歯を白くする、歯ぐきを引き締めるための4種類の歯ブラシ
いつも歯が白い歯磨き好きの人ならすぐに分かります。虫歯や歯周病になりやすい人、そして、口臭になりやすい人。逆に虫歯や歯周病になりにくく、口臭もない人との違いは、何だと思いますか?
う~ん。唾液が少ないドライマウス。
確かに、そういう場合もあります。でも、唾液もふつうに出ているのに、虫歯や歯周病になりやすく、口臭も強い。どうしてだと思いますか?
う~ん。歯が弱いから?歯ぐきが弱いから?膿栓があるから?胃腸が弱いから?確かに、そんなケースもあります。でも、意外ともっと簡単な理由があったのです。
私も見落としていました。当たり前すぎて忘れてしまいそうでした。虫歯や歯周病、口臭になりやすいのは、歯磨きをしたときの磨き残しにあったのです。そして、歯が黄色くなったり、シミができたりするのは、歯磨き不足によることが分かっています。
この歯磨き不足を解消できる要因として、歯ブラシ、歯磨き粉、ブラッシングが挙げられますが、今回の記事では、簡単に誰でもすぐにできる歯ブラシの選択についてお伝えします。歯ブラシを変えるだけでブラッシングが向上できるので、ぜひご参考にしてください。
ブラッシング後の磨き残し
ブラッシングした後の磨き残しはこんな感じです。歯垢染色剤(カラーテスター)を使うと、汚れている所が赤く染まり、歯磨きの磨き残し部分がよく分かります。
自分では、ていねいに歯磨きをしているつもりになっているので、はじめて、歯垢染色剤(カラーテスター)を使ったときには、真っ赤になるので、びっくりするものです。
「本当にこんなに磨けていないのだろうか?」歯垢染色剤(カラーテスター)の威力を信じられないほど磨き残しが。でも、結果は本当です。磨き残しがあるのは事実です。
歯磨きで磨けていない部分
それで、磨き残しのベスト3はというと、
1位、歯と歯茎の境目の歯周ポケット。
2位、歯と歯の間。
3位、奥歯の奥
どれも、普通に歯磨きをしても磨けない箇所です。
たとえば、このように…
歯周ポケットを磨くための歯ブラシ
歯磨きといえば、歯の表面を磨くものだと思っています。子供の頃から、歯磨きといえばハブラシを無意識に横にゴシゴシとこすっていたかもしれません。
でも、この磨き方では、歯の表面はきれいになっても、歯と歯茎の境目の歯周ポケットの中までは、磨けません。その結果、歯周ポケットの中に細菌が繁殖します。細菌が増えると、歯肉炎になります。歯肉炎になると、出血や口臭がします。
増えた細菌は、他の部位の歯周ポケットの中にも感染します。そして、舌にもプラークをつくり口臭が発生。
では、どのように歯磨きをすれば良いのでしょうか?
ハブラシの毛先を歯周ポケットの中に入れています。先ほどの写真と比べてみてください。歯と歯ぐきの境目の歯周ポケットの中に、ハブラシの毛先を入れて磨くのが正しい磨き方です。この磨き方を行うことで、もし、歯肉炎であれば徐々に改善されます。そして、口臭も減少します。
では、この歯周ポケットを磨くために考えられた歯ブラシにはどのようなものがあるでしょう?
歯周ポケットを磨くための歯ブラシ
- 極細毛の歯ブラシ
- ワンタフトブラシ
極細毛の歯ブラシも良いのですが、歯周ポケットを徹底的にきれいにブラッシングしたいのであれば、やはりワンタフトブラシを使うべきです。歯周病が気になる場合には、もちろん歯医者で診てもらうことも大事なことです。
歯間の磨き残しを磨く歯ブラシ
次に、もう一つの磨き残しの歯と歯の間ですが、こちらは、ハブラシで磨くには限界があります。歯間は、ハブラシで磨けない?
そうなのです。
狭い歯と歯の間には、ハブラシの毛先が入っても、歯に垂直に当たらないので、きれいに磨けないからです。ですから、歯間は歯間ブラシやフロスを使って磨く必要があるのです。
歯間ブラシで磨く場合にも、隙間にあった大きさの歯間ブラシを使うことが大事です。隙間が大きいのに、小さな歯間ブラシで磨いてもきれいに磨けません。ただ、歯間ブラシを隙間に出し入れするだけでも、歯の横についたプラークを落とすことができません。
鏡を見ながら、歯間ブラシをあちらこちらと動かすことによって、歯磨きの磨き残しを少なくすることができます。
歯間ブラシの重要性と正しい使い方は、こちらの動画がたいへん参考になります。
是非、歯間ブラシを上手に使ってみてください。口臭がかなり減少するはずです。
歯を白く保つための歯ブラシ
そして、よくある「歯が黄色くなった。茶色くシミが着いた。」というトラブルですが、この原因は、きちんとブラッシングできていないから。
きちんとブラッシングが出来ない理由として一つは、時間がないので歯磨きをサッサと済ましてしまう。2つ目は研磨剤の入っていない無添加歯磨き粉を使用しているから。3つ目は柔らかい毛先の歯ブラシを使用しているから。
この対策は簡単です。固い毛先の歯ブラシを使用して歯の表面を良く磨くことです。実は、研磨剤の入っていない無添加歯磨き粉を使用していても、毛先が固い歯ブラシで丁寧にブラッシングをしていれば、汚れが着いていても取れます。そのため、歯が汚れて着色することはありません。
ブラッシングが苦手な人におススメなのは…
- 3か月ごとに歯科で歯をクリーニングする。
- 硬い毛先の電動歯ブラシを使用する。
前歯など歯の汚れや着色が気になる部分は、固い毛先の電動歯ブラシを使用することで、いつもツルツルぴかぴかの白い歯でいられます。
[まとめ]
ほとんどの方は、歯磨きに使用する歯ブラシは1種類か2種類です。でも、口の中はかなり複雑な形をしています。そのため、1~2種類の歯ブラシではすべてに対応できません。ですので、せめて4種類の歯ブラシが必要となります。
- 前歯を磨くための固い毛先の歯ブラシ
- 歯周ポケットを磨くための柔らかい毛先の歯ブラシ
- 歯周ポケットを徹底的に磨くためのワンタフトブラシ
- 歯間を磨くための歯間ブラシ・フロス
もちろん、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使って歯磨きするとさらに良く磨けます。
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