口臭対策

よだれ臭い布団のニオイを消す方法!

よだれ臭い布団の原因と対策

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

枕や布団がよだれ臭くなるとショックですよね。でも、布団カバーを外して洗濯するのは面倒ですが、洗濯すると臭いは消えます。

しかし、よだれの問題を解決するには、先ずよだれを垂らさないようにすることが大事です。でないと、洗っても何度でもよだれで臭くなるからです。

よだれを垂らさないようにするためには、口呼吸しないようマウステープなど貼って寝るのも一つの方法です。でも、電車などでうつらうつら寝ていたらどうしようもないです。

そんな時でも、洋服に着くよだれが臭くないようにするには、どうすれば良いと思いますか?
消臭剤のファブリーズを使っても一時的な消臭効果だけで直ぐにニオイが発生します。あのファブリーズをもってしても、よだれの臭いは消すことはできないので、服に着いたニオイは洗濯するしかないのです。

出典:服に着いたよだれの臭いはどうすればいい?

枕や布団の場合は、洋服のように小まめに洗えないので、カバーを着け替えて洗濯するしかないですね。ところが、数日使っても臭くならない「消臭枕カバー」がありましたので、梅雨で乾きが悪い場合は「消臭枕カバー」を利用するいいかもしれませんね。

唾液の99.5%の成分は水でできているため、唾はもともと無臭です。それなのに、よだれ(唾液)が臭いのはなぜでしょう?

日中は、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスよく働いているので、サラサラ唾液が多量に分泌されています。そのため、唾も臭くないのが普通です。

しかし、睡眠中は交感神経が優位になり、ネバネバ唾液が分泌されます。唾液濃度が濃くなると細菌が繁殖して、におい物質であるVSC(揮発性硫黄化合物)が多量に産生されます。

におい物質VSCが唾液に混じると、あの臭い「よだれ」が出来ます。口呼吸やいびきをかく人の場合には、開口しているため、横向きになると枕や布団に「よだれ」を垂らすことに。

朝起きると、この「よだれ」の水分が気化して、よだれ痕と臭いが残ることになるのです。

>>よだれ臭い・寝起き口臭の原因と対策:口臭ケアで健康的な口内環境を

この他にも、パートナーとキスした時に「よだれ臭い」ことがありませんか?

キスで唾が臭くなるのは、興奮して交感神経が優位になったことが原因です。ネバネバ唾液が分泌されるため、時間が経つと細菌が唾のタンパク質を分解してにおい物質VSCができます。これが、キスがよだれ臭くなる理由です。

しかし、興奮していない時でも、いつも唾液が臭い人がいます。その場合は、唾液量が減っているなどによって口腔環境が悪くなっている可能性があります。

>>唾液腺マッサージで唾液を出す!

今回の記事は、よだれ臭い原因と体質改善についてお伝えします。是非ご参考にして唾液のニオイを消してください。

布団・枕のよだれが臭い

布団や枕がよだれ臭いと困っているご主人(奥様)が多いです。布団や枕がよだれ臭くなるのは、よだれが着くからです。ファブリーズで消臭してもよだれの臭いを消すことはできません。よだれのニオイを消す方法は、早目に枕を洗濯をするようにするのが一番です。

ファブリーズなどの消臭剤は、洗濯した枕を乾す時にスプレーすると、臭いが消えてスッキリします。

寝起きによだれが出る人の特徴は、口呼吸といびきです。寝ているときに、口を開けているため、口からよだれが垂れるからです。

当然といえば当然の原因ですが、何故なら、この口呼吸が問題なのです。口呼吸をしていると、口腔内や喉が乾燥するため細菌が増えやすく、舌苔(ぜったい)や膿栓(のうせん)が良くできます。膿栓(のうせん)が出来ると膿汁(のうじゅう)もできるからです。

舌苔(ぜったい)についてご存知ない方もおられるかもしれませんが、舌の表面に白い(または黄色)のコケのようなものが付いている状態をいいます。

口臭原因の8割以上が舌苔(ぜったい)とも言われているので、舌苔ができないようにしないと、口臭は予防できません。
舌苔については⇒⇒『舌が白い!舌苔の原因と取り除き方

