健康な舌の色は薄らと白い?

この記事が目に入ったあなたは、「舌が白い」と心配しているからではないでしょうか?

実は、舌が白くなって心配されてる多くの人の舌を調べてみたところ、病的ではなく健康な舌の色だったことが分かりました。日本口臭学会が発行している学会誌の論文の中にあったのです。

しかし、健康な舌なのに過剰に心配すると、それがストレスになり唾液が出なくなることも。それだけではありません、人によっては、「白いからきれいにしたい」と舌磨きをしているかもしれません。そのことが、逆に舌苔(ぜったい)を作っているかもしれないのです。

もしかすると、あなたの舌も心配するほどではなく、過剰に心配しているだけかもしれません。今回の記事は、健康な舌は、どんな色でどんな状態なのかについてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

健康な舌の色

正常な舌の色

健康な人でも、ここまでピンク色の舌は少ないのではないでしょうか。一般的に多いのは、少し薄く白い膜がはったような感じの舌です。

こんな感じです。

デリケートな舌の表面

私も、舌の知識がない時には舌磨きをしていました

私のことを告白します!

「美息美人」を開発する前は、舌に関する知識がありませんでした。

それも、少しではなく全く舌について知りませんでした。そんな感じでしたから、舌が少し白くなると、本当に心配しました。

若い頃は、良く深酒をしましたので、朝起きて歯みがきをしながら洗面台の鏡を覗くと、「うわっ?舌が白い?」

気になり、歯磨きのついでに歯ブラシで舌をゴシゴシ!

sitamigaki

ところが、舌は磨いてもそう簡単にはきれいになりません。(当然です。ヒダヒダの舌乳頭の間に白いプラークが付いているのですから。)

そんなことも知らずに、更に、舌をゴシゴシと磨く。

舌の汚れが落ちないので、舌をべ~と出して鏡越しに眺めてみると、舌の奥の方の乳頭がじゅうたんのように逆立っています。

舌磨きで長くなった乳頭

詳しくは『舌磨きをしてもすぐに白くなる理由』をご参考にしてください。

「これは、やりすぎたかな?」
きれいにはなっていませんでしたが、心配になり舌磨きをやめました。一日が過ぎ、寝る前にもういちど鏡の前に立ち、舌を見てみると、「治っている!!」

白くなった舌をそのままにしておいたのに、治っていたのです。何もしなくてもきれいになっていたのです。

…こんな経験は私だけでしょうか?

口臭学会発表:口臭相談169例中、薄ら白い舌(67例)が最も多かった!

じつは、今日、日本口臭学会の会誌をパラパラと読んでいた時に、こんな記事が目に入ったので、あなたにも知ってほしくて、私の恥ずかしい昔話をお話しました。

その記事とは、

「口臭相談169例中、微白苔67例が最も多かった。」

舌が白い

微白苔(びはくたい)とは、うっすらと白くなった舌のことです。これだけだったら、何のことか意味不明ですよね。

じつは、ある口臭外来の歯科医院で、舌苔(ぜったい)について詳しく調査したそうです。すると、調査期間中に口臭相談に来られた方の舌を診断した結果が、外来患者169人。(期間中、口臭と舌苔(ぜったい)の相談で来院した全体の数)

その内、舌に問題がない微白苔状態の患者数は67人もおられたそうです。

これって、約40%の人達が、舌に問題ないのに「他人より白くなっている」と勘違いされているかもしれないのです。

ちなみに、残りの人達はというと、

「白い苔」が、38人。

「白黄苔」が、29人。

「黄色苔」が、15人。

「灰色苔」が、6人。

「黒色苔」が、1人。

その上、まったく苔が付いてない「無苔」がなんと5人もいたのですから驚きです。

この調査結果をご覧になって、どう感じますか?

口臭外来に行く人というのは、悩んで悩んで、決心してやっと行く人が多いです。
それほど悩まれている人達なのに、苔がまったく付いてない人が5人もいたのです。

そして、4割の人の舌は、問題なしだったのです。

この資料だけで、決めつけられませんが、もしかしたら、「舌が白い。。。」と悩んでいる方の半分以上は、診断してみると、「実は白くなかった!」となるかもしれません。

ところが、勘違いをしていたら、先ほどの私のように、舌ブラシでゴシゴシを磨いてしまうかもしれません。そうなると悲劇です。舌乳頭を傷つけてしまい、本当に舌苔(ぜったい)が付いてしまうからです。

色んな舌の色

舌磨きで白くなった舌

慢性的に舌が白くなっているケースの多くが、先ほどのように舌磨きによるものです。そのようなことにならないように、今すぐに鏡を覗いて観察してみてください。

舌の色

  • 淡紅色(正常)
  • 紅色
  • 白っぽい色
  • 赤色
  • 青紫、赤紫、淡紫、暗紫など

舌苔(ぜったい)が付いていなくても、舌の色は様々です。人によって舌の色は異なっています。それは、健康状態、服薬、血行状態、体質的などが影響しているからです。

舌の状態

  • 胖大:舌が、口の幅ほど大きく、ぼってりとしていること。
  • 歯痕:舌辺に歯の痕が波状に残っていること。
  • 裂紋:舌の中央に亀裂(溝)があること。
  • 点刺:舌表面に現れる点状の隆起。紅色が多いが、黒色、白色もある。
    出典:舌で身体の状態を知る 祥泉鍼灸整骨院

人によって舌の状態は様々。
舌の表面に溝ができていたり、舌乳頭が異常に長いとか短いなどもあります。また、舌筋が弱ると舌が垂れ下がり、歯型が着くこともあります。

健康な舌はうっすらと白い膜がはっている

健康な舌は、うっすらと白い膜がはっている状態です。「微白苔(びはくたい)」といいます

この写真をご覧になられて、「あ~良かった!安心できた。」と思ったのではないでしょうか。でも、「どうして健康なのに舌が白いの?」と疑問に思われたのでは?

健康な人でも、舌が白くなる理由…

一つは、舌の上には善玉菌や悪玉菌という菌がいっぱいあるからです。それらの菌がプラークをつくるので、舌に膜をはったように白くなります。

もう一つは、舌の上には糸状乳頭という細い乳頭がじゅうたんを敷きつめたようにあります。乳頭の先はとがっているため、食事などでこすれ角化が起きます。そのため、見た目が白くなり、舌苔と間違えるかもしれません。

「でも、舌が白くならないように予防したい!」

そうなんです。何事も悪くなってからよりも、悪くならいように予防することが、一番大切です。

舌の歯型

健康で薄っすらと白くなっている舌でも、舌の縁に歯型がつきボコボコしていることがあります。舌に歯型がつくようになったら、要注意です。唾液の分泌が減り舌苔がつくようになる前ぶれです。詳しくは『舌に歯型がつくと口臭が強くなる!舌苔ができる!歯型がつかないようにするには』をご参考にしてください。

それでも、「舌が白いことが気になる。」という場合には、「美息美人(びいきびじん)で舌苔を除去する方法」という記事がお役に立てるかもしれません。

12,000人が実践する"口臭対策"ネット

  • このエントリをはてなブックマークに追加する