口臭チェッカーあてにならない!正しい使い方は?

口臭チェッカーが0なのに臭いのはなぜ?

口臭が気になった時は、アマゾンや楽天で購入できる簡易口臭チェッカーで測るのがおすすめです。その理由は、人の嗅覚は麻痺するため、鼻では口臭を正確に判定することはできないからです。口臭があるかどうかが分かれば、よりていねいに口臭ケアできるようになるので、匂いを計測することは意味があります。

ところが、アマゾンの「タニタ口臭チェッカー」のレビューや、YAHOO!知恵袋の「口臭チェッカーQ&A」には、「口臭チェッカーで測ったところ0だったのに臭い」とか、「使ったが、口臭チェッカーの精度はあてにならない」とか、「安価なブレスチェッカーで正確に測れるのだろうか?」など口臭チェッカーの精度を疑う質問が多くありました。

口臭チェッカーは便利で良いものですが、正しい使い方を知らないと正確に測ることができません。また、口臭チェッカーの機能上、口臭以外の匂いにも反応することがあります。口臭チェッカーを使用する前に、センサーなどの問題点を知ることで、より正確に口臭レベルを計測できるようになります。

今回の記事は「口臭チェッカーの精度と正しい使い方」について、口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登がお伝えします。

口臭チェッカーはあてにならない!?

結論から申し上げますと、口臭チェッカーをあてにしてはいけません。口臭チェッカーには硫化水素など口臭ガスを検知するセンサーが備わっていますが、実際の人が会話のときに吐き出す息や呼気とは異なるからです。

それだけではありません。会話の時の相手の距離や人の嗅覚能力にも個人差があります。そのため、ほんだ式口臭外来での口臭チェックは、歯科医師が患者の顔に鼻を近づけて嗅ぐそうです。また、患者にもリアルな自分の口臭を体験してもらうために、インキュベーターという器械で唾液を温めてから嗅いでもらうそうです。

>>口臭チェック「ティッシュ」でリアルな臭い体験!?

口臭チェッカーの仕組み

タニタ製口臭チェッカーの取扱説明書によると、「ブレスチェッカーの半導体ガスセンサーによって、呼気中の主成分(揮発性硫黄化合物や炭化水素系ガスなど)を検知して総合的に測っています」と載っていました。

他社の口臭チェッカーに関しても、測定原理は「チェッカーに息を吹きかけてセンサーによって検知したものを数値化、またはレベル化する」のが一般的ですが、商品によりセンサーの精度は異なります。

口臭外来で官能検査を行なう理由

口臭外来で有名なほんだ歯科では、機械による測定だけではなく、必ず医師が直接鼻で嗅ぐ「官能検査」を行なっています。

その理由について、大学病院で数百万円もするハリメーターやブレストロンのような非常に精密な測定機器を使用しているが、水蒸気など口臭以外の要因に作用され「当てにならないから」だそうです。

出典:Dr.HONDA!口臭バイブル

口臭アプリ

ライオンが開発した、口臭リスクをAIで判定するスマートフォンアプリ「RePERO」は画期的です。スマホで舌を撮影するだけで口臭があるかどうかを判定できるからです。

ほとんどの口臭は「舌苔」由来の硫化水素のガス成分であることに目をつけたそうです。アプリの仕組みは、「硫化水素の実測値」と「舌画像から得られる特徴」の相関からアルゴリズムを作成して、「RePERO」が口臭リスクを教えてくれるというもの。

しかし、口臭原因は舌苔だけではなく、歯周病や虫歯、臭い玉(膿栓)のような耳鼻科疾患の場合もあるので、鵜呑みにしてはいけません。

口臭チェッカーの正しい使い方

タニタ製などの簡易口臭チェッカーは、正確に測れるのか信憑性について調べたのでご参考にされてはいかがでしょう。

1か月ほど前に、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のお客さまから、「口臭チェッカーで測ると毎回レベルが違うけれど、何が問題ですか?」とのご質問を受けたことがあります。