そして、よだれが黄色くなるのは、この膿汁(のうじゅう)が原因です。それだけではありません。口臭もこの膿汁(のうじゅう)が原因になるのです。

口呼吸やいびきをしていなくても、ドライマウスの場合には舌苔や膿栓・膿汁ができるかもしれません。

寝ている間は、だれでも唾液の分泌が減少するものですが、ドライマウス症の場合には唾液の分泌が少なくなり、口が乾き細菌が増殖します。

そのため、黄色いよだれになり口臭も発生します。さらに舌苔(ぜったい)があると、細菌が増殖しやすくなり口臭が強くなります。

関連記事:唾液が臭い!ネバネバ唾液とサラサラ唾液の違い

唾液でマスクが臭い

新型コロナの感染予防でマスクを着ける人が多くなりました。しかし、マスクの欠点は、長時間着けているとよだれ臭くなることではないでしょうか。

どうして、マスクがよだれ臭くなるのかというと、口から吐き出す息がマスクの内側に水滴となって付くからです。ただの水滴だったら臭くないはずなのに、臭くなるのは臭い物質が混じっているからです。

唾液の成分の99%は水ですが、そこには口臭菌が産生した臭い物質も混じっています。臭い物質というのは、揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)VSCのことです。VOCは口臭ガスのことですので、マスクが臭い人ほど、口臭も臭いということになるのでご注意ください。

マスクの臭い対策については、こちらの記事『マスクが臭い!スプレーの効果は?マスクをして口臭対策はできるか?』をご参考にしてください。

キスのよだれが臭い

キスをした後、顔からよだれの臭いがすることがあります。もしかしたら、あなたのキスで相手の顔が臭くなっているかもしれないと考えたら怖くないですか。

キスが臭くないかどうかを調べる方法は、かんたんです。ご自分の手をなめて乾かしその臭いを嗅いでみてください。

多少誰でもよだれの臭いはしますが、その臭いが異様な臭いがしていたら問題です。その場合は、マスクの時と同じように、唾液の中に口臭菌が作り出す揮発性硫黄化合物VSCが多量に含まれています。

朝起きたときに安心してキスができるようにするには、次のようにしてはいかがでしょう。

  1. 前日、ニンニクなどニオイの強い食べ物を食べないようにする。
  2. 就寝前には、念入りに歯みがきを行なう。
  3. コップ一杯の水を飲む。
  4. 朝起きたら直ぐに歯みがきを行なう。

コップ一杯の水を飲むこれらを守るだけで、いつもよりも口臭を抑えることができるかもしれません。でも、確実に口臭を予防するには、普段からの努力が必要です。

安心してキスができるようにするための方法は、こちらの記事『唾液が臭いとキスもできない!唾の臭いを消す方法!』がご参考になります。

口臭予防

唾(唾液)が臭くならないためには、正しく対策を行うことで口臭を予防できます。

口臭予防の方法としては、、、

口臭の対策として重要なのは、次の3つです。
1、唾液の分泌を促す。
2、口腔内を清潔にする。
3、口腔内を酸性から中性にする。

具体的な予防の方法は、、、

お風呂でリラックスする女性
  1. 唾液量を増やすために、小まめに水を飲む。
  2. ストレスを減らしリラックス状態を作ることによってサラサラ唾液を出す。
  3. 深呼吸。
  4. よく笑う。
  5. ていねいに歯磨きを行い口腔ストレスを軽減する。

黄色いよだれが出ないようにするためには、就寝前にていねいに歯みがきとうがいをすること。といっても、ただの水ではなく、美息美人(びいきびじん)のアルカリイオン水を使わないといけません。
また、ふだんから、美息美人(びいきびじん)のアルカリイオン水でブクブクうがいとゴロゴロうがいの両方を小まめに行うことがポイントです!

それと、唾液の成分のほとんどが水分ですので、就寝前に水を飲んで唾液が薄くなるようにすることもいいことです。

黄色いよだれが気になる場合には、就寝前に口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」で歯みがきとマウスウォッシュを行うと良いです。

【参照リンク・参考文献】
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でも分かるテーマパーク8020
日本口臭学会 口臭と口臭症に関連する用語
日本口臭学会誌 口臭への対応と口臭治療の指針2014
日本口臭学会第4回学術大会 抄録集
日本口腔ケア学会
日本糖尿病協会
布団の西川 公式

