口内環境を改善する食べ物・飲み物・サプリメント・ガムなどおすすめ商品10選

口臭や歯周病の原因は口内フローラの乱れ!自宅で簡単にできる口内環境改善法

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

あなたは自分の息が臭っていることに気付いていますか?接客業だから気を付けているけど不安だ・・・歯医者さんから歯周病予備軍だと言われてショックだった。じつは、「日本歯科医師会の調査によると、日本人の約8割が歯周病だ」という衝撃的な事実もあります。・・・

そんなあなたに朗報です。口臭や歯周病の原因は、口内に住む細菌のバランスが崩れることです。これを防ぐためには、口内フローラ(口腔内細菌叢)を整えることが必要です。

この記事では、自宅で簡単にできる口内環境改善法をご紹介します。食べ物や飲み物、サプリメントやガムなどおすすめ商品もご紹介します。あなたも今日から始めてみませんか?あなたの笑顔が素敵に輝くことを願っています。

口内環境改善の対象者は?

この記事で説明している「口内環境改善」について学んでほしいのは、以下のような方です。

・Aさん:30代女性。仕事柄接客業であり、常に清潔感や好印象を与えることが重要。自分でも気付かないうちに息が臭ってしまうことが不安であり、歯医者さんからも歯周病予備軍だと言われてショック。毎日歯磨きやマウスウォッシュは欠かさず行っており、さらに何か効果的な方法はないか探している。

・Bさん:40代男性。健康志向であり、運動や食事に気を付けて生活している。最近インターネットで口内環境が全身の健康に関係することを知り驚く。自分は虫歯も歯周病も無く問題無さそうだが、念のため自分の口内フローラ(口腔内細菌叢)はどんなものか知りたいし、良くする方法も学びたい。

・Cさん:20代女性。ストレス性皮膚炎持ちであり、ストレスが溜まると唇ヘルペスや口内炎が出来やすく辛い思いをしてきた。ストレス管理も大切だが、それだけでは不十分だと感じており、粘膜を強くするためにビタミンB群などの栄養素を摂取したり、口内環境に良いヨーグルトなどを食べたりしている。しかし、効果が実感できずに悩んでおり、もっと効果的な方法はないか探している。

口内フローラとは?口内環境が全身の健康に与える影響

あなたの口の中には、約700種類、1,000億個以上の細菌が住んでいます。これらの細菌の集合体を「口内フローラ」と呼びます。口内フローラは、あなたの歯や歯茎、舌や唾液などと相互作用して、あなたの口と体の健康を守ってくれます。しかし、このバランスが乱れるとどうなるでしょうか?

口内フローラとは何か?

口内フローラは、善玉菌と悪玉菌から構成されています。善玉菌は、悪玉菌を抑制したり、唾液に含まれる免疫物質を活性化したりして、虫歯や歯周病などの予防に役立ちます。一方、悪玉菌は、食べ物や唾液中の糖分を発酵させて酸を作り出し、歯や歯茎にダメージを与えたり、臭い物質を生成したりします。

口内フローラのバランスが崩れるとどうなるか?

口内フローラのバランスが崩れるということは、悪玉菌が増えて善玉菌が減るということです。これによって、以下のようなトラブルが起こります。

・虫歯:酸によって歯質が溶かされて穴が開きます。
・歯周病:歯茎が赤く腫れたり出血したりします。重度になると歯周ポケットや歯肉後退などが起こります。
・口臭:硫黄化合物やアンモニアなど臭い物質が発生します。

口内環境が悪化すると全身にどんな影響があるか?

口内環境が悪化すると、それだけではありません。実は全身にも影響を及ぼす可能性があります。例えば以下のようなリスクです。

・心血管系疾患:歯周病菌やその毒素が血管壁に付着して動脈硬化を促進したり、血栓形成を引き起こしたりします。
・認知症:歯周病菌やその毒素が脳組織に侵入して神経細胞を傷つけたり、アミロイドβタンパク質の沈着を促進したりします。
・生活習慣病:インスリン抵抗性や高血圧などに関連するサイトカイン(細胞間情報伝達物質)の分泌量やバランスが変化します。

自分の口内フローラの状態をチェックする方法

あなたは自分の口内フローラの状態を知っていますか?口内フローラは、あなたの口と体の健康に大きく影響します。しかし、普段は目に見えないし、気づきにくいものです。そこで、自分の口内フローラの状態をチェックする方法をご紹介します。

自己診断テストでチェックする方法

自己診断テストとは、以下のような質問に答えて、自分がオーラルフレイル(口を介した体の衰え)や歯周病・虫歯などのリスクにどれくらいさらされているかを判断するものです。

・年齢は?
・性別は?
・喫煙や飲酒はしますか?
・歯磨きやデンタルフロスは毎日しますか?
・歯医者さんに定期的に行っていますか?
・口臭や乾燥が気になりますか?
・噛む力や食べ物の味が変わったと感じますか?

