口臭対策

気になる「口臭」の予防と対策

人と接する時に口臭で相手を不快にしていないか、不安になっていませんか?

自信をもって人と会話するためには、口臭予防のためのケアは必須です。しかし、口臭は自分では気づきにくいものなので、エチケットとして日頃から気を付けることが大切です。

特に人と会う前は口が乾くため、匂いが気になるという方が多いのではないでしょうか?

今回は、口臭を抑える様々な方法をご紹介します。この記事は、口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登が書いています。

口臭の予防・対処法

歯周病や虫歯などは「病的口臭」の原因になりますが、舌苔(ぜったい)などによる「生理的口臭」の場合は、口の中の汚れ(プラーク)が関係しているので、常に口内を清潔にすることが肝心です。

最も汚れやすいのは、舌の表面と歯ブラシの届きにくい所です。ですから、口臭を予防するためのポイントは、舌清掃と歯磨きになります。

口臭の予防方法としては、以下のようなものが挙げられます。

歯磨きに時間をかける

歯磨きをしているのに汚れ(プラーク)がたまるのは、歯磨きをしている時間が少ないことが一番の原因です。

しかし、朝は忙しいため、ブラッシングを丁寧にすることはできませんよね。また、口の中に細菌が増える時間帯は寝ている時です。

そのため、就寝前の歯磨きは、時間をかけて丁寧に歯を磨くことが大事です。眠くても頑張って歯磨きすれば、朝の歯磨きを簡単にすませても口内の清潔は保つことができます。

>>正しい歯磨き方法

舌苔を除去する

歯磨き不足などから口内が汚れると、舌苔が異常に増加します。舌苔はタンパク質の汚れと細菌の塊で出来ているため強い臭いを発生するため、舌苔を除去する必要があります。

舌苔で舌が白くなっている場合には、1日1回程度、舌ブラシで舌を軽くなぜて舌苔を除去しましょう。ただし、舌を磨き過ぎると逆効果になるので気をつけて磨かないといけません。

>>コットンで舌を磨く方法

>>舌の奥の舌苔が取れない!効果的な舌苔の取り方

唾液を出す

唾液の分泌量が減少すると、口内細菌が増えて口臭が発生します。口臭をしないようにするためには、食事の時によく噛んで食べるなどして唾液の分泌量を増やすことが大切です。

唾液分泌を促すには、「ぱ・た・か・ら」を繰り返し発声するパタカラ体操や、唾液腺(耳の下、顎の下)をマッサージする方法が有効です。

簡単にできるのは、舌を突き出して唇を舐めながら一周する方法です。この方法が一番唾液が出るかもしれません。

>>唾液腺マッサージの仕方

小まめに水を飲む

ドライマウスの場合には、口腔乾燥と細菌の増殖によって口臭が発生しやすくなります。唾液の分泌が少ない場合は、小まめに水やお茶を飲んで口内と喉の汚れを洗い流すようにしましょう。

>>ドライマウスの原因と対策

その他の予防方法

喫煙や飲酒を控えましょう。アルコールやニコチンは、強い匂いを発する成分なので、摂取すれば口臭が強くなるからです。

匂いの強い食べ物も口臭の原因になります。ニンニクやニラなどが入っている食事は、人と会う前日から避けるようにしましょう。

他に、口臭を防ぐためには、胃腸を健康にすることが大事です。胃腸が不調になると舌苔ができるからです。胃腸のためにも、刺激の強い食事を避けるとかストレスを軽減するように心がけましょう。

また、根本的な口腔状態の改善には至りませんが、デンタルリンス、マウスウォッシュなどで洗口することで、短時間であれば口臭予防が期待できます。

喫煙後にタブレットをなめる人もいますが、臭いをごまかすだけで、口臭が消えるわけではありませんので、期待し過ぎないことです。また口臭予防を謳うサプリもありますが、即効性はありませんので、急な時の対策には不向きです。