喉にも口内炎ができる!?原因と治し方

膿栓を綿棒で取る

喉の口内炎が痛い

口腔ケアアンバサダー(社団法人口腔ケア学会認定)の上林登です。

口内炎が頬の内側や唇・舌にできて痛みを覚えたことは、だれでも一度は経験したことがあると思います。口内炎は、口の中だけではなく喉の奥にもできるのでご注意ください。

口の粘膜は喉にもつながっているため、口の中や舌と同じように、口内炎のような症状が起きることがあります。

口内炎の大きな原因は、外から入ってきた細菌やウィルスによるものです。 食事や呼吸によって、喉は細菌に感染しやすく、口内炎になると治りにくい部位です。

今回は、食事や会話のときに痛みがつらい、喉の口内炎についてお伝えします。

口内炎

口内炎は、口の中や口唇にできる炎症の総称で、炎症がおきた部位によって、舌炎、歯肉炎、口唇炎と呼ばれます。

口内炎で最も多い症状は、数ミリの大きさの灰白色班のアフタ性口内炎です。口内炎ができると、痛みを生じ、食事にも支障がでます。

特殊な口内炎には、ヘルペス、手足口病、はしか、性病などが原因になっていることがあります。また、口内炎だと思っていても、長期にわたり治らない場合は舌癌のこともあるので、そのような場合は、すぐにお医者さんに診てもらうことが大切です。

口内炎の治し方

ヘルペスウイルスなどによる口内炎は、発熱と痛みを伴います。子どもでは38℃から40℃の高熱になるので、その場合はかかりつけ医に電話で相談して、直ぐに受診することが望ましいです。

ストレスや体調不良で免疫が低下していたり、衛生状態がよくないとカンジダが増殖しやすく、口内炎の原因となります。この場合は、体を休め、うがいなど口腔ケアを十分にすることで、1週間から2週間程度で自然治癒されます。

いつまで経っても口内炎が治らない場合は、他の病気のこともあるので、放置しないで受診することをおすすめします。

口内炎と扁桃腺炎の違い

口内炎と扁桃炎などの耳鼻科の炎症を同じように思っている人がいますが、口内炎と耳鼻科疾患は症状も起きる部位も異なります。喉に白いものができているから、「口内炎」と勘違いするのかもしれませんが、白く見えるの多くは膿が固まってできたものです。口内炎は、皮膚が白くなり炎症を起こしているものなので根本的に違います。

引用:日本耳鼻咽喉科学会

咽頭炎(いんとうえん)

喉に炎症がおきたものを咽頭炎(いんとうえん)といいます。

疲労やストレスで抵抗力が落ちたときには、細菌やウイルスに感染しやすくなり、喉が赤く腫れることがあります。咽頭炎になると、当初は喉の違和感があり、喉が痛くなったり、ものが飲み込めなくなったりします。悪化すると発熱をおこすので、喉の腫れを感じたらお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

扁桃炎(へんとうえん)

喉の入り口の左右にあるアーモンドのような形をしているのが扁桃(へんとう)です。扁桃腺(へんとうせん)とも呼ばれます。

扁桃は、外から入ってくる細菌やウイルスを防御するための組織です。そのため、しばしば炎症を起こし、扁桃が赤く腫れたり発熱を起こします。また、扁桃の表面に乳白色の膿や膿栓(のうせん)ができます。扁桃炎について詳しくは、『扁桃腺炎の症状と治し方』をご参考にしてください。

扁桃周囲炎(へんとうしゅういえん)

喉が白くなる

写真は、のどちんこ(口蓋垂・こうがいすい)の奥に白い出来物が見えます。喉にできた膿ですが、これは喉に傷が付いたことでできた炎症が原因です。

このように喉に傷が傷ついて膿ができる場合がありますが、扁桃炎が悪化して扁桃の周りにまで炎症が広がることが多いのでご注意ください。

歯ブラシで喉に傷をつけてしまったことで口内炎になってしまうケースも多いようです。また、喉に口内炎ができたと思い病院へ行ってみたら、扁桃腺が腫れていたり大きくなった口内炎がはじけてさらに炎症がひどくなっていた、というケースもあるようです。

出典:http://www.partypoker-bonus.info

写真を見るまでは、喉に膿ができるとは思わなかったのではないでしょうか?
炎症が悪化すると扁桃腺が腫れ高熱が出ることもあります。ですから、もし喉に膿ができている場合は、早めに耳鼻科を受診されることをお勧めします。

ここまで知ると、自分で膿栓(臭い玉)取るという考えはなくなったのではないでしょうか。

でも、がっかりしないでください。膿栓(臭い玉)は危険を冒さなくても取れますし、出来ないようにすることも可能です。これから、どのようにすれば良いのかについてお伝えします。その前に膿栓(臭い玉)について詳しくお話します。

扁桃炎(へんとう炎)

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扁桃腺(へんとうせん)は口と咽頭(のど)の境目の両側にあり、桃の種のような形をしているリンパ組織です。
扁桃腺(へんとうせん)には陰窩(いんか)という凹みがあって、表面積が広くできています。