このような質問に答えることで、自分が注意すべきポイントや改善策を知ることができます。

専門機関でチェックする方法

専門機関でチェックする方法とは、唾液や口腔内細菌を送って分析してもらうサービスです。唾液や口腔内細菌は、あなたの口内フローラや免疫力、生活習慣病や認知症などのリスクを反映しています。このサービスでは、以下のようなことがわかります。

・唾液量やpH値
・虫歯菌や歯周病菌
・善玉菌や悪玉菌
・免疫物質や抗酸化物質

これらの結果から、あなたに合ったアドバイスや商品が提供されます。

自宅で簡単にできる口内環境改善法

あなたは自宅でどのように口内環境を改善していますか?口内環境が悪くなると、むし歯や歯周病だけでなく、全身の健康にも影響します。そこで、自宅で簡単にできる口内環境改善法をご紹介します。

食べ物・飲み物・サプリメント・ガムなどおすすめ商品10選

口内フローラのバランスを整えるためには、善玉菌を増やす働きのある乳酸菌が重要です。乳酸菌を配合したサプリメントやガムは、なめるだけで口内フローラの改善をサポートします。

また、唾液量をアップすることも大切です。唾液には消化酵素や抗菌作用があります。噛む力が弱い方は、水分補給やハーブティーなどもおすすめです。以下の商品は、口内環境改善に役立つものです。

・乳酸菌サプリメント「ラクトビオン」
・乳酸菌ガム「モンテール ラクト」
・水素水「イオナス」
・ハーブティー「ルイボスティー」
・チーズ「カルピスチーズ」
・キウイフルーツ「ゼスプリ サンゴールド」
・アロエベラジュース「アロエキング」
・オリーブオイル「カルディ オーガニック エキストラバージン オリーブオイル」
・玄米茶「伊藤園 玄米茶」
・豆乳「マルサン 有機豆乳 無調整タイプ」

マウスウォッシュやタブレットなどおすすめ商品10選

歯磨きだけでは届かない部分や隙間にも細菌が潜んでいます。そこで、マウスウォッシュやタブレットなどの補助グッズを使って、より徹底的に口内清掃しましょう。以下の商品は、殺菌作用や消臭作用があります。

・マウスウォッシュ「コルゲート プラックス フレッシュミント」
・タブレット「ブレスパレット マウスクリアタブレット ミント&グレープフルーツ味」
・歯間ブラシ「ライオン デントヘルス 歯間ブラシ 0.8mm SSS号 8本入り」
・デンタルフロス「ジョンソン&ジョンソン リーチ デントテープ 50m×2個入り」
・舌苔除去器具「ドクタータング スクレイパー 舌苔除去器具 スティック型 1本入り」
・デンタルジェル「オーラパール デンタルジェル」
・マウススプレー「ブレスケア マウススプレー」

ヨーグルトや発酵食品など善玉菌を増やす食べ物10選

口内環境を改善するには、善玉菌のエサとなる食物繊維や、善玉菌そのものを摂取することが効果的です。善玉菌は、口内の雑菌を抑制し、虫歯や歯周病、生活習慣病の予防に役立ちます。ここでは、善玉菌を増やす食べ物10選をご紹介します。

・ヨーグルト:乳酸菌が豊富で、口内のpHバランスを整えます。
・チーズ:カルシウムが多く、唾液分泌を促します。
・納豆:ビタミンKやナットウキナーゼなどが含まれており、血流改善に効果があります。
・味噌:発酵食品であり、乳酸菌やビフィズス菌などが含まれています。
・キムチ:発酵野菜であり、乳酸菌やビタミンCなどが含まれています。
・漬物:発酵野菜であり、乳酸菌や食物繊維などが含まれています。
・バナナ:食物繊維が多く、腸内の善玉菌にエサとなります。
・オートミール:β-グルカンという水溶性食物繊維が多く含まれており、腸内の善玉菌にエサとなります。
・こんにゃく:グルコマンナンという水溶性食物繊維が多く含まれており、腸内の善玉菌にエサとなります。
・大豆製品(豆腐や豆乳):イソフラボンやレシチンなどが含まれており、血液サラサラ効果やコレステロール低下効果があります。

まとめ:あなたも今日から始めてみませんか?

口内環境を改善することは、歯や歯茎の健康だけでなく、全身の健康にもつながります。口内環境を整えるためには、毎日の歯磨きや食事が重要です。特に、善玉菌を増やす食べ物を積極的に摂取することで、口内の雑菌を抑制し、虫歯や歯周病、生活習慣病の予防に効果があります。ヨーグルトや発酵食品など、手軽に摂れるものがたくさんありますので、あなたも今日から始めてみませんか?

アルカリイオン水でうがいを行うと口臭が防げる

【引用・出典】

 

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