臭い玉(膿栓)

喉に白い臭い玉(膿栓)ができたことで困っている人が多いのではないでしょうか。でも、臭い玉(膿栓)は取っても何度でもできるし、人によってできる原因が異なります。ですので、自分の臭い玉(膿栓)ができる原因をよく知って対策することが重要です。
こちらでご紹介している記事をお読みいただければ、臭い玉(膿栓)の悩みを解決できると思います。

臭い玉(膿栓)とは

膿栓(臭い玉)を指の上にのせる

膿栓(臭い玉)は、扁桃(へんとう)の穴に粘液(免疫)と細菌の死がいが集まってできた米粒大の固まりです。 ですから、膿栓が出来ると、喉がイガイガしたり、喉から鼻に抜ける口臭を感じるようになります。

引用:口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方

臭い玉(膿栓)が出来る場所

臭い玉(膿栓)ができると、喉に白い玉が見えることがありますが、一般的には扁桃(へんとう)の陰窩(いんか)という穴の中にかくれているために見えないことの方が多いのです。詳しくは『膿栓が見えない?膿栓のできる場所はここ!直接取るのは危険』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)ができた時の症状

えへん虫

臭い玉(膿栓)は見えていないのに、喉にイガイガなど違和感を感じたり喉から鼻にかけて下水臭がすることも。喉がイガイガしエヘン虫がよく出る場合は、『エヘン虫が暴れる原因とだまらす方法はコレ!』をご参考にしてください。

臭い玉(膿栓)が口臭原因!?

臭い臭いと鼻をつまむ女

ところが、ある日くしゃみや咳をした時に、臭い玉(膿栓)が口に飛び出してくることがあります。初めて異様な形の臭い玉(膿栓)を見たり、ひどいニオイを嗅ぐことで、口臭が気になるきっかけになる人が多いです。

臭い玉(膿栓)が臭くなるのは…

細菌の死がいの固まりである膿栓(のうせん)に細菌が繁殖し腐敗を起こすからです。だから…膿栓(のうせん)は臭い!

引用:口臭原因!膿栓(のうせん)についての基礎知識

本当は膿汁(のうじゅう)が口臭原因になっている

粘液のイメージ

膿汁(のうじゅう)というのは聞きなれない名前かもしれませんが、膿汁は膿栓の元となる粘液です。

膿汁ができると、喉に痰がへばりつくような感じになり違和感を感じることがあります。また、膿汁は唾液に混じり、舌の奥に舌苔(ぜったい)をつくる原因になる。この二つのことによって、強い口臭を発生する原因になります。

口臭の元である膿汁(のうじゅう)は、扁桃(へんとう)から分泌される粘液(免疫物質)に細菌の死がいなどが混じり膿化したものをいいます。

膿汁(のうじゅう)は、だから臭い!それに、固まると臭い玉(膿栓)になる悪質な液体なのです。

引用:膿汁(のうじゅう)が本当の口臭原因!膿汁は膿栓より臭い!

臭い玉(膿栓)や膿汁ができる原因

膿栓のできる仕組みの図

臭い玉(膿栓)や膿汁は、喉にばい菌が増えることで扁桃(へんとう)の陰窩という穴にできるのですが、次のようなことがあると、更にできやすくなります。

  1. 口呼吸で喉が乾燥する
  2. 唾液が少ないため、喉が洗浄できない
  3. 後鼻漏で喉に細菌が増える
  4. 蓄膿症
  5. 鼻炎
  6. 咽頭炎、喉頭炎
  7. 逆流性食道炎

引用:膿栓(臭い玉)は取ってもすぐできる!予防の仕方はコレ!

耳鼻科疾患があるときには、治療をうけて先ず病気を治すことが大事です。また、口呼吸などによって口腔乾燥を起こしているときには、それらを改善することも大切です。

臭い玉(膿栓)の取り方

膿栓を綿棒で取る

綿棒などを使用して、ご自分で臭い玉(膿栓)を取ろうとする人がいますが、喉を傷つけたりばい菌が感染するかもしれないので、おすすめできません。安全に臭い玉(膿栓)を取る方法は耳鼻科で除去してもらうのが良いと思います。しかし、耳鼻科では、高熱が出ているなど悪化しているケースを除いて取らない医師が多いようです。まずは耳鼻科で相談されてはいかがでしょう。

