口臭が気になりキスができない、、、安心してキスができるようにするには

キスの時、口臭が不安!?

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

タイトルにあるように、キスの前には口臭がしていないか不安が付きまといますよね。日本歯科医師会の調査によると「「恋人」の口臭は気にならなくても「配偶者」の口臭は気になる」とありました。ちなみに、自分自身の口臭は8割の人が気になっているそうです。

「配偶者」の口臭は、男性59.3%に対し女性は83.6%となり、夫が妻の口臭を気にするより、妻が夫の口臭を気にする割合が圧倒的に高くなっています。
また、男女とも「恋人」という人は男性40.0%、女性57.9%と、「配偶者」よりかなり少なくなっています。

引用:10代〜70代の男女1万人に聞く、お口の臭い調査 公益社団法人 日本歯科医師会

キスする時には恋愛ホルモン「オキシトシン」、幸福物質「セロトニン」、快楽物質「ドーパミン、興奮物質「アドレナリン」などの物質が分泌されるので、幸福感を覚えますが、その障害になるのが「口臭」です。

参考:脳内物質

キスの起源は、2500年前に書かれた旧約聖書のアダムとイブに始まるとされています。キスの起源としては4つの説が有力です。

①奴隷が主人の手にキスをする、服従の証のキス
②身分の高い人たちが頬にチュッとする、挨拶のキス
③母親が我が子を愛おしむ、感情から起きるキス
④性行為のときのキス

出典:ウイキペディア

日本にはキスの習慣がないと思っていましたが、文献を調べてみると日本で最初にキスが描かれたのは平安時代末期で、 日本最古の説話集「今昔物語」の中に「口を吸う(口吸い)」という表現で、キスが描かれていました。この頃は歯磨きの習慣がなかったのですが、口臭は気にならなかったのでしょうかね。

日本に「キス」という言葉が入ってきたのは明治以降であり、それが「接吻(せっぷん)」と和訳されたようです。当然、その頃の日本でも「キス」は生活の一部であったはず。人々は自分の「口臭」を心配しなかったのでしょうか?

そんなことはありません。日本における歯磨きの起源は、6世紀ごろ仏教伝来とともに輸入された歯木(しぼく)と呼ばれる木片の歯ブラシです。ところが、歯木は本来の口腔ケアが目的ではなく、僧侶、公家などが「身を清める」ために用いられていたのです。※身を清めるとはエチケットのことです。

その後、歯木は舌を磨く「房楊枝」(舌苔ケア)へと進化し、遊女の間でも流行したようです。あきらかに、キスや性交の前に「口臭」が気になっていた、ことが伺われます。

厚生労働省の調査(2016年)によると、15歳以上の約10%が「口臭が気になる」と回答しています。すべての人がキスを前提として答えているわけではありませんが、現在は人と接する機会が多いので、その分、エチケットとして口臭予防に気を遣うのでしょう。

>>30~40歳代の女性に多い口臭の原因はコレ!口臭対策はこうする!

口臭が気になりキスできない

女性が口臭を気にする場面は…

1.至近距離での会話
2.抱きつく(ハグ)、キス
3.一緒に布団に入る(夜の営み)
4.朝のキス
5.朝食時

キスが当たりまえのイギリスやフランスでなくても、クリスマスになると、街のあちらこちらで若い男女がチューしているのを見かけます。

恋人だけではなく、夫婦でも、キスを交わすことは親密な関係を保つためには大切なこと。ところが、口臭が気になると安心してキスができなくなりますよね。

「口臭が気になりキスができない」という理由で多いのは…

  1. 自分に口臭があるから
  2. 相手の口臭が気になるから
  3. 歯磨きをしていないから

自分の口臭が気になっている人の場合は、「口が臭いからと嫌われてしまうのでは」と考えます。その反対に、「相手の口臭が気になりキスをする気になれない」という人もいるようです。

ご相談者の中にも、「口臭がするようになってから、旦那がキスをしてこないようになった。」というケースもあります。

どちらにしても、口臭が気になるとキスをする気持ちになれない。これでは、大切なパートナーと気まずくなってしまいますよね。そのようなことにならないためにもエチケットは大切ですが、過剰に口臭を気にすると口腔乾燥をおこし逆効果になるのでご注意ください。

⇒ 口臭が気になる1位!相手の人が手で鼻を触る仕草の真実は?