口臭予防歯磨き粉

効果的に口臭予防するためには、歯磨きによるセルフケアが重要ポイントになります。ほとんどの市販歯磨き粉には、合成界面活性剤が含まれているため口腔乾燥を起こすからです。口臭予防を目的とするのであれば、刺激性成分が含まれていない無添加歯磨きがおすすめです。

口臭予防歯磨き粉「美息美人」

口臭予防歯磨き粉はいくつか種類がありますが、アルカリイオン水の歯磨きがおすすめです。細菌が増えると口内が酸性化しますが、アルカリの作用で口内を中和させます。

また、アルカリにはプラークなどのタンパク質を溶かす働きもあるため、研磨剤が含まれていなくても口内の汚れを落としやすくなります。

舌苔や臭い玉が気になる場合は、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」をお勧めします。

>>口臭ケアブランド『美息美人(びいきびじん)』が舌苔を溶かして取る仕組み

歯周病の場合は薬用歯磨き粉

歯周病(歯肉炎や歯周炎)になると、膿臭い特有の口臭になります。歯周病は歯科治療しないと治りませんが、それまで薬用歯磨き粉で口臭を抑えることが可能です。

歯周病用の薬用歯磨き粉を、歯間ブラシまたはワンタフトブラシに少量付けて、患部に塗り込みます。歯磨き剤を塗布した後は、できるだけうがいしないほうが効き目があります。

おすすめの歯磨き粉は、薬用カムテクトシュミテクトです。

口臭にまつわるよくある悩み

「口臭」についてよく聞かれるお悩みを解説します。

Q)自分では口臭がしているかよくわからないのですが、チェックする方法はありますか?

私たちの嗅覚は、長時間同じ匂いをかいでいると、その匂いを感じなくなってしまいます。
そのため、たとえ口臭がしていても自分自身の臭いに気が付くのは困難です。家族に聞いてみるのが手っ取り早いですが、それが出来ない場合は「簡易口臭チェッカー」を利用されてはいかがでしょう。

>>口臭チェックの仕方

Q)周りの人は気にならないというが、どうしても臭いが気になります。

口臭は相手も不快にするため、自分自身の匂いにとても敏感になってしまいます。中には、臭くないのに「自分はくさい」と思い込んで(精神的な)自臭症になっている人もいます。この場合は心理カウンセリングなど専門的な治療が必要になるので、気になる方は口臭外来を受診することをおすすめします。

>>口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

歯磨きで取れない口臭がうがいですっきり

今すぐ口臭を消す方法教えてください

簡単に口臭を消す方法

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

Yahoo!知恵袋に「お急ぎで口臭を消す方法を教えて」という質問がありました。よく読むと、お昼に彼とデートするのを忘れてキムチとにんにくを食べてしまったとのことです。

たとえ、彼女のようにニンニク料理を食べてなくても、デートの日の朝、口臭がしていると気が気でいられなくなりますよね。

今回は今すぐに口臭をなんとか消したいという方のために、簡単なケアをご紹介します。ご参考にしてくだされば幸いです。

関連記事>>口臭ケア!これで口臭を防ぐことができる

にんにくの匂いを消す方法

にんにくが臭いのは?

にんにくが臭いのは「アリシン」という成分が原因です。「アリシン」は、にんにくを潰したり噛むことでにんにくに含まれている「アリイン」という成分が破壊されてできます。

にんにく料理を食べると「アリシン」は血液中に溶け込み肺を通って呼気となって吐き出されます。これが、にんにくを食べた後に口臭がする、理由です。

にんにくを食べた量にもよりますが、16時間程度で臭いは消えて行きます。前日の夕食に食べたのでしたら、お昼ごろまで匂いが残ります。

早く臭いを消すには?

汗をかくとにんにくの匂い「アリシン」が出て体臭も臭くなりますが、運動やシャワーで汗をかくと体内の「アリシン」を早く外に出すことができます。汗をかいた後は、シャワーで洗い流すことが大事です。

ポリフェノールには「アリシン」を分解する働きがあると言われていますので、にんにくの匂いが気になる時は、リンゴを食べたり、コーヒーや紅茶を飲んだり、チョコレートを食べると、早く口臭を消すことが期待されます。

起床時の口臭を消す方法

起床時に口が臭いのは?