耳鼻科では、イソジンなどのうがい薬でうがいを行うように勧められることが多いです。イソジンのようなうがい薬には、喉のばい菌を殺菌する効果がありますが、臭い玉(膿栓)を取るのは難しいかもしれません。

うがいを行うだけであれば、水によるうがいでも代用できます。

引用:うがいで膿栓(臭い玉)を効果的に取る5つのポイント

臭い玉(膿栓)の予防

息をはく女性

喉に細菌が感染しても、異常増殖しなければ、いずれ喉はきれいになります。それは、食事や飲み物、唾液が喉の細菌を洗い流すからです。そして、免疫作用によって喉が清潔になります。これが健康な人のからだ。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

ところが、この除菌作用が働かない人がいます。除菌できなければ、慢性的に喉が不衛生状態になる。そして、膿汁(のうじゅう)ができるのです。

臭い玉(膿栓)ができやすい人の特徴は、口呼吸や唾液が少ないこと。そして、喉にばい菌が増えやすい環境にあることです。

ですから、臭い玉(膿栓)ができないように予防するためには、口呼吸を鼻呼吸になおすことも大事ですが、毎日、のどうがいを行い清潔を保つようにしなければいけません。常に喉がきれいな状態であれば、臭い玉(膿栓)や膿汁は予防できます。

引用:のどの膿を予防する方法!これで膿栓(のうせん)と膿汁(のうじゅう)はなくなる

喉にも口内炎ができる!?原因と治し方

膿栓を綿棒で取る

喉の口内炎が痛い

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口内炎が頬の内側や唇・舌にできて痛みを覚えたことは、だれでも一度は経験したことがあると思います。口内炎は、口の中だけではなく喉の奥にもできるのでご注意ください。

口の粘膜は喉にもつながっているため、口の中や舌と同じように、口内炎のような症状が起きることがあります。

口内炎の大きな原因は、外から入ってきた細菌やウィルスによるものです。 食事や呼吸によって、喉は細菌に感染しやすく、口内炎になると治りにくい部位です。

今回は、食事や会話のときに痛みがつらい、喉の口内炎についてお伝えします。

口内炎

口内炎は、口の中や口唇にできる炎症の総称で、炎症がおきた部位によって、舌炎、歯肉炎、口唇炎と呼ばれます。

口内炎で最も多い症状は、数ミリの大きさの灰白色班のアフタ性口内炎です。口内炎ができると、痛みを生じ、食事にも支障がでます。

特殊な口内炎には、ヘルペス、手足口病、はしか、性病などが原因になっていることがあります。また、口内炎だと思っていても、長期にわたり治らない場合は舌癌のこともあるので、そのような場合は、すぐにお医者さんに診てもらうことが大切です。

口内炎の治し方

ヘルペスウイルスなどによる口内炎は、発熱と痛みを伴います。子どもでは38℃から40℃の高熱になるので、その場合はかかりつけ医に電話で相談して、直ぐに受診することが望ましいです。

ストレスや体調不良で免疫が低下していたり、衛生状態がよくないとカンジダが増殖しやすく、口内炎の原因となります。この場合は、体を休め、うがいなど口腔ケアを十分にすることで、1週間から2週間程度で自然治癒されます。

いつまで経っても口内炎が治らない場合は、他の病気のこともあるので、放置しないで受診することをおすすめします。

口内炎と扁桃腺炎の違い

口内炎と扁桃炎などの耳鼻科の炎症を同じように思っている人がいますが、口内炎と耳鼻科疾患は症状も起きる部位も異なります。喉に白いものができているから、「口内炎」と勘違いするのかもしれませんが、白く見えるの多くは膿が固まってできたものです。口内炎は、皮膚が白くなり炎症を起こしているものなので根本的に違います。

引用:日本耳鼻咽喉科学会

咽頭炎(いんとうえん)

喉に炎症がおきたものを咽頭炎(いんとうえん)といいます。

疲労やストレスで抵抗力が落ちたときには、細菌やウイルスに感染しやすくなり、喉が赤く腫れることがあります。咽頭炎になると、当初は喉の違和感があり、喉が痛くなったり、ものが飲み込めなくなったりします。悪化すると発熱をおこすので、喉の腫れを感じたらお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

扁桃炎(へんとうえん)

