口臭対策

中学生・高校生の口臭の治し方

子どもを持つ親が「思春期の口臭」について理解することは大切です。

子供が中学生・高校生の思春期になると、誰にも言えない悩みごとが多く出てくるかもしれません。その中に口臭の悩みがあることはあまり知られていません。「口臭」がひどいと友達関係にも影響したり、いじめに発展することもあります。

ですから、お父さん・お母さんとしても、ほっておくことができないかもしれません。ところが、口臭に関しては、ほとんどの人が無知なため、子どもの相談にのることも出来ないのが現状ではないでしょうか。そのため、子どもだけではなく親自身も悩むことになっていませんか?

今回の記事では、思春期の子どもを持つ親が、どのようにして「子どもの口臭」に取り組めばいいのかについてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

思春期の息子の口臭に悩んでいます

中一の子どもを持つお客さまから、このようなご相談がありました。同じ悩みを持たれているお母様もいらっしゃると思いますので、ご参考にしてください。

「中一の息子の、口臭に悩んでいます。息子の口臭は私にも分かるほどのニオイですし、舌も真っ白です。成長期でホルモンの関係等があるのか?など素人考えでいます。本人は私には気にしてないように見せていますが、多分、気にしているとおもうのですが…」

この他にも、中学3年生の娘さんを持つお母さんから、「娘がとても口臭を気にしています。私がそばにいても気にならないのですが、どうすればいいでしょうか?」

また、高校生の娘さんを持つお母さんからは、「子供が高校生の女の子なんですが、一年程前から口臭がひどくなり、胃に異常があるのかと思い病院で検査しましたが、全く異常はなかったので、やはり口内環境が問題なのかなぁと思います。女の子なので周りが気付いてないかどうか心配です。歯磨きをしてもすぐに喉から臭ってきます。何が原因なのでしょう?」

これらのご相談は、どれも思春期特有の口臭によるものと考えられます。子どもの悩みを解決するためには、先ず、思春期についても知ることが大事です。

思春期とは?年齢は?

思春期というのは、人が子供から大人になるまでの期間を言います。しかし、この大人という定義があいまいです。というのは、思春期には、身体が成長して大人になることと、精神(心)が成長して大人になる、という2つの面があるからです。

心の発達からいうと、小学校高学年から高校生を指します。体は大人だけれど、精神面は子供だという人もいますし、反対に外見は幼いけれど、精神面がしっかりしている場合もあります。だから、人によって思春期年齢は異なります。

一般的に肉体面の思春期年齢は、女性は10歳から、男性は11歳から始まり、18歳~20歳といわれています。しかし、精神面の思春期年齢はというと、昔は20歳まででしたが、近ごろは30歳ごろまでと遅くなっているようです。これも時代の変化かもしれませんね。

思春期の特徴

中学生や高校生になると、身体が急激に大人に成長します。ところが、その成長に精神面が追い付いていかなくなり不安定になることが多く、友達との人間関係によるトラブルも増えます。

性的にも成長し異性への興味も高まるのがこの時期なのですが、このことも精神の不安定を招く原因となるようです。

また、自立心が芽生えるのもこの時期で、親が干渉すると、「うるさい!」、「かまわないで!」と強い反抗的な態度をとったかといえば、すぐに甘える行動もするなど、まだ自立ができていないことに、自分自身の中にも葛藤があるのです。

そして、思春期最大の特徴がこれ! 自分自身を客観的に見るようになる。「他人から自分はどのように見られているか。」に最大関心を持つようになるのです。

だから、口臭があると、「友達は私のことを臭いと思っているに違いない。」とか、「私が好きな○○君も、私の事を不潔だと思っている。」などと、自分の周りの人が怖くなり、極端にネガティブ感情を持つことになるのです。

ですから、口臭を解決することも大事なことですが、その前に思春期の子どもの心理状態を理解することも重要なことかもしれません。

中学生と高校生の口臭が強くなるのは

思春期になると、精神面が不安定になることが理解できたと思います。そのため、自律神経系のバランスが崩れやすくなり、唾液のPHが低下したり、唾液量が減少することが良くおきるのです。

唾液には、口腔を浄化する働きがあるのですが、この唾液に問題が起きると細菌が繁殖しやすくなります。口腔内に細菌が増えると、どんな変化が起きるでしょう?

