁な使用で歯や歯茎を傷めるリスクもあるため、適切な使い方が重要です。

まとめ
迷ったときは、「安全性・やさしさ・継続性」で美息美人のアルカリイオン水がおすすめ。
重曹うがいも正しく使えば役立ちますが、使い方を間違えるとデメリットがあるため、家族や自分の健康状態に合わせて選びましょう。
「無理なく、毎日続けられるケア」こそが口臭・虫歯予防の近道です。

アルカリイオン水で虫歯予防と口臭撃退!効果的な作り方・使用方法を徹底解説

よくある質問(FAQ)

Q. 重曹うがいは毎日やってもいいですか?
A. 1日1~2回程度なら基本的に問題ありませんが、頻繁なうがいや高濃度使用は歯や歯茎への負担となる場合があります。違和感があれば回数を減らしてください。
Q. 子どもや高齢者でも使えますか?
A. 誤飲やアレルギーの心配がない場合は使用できますが、必ず大人が見守りながら行ってください。幼児・高齢者・基礎疾患のある方は医師にご相談を。
Q. 他のうがい薬やマウスウォッシュと併用しても大丈夫?
A. 基本的には併用可能ですが、刺激の強いうがい薬との併用や、短時間に何度も繰り返すのは避けてください。

まとめ|安全に続けるコツと代替策

重曹うがいは、正しい濃度とやり方を守れば、虫歯・口臭予防の強い味方になります。ただし、濃すぎる・飲み込む・頻繁に行うなど間違った方法はリスクにつながるため、必ずこの記事のポイントを守ってください。
もし刺激を感じる場合や毎日のケアで不安な方は、「美息美人」など中性タイプのうがい・歯磨き粉を活用するのもおすすめです。
自分に合ったケア方法で、毎日気持ちよく口腔ケアを続けましょう!

参考・引用リスト

口臭対策に興味がある方は、こちらの記事もおすすめです。

歯磨きで取れない口臭がアルカリイオン水のうがいでスッキリ

・参考文献:アルカリイオン整水器協議会 東海大学医学部 佐藤勉教授

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