喉の入り口の左右にあるアーモンドのような形をしているのが扁桃(へんとう)です。扁桃腺(へんとうせん)とも呼ばれます。

扁桃は、外から入ってくる細菌やウイルスを防御するための組織です。そのため、しばしば炎症を起こし、扁桃が赤く腫れたり発熱を起こします。また、扁桃の表面に乳白色の膿や膿栓(のうせん)ができます。扁桃炎について詳しくは、『扁桃腺炎の症状と治し方』をご参考にしてください。

扁桃周囲炎(へんとうしゅういえん)

喉が白くなる

写真は、のどちんこ(口蓋垂・こうがいすい)の奥に白い出来物が見えます。喉にできた膿ですが、これは喉に傷が付いたことでできた炎症が原因です。

このように喉に傷が傷ついて膿ができる場合がありますが、扁桃炎が悪化して扁桃の周りにまで炎症が広がることが多いのでご注意ください。

歯ブラシで喉に傷をつけてしまったことで口内炎になってしまうケースも多いようです。また、喉に口内炎ができたと思い病院へ行ってみたら、扁桃腺が腫れていたり大きくなった口内炎がはじけてさらに炎症がひどくなっていた、というケースもあるようです。

出典:http://www.partypoker-bonus.info

写真を見るまでは、喉に膿ができるとは思わなかったのではないでしょうか?
炎症が悪化すると扁桃腺が腫れ高熱が出ることもあります。ですから、もし喉に膿ができている場合は、早めに耳鼻科を受診されることをお勧めします。

ここまで知ると、自分で膿栓(臭い玉)取るという考えはなくなったのではないでしょうか。

でも、がっかりしないでください。膿栓(臭い玉)は危険を冒さなくても取れますし、出来ないようにすることも可能です。これから、どのようにすれば良いのかについてお伝えします。その前に膿栓(臭い玉)について詳しくお話します。

扁桃炎(へんとう炎)

torikata

扁桃腺(へんとうせん)は口と咽頭(のど)の境目の両側にあり、桃の種のような形をしているリンパ組織です。
扁桃腺(へんとうせん)には陰窩(いんか)という凹みがあって、表面積が広くできています。

陰窩(いんか)の役割は、小さい子供の時に口から侵入しようとする細菌やウイルスをつかまえて、その情報を脳に伝えるためと考えられています。

 陰窩(いんか)には食べ物カスたまったり、扁桃のリンパ球に殺された細菌の死骸などがたまります。

これを膿栓(臭い玉)といいいます。

膿栓(臭い玉)は、たまに口の中にポロッと出てきて、何だろうと指で押しつぶしたりすると、あまりの臭さにビックリしてしまいます。

膿栓(臭い玉)はこれだけ臭いのだから、口臭にも影響しているのに違いない…。だから、膿栓を取らないといけない!

そんなふうに思われるようですが、口臭原因の8割以上は、歯周病や舌苔(ぜったい)などの口中原因が占めていることを考えると、膿栓(臭い玉)があっても安心できるかと。

膿栓(臭い玉)は病気ではなく、からだの正常な活動によるものなのです。間違えてしまうのが扁桃腺炎です。
扁桃腺炎(へんとうせん)は膿栓(臭い玉)とよく似ていますが、炎症を伴いますので病気という点で異なります。

急性扁桃腺炎と慢性扁桃腺炎

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扁桃腺炎(へんとうせんえん)は、細菌感染による腫れのことをいいます。
扁桃腺炎になると扁桃腺が赤く腫れ、表面に膿がつきます。

急性扁桃腺炎

えへん虫

急性扁桃腺炎はさらに奥にある扁桃腺に炎症の腫れが及ぶと扁桃腺周囲炎となります。

扁桃腺周囲炎の状態で膿(うみ)がたまると、扁桃腺周囲膿瘍になりかなり腫れます。

急性扁桃炎は、急性咽頭炎と一緒に発症し、のどの炎症が特に激しいものを言います。

急に39~40度の高熱がでて、のどがひどく痛み、それに伴い全身がだるかったり、関節痛がでたり、痛みが耳にまで放散する場合もあります。

慢性扁桃腺炎

急性扁桃炎が慢性化したのが、慢性扁桃炎です。

慢性扁桃腺炎は習慣化したもので、1年に何度も急性化するので要注意です。

扁桃腺炎になる原因

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扁桃腺炎とは、扁桃の表面に付着している常在菌が、気温の変化やほこりなどの刺激、過労や風邪などによって抵抗力が弱まることで、活動を開始し炎症を起こすことをいいいます。

風邪のウイルスが原因になることもあり、原因となっている菌は溶血性連鎖球菌が多いとされます。ですので扁桃腺炎は子供に多いのですが、成人でもなります。

扁桃腺炎になる原因は、暴飲暴食や過労、のどの乾燥などがあげられます。

喉の炎症の予防方法

うがいする

膿栓(臭い玉)が口臭の原因。
だったら、予防方法はあるのでしょうか?