細菌が増えると、虫歯になりやすくなります。でも、それだけではありません。

舌の表面に細菌が増えると舌が白くなります。いわゆる舌苔(ぜったい)です。これが、一番の口臭原因です。
舌苔については⇒⇒『舌が白い人は舌苔です。舌苔を取り除く7つの方法とは?

舌に苔が出来ていると、不安や緊張に襲われたときに口が乾き、舌から臭いガスを発生します。このことが、思春期で最も多い口臭原因だといわれています。 だからといって、舌を硬い歯ブラシでゴシゴシと磨く人がおられます。

この舌磨きの行為は、逆に舌を傷つけてしまい、さらに口臭を悪化させることになります。 もし、舌磨きをしているのでしたら、今すぐに舌磨きをやめるように教えてあげてください。


舌磨きが良くない理由は、『舌磨きは絶対にしてはいけない!なぜなら口臭をひどくする原因だからです。どうしたらいいかというと・・・』をご参考にしてください。

中学生・高校生に多い口臭原因

  1. 虫歯・歯周病…歯磨き不足、お菓子やジュースの過剰摂取
  2. コンビニ食、ファーストフード…よく噛まない食習慣
  3. 朝食抜き…唾液の分泌量が減少する
  4. スマホの使い過ぎ…下向きにより唾液腺が圧迫される
  5. 睡眠不足…寝不足で疲労がたまると自律神経が乱れる

口臭対策

  1. 歯科で虫歯や歯周病を治療する
  2. 規則正しい生活(よく寝る、運動する、歯磨きをする)
  3. 規則正しい食生活(パンなど柔らかいもの、甘い食べ物を避ける。固いものや野菜などを摂る。よく噛む)
  4. 「口が臭い」ことに集中しない。悩まないこと。
  5. 友達と良くしゃべる
  6. こまめに水やお茶を飲む
  7. クラブ活動や趣味を楽しむ。(自律神経が整う)

中高生に多い舌苔

中高生の口臭原因で多いのは舌苔です。舌苔ができるのは、口腔乾燥が原因です。

舌が白くなる人には、生活習慣や行動に共通した特徴があります。それは、次のようなものです。

  • 睡眠不足
  • 炭酸飲料やお菓子を良く摂取する。
  • 暴飲暴食
  • 食事のとき良く噛まない
  • 口呼吸(睡眠時だけの場合もあります。)
  • 胃腸が弱い
  • 運動不足
  • 喋らない

もし、これらに当てはまることがあれば、これらの生活を改善することで舌苔(ぜったい)が減ることが期待されます。舌がきれいになれば口臭も減少しできます。

思春期が終わるまで口臭は続く?

たとえ、歯科治療をして口中が浄化されても、体調変化やストレスがあると、口腔内の細菌はすぐに繁殖します。そのため、自律神経の成長が安定するまで口臭は繰り返されることが多いのです。

だからといって、悲観する必要はまったくありません。というのは、思春期の口臭は一時期のことなので、成長とともに治るのでご安心ください。 もし、子どもさんが口臭で悩まれていたら、そのように言ってあげたら安心すると思います。

でも、思春期特有の反抗的な言葉で「それまで待てない!」と返ってくるかも。 そのような時には、先ほど説明した「生活習慣」を見直すことをアドバイスしてあげれば良いかもしれません。

他に対応策として、唾液を出すためのお口の体操とか、レモンや梅干しを食べたり、口の中が乾かないようにこまめに水分摂取をするのも良いです。でも、甘いジュース類は逆効果です。ガムを噛むのもいいのですが、砂糖入りのガムはかえって口臭原因になるのでご注意ください。

口臭の解決は、親子のコミュニケーションが大切

子供が口臭で悩んでいる姿を見ると、親としてはなんとかしてあげたいと思うものです。でも、コミュニケーションの方法を知らないと、逆効果になるかもしれません。

人は心の中で何を考えているか分かりません。たとえ親子であっても、子供の心の中は分かりませんし、子供も親の考えが分かりません。

ですから、熱血漢になって一方的にアドバイスしても、「お母さんと一緒にしないでよ。」と返ってくるかもしれません。

これは、普段からのコミュニケーションが取れていないときに良くあるパターンです。

声掛けを多くする

コミュニケーションで重要なのは、コミュニケーションの回数です。質よりも回数が多いほうが話を聞いてもらえます。
普段から、「おはよう」、「おかえり」、「暑かったね」など、一言をかけることが大切です。