陰窩(いんか)の役割は、小さい子供の時に口から侵入しようとする細菌やウイルスをつかまえて、その情報を脳に伝えるためと考えられています。

 陰窩(いんか)には食べ物カスたまったり、扁桃のリンパ球に殺された細菌の死骸などがたまります。

これを膿栓(臭い玉)といいいます。

膿栓(臭い玉)は、たまに口の中にポロッと出てきて、何だろうと指で押しつぶしたりすると、あまりの臭さにビックリしてしまいます。

膿栓(臭い玉)はこれだけ臭いのだから、口臭にも影響しているのに違いない…。だから、膿栓を取らないといけない!

そんなふうに思われるようですが、口臭原因の8割以上は、歯周病や舌苔(ぜったい)などの口中原因が占めていることを考えると、膿栓(臭い玉)があっても安心できるかと。

膿栓(臭い玉)は病気ではなく、からだの正常な活動によるものなのです。間違えてしまうのが扁桃腺炎です。
扁桃腺炎(へんとうせん)は膿栓(臭い玉)とよく似ていますが、炎症を伴いますので病気という点で異なります。

急性扁桃腺炎と慢性扁桃腺炎

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扁桃腺炎(へんとうせんえん)は、細菌感染による腫れのことをいいます。
扁桃腺炎になると扁桃腺が赤く腫れ、表面に膿がつきます。

急性扁桃腺炎

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急性扁桃腺炎はさらに奥にある扁桃腺に炎症の腫れが及ぶと扁桃腺周囲炎となります。

扁桃腺周囲炎の状態で膿(うみ)がたまると、扁桃腺周囲膿瘍になりかなり腫れます。

急性扁桃炎は、急性咽頭炎と一緒に発症し、のどの炎症が特に激しいものを言います。

急に39~40度の高熱がでて、のどがひどく痛み、それに伴い全身がだるかったり、関節痛がでたり、痛みが耳にまで放散する場合もあります。

慢性扁桃腺炎

急性扁桃炎が慢性化したのが、慢性扁桃炎です。

慢性扁桃腺炎は習慣化したもので、1年に何度も急性化するので要注意です。

扁桃腺炎になる原因

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扁桃腺炎とは、扁桃の表面に付着している常在菌が、気温の変化やほこりなどの刺激、過労や風邪などによって抵抗力が弱まることで、活動を開始し炎症を起こすことをいいいます。

風邪のウイルスが原因になることもあり、原因となっている菌は溶血性連鎖球菌が多いとされます。ですので扁桃腺炎は子供に多いのですが、成人でもなります。

扁桃腺炎になる原因は、暴飲暴食や過労、のどの乾燥などがあげられます。

喉の炎症の予防方法

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膿栓(臭い玉)が口臭の原因。
だったら、予防方法はあるのでしょうか?

扁桃腺炎になったり膿栓がたまると口臭の原因にもなりますが、それらの予防方法は、うがいです。

うがいをすることで、のどにある細菌を洗い流すことができます。ですので、一般的な耳鼻咽喉科の指導では、1日3回を目安にうがいするように勧められます

アルカリイオン水のうがい

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一般的なうがい薬といえば、イソジンが有名です。口内炎や扁桃腺炎の場合にもイソジンが効きます。

でも、喉の清潔を守るためには、1年365日毎日うがいを行う必要があります。たとえイソジンでもお薬を毎日口内に含むのは抵抗があるのではないでしょうか。

できれば、無添加のもので安心して使えるものが良いのですが、水では洗浄効果が期待できません。ですから、無添加で洗浄効果が高いアルカリイオン水をお勧めしています。

口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」のアルカリイオン水で、ゴロゴロうがいをすると、膿栓(臭い玉)と扁桃腺炎(へんとうせんえん)の予防ができます。

私も口呼吸で子供の頃から喉が弱く、風邪をひいては扁桃腺が腫れたりしていました。成人になってからも常に咳が出て周囲に気を使っていました。

ところが、美息美人(びいきびじん)で歯磨きとうがいをするようになってからは、扁桃腺炎(へんとうせんえん)はもちろん、風邪もひいてません。それに口臭も気にしなくなることができているので、本当にお勧めです。

私と同じようにのどが弱くお困りでしたら、美息美人(びいきびじん)」をお試しください。膿栓(臭い玉)が沢山できてるとすぐに取りたいかもしれませんが、美息美人(びいきびじん)でのうがいで取るのがおすすめです。