扁桃腺炎になったり膿栓がたまると口臭の原因にもなりますが、それらの予防方法は、うがいです。

うがいをすることで、のどにある細菌を洗い流すことができます。ですので、一般的な耳鼻咽喉科の指導では、1日3回を目安にうがいするように勧められます

アルカリイオン水のうがい

arukariionsui

一般的なうがい薬といえば、イソジンが有名です。口内炎や扁桃腺炎の場合にもイソジンが効きます。

でも、喉の清潔を守るためには、1年365日毎日うがいを行う必要があります。たとえイソジンでもお薬を毎日口内に含むのは抵抗があるのではないでしょうか。

できれば、無添加のもので安心して使えるものが良いのですが、水では洗浄効果が期待できません。ですから、無添加で洗浄効果が高いアルカリイオン水をお勧めしています。

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のアルカリイオン水で、ゴロゴロうがいをすると、膿栓(臭い玉)と扁桃腺炎(へんとうせんえん)の予防ができます。

私も口呼吸で子供の頃から喉が弱く、風邪をひいては扁桃腺が腫れたりしていました。成人になってからも常に咳が出て周囲に気を使っていました。

ところが、美息美人(びいきびじん)で歯磨きとうがいをするようになってからは、扁桃腺炎(へんとうせんえん)はもちろん、風邪もひいてません。それに口臭も気にしなくなることができているので、本当にお勧めです。

私と同じようにのどが弱くお困りでしたら、美息美人(びいきびじん)」をお試しください。膿栓(臭い玉)が沢山できてるとすぐに取りたいかもしれませんが、美息美人(びいきびじん)でのうがいで取るのがおすすめです。

膿栓(臭い玉)は取ってもすぐできる!予防の仕方はコレ!

膿栓の予防

膿栓(のうせん)は臭い玉とも呼ばれ、口臭が気になったときに直ぐに疑われてしまう嫌われものです。そのため、膿栓を取るために躍起になっている人が後を絶ちません。

膿栓は誰にでもできるもので、普通は食事で飲み込んでしまったり、会話中にポツンと口の中に落ちて来る、咳をした時に口の外に飛び出すなど、自然と取れてしまうものです。ですから、その時まで待つと良いのですが、常に膿栓が出るとか大量に出る場合には、喉の違和感や口臭が心配ですよね。

だからでしょう、綿棒でほじったり、シャワーで取ろうとする人がいますが、ばい菌に感染して喉に炎症を起こす原因にもなるので要注意です。

ところが、膿栓(のうせん)を取っても、直ぐに出来るということをご存知ですか? この事実を知らないと、大変無駄な努力をすることになります。

実は、膿栓対策でのポイントは、膿栓を取ることよりも膿栓をできなくする予防にあります。

今回の記事では、膿栓が、何度でも出来る原因と予防方法についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

膿栓が大量に出ると口臭になる

口の菌

膿栓(のうせん)は喉に細菌が増えると誰でも出来るのものです。風邪でも出来ることがあるように、容易にできるものです。しかし、健康な人の場合には、風邪で膿栓(臭い玉)ができたとしても、自然と取れていくので心配することはありません。

しかし、問題なのは、膿栓(臭い玉)が大量にできるとか、常にできるケースです。

喉に細菌が増えると、扁桃(へんとう)から粘液(免疫物質)が分泌され、細菌をやっつけます。細菌の死がいや食べかすが粘液と固まって出来たので膿栓(のうせん)です。その膿栓(のうせん)に細菌が繁殖し腐敗を起こします。

そのため、膿栓(のうせん)ができると、扁桃(へんとう)から細菌をやっつけるために、抗体としての粘液が次々と分泌されます。この粘液に腐敗臭が混じると臭くなります。

膿栓ができやすい人

鼻水予防ミスト

膿栓(のうせん)は誰でも出るのですが、人によっては常に出来る人もいれば、膿栓(臭い玉)自体を見たこともない人もおられます。

この違いは何にあると思いますか?