声掛けが多くなると、お互いに親近感が増し、質問に答えてくれるようになります。

質問を多くする

声掛けができるようになったら、次にやるコミュニケーションは、聞くこと。間違っても、自分が言いたいこと(口臭のアドバイス)を先に言ってはいけません。ほとんどが受け入れてもらえません。

子供と良好にコミュニケーションを取るには、子供の悩み(口臭)の前に、子供自身に感心を持つ必要があります。その一番効果的な方法が、質問です。

質問といえば、何か難しそうですが、シンプルに聞くだけです。
「学校のクラブでどんな練習したの?」、「へ~楽しそうだね。他には?」というように、話が広がるような質問をすれば良いです。

質問のポイントは、「いつ、だれが、何を、どこで、どうした」を入れて聞けば良いだけです。

このようにしてコミュニケーションを作ることで、子供の心の中に、「私には両親がいる」という安心感が生まれます。

人は、誰かに守ってもらっていると安心します。そして、安心感が増えると、不安や悩みも減っていくものです。

口呼吸

子どもに多い口臭の原因に口呼吸があります。口呼吸は、最近の若い人の特徴ですが、その原因は口輪筋の未発達や歯列不正だといわれています。

また、アレルギー鼻炎や蓄膿症になっていると、鼻が詰まるので無意識に口で呼吸をします。口呼吸をしていると、口腔乾燥が起こるため、歯周病や虫歯になりやすく、また舌苔(ぜったい)もできたりし、口臭が発生することが多くなります。

他にも、歯磨き不足によって口臭が発生しているケースもあります。毎日、歯磨きをしていても、子どもの場合には、磨き残しができているケースが多くあり、口臭の原因になります。子どもさんの歯磨きは、親が指導することも大切ですが、歯科で衛生士さんなどプロの歯磨き指導を受けられることをおすすめします。

大人でも、キレイに歯磨きが出来ていない人が多いですよね。あなたは大丈夫だと思いますが、もっとキレイに歯磨きをしたいのでしたら、こちらに記事『正しい歯磨き方法と効果的な歯磨きの仕方の違いとは』をご参考にしてください。

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気になる口臭の対策は!?セルフチェックと原因を知ることから

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

歯磨きした後でも口臭が気になっている人が多いですよね。厚生労働省の歯科疾患実態調査(2016年)でも、15歳以上の約10%が「口臭が気になる」と回答しています。

だからといって、「口臭が気になる」全ての人に口臭があるわけではありません。口臭の悩みは主観によるものですので、口臭対策を行なう前にやってほしいことがあります。それは、自身の口臭セルフチェックと口臭の原因を調べることです。

実際に口臭チェッカーで測ってみると、心配していたほどの臭い値でないことが多いですが、起床時や空腹時には口臭(生理的口臭)が強くなる傾向にあり、臭くなる原因の多くは歯磨き不足によるものです。

しかし、歯周病や虫歯など歯科疾患がある場合は、口臭が生臭い(病的口臭)などひどい口臭のことがあります。

このように、口臭原因のほとんどは、生理的口臭と歯科疾患による病的口臭によるものですが、たいていは「ドライマウス」が影響して口臭を発生しています。

口腔環境は唾液の分泌が関係しているので、サラサラ唾液が十分に出ていると、口内が清潔に保たれ口臭が発生しません。しかし、唾液の分泌量が減少すると、嫌気性菌が増えて口臭を発生することになるので、口が乾かないように唾液の分泌を促すことが口臭予防では重要なポイントです。

また、舌の上に舌苔(ぜったい)が厚く付着すると、揮発性硫黄化合物が増えて口臭を発生するようになります。舌苔由来の口臭は全体の6割もある(日本歯科医師会発表)ので、口臭対策するには舌苔清掃などの対策が必要です。

これまでお伝えした原因のほかにも、耳鼻咽喉科疾患が原因になっている口臭や腸内ガスが血中に取り込まれ呼気口臭になったものもありますが、それらは口臭全体の1割にも満たないと言われています。