口臭チェックで確認する

キスすることを心配している人の多くは、「口臭がしているかどうか分からないが、気になっている」と言います。どうしてだと思いますか?その理由は、口臭は自分の嗅覚では正しく感知できないからです。そのため、不安になるのですね。

だから、大切なことは、口臭チェックによって自身の口臭度を調べないといけません。口臭チェックの簡単な方法としては、簡易口臭チェッカーなどの市販の商品を用いる方法と、唾の臭いを嗅ぐ方法があります。

口臭チェックして臭いが気になったら対策が必要ですが、口臭値に心配がなくても、デート前はきちんと口臭ケアをしたほうがいいです。

関連記事:

・口臭チェッカーで測ると安心できます

・口臭チェック「ティッシュ」でリアルな臭い体験!?

キスの時に気になる口臭の原因

口臭が発生する原因を歯医者さんに聞くと、「十分に歯磨きができていないから」だと言われると思います。口臭をしないようにするには、一番に口腔ケアが大事です。

口臭が発生する一番の原因は、歯磨き不足だからです。毎日歯磨きをしていても、歯の隙間や、歯と歯ぐきの間にあるポケットにはプラークが付きます。それは、ブラッシングでは、80%~90%しか歯は磨けないといわれているからです。 引用:気になる口臭の臭い対策と口腔ケア

一般的な口臭は、次のように分類されます。

  1. 生理的口臭
  2. 食事やタバコによる口臭
  3. 病的口臭
  4. ストレスによる口臭
  5. 心理的口臭

【関連記事】
ストレスが口臭原因かも?口臭を改善するためのポイントについて
口臭原因は口臭の種類で分かる!どぶ臭?酸っぱいにおい?生臭い?

臭いのは唾液

キスの時に感じるニオイは、口臭だけではありません。キスで付いた唾液のニオイも気になるのではないでしょうか。

大好きな人とキスをした後、唇や体に付いた唾液が臭かったら、情熱がいっぺんに覚めてしまうかもしれません。そして、キスをしたくなくなるなんてことも。

そのようなことになってはいけません。じつは、唾液は乾くと臭くなります。誰でも臭くなります。しかし、このニオイに差が。一般的なニオイはぬか臭い程度のほんわかしたニオイです。ところが、口臭が強い人の唾液は、下水臭や腐敗臭という表現が似合うような悪臭です。

唾液が臭い人の場合には、息も臭くなります。そして、口臭がしている場合には、唾液も臭い。だから、唾液のニオイがしないようにすることが大事になります。

唾液の臭い対策については、こちらの記事『唾液が臭い!ネバネバ唾液とサラサラ唾液の違い』をご参考にしてください。

臭いのは興奮するから

キスをするときは興奮しています。誰でも感情がピーク状態になるので興奮しないほうがおかしいです。

ところが、人は緊張や興奮状態になると口腔が乾燥します。唾液が気化するので口臭が発生するのですが、だからといって、誰もが臭いわけではありません。

普段から口臭が強い人のほうが口臭がします。口臭がしている人の多くは、歯周病になっていたり舌が白い。ですから、口を閉じていると口腔内に臭いガスがたまっています。

そのような状態で、いざキスをするときに口を開けて息を吐いてしまうと、パートナーに臭いガスを嗅がせてしまうことになります。

これはキスに限ったことではありません。会話でも同じです。キスができる関係の男女であれば、20~30センチほどの近い距離で会話をするかもしれません。

それまで、口臭が気になりしゃべらずにいたら大変です。しゃべろうと口を開けた途端に臭い息を相手に吐きかけることになります。そのようなことにならないためにも、できるだけ会話をすることが大切です。

欧米人はキスしても口臭を気にしない

先進国日本の「お口のエチケット」は、世界では後進国レベルだということを知ってほしくてペンを取りました。じつは、日本が口臭大国だということを知っていましたか?

その理由は、日本人は欧米のようにキスであいさつする習慣がないことと、顔がくっついてしまうような至近距離で会話をしないからだと言われています。

→ アメリカ人は口臭がしない?気にしないでキスができるアメリカ式口臭対策

欧米人は、お口のエチケットは最低限のマナーとして定着しています。しかし、日本人の場合には、自分の息が臭くても「私だけじゃあないから。」とか、話相手の口臭を感じても、「この人も臭っている。」程度しか感じなく、とかく口臭に関してはおおらかな民族のようです。

だから、日本人の口は臭い?
このことが、良いとか悪いということはさて置き、口臭が限りなく無臭であれば良いと思いませんか?

これほど、良いことはないはずです。
始めに申し上げたようにキスをするときも安心。つまらないことに気をとらわれずパートナーのことだけ考えられるようになります。

キスのときだけではなく、口臭がしていないと他人に迷惑をかけている心配をする必要がなくなります。それどころか、きれいな息だと、会話することに自信ができ、今より積極的になれると思いませんか?
詳しくは『口が臭い人の共通点はコレ!口が臭くない人の特徴はコレ!』もご参考にしてください。

欧米の口臭予防

欧米などの「キスであいさつをする」国では、どのように口臭対策をしているかお話しします。
口臭予防のために歯みがきや歯科検診などを行うことは、当たり前のことです。
きちんと虫歯予防や歯周病予防をしていても、口臭が発生することがあります。何故だと思いますか?