膿栓ができやすい人の場合には、耳鼻科の疾患があります。また、唾液が少ないとか口呼吸による喉の乾燥が考えられます。

膿栓(のうせん)は、喉に細菌が増えることでできます。慢性の副鼻腔炎や鼻炎などで鼻水が喉にたまると細菌が増殖するため、膿栓(のうせん)も出来やすくなります。そして、喉が乾燥することで細菌が増殖することが、さらに膿栓を作ることになっています。

詳しくは、『臭い玉がよく出来る人と全くできない人の違いとは』をご参考にしてください。

膿栓がよく出来るのは?

喉の図解

膿栓ができやすい場合は、次のことが影響している可能性があります。

  1. 口呼吸で喉が乾燥する
  2. 唾液が少ないため、喉が洗浄できない
  3. 後鼻漏で喉に細菌が増える
  4. 蓄膿症
  5. 鼻炎
  6. 咽頭炎、喉頭炎
  7. 逆流性食道炎

このような原因があれば、膿栓(のうせん)が出来やすくなります。ですから、思い当たる所があれば、治療を受けて治すことも大切です。

この根本原因を改善しないことには、膿栓(のうせん)が出来続けることになります。

膿栓は除去しても何度でもできる

咳払いする女性

先ほどの理由から、膿栓を除去しても、膿栓は何度でも作られます。当然ですが、膿栓を取っても膿栓ができる根本的な原因を解決しないことには膿栓はできます。それが、膿栓の予防です!

このことを無視しては、一生、膿栓に悩むことのなるかもしれません。このようにいうと、「じゃあ、膿栓はなくならないの?」と思うのは間違いです。

膿栓ができる原因で多いのは、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、咽頭炎です。それらの炎症が元になり扁桃腺炎になる。その過程で膿栓ができます。

だから、一番に、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、咽頭炎を治療することが重要です。そして、次に大切なことは喉に細菌が増えないように、うがいなどによって、喉を清潔に保つことなのです。

詳しくは、『鼻の中が臭い!原因不明の場合は蓄膿症に注意、「3割の裏にある後鼻漏」』をご参考にしてください。

そのようにすれば、膿栓ができなくなります。

でも、あなたの悩みは、「今ある膿栓を取りたい!」という問題かもしれません。これから、膿栓を除去する方法についてもお話ししていくのでこの後もお読みくだされば幸いです。

膿栓は取らないほうが予防になる

意外かもしれませんが、膿栓は取らないほうが作られにくくなります。

綿棒などを使って膿栓を取っていると、「急に膿栓が増えた。」とか、「大量の膿栓が出てくるようになった。」という人がいます。

どうして、膿栓を取ると、いっぱい膿栓が出てくるようになるのだと思いますか?

一つの理由は、こうです。習慣的に膿栓を取ることで膿栓が出来る穴が広がり、汚れがたまるようになるからです。汚れがたまることで膿栓が出来る、膿栓が出来たので取る、、、急に膿栓が増える、、、という悪循環になっているケースがあるので、そのようなことにならないためにも、ご自身で膿栓を取るのはやめたほうが良いです。

ご自分で膿栓を取ると、膿栓が増える理由は、もう一つあります。

ご自分で膿栓を取る場合、指、箸、綿棒、スポイドなどを使います。これらを使うときに、指や道具を消毒する人はほとんどありません。

そのため、喉に細菌が感染します。この細菌感染が扁桃炎(へんとうえん)を引き起こし、膿栓ができる原因になります。だから、膿栓が取れた後はスッキリするかもしれませんが、その後、膿栓が急に増えることになる人が多いのです。

慢性膿栓は耳鼻科では取ってもらえないことも

isya

膿栓の患者さんによっては、耳鼻咽喉科で除去してもらうために受診したけれど、予防のために、うがい薬の処方しかしてもらえなかったというケースもあります。

喉の奥に膿栓がいくつも見えるが何をしても取れません。ずっと口臭も酷く、耳鼻科に行っても「自然に出てくるのを待って下さい。」と相手にしてもらえません。

耳鼻科に行っても、膿栓(のうせん)を取ってもらえないことが多いです。何故だと思いますか?