口臭の9割以上は口内に原因があるので、「臭い玉(膿栓)が原因かも?」と悩む前に、先ずはしっかりブラッシングして、しっかりと歯垢を落とすことが大事です。

今回の記事は、何を行えば効果的な口臭対策になるのかについてお伝えします。ご参考になれば幸いです。

口臭セルフチェックで臭いを確認しましょう

口臭対策をする前に、先ず「口臭がしているかどうか?」を調べられることをおすすめします。というのも、「臭いがしていないだろうか?」と悩んでいる人の大半が、口臭チェッカーで調べてみると口臭値が通常の範囲にあるからです。

口臭チェックは、ビニル袋に吐いた息を嗅ぐなど簡単に行うことができますが、それらの方法では嗅覚が麻痺するため正確性に欠けます。

できれば、簡易口臭チェッカーで測ることをおすすめします。口臭外来で使用する口臭測定器ほどの正確さはありませんが、「口臭がしているかどうか?」程度を調べるには十分です。

※タニタの口臭チェッカーに付属の「取扱説明書」より

レベル0:口臭を感じません。
レベル1:弱い口臭を感じます。
レベル2:口臭を感じます。
レベル3:少し強い口臭を感じます。
レベル4:強い口臭を感じます。
レベル5:非常に強い口臭を感じます。
エラー: 正しく測れませんでした。もう一度はじめからやり直してください。


口臭チェックするタイミングは、起床時、食後、空腹時、就寝前の4回行うのがベストです。

ちなみに、、私も口臭チェッカーで測ってみると、、

  • 起床時…レベル3
  • 歯磨き後…レベル0
  • 食後…レベル1
  • 空腹時…レベル2
  • 就寝前…レベル1

その理由は、口臭の強さは一日24時間を通して一定のことはなく、常に変化するからです。口臭が強くなる時間帯を知ることで、タイミングよく口臭対策することが可能になります。

関連記事>> 口臭チェッカーはあてにならない!正しい使い方は?

口臭原因を明確にしましょう

口臭原因を大きく分けると、誰にでも起きる「生理的口臭」と、虫歯や歯周病などが原因になって起きる「病的口臭」、そして、膿栓(臭い玉)などが原因の「耳鼻科疾患による口臭」の3つです。
(※この3つ以外が原因の口臭もあるが、ほんの数パーセントです。)

>> 口臭原因について詳しくは

口臭を感じる場合には、原因の9割は口腔内(歯科疾患)にあるので、口臭が気になったら、歯科で検査をしてもらいましょう。レントゲン撮影と歯周ポケットの深さを調べることで、大抵の歯科疾患が見つかります。虫歯や歯周病だとわかれば、治療を受けるようにしましょう。

また、舌苔の量が多いとか、舌苔の色が黄色い場合は、口臭が強くなるので、舌清掃など舌苔ケアを行うようにしましょう。

舌苔対策>> 舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

歯磨きしても口が臭い場合には、次のようなことが原因になっているかもしれません。

【その他の口臭原因】
1, 膿栓(臭い玉)
2, 膿汁
3, 副鼻腔炎
4, 胃腸
5, ストレス(自律神経失調症など)
6, ドライマウス(口腔乾燥症)
7, 薬の副作用 


参考記事>> 口臭原因は口臭の種類で分かる!どぶ臭?酸っぱいにおい?生臭い?

口臭対策

口臭原因が分かったとしても、「口臭はどうすれば治るでしょう?」という問いに答えることができなければ、あなたの口臭を解決できませんよね。

口臭には事実以上に悩む「自臭症」と、本当に臭い「病的口臭」があります。自臭症の場合は、カウンセリングを受けることも必要になるかもしれませんが、病的口臭の場合は歯磨き方法を工夫するなどすることで匂いを改善することが可能になります。

今からご紹介する中で、自身に合った方法を実践してみてください。

一番のおすすめはブラッシング!

口臭対策商品には、市販のタブレットやマウスウォッシュがありますが、口臭を対策する上で最も効果があがるのは「歯磨き」です。

どんなグッズを使っても、いい加減にしかブラッシング出来てなければ、歯をきれいにすることはできません。歯垢の磨き残しがあると口臭が起きるようになります。

それでは正しい歯磨きとはどういうものでしょうか?