それは、喉(膿栓)や舌苔(ぜったい)、唾液(粘液)から口臭がするからです。
このブログでも、口が酸っぱくなるくらいお伝えしていますが、口臭を無臭に近づけるためには、喉・舌・唾液に繁殖する細菌を増えないようにすることが重要です。

欧米の歯科医院では虫歯や歯周病の予防が進んでいますが、個人でも口臭予防のために、喉や舌、唾液を清潔にすることが日常的に行なわれています。だから、平気でキスできるのかもしれません。詳しくは『口が臭い原因は5つしかない?口臭の原因を詳しく解説します』をご参考にしてください。

しかし、欧米での口臭予防には一つ問題があります。

それは、欧米では日本の基準では使用できないような強い薬品が使われていることです。たとえ口臭が予防できても健康を害してはいけませんよね。

キスできるように口臭対策

口臭を気にしないでキスできるようにしましょう。効果的な口臭対策は、ていねいな歯磨きケアや舌清掃など日ごろからの口臭ケアの積み重ねです。

【おすすめの口臭ケア用品(市販の商品)】
1,電動歯ブラシ
2,歯間ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ(歯周ポケット用)
3,口臭予防歯磨き粉「美息美人」アルカリイオン水の口腔ケア剤
4,マウスウォッシュ、デンタルリンス
5,キシリトールガム
6,タニタの口臭チェッカー

朝起きたとき

一日で一番口臭が強い時間は、起床後すぐです。朝起きたときに安心してキスができるようにするには、次のようにされてはいかがでしょう。

  1. 前日、ニンニクなどニオイの強い食べ物を食べないようにする。
  2. 就寝前には、念入りに歯みがきを行なう。
  3. コップ一杯の水を飲む。
  4. 朝起きたら直ぐに歯みがきを行なう。
  5. コップ一杯の水を飲む

これらを守るだけで、気になる口臭を抑えることができるかもしれません。でも、確実に口臭を予防するには、普段からの努力が必要です。

デート中

デートの時などに安心してキスができるようにするには、何に気をつかえばいいでしょう?

デート前やデートの時に、緊張して食事を控える人がいます。でも、この食事をとらないことが口臭を引き起こします。じつは、空腹になると唾液が減り口臭が強くなります。デートのときには、きちんと食事をしてお腹をふくらませることが大事です。だからといって、食べ過ぎもよくありません。食べ過ぎると消化不良をおこし、息が臭くなるのでご注意ください。適度が一番です。

もう一つは、こまめに水を飲むこと。唾液の99%以上は水分からできています。水分が不足すると唾液が減少するため、唾液が粘つき口臭が発生します。

気をつけないといけないのは、「水分補給が大事」だということで、ジュースやお茶を飲む人がいますが、これら水以外の飲み物はかえって唾液が粘つく原因になるのでご注意ください。

そして、もう一つ気をつけてほしいことがあります。それは、口臭を心配して会話をしないこと。口を閉じたままにしていると、口臭ガスがこもってしまい、喋ったときにいっぺんに悪臭がでます。そのようなことにならないように、よく喋り笑うことが大事です。リラックスするとサラサラ唾液が多量に分泌されるため、きれいな息になります。

  1. デート前は適度に食事をとる
  2. デート中は、こまめに水を飲む
  3. 笑いながら楽しく会話をする

普段からの口臭予防が大切

口臭は一人で悩むよりも歯科医師に相談する方が良いです。適切なアドバイスをもらうことで不安も減少し、効果的に口臭予防できることになりますよ。

  1. 定期的に歯科検診を受け、歯石除去・クリーニングをしてもらう。
  2. 朝晩、歯みがきに5~10分間かけて丁寧に磨く。
  3. 小まめに水を飲む
  4. 唾液を出す工夫をする。

普段からこのように口臭予防を心がけることが大切です。でも、あなたも欧米人のように口臭を気にせずにキスができることを望むのでしたら、

その理由は、口臭の原因となる喉と舌と唾液をきれいに出来るからです。

まとめ

口臭が気になりキスができないとか、そのことがネックとなり恋人ができない人もいます。

口臭原因は人により様々ですので、その原因にそった対処法も必要ですが、ほとんどの方は、他人が気になるほど強い口臭でないことの方が多いのです。

ですから、その場合には、毎日の口腔ケアに加えて今回ご紹介したような、寝る前、起床後すぐ、日中における口臭予防を取り入れると、いざキスの時でも気にならず安心できることでしょう。

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