膿栓(のうせん)が出来ても、身体には害がなく、お医者さんの言われるように普通は、食事や咳などによって自然と取れるものなのです。

でも、取らない理由は、実はそれだけではありません。

何度取っても出来るからです。それよりも予防することのほうが大事だからです。

YAHOO!知恵袋でも、膿栓(のうせん)についての相談が載っていましたので、ご参考までにご紹介します…

 

数週間前、咽喉から膿栓(のうせん)がでました。膿栓(のうせん)のせいで口臭がしていたのですが、膿栓(のうせん)が取れた後は、口臭もなくなりました

でも、すぐに膿栓(のうせん)が出来て、今度の膿栓(のうせん)は良くくっついているため、シャワーやうがいでも取れません。

……その後、唾や物を飲み込んだときに違和感があり、口臭もするので、耳鼻咽喉科で診察してもらうと、何も見つからないのでほっておくのが一番だといわれました。

……でも、歯磨きをしてもうがいをしてもなくならない喉の奥からくるこの口臭にもう心底まいっています。どうすればいいのでしょう?

という悲しくなるようなご相談内容でした。

このように、耳鼻科にかかっても断られることもあるということを知っておいてください。もし、ご心配でしたら、この後もしっかりとお読みいただければ、今後のご参考になると思います。

膿栓の予防

膿栓(のうせん)を予防するためには、次のように行います。

  1. 先ず、膿栓を取る
  2. 喉の清潔を保持する
  3. 口腔内の清潔を保持する

膿栓の除去

具体的には、喉のばい菌を減らすためには、まず膿栓を取らないといけません。膿栓を取る方法はいろいろありますが、一番安全なのは耳鼻科で除去してもらうことです。常に膿栓が出るような場合には、慢性扁桃炎になっているかもしれないので、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

うがいで洗浄

喉うがいの効果は取れやすくなることと、喉を清潔にすることにあります。たまにしか膿栓がでない軽度の症状の場合には、うがいを行うことで取れやすくなるので、おすすめします。

膿栓が取れると、扁桃の穴に空洞ができます。しかし、膿栓が取れたからといってそのままにすると、すぐに膿栓の元となる粘液(免疫物質)が出てきます。粘液にばい菌の死がいや汚れが付着すると、臭い膿汁になります。膿汁が乾燥して固まると膿栓になります。

膿汁や膿栓ができると、さらにばい菌が増えるのでまた膿栓ができるという繰り返しになるので、一度、膿栓が取れたら喉にばい菌が増えないようにしないといけません。

そのためには、毎日、起床時、睡眠前には歯磨きと喉の洗浄うがいを行う必要があります。小まめに喉を洗浄することだけでは、膿栓を予防するのは難しい場合があります。こちらの記事『うがいで膿栓(臭い玉)を効果的に取る5つのポイント』もご参考にしてください。

口と喉の乾燥を防ぐ

唾液には口内を潤す効果があります。 また、唾液の殺菌・抗菌作用によって、口内のばい菌を減らし、無駄に扁桃が働かないように抑えることができます。

膿栓ができやすい場合、唾液が少ないとか口呼吸で喉を乾燥させています。ですから、喉の乾燥を防ぐ必要があります。

喉の乾燥を防ぐ方法としては、次のことを行うと良いです。

  1. お口の体操で唾液を出す
  2. ガムを噛む(ノンシュガー)
  3. 乾燥しないように部屋の湿度を保つ
  4. 小まめに水を飲む
  5. 食事中はよく噛む
  6. 口呼吸を鼻呼吸に変える。こちらの記事『口呼吸⇒鼻呼吸に変えると口臭が消える!?』もご参考にしてください。

おすすめの予防法はアルカリイオン水

膿栓(臭い玉)の予防で、私がオススメしている一番効果的な方法は…

ugai

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使用して、朝晩の歯みがきをしっかりとし、美息美人のアルカリイオン水で、こまめに咽喉と口のうがいを行うことです。

アルカリイオン水で喉のうがいを行うと、膿栓が取れやすくなります。その後も続けることで、喉の清潔を保つことができます。たったこれだけですが、膿栓や舌苔(ぜったい)には、効果大です。

もし、膿栓(のうせん)が出来てお困りでしたら、美息美人(びいきびじん)をお試しください。