相談の内容を詳しくお尋ねすると、「臭いと思った時に口臭チェッカーで測ると判定が1だったり歯磨きをした後も判定がレベル5だったりと正確性に欠ける。」とのこと。

お客さまが使われていたのは、「タニタ 口臭チェッカー ブレスチェッカー ホワイト HC-212S-WH」で、amazonで購入されたものでした。私が使用している口臭チェッカーとほとんど同じタイプの製品です。

早速、アマゾンのサイトのカスタマレビューで確認すると、「口臭チェッカーが0なのに臭い」「いつ測ってもレベル2、故障?」「良いにおいにも悪い臭いにも反応する」「判定が正しいのかわからない」など、口臭チェッカーで測定しても不安という声が多数ありました。

正しく口臭チェッカーを使うことでトラブルを防ぐことができるので、正しい使い方をご説明します。

口臭チェッカー 0 なのに臭い

体臭や口臭など自分自身のにおいは、正確に察知することはできません。その理由は、同じニオイを嗅ぎ続けると人間の嗅覚は麻痺するからです。

それだけではありません、過剰に口臭が気にするようになると、自分のにおいに敏感になり、実際の臭いレベル(数値)以上に感じてしまうかもしれないのです。

※自臭症について>>本当に臭いのに「気にし過ぎ」と言われる!自臭症とは

この反対もあり、自分のにおいに対して全く気にしない人がいます。ヘビースモーカーの人や、ニンニク料理などで口臭が出ることを気にしない人が、口臭チェッカーで測った時に「レベル5」になると、「この口臭チェッカー壊れている!」と驚くことに。

測るたびに臭いレベルが違う

口臭チェッカーを買ったので、早速測ってみるとレベル3。続けて測ると、次はレベル0。このように測るたびにレベルが違ってくる理由は、開封した時にはセンサー部にホコリなどで汚れていることがあります。

そのため、説明書には、製品を初めて使用する時や口臭チェッカーを長期間使っていない場合は「3回以上、センサーをクリーニングしてから使う」とあります。

センサーのクリーニング方法
1,電源オン。ピッピッピっと音がしてカウントダウンを開始
2,息を吹きかけないで待つ
3,表示が消えたら完了

口臭チェッカーが信じられない

amazonのサイトを開き、タニタの口臭チェッカーの「カスタマレビュー」を見ました。

13件中、「良かった」というレビューが4件。ところが、9件のレビューに「レベル(数値)がおかしい」というものが。

・口臭が気になるタイミングで使ってもレベル0。歯磨きするとレベル4か5。
・歯磨きしたあとが、レベル5で、 ミントが強いと数値が悪くなるのはなぜ?
・連続で図っても、数値が違うことがあり、本当の口臭レベルがわかりません。
・良い臭いにも悪い臭いにも反応するので本来どうなのかはわかりません。
・寝る前にと起きた後では口臭が変わるはずなのに「レベル3」だったし 歯磨きする前は・・レベル3で、歯磨き後のほうがレベル4と判定された。絶対おかしい!

こういうレビューの特性としては、問題ない人の場合には書かないことが多いので、真に受けるといけませんが、「口臭チェッカーの数値を疑問視する」人に共通する点がありました。ご紹介すると…

・口臭チェッカーのセンサーは、口臭だけでなく香料にも反応する。(歯磨き後にレベルが高くなる。)

そのため、口臭チェッカーを使う時は、「歯磨き粉や洗口液などのいい香りにも反応する」と思って使うことが大事です。

口臭チェッカーの判定は目安程度にする

早速、机にしまっていた取扱説明書を取り出して開くと、「判定表示」の欄には次のように記載がありました。

レベル0;口臭を感じません。
レベル1;弱い口臭を感じます。
レベル2;口臭を感じます。
レベル3、弱い口臭を感じます。
レベル4、強い口臭を感じます。
レベル5;非常に強い口臭を感じます。
エラー;正しく測れませんでした。もう一度はじめからやり直してください。

