舌をピンクにするには!?健康的なピンク色にするための方法

健康状態がよい舌の色はピンク

舌をピンク色にするには

口腔ケアアンバサダー(社団法人 日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

健康な舌の色は薄いピンク色ですが、舌が白や黄色になることは体調不良のサインかもしれません。ここでは、簡単で効果的な方法を用いて、健康的なピンク色の舌を取り戻す方法を紹介します。

舌苔ケアを行っても舌苔が完全に除去できないと、「舌磨きのやり方が間違っているのではないか?」と不安になることもありますよね。

この記事では、不快な舌苔を除去し、きれいなピンクの舌に戻すための正しい舌苔ケアのポイントや理想的なアプローチを詳しくご紹介します。

関連記事:舌苔と口臭の全て:効果的な除去・予防ガイドとプロの秘訣

舌が白い・舌が黄色い理由

舌苔が除去されていない場合、歯磨きや清掃をしても、舌は奥から真っ白(または黄色)になることがあります。 舌にたまったものは「舌苔」と呼ばれ、舌苔除去することで、健康的なピンクの舌になります。

中医学では、舌診によって舌の色を見て健康状態を診断します。ピンク色の舌であれば健康状態はよく、舌苔(ぜったい)はうっすらと着いている状態です。

しかし、胃腸が悪かったり疲れがたまると舌苔(ぜったい)は厚くなり、風邪や病気などで体調不良になると舌苔は黄色くなり、口臭も強くなっていきます。

黄色い舌苔の原因と対策は、こちらを参照してください。

※「口臭症への対応と口臭症治療の指針2014」で確かめると、舌苔の沈着は、全身疾患と関係しており、疲労時、発熱時、胃腸など消化器の不調が原因である、と記載されていました。

引用:舌が白いのは胃腸が原因!?

健康に問題がなくても舌に溝があると、食べかすや細菌などがたまりやすくなるため、舌苔も増えやすいです。溝状舌(こうじょうぜつ)には、先天性と後天性の溝があります。

舌をピンク色にするためのステップ

舌を健康的なピンク色にするためには、以下のステップが重要です:

1. 口腔衛生の徹底
– 毎日の歯磨きに加え、舌ブラシや舌スクレーパーを使用して、舌の表面の白いコーティングを除去しましょう。

2. 十分な水分摂取
– 1日中水を飲むことで口内を潤し、細菌の繁殖を防ぎます。

3. バランスの取れた食事
– ビタミンB群、鉄、亜鉛が豊富な食事を心がけましょう。これらの栄養素は舌の健康維持に役立ちます。

4. 喫煙・過度のアルコールを避ける
– これらの習慣は口内環境を悪化させ、舌の色を変える原因になります。

5. 定期的な歯科検診
– 定期的に歯科医師の検診を受けることで、舌の健康を保ち、早期に問題を発見できます。

舌磨きのメリットとデメリット

舌苔を除去することで舌に繁殖するばい菌や色素を取り除くことができ、口臭予防にもなります。舌磨きは簡単な方法で、これにより舌をピンク色にすることが可能ですが、デメリットもあることを知っておくほうがいいでしょう。

舌磨きのメリットと注意点

メリット:
– 嫌気性菌の繁殖を防ぎ、口臭を軽減します。
– 味覚を改善し、食事をより楽しめます。
– 誤嚥性肺炎の予防に役立ちます。

注意点:
– 過剰に磨くと舌を傷つけることがあるので、優しく行いましょう。
– 適度な頻度で行い、乾燥や味覚障害を避けましょう。

舌苔をつきにくくするためには

舌苔および細菌・カンジダの成長を抑制するために、最も簡単な方法は、正しい口腔ケア習慣と健康的なライフスタイルを保つことです。 健康的な舌の色にするためには、毎日1回舌磨きを行うことが重要であるだけでなく、口腔内バランスを調整する手段も必要です。

  • 歯磨き・うがい・舌苔ケア
  • 水分を充分に摂る
  • よく噛んでよく話して唾液の分泌を促す
  • ガムを噛むなどして舌を動かす
  • 歩く・ストレッチなどの運動
  • 規則正しい生活を送る

まとめ

舌苔を除去してピンクの舌にするためには、正しい舌磨き方法と、食事や運動など健康的な生活習慣を続けることが大切です。

舌苔自体は病気ではありませんが、長期間にわたり症状が続いている場合は体調不良のサインです。また、舌苔が異常に厚い場合や治らない場合は、歯科や内科を受診されることをおすすめします。

厚い舌苔からピンクの舌にする方法は、こちらの記事が詳しいです。

関連記事:舌が白い人と白くない人5つの違い!舌苔の原因と取り方

【参照リンク・参考文献】
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でも分かるテーマパーク8020
日本口臭学会 口臭と口臭症に関連する用語
日本口腔ケア学会

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