【正しい歯磨き】
1, 自分の歯と歯ぐきに適した歯ブラシを使用する。
2, 歯ブラシだけではなく、狭い隙間は歯間ブラシやワンタフトブラシを使用して磨く。
3, 鏡を見ながら歯磨きをおこなう。
4, 就寝前には10分以上時間をかけて歯磨きをする。朝の歯磨きは5分以上。

>> 現役歯科衛生士が教える「正しい歯磨き」の仕方

歯磨きを丁寧にして、可能な限り歯垢を除去すると、口臭を改善させることが可能です。

舌苔を除去する

舌苔を取り除くと口臭が軽減しますが、舌磨きをしてもすぐに舌苔は着いてしまいます。その理由は、舌苔ができるのは胃腸の調子やドライマウスが影響しているからです。

舌苔対策のコツは…
1, 専用の舌ブラシで軽く舌を磨く。(磨き過ぎない)
2, ストレスを軽減し、自律神経を整える。(唾液分泌を増やすため)
3, 舌をよく動かすなどして唾液量を増やす。
4, 胃腸の調子を整える。

>> 舌の奥の舌苔が取れない!効果的な取り方とは

唾液を出す

唾液量が少ないと口腔が乾燥して、硫黄化合物がガス化し口臭となります。また、健康で十分に唾液が分泌されていると、口内の汚れが洗浄されるため細菌の繁殖を予防できます。

ですから、口臭をしないようにするには、唾液を出すことが重要なのです。

【唾液を出す方法】
1, お口の体操、舌の運動。
2, 十分な水分摂取。
3, ストレスを軽減する。
4, リラックス状態をつくる。
5, 唾液腺マッサージ

うがいで口臭を予防する

うがいには、口臭予防効果があります。クチュクチュとうがいするだけでも、食べかすなど口内の汚れを洗い流すからです。

喉から口臭を感じる場合には、ガラガラと喉うがいをするようにしましょう。膿栓や膿汁がある場合には、喉うがいが効果的です。

水やお茶を飲む 

うがいと同様に、水やお茶を飲むことが口臭予防に効果を発揮します。口中と喉が乾いた時には口臭が起きるので、水で潤すと匂いを抑えることができるからです。

また、うがいをしにくい環境でも、ペットボトルを持参していると容易に水を飲むことができます。

小まめに水を飲むと口内環境を清潔に維持できるため、簡単でおすすめな方法です。

食べ物で口臭対策をする

食べ物で口臭を抑えることは難しいですが、タバコやニンニクを食べることを止めるだけで口臭をしないように予防できます。

喫煙すると口がニコチン臭になるので、口臭を予防するためには、出来る限り喫煙するようにしましょう。
また、ニンニクやニラなどの臭い食材をよく食べる人も、控えるようにすることが大切です。

歯周病で臭い場合の対策法

歯周病の特徴は口臭というくらい、歯周病になると口臭に悩むことになります。歯ぐきが腫れると、歯磨きしても直ぐに口が生臭くなるからです。

歯周ポケットができると、中に膿がたまり口臭を発生します。このようなケースでは、歯周病用歯磨き剤が有効です。

やり方…
1,一通り歯磨きを行った後に、ワンタフトブラシでポケット部を清掃します。
2,ワンタフトブラシの先に歯周病用歯磨き剤を少量付けて、ポケットに歯磨きを塗布する。
3,歯磨き剤が取れないよう、うがいはしない方が良いです。

この方法は、就寝前に行うとより効果があります。

>> 自分で歯周病を治す方法!歯磨きで歯肉炎が治った!?

最強の口臭対策

歯磨きしても口臭が直らない場合には、口臭菌が歯、歯茎(ポケット)、舌苔、喉、のすべてに繁殖している可能性が高いです。

そのため、歯磨きだけ、舌磨きだけ、というように一つだけ対策しても口臭を抑えることは不可能です。

これら全ての部位を対策するには、①歯磨き、②舌清掃、③喉うがい の3つのケアを毎日の習慣にする必要があります。

その場合におススメなのが、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のアルカリイオン水です。アルカリイオン水を使用すると、歯垢を落とす、舌苔を溶かす、喉の膿を除去するなどが容易にできるからです。