備考欄に、判定は目安です、一日の内でも口臭は変化します。また、口臭には「ブレスチェッカー」では検知できないガスを主成分にするものもあります。

とありましたので、「目安にする」という私の評価は間違ってなかったようです。

口臭が正しく計測できない

この他にも、口臭チェッカーの数値が正しく判定できない場合があります。それは次のようなケースです。

(連続して測っても)数値判定が一定しない場合の原因

1、 風がある場所
2、 においがある場所
3、 息を吹く強さにばらつきがある
4、 口と口臭チェッカーとの距離が遠い

数値が高く判定される場合の原因

1、 口臭チェッカーに強いにおいが染みついている。内部に臭いが溜まっている。
2、 歯磨き後、10分以上経過していない。
3、 マウスウォッシュなどオーラルケア後、20分以上経過していない。

数値が低めに判定される場合の原因

1、 においがある場所で測っている。
2、 風がある場所で測っている。
3、 約5秒待つ間に息を吹きかけている。
4、 口臭チェッカーの位置が口から遠い。

数値を正確にはかるためには、次のようにするといいです。

1、 電源をONにしてから測定終了までキャップを閉めない。
2、 口臭チェッカーの吹込み口と吹抜き口をふさがないようにする。
3、 吹込み口が口の正面になるようにする。(口から約1センチの距離を保つ)
4、 一定のリズムで息を吹きかける。

以上が、口臭チェッカーを使用するときの注意事項ですが、口臭は一日の間でも変化するものです。次のような時には、口臭のレベルが高くなる傾向になるのでご注意ください。

1、 起床後
2、 空腹時
3、 緊張した時やストレス
4、 暴飲暴食の翌日
5、 喫煙
6、 体調不良(風邪や腸の不調など)
7、 舌苔が付いて舌が白くなっている

口臭チェッカーの選び方

口臭チェッカーの選び方で迷うのは「精度」の高さだと思いますが、市販製品の精度は気にするほどの違いはないと思いますよ。

人気の口臭チェッカーは、タニタ以外の商品もあります。

・ブレスチェッカー HC-150MPK(ピンク)タニタ:2,800円(Amazon)
・ブレスチェッカー EB100タニタ:3,590円(Amazon)
・タニタ ブレスチェッカー ピンク HC150MPK:2,680円(PayPayモール)
コニカミノルタ Kunkun body:29,800円(Amazon)
・Ishino 新型口臭チェッカー ブラック:1,480円(Amazon)
・MIRACLE 口臭チェッカー 5段階 イラスト表示:1,110円(Amazon)

【口臭チェッカーの選び方】

  • 測定のしやすさ(息の吹き付け・レベルの見やすさなど)
  • 測定時間(立ち上がり時間)
  • 連続して測定できる(エラーしない)
  • 持ち運びやすさ
  • 価格

まとめ

口臭が気になったら、口臭チェッカーで測ってみましょう。目安としての口臭レベルを知ることで、適切な口臭対策ができます。しかし、市販の口臭チェッカーをあてにしてはいけません。

便利な口臭チェッカーですが、正しい使い方をマスターしていないと正確に判定できないため、かえって不安の原因になります。これまでの精度に疑問があった場合は、記事の使い方を参考にするといいでしょう。

今回は「口臭チェッカーの測定値が信じられない」などの疑問についてお答えしましたが、市販の口臭チェッカーはあてにならないので、あくまでも目安程度として考えましょう。

→ 気になる口臭の臭い対策と口腔ケア

また、口臭は、唾液の分泌量が減ると強くなるので、普段から唾液を出すように心がけるといいでしょう。口臭が気になる場合は、アルカリイオン水でうがいを行うと予防できます。

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