口臭チェック「ティッシュ」でリアルな臭い体験!?

口臭チェック

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口臭が不安でしたら、口の匂いをチェックすることおすすめします。だからといっても、手で口を覆い、吐き出す息の匂いを嗅いでも、正しく判断することは難しいです。人の嗅覚は匂いに慣れてしまい麻痺するからです。

匂いセンサー付きの「口臭チェッカー」で調べると、(数値なので)鼻よりも正確に測れますが、どんな種類の匂いなのか、どれくらい臭いか、など分かりませんよね。そのため、口臭チェッカーで測っても想像以下の数値だと、「市販のチェッカーでは当てにならない」と言う人も。

口臭が不安な人が一番知りたいのは「他人がどのように感じているか?」です。そのため、ほんだ式口臭外来では、口臭測定器で匂いを分析した後、患者の口に歯科医が鼻を近づけて臭気を嗅ぐそうです。

そして、実際に患者さんにも自分の口臭を体験してもらうために、インキュベーターという器械で唾液を温めてBB口臭チェッカー(測定器)で測ると同時に、自分でも匂いを嗅いで体験してもらうそうです。

口臭チェックにここまでやるとは、流石にほんだ式口臭外来です。この方法を活用すると、ティッシュとビニル袋だけあれば、かなり精度も高く、自宅でも簡単にできるのでご紹介します。

ティッシュで口臭チェック

ティッシュを使った「口臭チェックの方法」を簡単にご紹介すると…

1,ティッシュに唾液を含ませ、ビニル袋に入れて封をする。

2,ティッシュが入ったビニル袋を、ズボンのポケットに入れるなどして温める。(1時間から2時間)

3,時間が経ったら、ビニル袋を開けて匂いを嗅ぐ。

リアルに口臭を体験するプロセスは、たったこれだけです。できれば、その時にタニタの口臭チェッカーなどで測っておくと、今後の口臭チェックの目安にすることができます。

ティッシュに唾液を含ませるのは?

口臭は細菌がタンパク質を分解するときに産生する揮発性硫黄化合物が気化するときに発生します。臭い物質が含まれている唾液をティッシュに取ることで、口臭を再現するためです。

使用するものは、特にティッシュペーパーではなくコットン(綿花)でも構いませんが、ティッシュはどこの家庭にもあるという理由からです。

関連記事>>唾液はなぜ臭うの?

ティッシュ(唾液)を温めるのは?

口臭をリアルに再現するには、唾液を含むティッシュペーパーを体温まで上げることが望ましいです。しかし、細菌は常温でも時間とともに増えていきます。湿度80%以上、温度15℃以上あれば真菌は活発に増殖するので、ビニル袋の中に密封していれば、体温まで高くなくても充分です。

大腸菌などは十分な栄養があって、人の体温程度の温かさがあれば、20分で2倍になります。60分で8倍。2時間では、64倍です。

引用:食中毒を起こす微生物、細菌の増殖

ティッシュ(唾液)を、1時間ポケットで温めると充分ですが、2時間置くとより臭いが分かることでしょう。

どれくらいの距離まで臭うのか?

どれくらいの距離まで臭うのか調べるには、始め1メートル程度の所で嗅いでみて、そこから徐々に近づいて臭いを確認するといいでしょう。

会話時の口臭を再現するには?

実際の口臭は、会話を始めたときに、口内に溜まったガスが一辺に外に吐き出されるので、相手(前に立つ)の人が臭いを感じます。この状況をリアルに体験するには、ビニル袋の口を自分の方に向けて袋を押してガスを出すようにするといいです。

口臭が不安でしたら、こちらの記事が参考になります。
>>「口臭」に関するQ&A

口臭チェックのメリットとデメリット

メリット…口臭チェックを行なうと、口臭があるかどうかを客観視できる。口が臭いと思っていても、実際口臭チェッカーで測ると案外低い値であることがあります。口臭チェックの一番のメリットは、事実を知ることができることにあります。

デメリット…市販の口臭チェッカーで計測すると、想像していた数値とかけ離れていることがあります。そのため余計に不安になることがありました。今回のティッシュペーパーを使った方法はリアルに再現できますが、何度も続けると嗅覚が麻痺してしまい分からなくなるのでご注意ください。

今回のティッシュを使う方法のように、相手の立場に立って口臭を体験できると、これまでのデメリットを克服できるので、是非お試しください。

>>口臭ケア!これで口臭を防ぐことができる

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