ふだん口臭のない人でも、起床時は口が粘つき口臭も強くなる時間帯です。その理由は、睡眠中は唾液の分泌が止まり細菌が活発に繁殖するからです。日中は会話したり食事することで、唾液が良く出るため、自然と口臭はコントロールされます。

早く口臭を消すには?

一番早く起床時の口臭を消す方法は「歯磨き」による口腔ケアです。増えた細菌(プラーク)をブラッシングによって除去し、口内の汚れをうがいで洗浄すれば、口臭はほとんど消えてしまいます。その後しっかり朝食を摂ることで、唾液が分泌されて口内が中和されて綺麗な環境になります。

歯磨きをしても口臭が軽減しない場合は、歯周病や舌苔が原因になっているかもしれませんので、歯科を受診することが大事です。

※『病的口臭』…歯周病、虫歯、副鼻腔炎・扁桃炎などの耳鼻科疾患、内臓疾患、糖尿病、癌など。
引用:「口臭」に関するQ&A

関連記事>>口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

簡単に口臭をなくす方法

YAHOO!知恵袋を見ていたら、「口臭を消す方法」として舌磨きを取り入れているが治らない、という人がいました。舌苔は口臭になりますが、口臭を効果的に消すためには、舌磨き以外の口腔ケアも取り入れられることをおすすめします。

うがい

喉うがいで口臭予防

口臭が気になったときに、一番簡単で効果があるのは「うがい」です。口臭が発生するのは、口腔が乾燥して口内細菌が増えたからです。ですから、「うがい」で口内洗浄すると、口臭が軽減します。

ただし、うがいによる予防方法は、根本的な口臭改善にはならないので誤解しないでくださいね。

>>口臭がアルカリイオン水のうがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・

舌清掃

舌苔は嫌気性菌のかたまりなので、舌苔が付着すると口臭を発生します。専用の舌ブラシで舌を磨いて清掃すると、口臭予防が期待できます。

ただし、舌磨きをし過ぎると舌粘膜を傷つけて口腔乾燥の原因になるので注意しましょう。

>>舌磨きはコットンが効果的!?

夜寝る前の歯磨き

口臭予防をするためには「歯磨き習慣」が重要です。口内の汚れを除去してプラークを付かないようにできるからです。

プラークは寝ている間に最も増殖します。睡眠中は唾液が出ないからです。そのため、就寝前にていねいに歯磨きを行うことが大切なのです。
寝る前に歯磨きをする人としない人では、起床時の口臭に大きく差が出ることでしょう。

水を飲む

ドライマウスだから水を飲む

水を飲む効果は、唾液量(体の水分量)を増やすだけではありません。水を飲むことで口内を洗浄することができるからです。

口がすっきりすると、副交感神経が刺激されてサラサラ唾液の分泌を促す効果も期待できます。

お茶には抗菌作用がありますが、利尿作用というデメリットもあります。唾液を出しやすくするには、水よりも温かい白湯のほうが、リラックス効果があります。

舌を動かす

唾液が舌を洗浄

何度も申し上げますが、口臭は口が乾くと発生します。ですから、口臭をしないように予防するには、唾液を出して口内を潤すことが大事です。

人間の体は、舌を動かすと唾液腺が刺激されて、唾液が出るようになっています。食事の時にはよく噛んで、会話にもたくさん参加して、舌を良く動かすようにすることが大切です。

また、口の渇きが気になったら、口の中で舌を動かし、唇を舐めることもおすすめします。

タブレット・ガム

タブレットやチューインガムを噛むと、一時的ですが口臭を消すことができます。

しかし、タブレットなどの効果は香料で匂いをごまかすだけですので、口臭と混じり余計に臭いが強くなるかもしれません。

チューインガムの場合は、噛み続けると唾液がよく出て、根本的な口臭対策にもなるので試す価値があります。

>>毎日の口腔ケア(歯磨き・洗口)には、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」をおすすめします。

口臭予防歯磨き粉「美息美人」